2 / 31
気にしすぎて死んじゃう
しおりを挟む
私は精神科にかかってる。飛び降りたショックがきつく、しばらく精神科にも入院していたので。そこから、リハビリいく生活だった。だから付き合いは結構長い。その先生が退職してしまう。定年退職。とてもショックで。新しい病院探してくださいと前もって言われていて、スマホで検索したけど、近くの病院はぴんとこないし。口コミはあてにならないし。口コミ書く人ってすごくよかったか、すごく悪かったかどっちかしかなくて。私も近所の歯科医、虫歯見つけてもらえなくて書き込みしようとしたけど、本名が出てしまうので、断念した。今の先生が診てくれるのが一番いい。
診察に行って。何も決めてないといったら、こっそり、先生が行く新しい病院を教えてくれた。その場で行きますと言えたらよかったのだけど決めかねて。少し遠いので。でも家に帰って不安になって、今の先生に診てもらおうと決めて電話したら、看護師さんが不審そうに、「先生はここ退職したら、どこにも行かないけど」って何度か言われた。先生、話してないんだ、これってまずいのかなって、思ったけど、「とにかく先生と喋らせてください」と懇願したら、電話変わってくれた。「よく考えたら、やっぱり先生がいいなあ」って。先生は低いトーンで「わかりました」って。うーん、まずかったかなあ。絶対看護師さんは疑いを持ったよなあ。と気にしすぎて、死んじゃいそうだった。こんなつまらないことで死にたくなるから、精神科に通ってるんだし、先生も気にしてないし。元々落ち着いたトーンの先生やんって思っても全然ムダで。チェーホフの『小役人の死』が本当によくわかる。と読み直したりした。でも気にしすぎだから、こうやって文章が書けているんだなとも思った。『繊細さん』って本がいっとき流行って、その本読んだら、繊細なのを自慢してる気がして鼻についた。繊細じゃなくていい、普通のおおらかな人がいいと思ってるのに。気質はどうにもならないみたいだし。姉がいるけど、姉はなんにも気にしてないように見えてとことんうらやましい。姉によく「ミニチュアダックスフンドだね、心が」って言われる。父も母によく「ノミの心臓」と言われていた。嫌だなあ、だめなところが似てしまって。後何回ぐらい気にしすぎて死ぬをやらないといけないのか。この頃、やっと行ってる作業所が落ち着いたと思って安心してたのに、全然だめやん。でもさすがに時間がたつと落ち着いた。
診察に行って。何も決めてないといったら、こっそり、先生が行く新しい病院を教えてくれた。その場で行きますと言えたらよかったのだけど決めかねて。少し遠いので。でも家に帰って不安になって、今の先生に診てもらおうと決めて電話したら、看護師さんが不審そうに、「先生はここ退職したら、どこにも行かないけど」って何度か言われた。先生、話してないんだ、これってまずいのかなって、思ったけど、「とにかく先生と喋らせてください」と懇願したら、電話変わってくれた。「よく考えたら、やっぱり先生がいいなあ」って。先生は低いトーンで「わかりました」って。うーん、まずかったかなあ。絶対看護師さんは疑いを持ったよなあ。と気にしすぎて、死んじゃいそうだった。こんなつまらないことで死にたくなるから、精神科に通ってるんだし、先生も気にしてないし。元々落ち着いたトーンの先生やんって思っても全然ムダで。チェーホフの『小役人の死』が本当によくわかる。と読み直したりした。でも気にしすぎだから、こうやって文章が書けているんだなとも思った。『繊細さん』って本がいっとき流行って、その本読んだら、繊細なのを自慢してる気がして鼻についた。繊細じゃなくていい、普通のおおらかな人がいいと思ってるのに。気質はどうにもならないみたいだし。姉がいるけど、姉はなんにも気にしてないように見えてとことんうらやましい。姉によく「ミニチュアダックスフンドだね、心が」って言われる。父も母によく「ノミの心臓」と言われていた。嫌だなあ、だめなところが似てしまって。後何回ぐらい気にしすぎて死ぬをやらないといけないのか。この頃、やっと行ってる作業所が落ち着いたと思って安心してたのに、全然だめやん。でもさすがに時間がたつと落ち着いた。
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
冷遇妃マリアベルの監視報告書
Mag_Mel
ファンタジー
シルフィード王国に敗戦国ソラリから献上されたのは、"太陽の姫"と讃えられた妹ではなく、悪女と噂される姉、マリアベル。
第一王子の四番目の妃として迎えられた彼女は、王宮の片隅に追いやられ、嘲笑と陰湿な仕打ちに晒され続けていた。
そんな折、「王家の影」は第三王子セドリックよりマリアベルの監視業務を命じられる。年若い影が記す報告書には、ただ静かに耐え続け、死を待つかのように振舞うひとりの女の姿があった。
王位継承争いと策謀が渦巻く王宮で、冷遇妃の運命は思わぬ方向へと狂い始める――。
(小説家になろう様にも投稿しています)
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる