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日没前の一刻。
王都城下・北塔の裏庭は、石灰と古革の匂いがひんやりと漂っていた。
書庫棟の影から、一人の老人が現れる。背は曲がっているが、眼だけは猛禽のように鋭い。
(この者が――フロレンツ……?)
目の前の老人がフロレンツだとリュミエールは当たりをつけた。
「…あの、名前を伺っても?」
「名は訊くな」
老人は鼻を鳴らし、腰の鍵束をからりと鳴らす。
「……呼ぶなら“番人”でいい。名は壁に残る。互いの素性は訊くな。俺も訊かん。今は、それがいちばん身のためだ」
(――記録の従者フロレンツ。間違いない)
リュミエールは胸中だけで名を反芻した。
フロレンツは鋭い視線をリュミエールに向けたまま、話を続ける。
「目録の行間を読みに来た若造は、お前さんだろう?」
「若造の特権は、訊くことですから」
リュミエールは、飄々とした口調で碧色の瞳を細めて返した。
「口は軽いが、足は静かだ。……よし、長居はできん。ここでは半刻。要だけ話す」
二人は保全庫と書庫のあいだの狭い裏廊へ入る。どこかで鷹鈴が、かすかに一度だけ鳴った。
「北塔の控えは見たか」
「はい。修繕目録の欄外、鉛の写し。――私印の“変形”が残っていました」
フロレンツの眉根がわずかに動く。
「ふむ。あれを“変形”と呼んだのは久しぶりだ。多くは“誤刻”と片付ける」
「誤刻にしては、意志がありましたから」
フロレンツは短く笑い、鍵束を鳴らす。
「鷹爪の留め具は、一対だ。右半は戻した。左半は……返らなかった」
「返らない先、というのは?」
問いながら、リュミエールは胸元の小袋に触れる。星涙石がひやりと触れ、微かな温を返した。
フロレンツの視線が、その仕草に吸い寄せられる。老人の瞳の奥で、過去の影が走った。
「……その小袋、山の石の重みがあるな」
「ただの護符です」
手を離すと、老人は目を細める。
「護符ね。……その重みと光、星涙石だ。夜明けに紫が差すやつ。――それはどうやって手に入れた?」
「昔、ある人から贈り物でもらっただけです」
「贈り物、ね」
フロレンツは言葉の尻を噛み、リュミエールの顔をまっすぐ見た。黄金の髪、澄んだ碧だった。
「……目の色が、春の海に似ておる」
「光が強いせいでしょう」
リュミエールは笑みを崩さない。
「似ている御方がーー。昔いた。春先、巡見と称して王都を離れた御方だ」
フロレンツは壁に手をつき、手の甲の古傷を撫でた。
「名は口にせんがな。簡単に言えば、その御方は“生存”のまま表舞台から退いておられる。評議の列にはおらず、告示もない。記録だけが静かに残っている、そんな立場の方だ」
「――それは、良かった。生きているのならば」
「良いかどうかは立場次第だ。……続ける。お前さんが当てた“変形の私印”は、正式記録から省かれる。だが行方は別帳に残る」
フロレンツは懐から色褪せた青い糸を一本取り出した。
「鷹具の手綱飾りの糸。合図だ。これを“雁の原”の鷹野で掲げておれ。見物人の列のいちばん端、風下だ。――明朝だ」
「ずいぶん急ですね」
「風は待たん。噂もだ」
老人は口角だけで笑った。
「それとな、若造」
「はい?」
「笑う時、左頬にうすい影が落ちる。あの御方と同じ癖だ。――似とる」
一拍ののち、リュミエールは目を細めて笑った。
「……褒め言葉として受け取っておきます」
「受け取り方は自由だ。だが、ここから先は自由ではない」
フロレンツは踵を返す。
鍵束が最後に一度鳴り、足音は石の冷気の奥へ消えた。
(生きている、か。――あの御方)
歩きながら、さらりと便りを一枚。
【市場の桶は、今朝も虹色。明日は少し遠くを見る。L 】
たったそれだけを、商人ギルドの飛脚箱へ落とす。
掴みどころのない文面は、しかし確かに、ただ一人のための合図だった。
(明朝、風下)
星涙石が胸元で、微かに冷たく光った。
***
翌朝。厩舎の奥は、まだ藁の匂いと鉄の冷たさが濃かった。
合図の刻より少し早く着くと、石畳の向こうで鍵束が鳴った。
「来たな」
灰の瞳をした男――フロレンツが、無言で顎をしゃくる。
昨夜、北塔の番が手配した“案内”だ。
「北塔では助かりました。所在は確認、仮封も。今日は――中身の来歴を」
「言われずとも。口で済む話じゃない。紙で見ろ」
彼は重い扉を押し、厩舎のさらに奥、記録室へ導いた。
棚に並ぶのは、革で綴じられた《厩録》第三綴と、《随行具録》の薄手の冊子。
フロレンツは手慣れた動作で頁を繰り、机に二冊を置くと、短く言った。
「拓本と印影を見せろ」
リュミエールは鞄から、昨夜 北塔で採った鷹爪留め金の断面拓本と、裏刻みの印影を差し出す。
老いた革の上に置かれた薄紙の黒が、記録の素描とぴたりと噛み合った。
「……合うな」
フロレンツの指先が、素描の余白に記された小さな書き込みを軽く叩く。
〈右半 返納・仮封 北塔修繕庫〉
〈左半 未返 “潮の匂い”、鞍布に包み託す〉
「右半は戻った。昨夜お前が触れたやつだ。左半は返らなかった。
“潮の匂いのする布”に包んで、誰かに託した――ここには、そう残っている」
「……誰に、とは」
「名は書かれていない。書けば紙が燃える時代もある」
彼は静かな口調で呟き、《随行具録》を閉じた。
今度は別の薄綴を引き抜いた。
背表紙に小さく、**〈巡見控 春〉**の文字。
「二十一年前の“春の巡見”。第三王子付きの記録だ。
本記は抜かれているが、抄出の目録が残っている。海沿いの古い宿駅に印がある……灰色の断崖、潮風の村。古名はリネア」
「リネア……」
「紙に地図を描くな。口で済ませろ。――ここから二日半。
潮の市が立つ日に合わせろ。“潮の匂いの布”は嘘をつかん」
リュミエールは頷き、控えを求める視線を送る。フロレンツは簡素な出納符に、目録番号と旅程の合図だけを書きつけた。
「これは目録の控えだ。現物を動かしたければ、内記局か評議官の書付が要る。
それと、人の名は紙で拾え。口で残すな。今はそのほうが身のためだ」
「心得ます」
リュミエールが出納符を受け取ると、男は付け足す。
「東の窓を選べ。夜明け前の星涙石は、道に迷わん。
それから――潮の市の日は、懐を軽くして行け。余計なものは、海風が嫌う」
「助言、感謝します」
リュミエールは軽く礼をとり、控えを革鞄にしまう。
扉の向こうで朝の光が増し、石床の冷たさが一段やわらいだ。
「二日半だ。潮と月が、待ち合わせをしている」
鍵束の音が遠ざかる。
リュミエールは胸の小袋を指で押さえ、石の朝の冷たさを確かめた。
――紫へ向かう前の、真っさらな冷え。道標のように、ぶれがない。
(リネア。潮の市。灰の断崖……そして、ラファエル)
鷹の留め金の右半は北塔に眠り、左半は潮風のどこかへ。
外へ出た彼の歩は、もう東へ向いていた。
王都城下・北塔の裏庭は、石灰と古革の匂いがひんやりと漂っていた。
書庫棟の影から、一人の老人が現れる。背は曲がっているが、眼だけは猛禽のように鋭い。
(この者が――フロレンツ……?)
目の前の老人がフロレンツだとリュミエールは当たりをつけた。
「…あの、名前を伺っても?」
「名は訊くな」
老人は鼻を鳴らし、腰の鍵束をからりと鳴らす。
「……呼ぶなら“番人”でいい。名は壁に残る。互いの素性は訊くな。俺も訊かん。今は、それがいちばん身のためだ」
(――記録の従者フロレンツ。間違いない)
リュミエールは胸中だけで名を反芻した。
フロレンツは鋭い視線をリュミエールに向けたまま、話を続ける。
「目録の行間を読みに来た若造は、お前さんだろう?」
「若造の特権は、訊くことですから」
リュミエールは、飄々とした口調で碧色の瞳を細めて返した。
「口は軽いが、足は静かだ。……よし、長居はできん。ここでは半刻。要だけ話す」
二人は保全庫と書庫のあいだの狭い裏廊へ入る。どこかで鷹鈴が、かすかに一度だけ鳴った。
「北塔の控えは見たか」
「はい。修繕目録の欄外、鉛の写し。――私印の“変形”が残っていました」
フロレンツの眉根がわずかに動く。
「ふむ。あれを“変形”と呼んだのは久しぶりだ。多くは“誤刻”と片付ける」
「誤刻にしては、意志がありましたから」
フロレンツは短く笑い、鍵束を鳴らす。
「鷹爪の留め具は、一対だ。右半は戻した。左半は……返らなかった」
「返らない先、というのは?」
問いながら、リュミエールは胸元の小袋に触れる。星涙石がひやりと触れ、微かな温を返した。
フロレンツの視線が、その仕草に吸い寄せられる。老人の瞳の奥で、過去の影が走った。
「……その小袋、山の石の重みがあるな」
「ただの護符です」
手を離すと、老人は目を細める。
「護符ね。……その重みと光、星涙石だ。夜明けに紫が差すやつ。――それはどうやって手に入れた?」
「昔、ある人から贈り物でもらっただけです」
「贈り物、ね」
フロレンツは言葉の尻を噛み、リュミエールの顔をまっすぐ見た。黄金の髪、澄んだ碧だった。
「……目の色が、春の海に似ておる」
「光が強いせいでしょう」
リュミエールは笑みを崩さない。
「似ている御方がーー。昔いた。春先、巡見と称して王都を離れた御方だ」
フロレンツは壁に手をつき、手の甲の古傷を撫でた。
「名は口にせんがな。簡単に言えば、その御方は“生存”のまま表舞台から退いておられる。評議の列にはおらず、告示もない。記録だけが静かに残っている、そんな立場の方だ」
「――それは、良かった。生きているのならば」
「良いかどうかは立場次第だ。……続ける。お前さんが当てた“変形の私印”は、正式記録から省かれる。だが行方は別帳に残る」
フロレンツは懐から色褪せた青い糸を一本取り出した。
「鷹具の手綱飾りの糸。合図だ。これを“雁の原”の鷹野で掲げておれ。見物人の列のいちばん端、風下だ。――明朝だ」
「ずいぶん急ですね」
「風は待たん。噂もだ」
老人は口角だけで笑った。
「それとな、若造」
「はい?」
「笑う時、左頬にうすい影が落ちる。あの御方と同じ癖だ。――似とる」
一拍ののち、リュミエールは目を細めて笑った。
「……褒め言葉として受け取っておきます」
「受け取り方は自由だ。だが、ここから先は自由ではない」
フロレンツは踵を返す。
鍵束が最後に一度鳴り、足音は石の冷気の奥へ消えた。
(生きている、か。――あの御方)
歩きながら、さらりと便りを一枚。
【市場の桶は、今朝も虹色。明日は少し遠くを見る。L 】
たったそれだけを、商人ギルドの飛脚箱へ落とす。
掴みどころのない文面は、しかし確かに、ただ一人のための合図だった。
(明朝、風下)
星涙石が胸元で、微かに冷たく光った。
***
翌朝。厩舎の奥は、まだ藁の匂いと鉄の冷たさが濃かった。
合図の刻より少し早く着くと、石畳の向こうで鍵束が鳴った。
「来たな」
灰の瞳をした男――フロレンツが、無言で顎をしゃくる。
昨夜、北塔の番が手配した“案内”だ。
「北塔では助かりました。所在は確認、仮封も。今日は――中身の来歴を」
「言われずとも。口で済む話じゃない。紙で見ろ」
彼は重い扉を押し、厩舎のさらに奥、記録室へ導いた。
棚に並ぶのは、革で綴じられた《厩録》第三綴と、《随行具録》の薄手の冊子。
フロレンツは手慣れた動作で頁を繰り、机に二冊を置くと、短く言った。
「拓本と印影を見せろ」
リュミエールは鞄から、昨夜 北塔で採った鷹爪留め金の断面拓本と、裏刻みの印影を差し出す。
老いた革の上に置かれた薄紙の黒が、記録の素描とぴたりと噛み合った。
「……合うな」
フロレンツの指先が、素描の余白に記された小さな書き込みを軽く叩く。
〈右半 返納・仮封 北塔修繕庫〉
〈左半 未返 “潮の匂い”、鞍布に包み託す〉
「右半は戻った。昨夜お前が触れたやつだ。左半は返らなかった。
“潮の匂いのする布”に包んで、誰かに託した――ここには、そう残っている」
「……誰に、とは」
「名は書かれていない。書けば紙が燃える時代もある」
彼は静かな口調で呟き、《随行具録》を閉じた。
今度は別の薄綴を引き抜いた。
背表紙に小さく、**〈巡見控 春〉**の文字。
「二十一年前の“春の巡見”。第三王子付きの記録だ。
本記は抜かれているが、抄出の目録が残っている。海沿いの古い宿駅に印がある……灰色の断崖、潮風の村。古名はリネア」
「リネア……」
「紙に地図を描くな。口で済ませろ。――ここから二日半。
潮の市が立つ日に合わせろ。“潮の匂いの布”は嘘をつかん」
リュミエールは頷き、控えを求める視線を送る。フロレンツは簡素な出納符に、目録番号と旅程の合図だけを書きつけた。
「これは目録の控えだ。現物を動かしたければ、内記局か評議官の書付が要る。
それと、人の名は紙で拾え。口で残すな。今はそのほうが身のためだ」
「心得ます」
リュミエールが出納符を受け取ると、男は付け足す。
「東の窓を選べ。夜明け前の星涙石は、道に迷わん。
それから――潮の市の日は、懐を軽くして行け。余計なものは、海風が嫌う」
「助言、感謝します」
リュミエールは軽く礼をとり、控えを革鞄にしまう。
扉の向こうで朝の光が増し、石床の冷たさが一段やわらいだ。
「二日半だ。潮と月が、待ち合わせをしている」
鍵束の音が遠ざかる。
リュミエールは胸の小袋を指で押さえ、石の朝の冷たさを確かめた。
――紫へ向かう前の、真っさらな冷え。道標のように、ぶれがない。
(リネア。潮の市。灰の断崖……そして、ラファエル)
鷹の留め金の右半は北塔に眠り、左半は潮風のどこかへ。
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