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俺が最後まで愛した恋人
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俺の名は、二宮司。(にのみやつかさ)
ここ傾城学園に入学して来た高校一年生だ。
正直僕は中学生の時、親に反抗し…
まぁなんだ、じきに言うヤンキーっていう感じだった…
そんな俺は、これからの高校で新しい人生をおくると決めた。
そのためにわざわざ遠くの高校を選んだのだ。
さあ、今から新しい高校生活が始まる。きっと、楽しいものだろうな……。
体育館で入学式がある。
体育館は門をくぐって離れた場所に位置する。
体育館までの距離の中今年入る一年生がたくさん体育館に向かって歩いている。
こういう時は大体最初が肝心なのだ。
ビシッとした服装、姿勢で周りのみんなにアピールせねば!
そんなことを考えてるうちに体育館に到着。
入学式が始まった。
校長が体育館のステージに立って話している。
話が長い…
これは誰でも思うことであろう。
入学式といったら長ったらしい校長の話である。
強敵だ。
そんなこんなで1時間に渡る入学式が終了したのである。
これからはいよいよ、肝心なクラスの発表だ。
俺は1-1か…。
まぁ、覚えやすくていいな。
1-1のクラスに入って決められた席に座る。
「この連中たちと1年間クラスが一緒なわけか…。俺のヤンキー時代を復活させるような変なやつじゃなければいいんだがな。」
といった途端、隣から
「あんた、名前は何?」
今自分が思ったことを綺麗に裏切るかのように女子が上から目線で話しかけて来た。
「なんだこいつ??初対面のやつにこんなに上から目線で話しかけてくるとは。」
「名前は?」
「まぁ、二宮 司だ、よろしく。」
俺は笑顔をつくって手で握手を求めた。
すると
「はじめてなんだから、そんな馴れ馴れしくしないで欲しいんだけど…きしょい。」
殺意が湧く。
こんな奴が一緒のクラスだなんて。
「とりあえず、気持ちだけもらっとくわね~。」
まじでなんなんだこいつ。
やばいだろ。
ちょっとイラっとくる。
しかし、ここは我慢。
HRが始まった。
(トントン)
「?」
「悪い、シャー芯を一本俺に恵んでくれない?」
なんだそんなことか、と思いながら何気無い顔でシャー芯を渡した。
「俺、此上 秋(このうえ しゅう)よろしく!」
「俺は二宮 司。」
なんだ、結構いい奴そうな奴がいるじゃねぇか。
「な!な!それにしても、さっきお前が話してた女子可愛くないか??」
こいつ見る目ないな。
「あいつは、可愛くねえぞ。上から目線での変人女だ。」
「そうかな~。でもあいつ、ああ見えてもすごいんだぜ。」
「どういうことだ?」
「あいつ、実は結構なお嬢様でな、それに頭も優秀、運動もできる、可愛い、パーフェクトじゃねえかー!」
あーダメだこいつ簡単に女に流されるタイプだ。
つまりこいつはあの変人女に恋をしているのだ。
今まで俺は恋というものに興味はなかった。
だから今まで一度も恋をしたことがない。
あの変人女とは相性が悪いみたいだ。
「俺にはそういうやつには見えねえな。」
学校生活が始まって早々にやな奴に会ってしまった。
でも気があう奴にも会えた。
やはり世の中には人と人との相性があるのだな。
ここからどう変わっていくのか。
学校が終わり帰宅する。
ただいま。
母「おかえり」
母さんの返事しかない。
そう、父親は数年前交通事故によって亡くなっていた。
俺は父親に何回も反抗していた。
しかし、好きだった。
大切だった。
尊敬していた。
感謝の言葉を言う前に先に逝ってしまった。
そう、俺が反抗をやめたのは父の影響でもある。
母「司。大事な話があるの。」
母が真面目な顔で話しかけてくる。
母「今日からあなたに妹ができるわ。」
ガチャ
「は?」
後ろの方でドアが開く音がした。
なんだ。
後ろを振り返ると、そこにはあの変人女がいたのだ。
ここ傾城学園に入学して来た高校一年生だ。
正直僕は中学生の時、親に反抗し…
まぁなんだ、じきに言うヤンキーっていう感じだった…
そんな俺は、これからの高校で新しい人生をおくると決めた。
そのためにわざわざ遠くの高校を選んだのだ。
さあ、今から新しい高校生活が始まる。きっと、楽しいものだろうな……。
体育館で入学式がある。
体育館は門をくぐって離れた場所に位置する。
体育館までの距離の中今年入る一年生がたくさん体育館に向かって歩いている。
こういう時は大体最初が肝心なのだ。
ビシッとした服装、姿勢で周りのみんなにアピールせねば!
そんなことを考えてるうちに体育館に到着。
入学式が始まった。
校長が体育館のステージに立って話している。
話が長い…
これは誰でも思うことであろう。
入学式といったら長ったらしい校長の話である。
強敵だ。
そんなこんなで1時間に渡る入学式が終了したのである。
これからはいよいよ、肝心なクラスの発表だ。
俺は1-1か…。
まぁ、覚えやすくていいな。
1-1のクラスに入って決められた席に座る。
「この連中たちと1年間クラスが一緒なわけか…。俺のヤンキー時代を復活させるような変なやつじゃなければいいんだがな。」
といった途端、隣から
「あんた、名前は何?」
今自分が思ったことを綺麗に裏切るかのように女子が上から目線で話しかけて来た。
「なんだこいつ??初対面のやつにこんなに上から目線で話しかけてくるとは。」
「名前は?」
「まぁ、二宮 司だ、よろしく。」
俺は笑顔をつくって手で握手を求めた。
すると
「はじめてなんだから、そんな馴れ馴れしくしないで欲しいんだけど…きしょい。」
殺意が湧く。
こんな奴が一緒のクラスだなんて。
「とりあえず、気持ちだけもらっとくわね~。」
まじでなんなんだこいつ。
やばいだろ。
ちょっとイラっとくる。
しかし、ここは我慢。
HRが始まった。
(トントン)
「?」
「悪い、シャー芯を一本俺に恵んでくれない?」
なんだそんなことか、と思いながら何気無い顔でシャー芯を渡した。
「俺、此上 秋(このうえ しゅう)よろしく!」
「俺は二宮 司。」
なんだ、結構いい奴そうな奴がいるじゃねぇか。
「な!な!それにしても、さっきお前が話してた女子可愛くないか??」
こいつ見る目ないな。
「あいつは、可愛くねえぞ。上から目線での変人女だ。」
「そうかな~。でもあいつ、ああ見えてもすごいんだぜ。」
「どういうことだ?」
「あいつ、実は結構なお嬢様でな、それに頭も優秀、運動もできる、可愛い、パーフェクトじゃねえかー!」
あーダメだこいつ簡単に女に流されるタイプだ。
つまりこいつはあの変人女に恋をしているのだ。
今まで俺は恋というものに興味はなかった。
だから今まで一度も恋をしたことがない。
あの変人女とは相性が悪いみたいだ。
「俺にはそういうやつには見えねえな。」
学校生活が始まって早々にやな奴に会ってしまった。
でも気があう奴にも会えた。
やはり世の中には人と人との相性があるのだな。
ここからどう変わっていくのか。
学校が終わり帰宅する。
ただいま。
母「おかえり」
母さんの返事しかない。
そう、父親は数年前交通事故によって亡くなっていた。
俺は父親に何回も反抗していた。
しかし、好きだった。
大切だった。
尊敬していた。
感謝の言葉を言う前に先に逝ってしまった。
そう、俺が反抗をやめたのは父の影響でもある。
母「司。大事な話があるの。」
母が真面目な顔で話しかけてくる。
母「今日からあなたに妹ができるわ。」
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「は?」
後ろの方でドアが開く音がした。
なんだ。
後ろを振り返ると、そこにはあの変人女がいたのだ。
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