つまらなくても波ただない日常を望む

かぶらぎ

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気にしすぎて死んじゃう

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私は精神科にかかってる。飛び降りたショックがきつく、しばらく精神科にも入院していたので。そこから、リハビリいく生活だった。だから付き合いは結構長い。その先生が退してしまう。退。とてもショックで。新しい病院探してくださいと前もって言われていて、スマホで検索したけど、近くの病院はぴんとこないし。口コミはあてにならないし。口コミ書く人ってすごくよかったか、すごく悪かったかどっちかしかなくて。私も近所の歯科医、虫歯見つけてもらえなくて書き込みしようとしたけど、本名が出てしまうので、断念した。今の先生が診てくれるのが一番いい。
診察に行って。何も決めてないといったら、こっそり、先生が行く新しい病院を教えてくれた。その場で行きますと言えたらよかったのだけど決めかねて。少し遠いので。でも家に帰って不安になって、今の先生に診てもらおうと決めて電話したら、看護師さんが不審そうに、「先生はここ退職したら、どこにも行かないけど」って何度か言われた。先生、話してないんだ、これってまずいのかなって、思ったけど、「とにかく先生と喋らせてください」と懇願したら、電話変わってくれた。「よく考えたら、やっぱり先生がいいなあ」って。先生は低いトーンで「わかりました」って。うーん、まずかったかなあ。絶対看護師さんは疑いを持ったよなあ。と気にしすぎて、死んじゃいそうだった。こんなつまらないことで死にたくなるから、精神科に通ってるんだし、先生も気にしてないし。元々落ち着いたトーンの先生やんって思っても全然ムダで。チェーホフの『小役人の死』が本当によくわかる。と読み直したりした。でも気にしすぎだから、こうやって文章が書けているんだなとも思った。『繊細さん』って本がいっとき流行って、その本読んだら、繊細なのを自慢してる気がして鼻についた。繊細じゃなくていい、普通のおおらかな人がいいと思ってるのに。気質はどうにもならないみたいだし。姉がいるけど、姉はなんにも気にしてないように見えてとことんうらやましい。姉によく「ミニチュアダックスフンドだね、心が」って言われる。父も母によく「ノミの心臓」と言われていた。嫌だなあ、だめなところが似てしまって。後何回ぐらいをやらないといけないのか。この頃、やっと行ってる作業所が落ち着いたと思って安心してたのに、全然だめやん。でもさすがに時間がたつと落ち着いた。
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