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6-1.触手プレイをやりすぎてすみません!
しおりを挟む「触手プレイをやりすぎてすみません!」
僕は困惑した。
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今日は天気がいい。絶好のピクニック日和だ。しかし、僕の研究室ーー防音防魔の部屋に窓はないから、意味ないけどね! そんな、うららかな陽気の真昼間に僕は、僕たちは大変いかがわしいことをしようとしている。
僕とユリウス君は現在恋人同士の状態にある。流されてしまった感は否めないが、前途有望なきらきら若者に本気で告白されて、心が動かないわけがない。
そう。今日、この日、僕らは初めて恋人同士として、触手プレイを行うのだ!
いや、わかっている。わかっているとも、何かがおかしいことは。
ユリウス君にバレてしまい、詳細を問いただされた。僕は呪われている。下腹部、ちょうど陰毛の生え際の上くらいに紋様がある。ピンク色のそれは蔓草が絡まったような繊細な線で、女性の子宮のような形をしている、あれだ、俗に言う淫紋ってやつだ。
ちなみに呪われた原因は自業自得である。効率的に魔力を集める方法を探していた僕は淫魔の生態に目をつけた。奴らは生命維持に必要なエネルギーを実に効率よく収集している。専門外ながら魔物が使う呪術を学び、自分の研究に応用できないかと考えた。呪術学の権威にご意見を伺う前に、仮説を立てようと、ちょっとだけ自分を実験台に......良い子は絶対に真似しちゃダメだよ! 失敗したあげく水道システムにも利用できないことがわかった。
淫魔の術にかかると性的欲求に駆られ、だんだんと正常な思考を失ってしまう。その部分の術は丁寧に取り除いた。しかし、まず問題が睡眠に現れた。全く眠くならない。次に、味覚に変化が起こった。何を口にしても味がしないのだ。僕は睡眠欲と食欲を失ってしまった。慌てて淫紋の解呪方法を探ると、どうやら性欲が満たされると解けていくことがわかった。古くからいわれる三大欲求、性欲、食欲、睡眠欲は魔力的な交互作用があるのだろう。興味深い。
まぁ仕方がないから、自慰に励むことにした。僕はずっと研究が恋人だ。それに教師として買春に手を出すわけにはいかない。ところが、だんだんと刺激に慣れたのか解呪の閾値が上がってしまった。どんなに自慰をしても一向に紋様の様子が変わらない。困った。
ここで僕は気分転換に出向いた異世界研究室で見つけたのだ!ーーエロ漫画を。そこには人間の飽くなき探究心のもと、様々なエロスの形が展開されていた。僕はオナホを開発し、とうとうアナニーに手を出した。日々の成果によって濃い赤色だった淫紋はピンク色にまで治り、やっと安眠できるようになった。味覚はまだまだ鈍いが、魔力で味をつけると感じとれることがわかったからあまり不便を感じなかった。あとは順調に解呪するのみ!、と思いきや行き詰まった。また刺激が足りなくなったのだ。
漫画を読み漁り、一番効率良く性的欲求が満たされそうなやつーーつまり一番気持ち良さそうなやつを探した結果。見つけた、触手を。 ただ残念ながら僕には固体の具現化魔法の才がなかった。
ここで「触手プレイしたくて土下座した僕の話」の第一話に戻ってもらえれば、ユリウス君をみつけた僕がどれだけ触手プレイに夢を馳せたかわかるだろうって、誰に話しかけているんだ。
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