Apollo's memo（2024.5〜）

香水、不二子、芥川

　2024年5月15日。

　シャネルよりもザラのブルースピリット・オードトワレが気に入っている。残りは十ミリリットルしかない。大阪人らしくこれ半額で買えたんだと自慢したりする。

　もし生まれ変われたら、峰不二子みたいな色っぽい女狐になって魅惑的な香りをバリバリ振りまいて哀れなかわいい男たちを手のひらの上でころころ転がしてあげる。

　そんなムダっぽい冗談の寄せ集めみたいな小説をちょっと書いてみる将来を思うと妙にわくわくするのが目に見えている。

　人生に飽きだすころが創作にはもってこいのチャンスタイムって感覚。まじで。

　秘密をよくテーマに選ぶのは、秘密を保ちたい人っていっぱいいると思うから。

　芥川って恥さらし戦法がうまかったようだけど、それなしでも作品は面白いはずで、芥川に恥をさらさせたこの世界にはどこか腑に落ちない、好きなんだけどな、そんな肌感とか、今だなきにしもあらず。

　この後お風呂に入ったら、半端に乾かした髪のまんまでぷらっとお散歩へいっちゃうわよ。