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あなたは、人間ですか? 人形ですか?
しおりを挟む髪の伸びる市松人形。
呪いの人形メリーさん。
捨てても帰ってくる人形。
一人でに動く人形。
表情が変わる人形……。
この世には、呪物と呼ばれる、そう言った呪いの人形があるとまことしやかに囁かれる。
YouTubeや実話怪談、日本だけにとどまらず世界中にその手の呪いの人形が存在する。
とくに実在する人形で有名なのは、映画にもなったアナベル人形ではないだろうか?
ホラー好きの人間なら、おそらく聞いたことない人はいないだろうと思う。
──え? 怖い話なの? いえいえ、触りだけ読むとそう思ってしまうのは仕方ない。
このエッセイは、怖い話をする物ではないのでご安心を。ここからです。
フランスの哲学者ルネ・デカルトは、ご存じだろうか?
おそらく名前だけは、聞いた事があると言う人もいるでしょう。しかし、実績やどんなことをした人か知らないと言う人が大多数だと思われる。
彼の残した言葉はあまりに有名で、その言葉を聞けば「あぁ、聞いたことがある」と誰もが思うのではないだろうかと思う。
『我想うゆえに、我あり』
如何でしょうか? ご存知の方も多いと思います。
私の連載中の作品に、『つくも神の奇妙なひとり言~トラブル・ブルース~』と言う作品があります。この、デカルトの名前と思想が、度々登場してくるので読んだ事のある人は、これからこのエッセイを読んで「なるほど」こういった思想背景があるのか! と納得できるとことも多いかと思います。
とくに、メインキャラである赤羽紅音というクラスメイトは、このデカルトの思想を崇拝しており、多大な影響を受けています。
彼女の口癖の『そう思うなら、そうなのでしょう』には、デカルトの思想が大きく反映されている事もなんとなくわかる人には、わかると思います。
この作品には、大きなテーマとして『人間とは何か?』『自分とは何か?』を題材に青春ホラーの現代ファンタジーとして連載中ですので、興味がありましたら読んで頂ければと思います。
──え? 何? 宣伝? いえいえ……、ここからです。
ルネ・デカルトには、フランシーヌ人形という有名な悲しき逸話があります。
デカルトには、使用人との間にできたフランシーヌと言う娘がいました。
しかし、彼女は不幸にも五歳でその短い人生に幕を閉じてしまいました。
悲しみにくれたデカルトは、フランシーヌにそっくりな人形を作り、まるで、生きているかのように、どこに行くにも連れて、大切に、大切に溺愛したと言われています。
名作映画の攻殻機動隊イノセンスには、そんなフランシーヌ人形に触れたシーンがあります。
攻殻機動隊の世界は、ほとんどの人間が、脳まで電子化しているサイボーグ状態で、生存している近未来世界のSF作品です。
イノセンスの主人公であるバトーは、公安の刑事です。壊れては直して、パーツを交換してと、体がどんどん機械化していく中で、生物としての自分とは何かと、人と機械の狭間で揺れ、脳まで機械かしている自分に対して、本当の自分とは何かの葛藤にもがいていました。
人と人形の狭間の立ち位置いるバトーの視点は、次から次へと人間に利用されては、捨てられ、壊されていく人形達に自分を重ね、情が湧いていきました。
彼の体の大部分が機械化しており、生身のオリジナルの部分はほとんど残っていません。そんなバトーは捜査中、トグサという相棒に言う台詞があります。
『人間と機械、生物界と無生物界を区別しなかったデカルトは、5歳の年に死んだ愛娘にそっくりの人形をフランシーヌと名付けて溺愛した。そんな話もあったな』
ここでは作風上「区別しなかった」が強調され、そこをパッケージ化していますが、実際の真理はそこにはなく。ほかの部分にあります。
のちにここのバトーのセリフに繋がっていきますが、第一パッケージは、このセリフ上にありません。
──え? どういう事と? と思いでしょう。
では、解説を続けていきます。
デカルトの残した著書で一番有名なものは「方法序説」だろうと思います。
※ここでは、さらりとどう言った物かを述べるが、あまりにも深い本なので興味がある方は、直接読まれる事をおすすめする。
学生の頃のデカルトは、ありとあらゆる学問を学び、今学べる事は、全てを学んだという境地に達しました。
その中で彼は「だいたいの事は学んだが、基本的に見方や視点でいくらでも変わるし、ガチな根拠なんて物は実際ないよね~」という考えにいたりました。
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