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異世界地球編
15歳 将軍会議その1
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将軍会議と言うのは意外と規模が大きい。
まず、魔王が臨席すると同時に魔王直属の将軍も参加する。
空軍からはナベリウス大臣、フェニックス副大臣、マルコシアス戦闘攻撃師団長、イツキ第1戦闘攻撃団長、ウヴァル第2戦闘攻撃団長、アスタロト第3戦闘攻撃団長、ガープ空中輸送師団長、セーレ空中輸送団長、カムイ警戒管制隊長の計9人。
海軍もフォルネウス大臣やヴェパル提督などや副大臣、作戦参謀、各艦隊司令、軍医総監、補給総監、造船総監、造機総監、造兵総監、報道総監と言ったものが将官である。
陸軍は大臣、副大臣、作戦参謀、各方面隊長、各師団長、各旅団長、大臣の直属部隊の隊長が将官であり、参加できる人数は一番多い。
ただ、陸軍は東南アジアやインダス川まで遠征をしているため、遠方方面隊長とその師団長は欠席となっていた。
ヴェパル提督も陸軍の人員輸送の関係で欠席していた。
広い部屋に長い机が置かれ両側に将軍が詰めて座る。
魔王様は上座に座っている筆頭将軍のロンガ将軍の更に後ろだ。
ロンガ大将が司会を務め会議は始まった。
「それではこれより将軍会議を始める。今後の魔王国の運命のためにも忌憚なき意見を求める。まず、先の自動車の件を空軍大臣から説明してもらおう」
「はい。イツキ少将の購入した自動車ですが、時速にして180キロまで出ることが判明いたしました。また、鉄道省の方に魔力供給棹に制限があるのか問い合わせた所、実験していないため不明だとの回答を得ました」
「それでは何も分かっていないではないか」
「はい。ですので、空軍の魔法使いを派遣し、鉄道を運行させる予定になっております。その際に魔力のメーターも大きなものにしようと試みる予定です」
「うむ。では次にインド半島について陸軍大臣から説明してもらおう」
「はい。インド半島については統治は順調の一言です。反乱の一つも起こっておりません。現在、西部に構築した40の砦とハイデラバードの都に兵を増員している最中であります。兵食が整い次第、西進する予定になっております」
「うむ。これについて意見のある者の挙手を求める」
イツキは迷わず手を挙げた。
「イツキ空軍少将」
「はい。インダス川より西側には戦略的な価値は薄いです。今考えるべきはより多くの食料でより多くの兵を養うことを考えるべきです」
「では、陸軍の意見には反対ということでよいかな?」
「はい。その通りです」
「では陸軍から反論がある者の挙手を求める」
すぐに数本の手が挙がった。
「アクティオ陸軍少将」
「それではなぜ今なお戦力を西インドに割いているのでしょうか?」
イツキは手を挙げる
「イツキ空軍少将」
「インダス川の内側に砦を40も作ったのは西からの攻撃に備えるためです。そのためには兵力は必要です。40の砦に2,000名の兵が詰めればちょっとやそっとでは落とせなくなるでしょう。残りの2万名は奴隷の監視役として必要でしょう。何しろ100万以上も奴隷にしたのです。2万でも少ないくらいかもしれません。いっそのこと奴隷の監視にも10万人ほど付けてはいかがでしょう?」
「ではこの回答も踏まえて反論、意見のある者の挙手を求める」
またすぐに数本手が挙がった。
「アルキュミア陸軍中将」
「人間牧場の成果で陸軍は兵員が余っているとはいえ、18万もインドに投入して大丈夫なのでしょうか。また、イツキ少将は次の手をどのように考えているのか聞きたいわ」
イツキは手を挙げる。
「イツキ空軍少将」
「はい。米や小麦に限って言えば18万人分の食料はインド半島で十分生産可能だと考えております。また、次に考えるべきなのは、余剰の穀類を円滑に戦地に運ぶこと、つまり、シンガポールからバンコクやハイデラバードへの鉄道の開業が必要と思っております。その後、バンコクからハノイ、シベリアまで延伸することを考えております」
「ではこの回答も踏まえて反論、意見のある者の挙手を求める」
またすぐに数本手が挙がった。
「ゲネラーリス陸軍中将」
「イツキ空軍少将の意見はわかった。西進はせず拠点防衛に努める。今度は東進及び北進という意見もだ。その真意はどこにある?」
イツキは手を挙げる。
「イツキ空軍少将」
「私の当初の予定では、インド半島の東側に防衛線を築き、東側を北進した後西進し、インド半島を東西から挟み撃ちにすることでした。こうなってしまった今、これに固執するのはいけないことなのかもしれませんが今考えていることをお話します。まず長江、黄河の2つの川の流域には食料増産ができる見込みがありますのでそこを取ります。シベリアへ行くのは、過去魔王様がシベリアで巨人と友誼を結んだことを再確認するためです。そしてその後シベリア高原、モンゴル高原の両方から西進し、それに合わせて西インドの軍も西進させます。これには3つの大規模な軍を構成するための兵士と補給する物資が必要になります。その兵士や物資を運ぶために鉄道が必要になってくるのですこの様な説明でいかがでしょうか」
すぐに手が挙がった。
「ゲネラーリス陸軍中将」
「私にはどうにも戦いを避けているようにしか思えない。このまま西進し地中海まで出て人間と決着を付けるのでもよいのではないか?」
イツキは手を挙げる。
「イツキ空軍少将」
「いずれは人間と決着を付けるときがやってくるでしょう。ですが、今はその時ではありません。今地中海東岸まで軍を進めれば人間の軍が蜂の巣をつついたように出てくるでしょう。その軍隊に守られて終わってしまいます。我々が取るべき道は包囲殲滅です。今考えている策はシベリア、モンゴル、インドの3方向から包み込んでいくというもの。インド軍に余裕があれば、アフリカの北岸を支配し地中海を渡って攻めるのもありです。少なくとも今人間と正面決戦するよりは勝率が高いと思います」
「ではこの回答も踏まえて反論、意見のある者の挙手を求める」
またすぐに数本手が挙がった。
「フォルネウス海軍大将」
「イツキ少将の案では海軍についての言及はなかったが、どのような動きをすれば良いだろうか?」
イツキは手を挙げる。
「イツキ空軍少将」
「現状、インダス川流域への兵員輸送で手いっぱいだと思ったから言及をしなかっただけです。余裕があればインダス川の河口に大きな港を作りそこから西進する艦隊を作ります。そしてアラビア半島やアフリカ大陸を南から攻めていくのです。まともに整備された港もないでしょうから上陸用の舟艇が必要になってくるでしょう。シンガポールに乗り捨てたのがあるでしょうから、シンガポールからマレー半島へ鉄道が通ったら回収するとよいと思います。何をするにせよ、今は鉄道の延伸に期待するばかりです」
「ではこの回答も踏まえて反論、意見のある者の挙手を求める」
またすぐに数本手が挙がった。
「プグナ陸軍少将」
「レールを本土で作って運ぶより、シンガポールで作って鉄道を建設する方が効率がいいのではないか?」
イツキは手を挙げる。
「イツキ空軍少将」
「確かにいい案だと思います。可能であればマレー半島、インドシナ半島、インド半島の鉄道延伸は早期に実現できるでしょう。問題はレール製造を担ってきた者の存在です。そう簡単に技術を提供してくれるでしょうか?」
またすぐに手が挙がった。
「プグナ陸軍少将」
「軍から資金提供をして工場を作らせるというのはいかがでしょうか?」
イツキは手を挙げる。
「イツキ空軍少将」
「資金を提供するよりは工場をシンガポールに設置せざるを得ない契約を結ぶ方が有効だと思います。数か月以内にシンガポール~バンコク間にレールを設置し、鉄道を開業させるというようなものが望ましいかと思います。時間設定については、専門ではないので差し控えたいと思います」
「ではこの回答も踏まえて反論、意見のある者の挙手を求める」
今度は手が挙がらない。
とりあえずは納得してもらったようだ。
まず、魔王が臨席すると同時に魔王直属の将軍も参加する。
空軍からはナベリウス大臣、フェニックス副大臣、マルコシアス戦闘攻撃師団長、イツキ第1戦闘攻撃団長、ウヴァル第2戦闘攻撃団長、アスタロト第3戦闘攻撃団長、ガープ空中輸送師団長、セーレ空中輸送団長、カムイ警戒管制隊長の計9人。
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陸軍は大臣、副大臣、作戦参謀、各方面隊長、各師団長、各旅団長、大臣の直属部隊の隊長が将官であり、参加できる人数は一番多い。
ただ、陸軍は東南アジアやインダス川まで遠征をしているため、遠方方面隊長とその師団長は欠席となっていた。
ヴェパル提督も陸軍の人員輸送の関係で欠席していた。
広い部屋に長い机が置かれ両側に将軍が詰めて座る。
魔王様は上座に座っている筆頭将軍のロンガ将軍の更に後ろだ。
ロンガ大将が司会を務め会議は始まった。
「それではこれより将軍会議を始める。今後の魔王国の運命のためにも忌憚なき意見を求める。まず、先の自動車の件を空軍大臣から説明してもらおう」
「はい。イツキ少将の購入した自動車ですが、時速にして180キロまで出ることが判明いたしました。また、鉄道省の方に魔力供給棹に制限があるのか問い合わせた所、実験していないため不明だとの回答を得ました」
「それでは何も分かっていないではないか」
「はい。ですので、空軍の魔法使いを派遣し、鉄道を運行させる予定になっております。その際に魔力のメーターも大きなものにしようと試みる予定です」
「うむ。では次にインド半島について陸軍大臣から説明してもらおう」
「はい。インド半島については統治は順調の一言です。反乱の一つも起こっておりません。現在、西部に構築した40の砦とハイデラバードの都に兵を増員している最中であります。兵食が整い次第、西進する予定になっております」
「うむ。これについて意見のある者の挙手を求める」
イツキは迷わず手を挙げた。
「イツキ空軍少将」
「はい。インダス川より西側には戦略的な価値は薄いです。今考えるべきはより多くの食料でより多くの兵を養うことを考えるべきです」
「では、陸軍の意見には反対ということでよいかな?」
「はい。その通りです」
「では陸軍から反論がある者の挙手を求める」
すぐに数本の手が挙がった。
「アクティオ陸軍少将」
「それではなぜ今なお戦力を西インドに割いているのでしょうか?」
イツキは手を挙げる
「イツキ空軍少将」
「インダス川の内側に砦を40も作ったのは西からの攻撃に備えるためです。そのためには兵力は必要です。40の砦に2,000名の兵が詰めればちょっとやそっとでは落とせなくなるでしょう。残りの2万名は奴隷の監視役として必要でしょう。何しろ100万以上も奴隷にしたのです。2万でも少ないくらいかもしれません。いっそのこと奴隷の監視にも10万人ほど付けてはいかがでしょう?」
「ではこの回答も踏まえて反論、意見のある者の挙手を求める」
またすぐに数本手が挙がった。
「アルキュミア陸軍中将」
「人間牧場の成果で陸軍は兵員が余っているとはいえ、18万もインドに投入して大丈夫なのでしょうか。また、イツキ少将は次の手をどのように考えているのか聞きたいわ」
イツキは手を挙げる。
「イツキ空軍少将」
「はい。米や小麦に限って言えば18万人分の食料はインド半島で十分生産可能だと考えております。また、次に考えるべきなのは、余剰の穀類を円滑に戦地に運ぶこと、つまり、シンガポールからバンコクやハイデラバードへの鉄道の開業が必要と思っております。その後、バンコクからハノイ、シベリアまで延伸することを考えております」
「ではこの回答も踏まえて反論、意見のある者の挙手を求める」
またすぐに数本手が挙がった。
「ゲネラーリス陸軍中将」
「イツキ空軍少将の意見はわかった。西進はせず拠点防衛に努める。今度は東進及び北進という意見もだ。その真意はどこにある?」
イツキは手を挙げる。
「イツキ空軍少将」
「私の当初の予定では、インド半島の東側に防衛線を築き、東側を北進した後西進し、インド半島を東西から挟み撃ちにすることでした。こうなってしまった今、これに固執するのはいけないことなのかもしれませんが今考えていることをお話します。まず長江、黄河の2つの川の流域には食料増産ができる見込みがありますのでそこを取ります。シベリアへ行くのは、過去魔王様がシベリアで巨人と友誼を結んだことを再確認するためです。そしてその後シベリア高原、モンゴル高原の両方から西進し、それに合わせて西インドの軍も西進させます。これには3つの大規模な軍を構成するための兵士と補給する物資が必要になります。その兵士や物資を運ぶために鉄道が必要になってくるのですこの様な説明でいかがでしょうか」
すぐに手が挙がった。
「ゲネラーリス陸軍中将」
「私にはどうにも戦いを避けているようにしか思えない。このまま西進し地中海まで出て人間と決着を付けるのでもよいのではないか?」
イツキは手を挙げる。
「イツキ空軍少将」
「いずれは人間と決着を付けるときがやってくるでしょう。ですが、今はその時ではありません。今地中海東岸まで軍を進めれば人間の軍が蜂の巣をつついたように出てくるでしょう。その軍隊に守られて終わってしまいます。我々が取るべき道は包囲殲滅です。今考えている策はシベリア、モンゴル、インドの3方向から包み込んでいくというもの。インド軍に余裕があれば、アフリカの北岸を支配し地中海を渡って攻めるのもありです。少なくとも今人間と正面決戦するよりは勝率が高いと思います」
「ではこの回答も踏まえて反論、意見のある者の挙手を求める」
またすぐに数本手が挙がった。
「フォルネウス海軍大将」
「イツキ少将の案では海軍についての言及はなかったが、どのような動きをすれば良いだろうか?」
イツキは手を挙げる。
「イツキ空軍少将」
「現状、インダス川流域への兵員輸送で手いっぱいだと思ったから言及をしなかっただけです。余裕があればインダス川の河口に大きな港を作りそこから西進する艦隊を作ります。そしてアラビア半島やアフリカ大陸を南から攻めていくのです。まともに整備された港もないでしょうから上陸用の舟艇が必要になってくるでしょう。シンガポールに乗り捨てたのがあるでしょうから、シンガポールからマレー半島へ鉄道が通ったら回収するとよいと思います。何をするにせよ、今は鉄道の延伸に期待するばかりです」
「ではこの回答も踏まえて反論、意見のある者の挙手を求める」
またすぐに数本手が挙がった。
「プグナ陸軍少将」
「レールを本土で作って運ぶより、シンガポールで作って鉄道を建設する方が効率がいいのではないか?」
イツキは手を挙げる。
「イツキ空軍少将」
「確かにいい案だと思います。可能であればマレー半島、インドシナ半島、インド半島の鉄道延伸は早期に実現できるでしょう。問題はレール製造を担ってきた者の存在です。そう簡単に技術を提供してくれるでしょうか?」
またすぐに手が挙がった。
「プグナ陸軍少将」
「軍から資金提供をして工場を作らせるというのはいかがでしょうか?」
イツキは手を挙げる。
「イツキ空軍少将」
「資金を提供するよりは工場をシンガポールに設置せざるを得ない契約を結ぶ方が有効だと思います。数か月以内にシンガポール~バンコク間にレールを設置し、鉄道を開業させるというようなものが望ましいかと思います。時間設定については、専門ではないので差し控えたいと思います」
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