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異世界地球編
10歳 マズノウ島沖海戦
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船首楼の中は慌ただしかった。
これから殺し合いをするのだ、ゆっくりできるわけがない。
マストの上にいる船員と連絡を密にして海賊が見えたらすぐに対処できるようにしていた。
一方で騎獣の格納も行っていた。
翼を広げると、甲板の収納口から入らないので、クレーンを使って格納していく。
ドラゴンの様な大きな騎獣は甲板の上に留まることになっていた
そんな慌ただしい戦艦レヴィアタンの中でイツキはお茶をしていた。
相手はヴェパル提督。
場所は船首楼の中だった。
「これから戦場に行くものをもてなすのも仕事です」
とヴェパルは言っていたが、後ろでドタバタやられていてゆっくりするどころの話ではない。
イツキはいつでも出撃できるように杖を持ち、どこぞの魔砲使いのコスプレに珊瑚のアクセサリーでツインテールにした出で立ちだった。
イツキはお茶受けのビスケットをかじる。
パサパサしていて、口の中の水分がすぐになくなるので、紅茶を飲んだ。
そんな様子をヴェパルは楽しげに見ていた。
「そういえば、その服はどうされたんですか?あまり見ない意匠なんですが?」
「もしかすると魔王様なら知っているかもしれませんね」
「まぁ、ではその服をお見せできるようにしないといけませんね」
「何か方法があるのですか?」
「この戦いで活躍すれば、勲章をもらえるかもしれません。良い勲章であれば魔王様から直接いただくことになるやもしれません。推薦書を書く用意もしてますよ。ああそうです、これをお渡ししておきましょう」
そう言って布の袋を取り出してくる。
「見た目以上に入る魔法の袋です。首でも耳でも持ってきてくれたら戦功になるでしょう」
「ありがとうございます」
袋は内ポケットに入れておいた。
(首はあれだから耳でも持って帰ってこよう。)
そんなことを考えていたら急に騒がしくなる。
「マストから報告!海賊船を見ゆ!」
「『杖持ち』さん、出番ですよ。頑張ってきてください」
「提督に心配されるより信頼されるよう努力しましょう」
そう言うと、母ウルラ、アウィス、ウェス、アモルに甲板に出るように伝える。
「では、行ってきますね」
提督に言うとにこやかに手を振って送り出してくれた。
甲板に出るとそこはドラゴンの顔があった。
甲板の搬入口から入らないため、ドラゴンが2体マストとマストの間にいた。
突然至近距離で見たのでびっくりしたが、つぶらな瞳でちょっとかわいいと思った。
そのうち、4人がやってくる。
「作戦を確認します。まずアウィスが魔法で攻撃、その後お母さんとともに離脱。わたしはその後で船に穴を開けます。ウェスとアモルさんは船に穴が開いた後、生命探知を使いながら生き残りをせん滅してください。鎧を着た者がいたらそれは放っておきましょう。重さで水に沈みますから。それでは、行きましょうか」
『はい』
そうして飛びあがると南東に船団が見えた。
単縦陣で、船は2本の三角帆と櫂で進んでいた。
単縦陣の左側面、先頭との距離が1キロになったところで一応警告を送る。
「所属不明艦に告ぐ。貴艦らは魔王軍艦船に不当に接近しようとしている。帆をたたみ、櫂を上げ停船せよ。しからざれば攻撃する。停船せよ。しからざれば攻撃する」
送ってみたものの反応は芳しくなく、むしろやる気に満ち溢れて櫂をこぎ出した。
「アウィス。よろしく」
「じゃあ、やるよ!」
アウィスは右に杖を構え、左に払う。
すると、ずいぶんな速度の風が起こり、先頭の船3隻を横倒しにした。
「もういっちょ!」
今度は左から右に払う。
するとまたも風が起こり、4隻目から6隻目を横倒しにした。
「じゃあ、わたしはここまでね」
「アウィスさん、よく頑張ったわね。身体を楽にしていいわ」
そう言ってウルラはアウィスを連れて戻った。
「ウェス、アモルさん、前の6隻の生存者をお願いします。耳を集めてくださいね」
「了解した。殺したら耳を摂るんだな」
「こちらも了解です」
そうして行動を開始した。
イツキは水面ぎりぎりを狙って岩をぶつける魔法ロック・バレットを使っていった。
まず、50センチほどの岩を30個ほど輪になるように浮かべた。
次にその輪を回転させ、進行方向が船の方になった岩を船の方に飛ばし、その部分にまた岩を補充するということをやっていた。
その数、1分間に180発。
1キロも離れたアウトレンジからこんなことをやってくるとは敵も驚きだろう。
瞬く間にすべての敵船には大穴があき、その穴から腕や足、身体に負傷を負ったり、中には内臓が飛び出してる人間の姿が見える。
ちょっとグロかった。
それもつかの間、その大穴から浸水して徐々に沈んでいく。
甲板に立っていた人間は海に投げ出されたても助かりたいと鎧を脱ぎ棄て軽装になる。
また、櫂を操作していた人間も逃げ出さないと船とともに沈むのはごめんだとばかりに甲板に集まってくる。
(まあ、逃げ出しても殺すのだけれど)
イツキは生命探知を使いながら、氷の槍を発射する魔法で敵艦隊の後ろの方から人間のなるべく心臓を貫いていった。
殺すついでに耳を獲ることも忘れない。
風の刃で耳を切り取り、集めていく。
一番後ろの船の周りに生命反応が無くなれば次の船に移り同様に殺し、集めていく。
殺しつくしたら次の船に移るということを繰り返していた。
途中でレヴィアタンがこちらに着き、獲物の奪い合いになったが、生命探知の使えるイツキの方が格段に効率よく殺していくことができた。
そのうちに生命反応も味方のものだけとなり、イツキはウェス、アモルと合流した。
2人とも胸元が血に染まっていた。
「これ、少しだけど集めてきたから」
そう言ってウェスはパッと見では数え切れないほどの耳をそで口と胸の辺りから取り出す。
(集めるときの心労は如何ほどのものだろう?)
「ありがとう。ひとまず無事でよかった。あと、服が汚れるくらい頑張ってくれてありがとう」
耳は袋に収納し、労いの気持ちを込めてウェスの服にクリーンの魔法をかける。
そで口と胸元に付いたの血は消えた。
「わたしも集めてきたぞ。なかなかに大量だ」
アモルさんはそう言って胸元から布の袋を取り出す。
(アモルさんも魔法の袋持ってたのか)
こちらも数え切れないほどの耳を集めてきてくれたのだろう、返り血で多少服が濡れていた。
(同じことをしてもらったのにウェスよりも扱いがぞんざいになりそうなのはなんでだろう?)
同じく労いの気持ちを込めてクリーンの魔法をかける。
アモルさんの服の血は消えた。
「それじゃあ、戻りましょう。お母さんたちが待ってます」
そう言って船に撤収した。
「すごい戦果ですね。推薦書の書きがいがあります。」
嬉しそうに言うヴェパル。
場所は提督の部屋のテーブルで、話し相手はイツキ、アウィス、ウェス、アモルである。
ヴェパルを含め5人の前には紅茶とお茶菓子があり、話題はもちろん、4人の戦果だ。
艦艇20隻、兵員1,024名という華々しい戦果であった。
特に3人で1,024人というのは信じられない数字であった。
実のところ人間の船は漕ぎ手が50名、甲板作業員兼兵士が50名で、1隻に100人乗っていた。
20隻に合計2,000名が乗っていたことになる。
沈みゆく船もあった中で半数以上を殺した手腕は驚嘆すべきものだった。
「これでこの辺りも穏やかになるでしょう。ありがとうございました」
「いえ、当然のことをしたまでです」
イツキは落ち着き払って言った。
他の3人は提督の前で緊張して喋れなかった。
「それで、戦闘の様子が聞きたいんですけどいいですか?」
「じゃあ、まずはアウィスだね」
イツキはまずアウィスに話させる。
「わたしは遠くから風の魔法を使って船を横倒しにしたのよ。魔法の行使は2回できてそれぞれ3隻の船を横倒しにしたわ」
「補足すると、わたし達がいたのは敵の先頭の船の左側面、1キロってところだよ」
アウィスの説明にイツキが付け足す。
ヴェパルはそれをメモに残す。
「次はイツキさんでしょうか?」
「はい。アウィスが魔法を使ったので、ウルラに連れて帰るように指示しました。それから、敵の先頭集団6隻が戦闘能力を失ったので安全と思いウェスとアモルさんに残党狩りを指示しました。わたしは無事な7隻目から側面に穴をあけて行きました。水面近くにあけたのですぐに浸水しました。そこで人間は鎧や武器を捨て何とか生きようとしていたのですが、武器を失った人間にわたし達が負けるわけがありません。氷の槍で心臓を貫いて殺し、耳を集めて行ったのです。そのうちレヴィアタンが到着して争奪戦になりましたけどね。わたしからは以上です」
ヴェパルはそれもメモに残す。
「次はウェスかな?」
「はい。お願いします」
「はい。私は海に投げ出された人にとどめを刺してました。風の魔法でズバッと斬って、それから耳を集めてました。また、船の甲板にいる人にも攻撃を行いました。こちらも風の魔法でスパスパ切り、耳を集めていました。」
ヴェパルはこれもメモを取った。
「最後はアモルさん」
「ウェスが船外の残党狩りをしてくれたので、私は船内に影渡りで移り、そこに残っていた船員を闇の刃で始末した。簡単にいえばそれだけだが、船から船への影渡りは難しかったな。」
ヴェパルはやっぱりメモに残した。
「ご協力ありがとうございます。いい報告書が書けそうです」
「いえ、礼には及びません。提督の望みとあらば即参上しましょう」
「はい。よろしくお願いします」
そういうやり取りをして提督の部屋から出た。
「どうする、これから?」
アウィスが聞いてくる。
「おかあさんのところに行きましょう。1人呼ばれなくてさびしい思いをしているでしょうから」
そう言って4人は部屋に戻った。
部屋に戻った4人は、予想通り拗ねていたウルラのご機嫌取りを頑張った。
これから殺し合いをするのだ、ゆっくりできるわけがない。
マストの上にいる船員と連絡を密にして海賊が見えたらすぐに対処できるようにしていた。
一方で騎獣の格納も行っていた。
翼を広げると、甲板の収納口から入らないので、クレーンを使って格納していく。
ドラゴンの様な大きな騎獣は甲板の上に留まることになっていた
そんな慌ただしい戦艦レヴィアタンの中でイツキはお茶をしていた。
相手はヴェパル提督。
場所は船首楼の中だった。
「これから戦場に行くものをもてなすのも仕事です」
とヴェパルは言っていたが、後ろでドタバタやられていてゆっくりするどころの話ではない。
イツキはいつでも出撃できるように杖を持ち、どこぞの魔砲使いのコスプレに珊瑚のアクセサリーでツインテールにした出で立ちだった。
イツキはお茶受けのビスケットをかじる。
パサパサしていて、口の中の水分がすぐになくなるので、紅茶を飲んだ。
そんな様子をヴェパルは楽しげに見ていた。
「そういえば、その服はどうされたんですか?あまり見ない意匠なんですが?」
「もしかすると魔王様なら知っているかもしれませんね」
「まぁ、ではその服をお見せできるようにしないといけませんね」
「何か方法があるのですか?」
「この戦いで活躍すれば、勲章をもらえるかもしれません。良い勲章であれば魔王様から直接いただくことになるやもしれません。推薦書を書く用意もしてますよ。ああそうです、これをお渡ししておきましょう」
そう言って布の袋を取り出してくる。
「見た目以上に入る魔法の袋です。首でも耳でも持ってきてくれたら戦功になるでしょう」
「ありがとうございます」
袋は内ポケットに入れておいた。
(首はあれだから耳でも持って帰ってこよう。)
そんなことを考えていたら急に騒がしくなる。
「マストから報告!海賊船を見ゆ!」
「『杖持ち』さん、出番ですよ。頑張ってきてください」
「提督に心配されるより信頼されるよう努力しましょう」
そう言うと、母ウルラ、アウィス、ウェス、アモルに甲板に出るように伝える。
「では、行ってきますね」
提督に言うとにこやかに手を振って送り出してくれた。
甲板に出るとそこはドラゴンの顔があった。
甲板の搬入口から入らないため、ドラゴンが2体マストとマストの間にいた。
突然至近距離で見たのでびっくりしたが、つぶらな瞳でちょっとかわいいと思った。
そのうち、4人がやってくる。
「作戦を確認します。まずアウィスが魔法で攻撃、その後お母さんとともに離脱。わたしはその後で船に穴を開けます。ウェスとアモルさんは船に穴が開いた後、生命探知を使いながら生き残りをせん滅してください。鎧を着た者がいたらそれは放っておきましょう。重さで水に沈みますから。それでは、行きましょうか」
『はい』
そうして飛びあがると南東に船団が見えた。
単縦陣で、船は2本の三角帆と櫂で進んでいた。
単縦陣の左側面、先頭との距離が1キロになったところで一応警告を送る。
「所属不明艦に告ぐ。貴艦らは魔王軍艦船に不当に接近しようとしている。帆をたたみ、櫂を上げ停船せよ。しからざれば攻撃する。停船せよ。しからざれば攻撃する」
送ってみたものの反応は芳しくなく、むしろやる気に満ち溢れて櫂をこぎ出した。
「アウィス。よろしく」
「じゃあ、やるよ!」
アウィスは右に杖を構え、左に払う。
すると、ずいぶんな速度の風が起こり、先頭の船3隻を横倒しにした。
「もういっちょ!」
今度は左から右に払う。
するとまたも風が起こり、4隻目から6隻目を横倒しにした。
「じゃあ、わたしはここまでね」
「アウィスさん、よく頑張ったわね。身体を楽にしていいわ」
そう言ってウルラはアウィスを連れて戻った。
「ウェス、アモルさん、前の6隻の生存者をお願いします。耳を集めてくださいね」
「了解した。殺したら耳を摂るんだな」
「こちらも了解です」
そうして行動を開始した。
イツキは水面ぎりぎりを狙って岩をぶつける魔法ロック・バレットを使っていった。
まず、50センチほどの岩を30個ほど輪になるように浮かべた。
次にその輪を回転させ、進行方向が船の方になった岩を船の方に飛ばし、その部分にまた岩を補充するということをやっていた。
その数、1分間に180発。
1キロも離れたアウトレンジからこんなことをやってくるとは敵も驚きだろう。
瞬く間にすべての敵船には大穴があき、その穴から腕や足、身体に負傷を負ったり、中には内臓が飛び出してる人間の姿が見える。
ちょっとグロかった。
それもつかの間、その大穴から浸水して徐々に沈んでいく。
甲板に立っていた人間は海に投げ出されたても助かりたいと鎧を脱ぎ棄て軽装になる。
また、櫂を操作していた人間も逃げ出さないと船とともに沈むのはごめんだとばかりに甲板に集まってくる。
(まあ、逃げ出しても殺すのだけれど)
イツキは生命探知を使いながら、氷の槍を発射する魔法で敵艦隊の後ろの方から人間のなるべく心臓を貫いていった。
殺すついでに耳を獲ることも忘れない。
風の刃で耳を切り取り、集めていく。
一番後ろの船の周りに生命反応が無くなれば次の船に移り同様に殺し、集めていく。
殺しつくしたら次の船に移るということを繰り返していた。
途中でレヴィアタンがこちらに着き、獲物の奪い合いになったが、生命探知の使えるイツキの方が格段に効率よく殺していくことができた。
そのうちに生命反応も味方のものだけとなり、イツキはウェス、アモルと合流した。
2人とも胸元が血に染まっていた。
「これ、少しだけど集めてきたから」
そう言ってウェスはパッと見では数え切れないほどの耳をそで口と胸の辺りから取り出す。
(集めるときの心労は如何ほどのものだろう?)
「ありがとう。ひとまず無事でよかった。あと、服が汚れるくらい頑張ってくれてありがとう」
耳は袋に収納し、労いの気持ちを込めてウェスの服にクリーンの魔法をかける。
そで口と胸元に付いたの血は消えた。
「わたしも集めてきたぞ。なかなかに大量だ」
アモルさんはそう言って胸元から布の袋を取り出す。
(アモルさんも魔法の袋持ってたのか)
こちらも数え切れないほどの耳を集めてきてくれたのだろう、返り血で多少服が濡れていた。
(同じことをしてもらったのにウェスよりも扱いがぞんざいになりそうなのはなんでだろう?)
同じく労いの気持ちを込めてクリーンの魔法をかける。
アモルさんの服の血は消えた。
「それじゃあ、戻りましょう。お母さんたちが待ってます」
そう言って船に撤収した。
「すごい戦果ですね。推薦書の書きがいがあります。」
嬉しそうに言うヴェパル。
場所は提督の部屋のテーブルで、話し相手はイツキ、アウィス、ウェス、アモルである。
ヴェパルを含め5人の前には紅茶とお茶菓子があり、話題はもちろん、4人の戦果だ。
艦艇20隻、兵員1,024名という華々しい戦果であった。
特に3人で1,024人というのは信じられない数字であった。
実のところ人間の船は漕ぎ手が50名、甲板作業員兼兵士が50名で、1隻に100人乗っていた。
20隻に合計2,000名が乗っていたことになる。
沈みゆく船もあった中で半数以上を殺した手腕は驚嘆すべきものだった。
「これでこの辺りも穏やかになるでしょう。ありがとうございました」
「いえ、当然のことをしたまでです」
イツキは落ち着き払って言った。
他の3人は提督の前で緊張して喋れなかった。
「それで、戦闘の様子が聞きたいんですけどいいですか?」
「じゃあ、まずはアウィスだね」
イツキはまずアウィスに話させる。
「わたしは遠くから風の魔法を使って船を横倒しにしたのよ。魔法の行使は2回できてそれぞれ3隻の船を横倒しにしたわ」
「補足すると、わたし達がいたのは敵の先頭の船の左側面、1キロってところだよ」
アウィスの説明にイツキが付け足す。
ヴェパルはそれをメモに残す。
「次はイツキさんでしょうか?」
「はい。アウィスが魔法を使ったので、ウルラに連れて帰るように指示しました。それから、敵の先頭集団6隻が戦闘能力を失ったので安全と思いウェスとアモルさんに残党狩りを指示しました。わたしは無事な7隻目から側面に穴をあけて行きました。水面近くにあけたのですぐに浸水しました。そこで人間は鎧や武器を捨て何とか生きようとしていたのですが、武器を失った人間にわたし達が負けるわけがありません。氷の槍で心臓を貫いて殺し、耳を集めて行ったのです。そのうちレヴィアタンが到着して争奪戦になりましたけどね。わたしからは以上です」
ヴェパルはそれもメモに残す。
「次はウェスかな?」
「はい。お願いします」
「はい。私は海に投げ出された人にとどめを刺してました。風の魔法でズバッと斬って、それから耳を集めてました。また、船の甲板にいる人にも攻撃を行いました。こちらも風の魔法でスパスパ切り、耳を集めていました。」
ヴェパルはこれもメモを取った。
「最後はアモルさん」
「ウェスが船外の残党狩りをしてくれたので、私は船内に影渡りで移り、そこに残っていた船員を闇の刃で始末した。簡単にいえばそれだけだが、船から船への影渡りは難しかったな。」
ヴェパルはやっぱりメモに残した。
「ご協力ありがとうございます。いい報告書が書けそうです」
「いえ、礼には及びません。提督の望みとあらば即参上しましょう」
「はい。よろしくお願いします」
そういうやり取りをして提督の部屋から出た。
「どうする、これから?」
アウィスが聞いてくる。
「おかあさんのところに行きましょう。1人呼ばれなくてさびしい思いをしているでしょうから」
そう言って4人は部屋に戻った。
部屋に戻った4人は、予想通り拗ねていたウルラのご機嫌取りを頑張った。
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