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第70話 昇格試験
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「マリアちゃんちょっといいですか?」
飛鳥のレベル上げで少し狩りに行きたいと思って、マリアが依頼を眺めていたら、受付嬢さんから声を掛けられた。
「どうかしましたか?」
「あのねマリアちゃん、護衛以来の達成でチェダーさんが報告に来た時に、もうべた褒めでね、『ラビットホーン』のパーティはもうAランクの試験を受けれるからギルドから打診したんだけど、『マリアちゃんと従魔たちがCランクなのに俺達がAランク何て恥ずかしくて名乗れない』って言われちゃってね。ギルドとしても『ラビットホーン』にはAランクに上がって欲しいのよ。それで先にマリアちゃんをBランクの試験受けて貰えないかと思って……」
「チェダーさん達の強さは、今回の護衛以来でしっかり見せて貰いましたから、全然私なんか気にする必要ないのに……」
「マリアちゃん? レベルは今いくつまで上がったの?」
「まだレベルは28です」
「そうなんだ? 従魔たちのレベルっていくつなのかな?」
「えーとテネブルは63でリュミエルが39でシエルは1ですね」
「テネブルちゃんってその子だよね? 63ってそんなに高いんだ。Aランクでも中位のレベルだよ」
「私は、テネブルとリュミエルに助けられてばっかりで、自分は全然駄目だから」
「マリアちゃん? あなたはテイマーさんなんだからそれでいいんだよ? どれだけ従魔が言う事を聞いてくれて困難な任務をこなせるかが全て何だから」
「チェダーさん達にも同じ事言われました」
「ちょっとギルドマスターの部屋に来て貰ってもいいかな? マリアちゃん自身のレベルがちょっと低いから、ギルドマスターに判断して貰うわ」
「解りました」
俺はその間ずっとマリアの胸の間に挟まれてたんだが、そういや杉下さんに挟まれてるイラスト頼まれてたな。
後でシスターに撮って貰わなきゃな。
飛鳥は香織の頭の上に止まって、香織と話してるけど何話してるんだろ?
『ねぇ香織お姉ちゃん。これってあれだよね?』
『ん? 何』
『ラノベの定番。ギルドマスターとの対戦で元Sランクとかのごっついギルマスを、パパがコテンパンにやっちゃう感じの!』
『ああ、なる程ねぇ。飛鳥ちゃんもラノベは結構よく読むの?』
『うん、めっちゃ読むよ。ジャンルも関係なしで手当たり次第にね!』
『そうなんだね、今回は私も飛鳥ちゃんの予想通りだと思うよ』
◇◆◇◆
「マリアだったね、初めましてかな?」
「あ、はい初めてお会いします」
「私がファンダリアのギルドマスターのイザベラです。商業ギルドのサンチェスマスターから、良く名前は聞いているわよ」
「そうだったんですね。よろしくお願いします」
冒険者ギルドのマスターは綺麗な女の人だった。
「受付のシーラから聞いているとは思うけど、ラビットホーンとサンチェスマスターからも推薦を受けているので、マリアをBランクに上げたいと思うのだが、私自身が確かめて置かないと、Bランクともなれば、ファンダリアの冒険者として、国外への警護任務や災厄クラスの魔物討伐に駆り出されたりもあるからね」
「はい、確かめるってどうやってですか?」
「そうね、一応私と戦ってみて貰おうかな」
「ちょっとテネブルに聞いて見るから待ってくださいね」
「テネブルどう思う?」
「Bランクには成っておいた方が良いから受けていいんじゃない?」
「そっか、じゃぁそう返事するね」
「へぇ本当に意思が疎通できてるみたいね。私もその子達とお話しできたりするの?」
そうイザベラさんに聞かれたから、俺は「無理」って返事をした。
当然「ニャム」としか聞こえないけどな!
「あの、お話は無理みたいです。でもテネブル達は人が喋ってる言葉は普通に理解してますから、マスターが話を伝えるのは出来ますよ」
「フム、残念だわ。しょうがないわね、じゃぁ訓練場に行きましょうか。マリアはテイマーさんだから、その子達は連れてきていいからね」
◇◆◇◆
『予想通りの展開だね香織お姉ちゃん』
『そうだね、筋肉だるまじゃ無かったけどね…… でもマスターのLV見た?』
『えと鑑定で見えるのかな? あ、凄い。パパより全然高いです』
イザベラのLVは90もあった。
そして称号部分には氷帝と書かれてある。
『俊樹兄ちゃんが、やれると思ってるみたいだから、問題はないのかな? でも私ギルドのシステムとか聞いて無かったけど、他のラノベ展開だと帝の称号を持つ人って絶対ヤバい人だよね? この世界に何人かしかいないとかの……』
『わーなんかドキドキしてきました』
◇◆◇◆
「この訓練場は、頑丈な魔法結解が張られているから、全力で戦っても大丈夫だからね。与えたダメージも外に出れば回復するけど、一撃死だけは無理だからその辺りは、私が調整するね」
「解りました」
「好きに攻撃してきていいわよ、私に攻撃を当てたらそれでOKだよ。じゃぁ始めていいよ」
「香織、大型化してマリアを守る事に専念してくれ飛鳥は香織の下に潜り込んでたらいいからな」
「解ったよ」
「マリア、リュミエルから離れるなよ」
「うん」
俺は、ミスリルエッジを咥えて、開始と同時にイザベラに駆け寄る。
イザベラに一撃を入れようとした瞬間に、目の前に氷柱が立ちはだかった。
氷柱の向こう側から、マリアに向けてアイスランスが発動されると、リュミエルがマジックシールドを展開してガードしたが、一撃でマジックシールドが弾け飛んだ。
強いな流石に……
リュミエルがいなかったらマリアを守り切れなかったぜ。
俺はミスリルエッジに炎を纏うと、目の前の氷柱を斬り裂き、イザベラに一気に迫ると、大きくジャンプして、そこからストーンバレッドを浴びせかけた。
今度は、イザベラが氷の大きな盾を作り出し、俺の攻撃を弾く。
俺は、飛び上がったままジャイロを発動して、空中で浮遊をしてマリアに念話で伝えた。
『雷落とせ』
イザベラの意識が俺に集中している間に、マリアの雷が発動されて、イザベラに命中した。
「凄いね、私に攻撃当てるのなんてAランクパーティでも無理だわ。実力は十分ね。それとマリアちゃん? あなた攻撃魔法も使えるの? 回復魔術師と、テイマーとしか冒険者証には無かったけど」
「あ、はい、王都の護衛任務の途中で覚えました」
「しかも、希少属性の雷とか…… 実力は十分だわ。あなた達なら王都のSランクパーティよりも強いでしょうね。でもランクは一度に上げられないから取り敢えずBランクで許可を出しておくわね」
俺は、イザベラがまだ全然本気じゃ無かったよな? とは思ったが、取り敢えずは合格だからまぁいいやと思う事にした。
飛鳥のレベル上げで少し狩りに行きたいと思って、マリアが依頼を眺めていたら、受付嬢さんから声を掛けられた。
「どうかしましたか?」
「あのねマリアちゃん、護衛以来の達成でチェダーさんが報告に来た時に、もうべた褒めでね、『ラビットホーン』のパーティはもうAランクの試験を受けれるからギルドから打診したんだけど、『マリアちゃんと従魔たちがCランクなのに俺達がAランク何て恥ずかしくて名乗れない』って言われちゃってね。ギルドとしても『ラビットホーン』にはAランクに上がって欲しいのよ。それで先にマリアちゃんをBランクの試験受けて貰えないかと思って……」
「チェダーさん達の強さは、今回の護衛以来でしっかり見せて貰いましたから、全然私なんか気にする必要ないのに……」
「マリアちゃん? レベルは今いくつまで上がったの?」
「まだレベルは28です」
「そうなんだ? 従魔たちのレベルっていくつなのかな?」
「えーとテネブルは63でリュミエルが39でシエルは1ですね」
「テネブルちゃんってその子だよね? 63ってそんなに高いんだ。Aランクでも中位のレベルだよ」
「私は、テネブルとリュミエルに助けられてばっかりで、自分は全然駄目だから」
「マリアちゃん? あなたはテイマーさんなんだからそれでいいんだよ? どれだけ従魔が言う事を聞いてくれて困難な任務をこなせるかが全て何だから」
「チェダーさん達にも同じ事言われました」
「ちょっとギルドマスターの部屋に来て貰ってもいいかな? マリアちゃん自身のレベルがちょっと低いから、ギルドマスターに判断して貰うわ」
「解りました」
俺はその間ずっとマリアの胸の間に挟まれてたんだが、そういや杉下さんに挟まれてるイラスト頼まれてたな。
後でシスターに撮って貰わなきゃな。
飛鳥は香織の頭の上に止まって、香織と話してるけど何話してるんだろ?
『ねぇ香織お姉ちゃん。これってあれだよね?』
『ん? 何』
『ラノベの定番。ギルドマスターとの対戦で元Sランクとかのごっついギルマスを、パパがコテンパンにやっちゃう感じの!』
『ああ、なる程ねぇ。飛鳥ちゃんもラノベは結構よく読むの?』
『うん、めっちゃ読むよ。ジャンルも関係なしで手当たり次第にね!』
『そうなんだね、今回は私も飛鳥ちゃんの予想通りだと思うよ』
◇◆◇◆
「マリアだったね、初めましてかな?」
「あ、はい初めてお会いします」
「私がファンダリアのギルドマスターのイザベラです。商業ギルドのサンチェスマスターから、良く名前は聞いているわよ」
「そうだったんですね。よろしくお願いします」
冒険者ギルドのマスターは綺麗な女の人だった。
「受付のシーラから聞いているとは思うけど、ラビットホーンとサンチェスマスターからも推薦を受けているので、マリアをBランクに上げたいと思うのだが、私自身が確かめて置かないと、Bランクともなれば、ファンダリアの冒険者として、国外への警護任務や災厄クラスの魔物討伐に駆り出されたりもあるからね」
「はい、確かめるってどうやってですか?」
「そうね、一応私と戦ってみて貰おうかな」
「ちょっとテネブルに聞いて見るから待ってくださいね」
「テネブルどう思う?」
「Bランクには成っておいた方が良いから受けていいんじゃない?」
「そっか、じゃぁそう返事するね」
「へぇ本当に意思が疎通できてるみたいね。私もその子達とお話しできたりするの?」
そうイザベラさんに聞かれたから、俺は「無理」って返事をした。
当然「ニャム」としか聞こえないけどな!
「あの、お話は無理みたいです。でもテネブル達は人が喋ってる言葉は普通に理解してますから、マスターが話を伝えるのは出来ますよ」
「フム、残念だわ。しょうがないわね、じゃぁ訓練場に行きましょうか。マリアはテイマーさんだから、その子達は連れてきていいからね」
◇◆◇◆
『予想通りの展開だね香織お姉ちゃん』
『そうだね、筋肉だるまじゃ無かったけどね…… でもマスターのLV見た?』
『えと鑑定で見えるのかな? あ、凄い。パパより全然高いです』
イザベラのLVは90もあった。
そして称号部分には氷帝と書かれてある。
『俊樹兄ちゃんが、やれると思ってるみたいだから、問題はないのかな? でも私ギルドのシステムとか聞いて無かったけど、他のラノベ展開だと帝の称号を持つ人って絶対ヤバい人だよね? この世界に何人かしかいないとかの……』
『わーなんかドキドキしてきました』
◇◆◇◆
「この訓練場は、頑丈な魔法結解が張られているから、全力で戦っても大丈夫だからね。与えたダメージも外に出れば回復するけど、一撃死だけは無理だからその辺りは、私が調整するね」
「解りました」
「好きに攻撃してきていいわよ、私に攻撃を当てたらそれでOKだよ。じゃぁ始めていいよ」
「香織、大型化してマリアを守る事に専念してくれ飛鳥は香織の下に潜り込んでたらいいからな」
「解ったよ」
「マリア、リュミエルから離れるなよ」
「うん」
俺は、ミスリルエッジを咥えて、開始と同時にイザベラに駆け寄る。
イザベラに一撃を入れようとした瞬間に、目の前に氷柱が立ちはだかった。
氷柱の向こう側から、マリアに向けてアイスランスが発動されると、リュミエルがマジックシールドを展開してガードしたが、一撃でマジックシールドが弾け飛んだ。
強いな流石に……
リュミエルがいなかったらマリアを守り切れなかったぜ。
俺はミスリルエッジに炎を纏うと、目の前の氷柱を斬り裂き、イザベラに一気に迫ると、大きくジャンプして、そこからストーンバレッドを浴びせかけた。
今度は、イザベラが氷の大きな盾を作り出し、俺の攻撃を弾く。
俺は、飛び上がったままジャイロを発動して、空中で浮遊をしてマリアに念話で伝えた。
『雷落とせ』
イザベラの意識が俺に集中している間に、マリアの雷が発動されて、イザベラに命中した。
「凄いね、私に攻撃当てるのなんてAランクパーティでも無理だわ。実力は十分ね。それとマリアちゃん? あなた攻撃魔法も使えるの? 回復魔術師と、テイマーとしか冒険者証には無かったけど」
「あ、はい、王都の護衛任務の途中で覚えました」
「しかも、希少属性の雷とか…… 実力は十分だわ。あなた達なら王都のSランクパーティよりも強いでしょうね。でもランクは一度に上げられないから取り敢えずBランクで許可を出しておくわね」
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