たまのこぼれ話

アポロ

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ブルードライブ

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 ただ働いて疲れて寝るの。
 明日も明後日も同じかな。

 出来ることがなさすぎる?
 これでいいんだと?
 誰に思わされて?
 世間に負けそう?

 自分がだめなの?
 未来が怖い?

 *

 ちがう。今はただ耐える時なのだ。
 春夏秋冬、全部がさぶい年もある。

 己に発破をかける所へ行くまでしのぐ。
 しのぎ切ったら何が見えてくるだろう。

 *

 最近のぼく個人に限ることなのだけど、外向きに個人的な日常を書くと退屈すぎる印象を残すと思っている。
 新しい仕事の話を書こうって気分は特に乗らなかった。ただ毎日かなり時間のかかる業務なので神経が弱らないように注意している。

 アクセルもブレーキも少し踏み外せば後味がまずくなりがちだ。道路でもネットでも似たような不安感はあるかもしれない。
 でも目的地まで通り抜けるのに必要なルートは通っていくしかないのだろう。

 内心では「こんなぼくで人並みにつとまるのか?」ってヒヤヒヤしている。
 何の仕事にせよ何とかなると思いはするものの、長くできる気がしない。
 だから短い期間を定めて、まずこれをやっておこう、次はあれをしよう、そして次は……そんな風に、一つ一つのステージを区切って物事を進めているところがある。

 ぶっちゃけ前に事故ってから、道路を走ると時々とても怖くなるみたい。
 それをちゃんと克服したって自己評価できるポイントまで、無心で行く予定。

 まあ、たまに皮肉は言うがあきらめたりしない。むしろ不敵に笑う。

 長い足踏みをしているようだけど、全てがまだ準備段階みたいな感覚なのだ。

 準備は退屈なばかりではなく、ほのかにワクワク感も伴う。

 そもそもが張りぼてのポジティブ精神なのであるが、どんな張りぼてをこしらえるのにもクリエイティブなパワーの発露を(どうしても)するしかない性格なので、気持ちを表した時点で謎の自信が湧いてくる予感までついてくる。

 あかん、無理かも、ちょっときつい、オーマイガーなどと、色々と落ち込んだ経験がどっさりあるわりに、結果としてここまでしれっと生きてきちゃったのは事実。
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