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異世界地球編
転生
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防衛大学校学生の東郷樹の夢は戦闘機のパイロットであった。
大空を我が物顔で飛行し、敵機発見の報に接すれば、それを撃滅し称賛を浴びる。
そういった未来を望んでいた。
しかし、現実は非情だった。
第1学年の年の瀬、進路の希望調査が行われた。
調査は第1希望、第2希望、第3希望を問うものであり、いずれにしても陸海空自衛隊すべてを書かなければならないものであった。
樹は第1希望に航空自衛隊、第2希望を海上自衛隊、第3希望を陸上自衛隊と書き、正式に要員配分が行われるまで祈った。
望みは叶わなかった。
樹が行くことになったのは海上自衛隊だった。
「第2希望にいけるなんて幸運じゃないか」
そんなことを同期や先輩から言われるが、樹にとっては第2希望も第3希望も同じくらいどうでもよかった。
このような状況に置いて樹は学校を中退することもできなかった。
自衛官にならない者は防衛大学校に対しては給与(学生の身ながら給与が出る)の返還を行わなくてはならない。
樹は貰った給与を惜しみなく使ってしまっていた。
にっちもさっちも行かなくなった樹はロープ1本を持って富士の樹海に入ろうとしていた。
「結構深く入ってきたなぁ」
自殺しないよう呼びかける看板の類をすべて無視して歩みを進める樹。
山道から外れ歩いていると土地勘のない樹は脱出もままならない状態になっていた。
適当に歩き続けることさらに数時間、日も陰り始めた森の中でちょっとした広場のようなスペースを見つけた樹は最後の休憩と思い腰を下ろした。
汗が額から滴り落ちるが、それを拭うタオルすら持ってきていなかった。
同様に喉もからからだったが、それを潤す水さえも持っていなかった。
「ここから吊っても折れない木を探さないといけないのか」
ぐるりと見渡すと、先ほどまではいなかったのに木陰に黒いフードとマントを羽織り死神の鎌らしきものを持った少女が立っていて樹は思わず後ずさりをした。
「あの、びっくりさせてごめんなさい。私はこのあたりで死神をしているストナタと申します。この世で生きていたくなった方とお見受けしますが……」
腰の低いどこぞの店員かと思わせるような仕草であったが、目深にかぶったフードで表情はよく見えなかった。
「……ああ、止めても無駄だ」
「私は止めたりはしませんよ。それよりも、もしやり残したことがあるなら別の世界で叶えませんか?よろしければお手伝いいたします」
「別の世界……?」
ラノベのオープニングにそっくりだと樹は思う。
だが、誰が森の奥でこんなやり取りをすると思うだろうか。
「別の世界に行くんなら、何か特殊な能力でもつけてくれたりするのか?」
「あなたの意識を基にして最適な転生先の選定及び能力の付与を行わせていただきます」
「……いったい何が目的なんだ?」
(死神が俺にいったい何の用なんだ?)
「魂の投資ですね。自殺されると魂の価値がほぼなくなってしまうんですが、能力を与えて別世界に送り出すと大活躍して魂の価値が上がる場合があるんです。そうなると能力を与えるための力とお亡くなりになられたときの魂の価値の差分が私に入ってくるんです。神様としての格も上がるかもしれませんね。」
つまり、今死んだときの樹の魂の価値+能力付与にかかった力<別世界で活躍した後の樹の魂の価値 となればストタナに利益が出るのだった。
「……つまり、別の世界で俺が活躍して死ねばリターンがそちらにあるということだな。」
「そうです。話が早くてうれしいです。よろしければ拇印をこちらに……」
そう言ってストタナは懐から紙を取り出そうとする。
「ちょっとまった。行く予定の世界ってどんなところなんだ?」
「この世界で言う中世くらいでしょうか。エルフとか獣人とか亜人種もいますよ。」
死神少女とのやり取りに樹は思わず笑みがこぼれる。
チートにエルフや獣人、この世界を捨てるのには十分すぎる理由だと思った。
「わかった。とりあえず最後に訊かせてほしいんだが、付与される能力はどんな能力なんだ?」
「飛行魔法で自由自在に飛べるのと全魔法適正S、あと長寿命といったところでしょうか」
(全魔法適正Sがどれほどのものかはわからないが、何かあった時に鍛えられる能力が欲しいな)
「能力成長率上昇みたいなのはないのか?」「ありますけど、魔法は最初からほぼマスターレベルですしあまり意味がないんじゃないかと……」
「何が起こるか、何が成長するかわからないから入れてくれ」
「さらに力を与えるということになると、こちらとしてはリターンが少なくなるんですがー……まぁ、いいでしょう。経験値10倍もつけちゃいます。さぁ、どうでしょう?破格の条件ですよ」
「経験値ってなんかRPGっぽいな。じゃあその条件でお願いするかな」
「ありがとうございます。では、こちらの契約書に拇印を……」
そう言って差し出された契約書は、樹の知る文字では書かれていなかった。
箇条書きのようになっているところを見ると先ほどのやり取りを文字化したものだとは思うが……。
「すまない。異世界に行く前にこの文字を読めるようにしてくれないか?」
契約前だがストナタに全言語能力をもらうこととなった。
その能力で契約書をよく読んでみると驚くべきことがわかった。
付与される能力以外はこの少女ストナタのフリーハンドとなること。
そして、リターンが少なく赤字になった時のために担保が設定されていた。
「付与能力がすごいと他の部分を削って帳尻を合わせるしかないんですよぅ。それに、力を『貸し』与えているわけなので『担保』があってもおかしくないでしょう?車買う時のローンだと車が担保になっていたりしますし……」
「過分な頼みをしたことはわかった。修正もしない。ただ一つだけ、何を『担保』にするんだ?」
するとストナタは申し訳なさげに身を縮めた。
「何を『担保』にするかは来世が始まってからお教えする決まりになっているのです。ごめんなさい。ただ一つ言えるのは、その人にとって大切なものだということです」
「……だからこそ魂の価値を必死で上げる必要があるということか」
樹は独り言の様につぶやいた。
今までの人生が走馬灯のようによみがえる。
夢破れ、未練もない。
いまさら何を奪われても関係ないと樹は思った。
「……奪えるものがあれば奪ってみろ。そんなもの残ってるとも思えないが……」
「生きていれば何かしらの取り柄があります。ご心配なく」
そういうものかと思いつつ、樹は契約書に右手親指を押しつけた。
「これにて契約は成立です。来世に期待してます」
「ありがとう。ところで、俺はどの程度まで魂の価値を上げればいいんだ?具体的な目標がほしい」
「そうですね。世界征服ぐらいでしょうか」
「世界征服か。目標が大きすぎて想像もつかないな」
「能力付与でやりやすくはなってると思いますよ。頑張ってください」
そうこうしているうちに樹の体が光っていく。
「これは?」
「転生開始のサインです。転生したら連絡を入れますのでご安心を」
「心配しなくていいんだな」
「はい、万事抜かりなくやっておきます」
その声を聞くと同時に樹の体は虚空に消えていった。
樹が目を覚ますと見たこともない木造の屋根が見えた。
周りを見ると木製の箱の中にいることがわかった。
体を揺するとちょっと揺れることからゆりかごの中だと樹は考えた。
「あら、イツキちゃん起きたの?」
そう言って覗きこんでくる女性。
名前はウルラという。
金髪碧眼エルフ耳無い胸とここまでは普通のエルフである。
驚かされるのは肩甲骨の辺りから1対の翼が生えていたことである。
それも天使のような白じゃなく猛禽類を思わせる茶色系のものだ。
「羽なんて見ちゃって、触りたいの?」
興味を持たれたのがうれしいのかバサバサ翼を閉じたり広げたりする。
翼は大きくそのサイズも正確にはわからないが、バサバサやってる際に舞った羽根が手元に落ちてきたので、それに触れた。
羽根はさらさらとした感触で全く湿気ておらず、まさに飛ぶためのものだった。
知的好奇心も多少満足したのか、自然と頬が緩む。
「それで満足しちゃうんだからイツキちゃんは欲が無いわねぇ」
そう言ってウルラは戻っていった。
>東郷樹はイツキ・ロクス・ウリギノスス・エト・ウィルグルティス=オプシトゥスとして生まれ変わった!
大空を我が物顔で飛行し、敵機発見の報に接すれば、それを撃滅し称賛を浴びる。
そういった未来を望んでいた。
しかし、現実は非情だった。
第1学年の年の瀬、進路の希望調査が行われた。
調査は第1希望、第2希望、第3希望を問うものであり、いずれにしても陸海空自衛隊すべてを書かなければならないものであった。
樹は第1希望に航空自衛隊、第2希望を海上自衛隊、第3希望を陸上自衛隊と書き、正式に要員配分が行われるまで祈った。
望みは叶わなかった。
樹が行くことになったのは海上自衛隊だった。
「第2希望にいけるなんて幸運じゃないか」
そんなことを同期や先輩から言われるが、樹にとっては第2希望も第3希望も同じくらいどうでもよかった。
このような状況に置いて樹は学校を中退することもできなかった。
自衛官にならない者は防衛大学校に対しては給与(学生の身ながら給与が出る)の返還を行わなくてはならない。
樹は貰った給与を惜しみなく使ってしまっていた。
にっちもさっちも行かなくなった樹はロープ1本を持って富士の樹海に入ろうとしていた。
「結構深く入ってきたなぁ」
自殺しないよう呼びかける看板の類をすべて無視して歩みを進める樹。
山道から外れ歩いていると土地勘のない樹は脱出もままならない状態になっていた。
適当に歩き続けることさらに数時間、日も陰り始めた森の中でちょっとした広場のようなスペースを見つけた樹は最後の休憩と思い腰を下ろした。
汗が額から滴り落ちるが、それを拭うタオルすら持ってきていなかった。
同様に喉もからからだったが、それを潤す水さえも持っていなかった。
「ここから吊っても折れない木を探さないといけないのか」
ぐるりと見渡すと、先ほどまではいなかったのに木陰に黒いフードとマントを羽織り死神の鎌らしきものを持った少女が立っていて樹は思わず後ずさりをした。
「あの、びっくりさせてごめんなさい。私はこのあたりで死神をしているストナタと申します。この世で生きていたくなった方とお見受けしますが……」
腰の低いどこぞの店員かと思わせるような仕草であったが、目深にかぶったフードで表情はよく見えなかった。
「……ああ、止めても無駄だ」
「私は止めたりはしませんよ。それよりも、もしやり残したことがあるなら別の世界で叶えませんか?よろしければお手伝いいたします」
「別の世界……?」
ラノベのオープニングにそっくりだと樹は思う。
だが、誰が森の奥でこんなやり取りをすると思うだろうか。
「別の世界に行くんなら、何か特殊な能力でもつけてくれたりするのか?」
「あなたの意識を基にして最適な転生先の選定及び能力の付与を行わせていただきます」
「……いったい何が目的なんだ?」
(死神が俺にいったい何の用なんだ?)
「魂の投資ですね。自殺されると魂の価値がほぼなくなってしまうんですが、能力を与えて別世界に送り出すと大活躍して魂の価値が上がる場合があるんです。そうなると能力を与えるための力とお亡くなりになられたときの魂の価値の差分が私に入ってくるんです。神様としての格も上がるかもしれませんね。」
つまり、今死んだときの樹の魂の価値+能力付与にかかった力<別世界で活躍した後の樹の魂の価値 となればストタナに利益が出るのだった。
「……つまり、別の世界で俺が活躍して死ねばリターンがそちらにあるということだな。」
「そうです。話が早くてうれしいです。よろしければ拇印をこちらに……」
そう言ってストタナは懐から紙を取り出そうとする。
「ちょっとまった。行く予定の世界ってどんなところなんだ?」
「この世界で言う中世くらいでしょうか。エルフとか獣人とか亜人種もいますよ。」
死神少女とのやり取りに樹は思わず笑みがこぼれる。
チートにエルフや獣人、この世界を捨てるのには十分すぎる理由だと思った。
「わかった。とりあえず最後に訊かせてほしいんだが、付与される能力はどんな能力なんだ?」
「飛行魔法で自由自在に飛べるのと全魔法適正S、あと長寿命といったところでしょうか」
(全魔法適正Sがどれほどのものかはわからないが、何かあった時に鍛えられる能力が欲しいな)
「能力成長率上昇みたいなのはないのか?」「ありますけど、魔法は最初からほぼマスターレベルですしあまり意味がないんじゃないかと……」
「何が起こるか、何が成長するかわからないから入れてくれ」
「さらに力を与えるということになると、こちらとしてはリターンが少なくなるんですがー……まぁ、いいでしょう。経験値10倍もつけちゃいます。さぁ、どうでしょう?破格の条件ですよ」
「経験値ってなんかRPGっぽいな。じゃあその条件でお願いするかな」
「ありがとうございます。では、こちらの契約書に拇印を……」
そう言って差し出された契約書は、樹の知る文字では書かれていなかった。
箇条書きのようになっているところを見ると先ほどのやり取りを文字化したものだとは思うが……。
「すまない。異世界に行く前にこの文字を読めるようにしてくれないか?」
契約前だがストナタに全言語能力をもらうこととなった。
その能力で契約書をよく読んでみると驚くべきことがわかった。
付与される能力以外はこの少女ストナタのフリーハンドとなること。
そして、リターンが少なく赤字になった時のために担保が設定されていた。
「付与能力がすごいと他の部分を削って帳尻を合わせるしかないんですよぅ。それに、力を『貸し』与えているわけなので『担保』があってもおかしくないでしょう?車買う時のローンだと車が担保になっていたりしますし……」
「過分な頼みをしたことはわかった。修正もしない。ただ一つだけ、何を『担保』にするんだ?」
するとストナタは申し訳なさげに身を縮めた。
「何を『担保』にするかは来世が始まってからお教えする決まりになっているのです。ごめんなさい。ただ一つ言えるのは、その人にとって大切なものだということです」
「……だからこそ魂の価値を必死で上げる必要があるということか」
樹は独り言の様につぶやいた。
今までの人生が走馬灯のようによみがえる。
夢破れ、未練もない。
いまさら何を奪われても関係ないと樹は思った。
「……奪えるものがあれば奪ってみろ。そんなもの残ってるとも思えないが……」
「生きていれば何かしらの取り柄があります。ご心配なく」
そういうものかと思いつつ、樹は契約書に右手親指を押しつけた。
「これにて契約は成立です。来世に期待してます」
「ありがとう。ところで、俺はどの程度まで魂の価値を上げればいいんだ?具体的な目標がほしい」
「そうですね。世界征服ぐらいでしょうか」
「世界征服か。目標が大きすぎて想像もつかないな」
「能力付与でやりやすくはなってると思いますよ。頑張ってください」
そうこうしているうちに樹の体が光っていく。
「これは?」
「転生開始のサインです。転生したら連絡を入れますのでご安心を」
「心配しなくていいんだな」
「はい、万事抜かりなくやっておきます」
その声を聞くと同時に樹の体は虚空に消えていった。
樹が目を覚ますと見たこともない木造の屋根が見えた。
周りを見ると木製の箱の中にいることがわかった。
体を揺するとちょっと揺れることからゆりかごの中だと樹は考えた。
「あら、イツキちゃん起きたの?」
そう言って覗きこんでくる女性。
名前はウルラという。
金髪碧眼エルフ耳無い胸とここまでは普通のエルフである。
驚かされるのは肩甲骨の辺りから1対の翼が生えていたことである。
それも天使のような白じゃなく猛禽類を思わせる茶色系のものだ。
「羽なんて見ちゃって、触りたいの?」
興味を持たれたのがうれしいのかバサバサ翼を閉じたり広げたりする。
翼は大きくそのサイズも正確にはわからないが、バサバサやってる際に舞った羽根が手元に落ちてきたので、それに触れた。
羽根はさらさらとした感触で全く湿気ておらず、まさに飛ぶためのものだった。
知的好奇心も多少満足したのか、自然と頬が緩む。
「それで満足しちゃうんだからイツキちゃんは欲が無いわねぇ」
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