Be The Ace! ~転生チートで世界征服!?~ アルファポリス用

荒波

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異世界地球編

10歳 初めてのお友達

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 鏡に映る自分の姿を見ていたら、かけ湯が冷えてブルリと体が震える。

(体洗わないと!)
 とりあえず髪から洗い始めた。
 腰まで伸びた金色に輝く長髪は洗うのに一苦労した。
 コンディショナーを使うのもまた一苦労。
 コンディショナーを髪になじませている間に身体を洗う。
 濡らしたタオルにボディソープを付けると撫でるように洗っていく。
 腕から脚から体全体を洗っていく。
 もちろんあそこも……。
 それが終わったらシャワーで一気に流してしまう。
 その際にタオルを綺麗に洗っておくのも必要なことだ。
 ギュッと雑巾の様に絞り、ちょっと開いて平らになるようにしたら、髪を上げた状態でタオルで包み、髪がお湯に浸からないようにする。
 いままでずっと温かいタオルで体を拭いたり、魔法できれいにしたりしていた身には極楽の湯だった。
 ずっと浸かっていると入口がガラガラと開いて1人の女の子が入ってくる。
 黒目黒髪で特徴的なのは翼を持つことだ。
 こちらを認識すると近づいてくる。

「先客はエルフかぁ。ね、年はいくつ?どこから来たの?」

(自己紹介くらいしようよ!)

「質問の前に名乗るくらいしましょうね。わたしはイツキ。10歳でずっと東のオプシトゥスの村から来ました」
「これは失礼。私はアウィス=ソルフィリア。誇り高き大天狗ソルフィリア家の継承権を持つ者よ。今年で16になるわ」

(天狗だったか、にしては鼻が長くないな。でも、継承権を持つだけで自慢にならないよねぇ)

「……継承権ぐらいでどうこう言うのは気が早いですよ。それを言ったらわたしもオプシトゥスの村長候補の一人ですから。まぁ、絶対にないでしょうけど」
「どうして絶対にないって言いきれるの?」

 不思議そうにアウィスが問い掛けてくる。

「わたしの4分の1はハーピーの血が混じっています。混血には厳しい社会なのですよ」

 イツキはいかにも苦労してますという様に答えた。

「へー、そうなんだ。ここへは旅行に?」
「いえ、母を待っています。合流したら戦争に駆り出されるのでしょうね」
「戦争!私も呼ばれたよ。イツキちゃんも参加するの?」

 参加と聞くと某祭典が思い浮かんだ。
 参加したいというのと参加しなければならないの間に埋められない溝があるけれど。

「はい」
「よろしくねー。何かあったら助けてよー!」
「力の及ぶ範囲内であれば助けましょう。その代わり、わたしのことも助けてくださいね」

(困った時はお互い様だ)

「もちろんだよ。ありがとう。ところでどこに泊ってるの?私は3階の2等室なんだけど」
「祖父と4階の1等室に泊っています」
「そっかー。じゃあ、うちの部屋にお邪魔しに来ない?2人でお茶でも飲みましょう?」

 話のネタがあるかなとおもいつつ、イツキは了承する。

「それじゃあ、お邪魔させていただきますね」
「ありがとー!実は周りに同年代の子がいなくてね。初の友達だよ!」
「いえ、友達になるとはまだ言ってません」
「そんなっ!」

 アウィスが友達はいないと言っていたが、それはイツキも同じことだ。
 せいぜい、ファスティギウムの街の商人の孫タベルナかドゥクス邸の使用人くらいなものだ。
 そんな中で出会った同年代の子。
 会話するのは楽しかった。

「じゃあ、友達になるにあたって条件があります」
「条件?」
「わたしの知らないことを教えてください」
「うーん、あ、ここの効能見た?切り傷、神経痛、腫物、胃腸病、皮膚病、婦人病、痔、筋肉痛、疲労回復、リウマチさまざまな効能があって、特に注目するのは美肌効果!ツルツルになるらしいよ」

 美肌効果!
 心ならずも女に生まれたからには効果を体験したいところだ。

「おお、効能を調べ忘れるなんて不覚でした。これで友達です。よろしくね、アウィスさん」
「こちらこそ、イツキ。あ、イツキって呼んでよかった?」
「問題ありません。ところで3階って1部屋だけですか?」
「いえ、2部屋ね。私は31号室に泊っているよ」

 部屋番号が聞ければ迷うことはないだろう。

「それじゃあ今度遊びに行きたいと思います。明日の午後とかどうでしょうか?」
「船を待ってるだけだし、予定は入ってないよ。いつでも来なさい、我が友人」
「はい、楽しみにしてます。我が友人」

 そう言って、イツキは大浴場から出た。
 使ったタオルはこちらへと書かれた箱があったのでそこにタオルを投げ入れると、フカフカのバスタオルで体を拭いていった。

(前世でもこんなバスタオル使ったことが無いくらいフカフカだ。柔軟剤入れてたりするのかな?)

 そんな取り留めの無いことを考えながら身体を拭き終わると、浴衣に着替え、使い終わったバスタオルも箱の中に投げ入れ、部屋に戻っていった。

「ただいま、おじいちゃん」
「イツキ、おかえり。いい湯だったか?」

 祖父アーディンは窓から海を見ながらお茶を飲んでいた。

「湯船に浸かるなんて初めてでしたから新鮮でしたし、疲れも抜けました。大天狗の友達もできましたし」

 大天狗という言葉を聞くとアーディンの顔が真剣になった。

「大天狗?名は何と言う?」
「アウィス=ソルフィリアという名前でしたけど、それがどうかしたんですか?」

 祖父はアウィスという名前を聞くと真剣さが無くなった。

「いやなに、前回の戦争でこの辺の領地をもらった大天狗がいるからな。それが確かソルフィリア家だ。先代はもう年なのか?」
「その辺は聞いてません。同じ宿にいるので今度訪問した時に訊きますね」
「いや、こっちに連れてきてもいいぞ。ソルフィリアは戦友だ。先代か先々代の様子も気にかかるしな」
「もしかすると夕食で会えるかもしれません。その時にでも話しては?」
「そうだな、期待しておこう」

 そう言うとアーディンはイツキのために部屋備え付けの茶器を使ってお茶を点て始めた。
 その間にイツキは着ていたものにクリーンの魔法をかけるとクローゼットの中に入れた。
 同じものがトランクにも入っており、着回しした方が長持ちするだろうと思うのだが、完璧なパッキングを崩したくはなかった。
 アーディンは点てたお茶を窓辺のテーブルに持っていった。
 オーシャンビューでお茶会だ。

「さすがに1番の部屋だけあってお茶も美味しいですね」
「俺の腕もあるがな。しかし、ここでも砂糖が手に入らなかったことから考えると航路がズタズタだな」

(あの食べ歩きの最中にそんなこと考えてたのか)

 イツキは驚くとアーディンは続ける。

「ここから魔王本土までの道のりで襲撃があるだろう。今日話したソルフィリアの子孫も力は強いだろうが、前回の戦争の時を考えると、開戦時に嵐を作って後はへばっていたからな、あまり期待しない方がいい。それよりもイツキだ。お前には敵を圧倒する能力がある。仲間を守りなさい」
「おじいちゃん……はい。わかりました」

 そこまでは真剣だったのだが、シリアスさんはどこかへ行ってしまった。

「それから明日は焼き物に手を出そうと考えている。炭火焼制覇が目標だな」
「……食べ過ぎて体調不良にならないようにね」

 そんな会話をしていると夕食の準備ができたようだ。

「おじいちゃん、食べられます?」
「心配しなくても完食してやるさ」

 1階の食事処に行き、部屋とその鍵を見せると一番海沿いの4人掛けのテーブル席に案内された。
 窓の外には小さな日本庭園が広がっている。

(わびさびの心がこの世界にもあったのかな?)

 そんなことを考えていると料理が出てくる。
 メインはカレイの煮付け、それに白米とあら汁、お漬物のセットだ。

「すいません、何かグラスのようなものを2ついただけますか?」

 そう言うと仲居さんが急いでグラスとコースターを持ってきてくれた。
 イツキはそこに手をかざすと魔法を発動させる。
 するとグラスの中に氷水が出てきた。

「まだ未成年なのでこれで乾杯しましょう」
「仕方ないな。では魚介のおいしさに」
「魚介のおいしさに」
『乾杯』

 グラスがぶつかりチリンと音がする。
 アーディンは一気飲みをしてしまったので、イツキはコースター上に魔法陣を作り常に水がグラスに入っているようにした。
 カレイに手を伸ばそうというところでアウィスちゃんが食事処に入ってきた。
 手を振ると私の隣の席に座った。


「こちらがアウィスさん。今日お友達になりました。アウィスさん、こちらは祖父のアーディンです」

 双方の知り合いであるイツキが仲を取り持つ。

「アウィス=ソルフィリアです。初めまして」
「イツキの祖父のアーディンだ。フォルティス殿はお元気かな?」
「祖父を知っているのですか?」

 アウィスは祖父の名前を出されてびっくりしていた。

「前回の戦争で共に戦った仲だからな。忘れはしない」
「祖父は父に家督を譲り隠居しています。ただ、食事がまずくなったとか茶菓子がまずくなったとか言いたい放題ですよ」
「ははは、フォルティス殿らしいな。お元気そうで何よりだ」

 アーディンは笑った。
 つられてアウィスも楽しげだ。

「今回の召集にも反対みたいで、わしの孫娘になにさらすんじゃあ、と怒り心頭の様子でした」
「まぁ子供を戦地に行かせたい親は少ないからな。ただ、その少ないのに入るのがソルフィリア家だ」

(おじいちゃんが孫に戦争に行って欲しくないのに、親は子供を戦地に行かせたいってどういうこと?)

「おじいちゃん、どういうことですか?」
「ソルフィリアは先の戦争で魔王から貴族としての爵位と領地を賜った。だから一族から参戦する者を出さないといけない」
「うちは違うんですか?」
「オプシトゥスは特に爵位を賜ったわけじゃないから、貴族として陣頭に立つような義務はない。まあ、村から参戦する者を出さないと後で周りから叩かれるから誰かしら出さないといけなかっただろうけどな。周囲が魔王に恭順の意を示している限り、戦争の際は人を出し続けるだろう」

 そんな話を聞いているとアウィスの分の料理が到着する。

「すいません、グラスをもう一つお願いします」

 そう仲居さんにお願いしてグラスを持ってきてもらう。
 先ほどと同じように魔法で氷水を作りだすと、アウィスは驚嘆した。

「では先の戦争の立役者のお孫さんに」
『乾杯』

 グラスがぶつかりチリンチリンと音がする。
 やっぱりアーディンは一気飲みをしてしまったので、コースターにグラスを置いた直後、水がグラスの中に発生する。
 その様子を見てまたもアウィスは驚嘆した。

「イツキって水と氷の魔法が使えたの?」
「魔法は一通り勉強しましたよ」
「一通りって全種類?」
「はい。火水土風光闇、あと魔法陣でしょうか」
「その魔法陣って何?」

(天狗の世界でも魔法陣はメジャーではなかったらしい)

「今コースターに展開しているものですよ。今は上に乗る器に水を注げという魔法ですよ」
「便利そうね。私なんて風の魔法ばっかり練習させられてもううんざりよ」

 実家のことを思い出したのか、アウィスは少しいらいらした。

「愚痴を言いながら食事をすると不味くなるといいますし、その辺りで話を切り上げて食事をいただきましょう」
「そうね、いただきます」

 やっと食事に手を付けたイツキ。
 煮付けは身はあっさりとしているものの、甘辛の味付けがしみておりとても美味しくご飯がすすむ。
 あら汁は魚介の出汁と根菜、味噌の相性が最高だった。
 お漬物はキャベツや白菜の塩漬けで箸休めにちょうどよかった

(やっぱり和食だなぁ)

 そうイツキは思った。

「んー、やっぱり魚はおいしいわ」
「やっぱりってことはアウィスの故郷は魚が獲れるんですか?」
「領地が海に面しててね、たまにお魚が食べられるんだ」

(いいなあ、魚で出汁をとったみそ汁とか食べたいな)

「いいですね。うちなんて豆スープばっかりでしたよ」
「ばっかりはちょっとね。私も毎日魚だったら飽きると思うし」
「でも、明日も買い食いしに行く人がいるんだ」
「なんだ。今日は揚げ物の日、明日は焼き物の日。全く違うぞ」

 そんなアーディンにイツキはため息をついた。
 アウィスはニコニコしていた。
 次の日、イツキは午前中はアーディンと焼き物めぐりをした。
 はもの白焼き、アユの塩焼き、サザエの壺焼き、ウナギのかば焼きとイツキも楽しみながら過ごしていた。
 中でも珍しかったのは太刀魚の太刀焼きで、太刀ではないがレイピアで串刺しにした太刀魚を焼くというもの。
 1匹丸々食べてお腹いっぱいになった。
 ちなみにレイピアはお店に返却した。

 買い食いをしているとお昼には満腹だ。
 イツキとアーディンは宿に戻る。
 そしてイツキはアーディンの淹れたお茶を飲みながら部屋の窓から海を見る。

「今日も来る様子はありませんね」
「そうだな」

(来なければ母さんには会えない。しかし、来れば戦争に行くことになる。難しい問題だ)

 イツキが複雑な表情を浮かべたまま時間が過ぎる。
 そのままぼうっとしていた。

「そろそろ2時だぞ。あの天狗の娘の所に行かなくていいのか?」

 その声で急に意識が戻る。

(そうだった。約束していたのをすっかり忘れていた)

 イツキは杖を持っていくことにしていた。

「それじゃあおじいちゃん、行ってくるね」

 そう言って友人の泊る部屋へと向かった。
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