俺が最後まで愛した恋人

紅の本棚

文字の大きさ
2 / 5
第2巻 隠し事はいつかバレる

俺が最後まで愛した恋人 2巻

しおりを挟む
第2巻

「ただいま」
そこにはあの変人女が平然とした顔でおかえりといった。
まて。
なぜこいつが?
まさかこいつが今日から俺の義理の妹になるってことなのか?
ちょっと冷静になって考えてみよう。
タイミング良すぎないか?
どうしても信じきれない。
とういうか信じたくない。
今日あんなに上から目線したあげく、きしょいと言った奴の妹になるってこいつもおかしいのか?
抵抗ないのか?
疑問があちこちから出てくる。
俺は問いかけた。
「お前まさか、今日から俺の義理の妹になるのか?」
すると
「そうだよ。親の都合でね。ちょっとした訳があって今日からここの家族の一員として暮らしていくの。」
マジだった…。
まさかこんなことになるとは思いもしなかった。
母「かをりちゃん、あそこがあなたの部屋だから好きに使ってね。」
「はい。」
!!
俺の部屋の隣ではないか。
母め。
母「母さん今から買い物に行ってくるから、司。かをりちゃんにこの家を案内してあげてよね。そこまで広くないけど一応だから。よろしくね。」
あーめんどーなことになった。
「はいはい。というわけできしょい兄ちゃんが案内して差し上げますよー。」
すると
「お願い。」
ん?
ちょっとまてよ。
今日あんなに上から目線してたのに。
「今日のお前のキャラはどこいったんだよ。」
「うるさい。」
あ、これだこれ。
このうざい奴だよ。
案内するからこっち来いといっても、無視してばっか。
とても仲良くなれる気がしない。
そして無視され、かれこれ1時間経過。
母が帰ってきた。
すると、筒木は一目散に部屋に閉じこもった。
母「司。何したの?」
いや、何もしてない。
むしろこっちが聞きたいくらいだ。
俺、なんかしたか?
それからご飯以外はずっと部屋に閉じこもってることとなった。

次の日
いってきます。
「いい?私達が義理の兄弟になったことは内緒にしてよね?こんな奴と兄弟なってしまったから、なるべく知られたくないの。私のキャラがズタズタになるから。」
また、上から目線。
こんな奴ってなんだよ。
「わーったから。」
こちらもこんな変人女の兄ちゃんなったと学校の生徒たちに知られたら色々と面倒臭いことになるだろし。
それに関してはこちらにも好都合だ。
俺は承諾した。
だから、別行動で学校に通うことにしたのだ。
学校に到着。
あ。
そうだった。
席隣じゃん……。
神様は俺を見捨てたのか。
俺はその気ではなかったが、ふとちらっと隣を見た。
あいつも同じタイミングで見てた。
『!?』
やばっ。
目があっちまった。
「司~。また筒木とじゃれあってるのか~~?もしかして……?」
「なんもないよ」
「なんもねぇよ」
筒木と司は声が重なって大声で否定する。
[ニヤ]
此上がにやける。
「俺、見ちゃったんだよねー。二人がおんなじ家から出てくるのをねー。」
(え~マジでー?やばくなーい?本当に?)
「集、ちょっとこい。」

ー体育館の裏ー
頼むそれだけはみんなに言わないでくれ!
俺は必死に頼んだ。
「ふふーん、何かの事情でこうなってんのは予想は大体つく。」
予想がつくならあんな公共のところでいうか?
「わかった。しかーし、条件がある。今度の林間学校、肝試しがあるだろ?。二人組みで行くんだけど、司と筒木さんで行け。」



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

処理中です...