黒猫な俺の異世界生活とおっさんな俺の現代生活が楽しくてたまらない!

TB

文字の大きさ
71 / 110

第71話 表紙写真GETだぜ 

しおりを挟む
 マリアのBランクが認められ、冒険者証の書き換えが終ると、またしても受付嬢のシーラさんに呼び止められた。

「マリアちゃん。あなたも以前攫われそうになった森の山賊の殲滅作戦なんだけど、いよいよ明後日から始まるんだけど、マリアちゃんも参加して貰えるかな?」

 マリアが俺の顔を覗き込んだので、俺は、大きく頷いた。
「はい。参加させて頂きます」
「そう。良かったわ。今回は冒険者ギルドを上げての討伐作戦となるから、総勢100名規模で包囲しながら、完全に森を解放するのが目標よ。作戦終了後は森を抜ける新しい通商路を作って、獣人国ビスティンへの移動がこれまでの半分の期間で行える様になるんだよ」

「それは凄いですね。私も頑張りますね」
「でも山賊の頭目は元Sランク冒険者のグラーゴだから、油断は禁物だよ」

 Sランクか、どの程度の実力なのかワクワクするぜ。
 その話を終えて、俺達はようやくギルドから出る事が出来た。

 依頼を受けるには少し時間が中途半端になったから、薬草農園辺りの危険排除の為に、西門から出て魔物を狩る事にした。

「飛鳥の役目は基本的に斥候ポジションだな。透明化して敵の姿を確認したら、俺に連絡してくれ。今はまだLVも低いから、ある程度上がるまでは攻撃とかは参加しないようにな」
「うん。解ったよ」


 ◇◆◇◆ 


 透明化をした飛鳥は、空からファンダリアの西に広がる林の中を観察すると、うさぎ型や狼型の魔物を確認して、テネブルへと念話で伝える。

 その場所へテネブルが駆け付け、どんどん魔物を狩って行く。
 勿論、マリアの弓と、リュミエルの風魔法も活躍して、2時間程で50匹以上の魔物をを倒した。

 ワイルドボアも2頭倒したので、結構稼ぎも良い筈だ。
 リュミエルとシエルもインベントリは使えるし、どれだけ倒しても運搬に問題は無いので、他の冒険者が知れば、垂涎の眼差しで見られるような贅沢なパーティになっていた。

 そして、2時間程の狩りの間で、シエルはLV10まで育ち、リュミエルもLV40、マリアはLV30、テネブルはLV64に上がった。

 そしてリュミエルがLV40になった時に、光魔法を覚えた。
 現状では、ルミナスと、ライトニングアローの2つの魔法が使える。

 マリアはLV30に上がった時に、浄化を覚えた。
 浄化は、アンデット系に対してはダメージを与える事が出来、人や装備品に空間に対しては、クリーンアップの効果がある。



「テネブル! 私浄化覚えたよ。 これ凄い便利だから前からずっと欲しかったんだよぉ」
「良かったなマリア」

「俊樹兄ちゃん、私も光魔法覚えたよ! やっと名前通りの魔法が使えるようになったよ」
「凄いじゃん、リュミエル。俺もそれなら闇魔法覚えてくれないかな? 後さ、飛鳥も加わったし、念話と普通の会話の時に呼び方変えてると、間違えてマリアの前でも香織って呼びそうになるから、これからはみんなこっちの世界では、マリアのくれた名前で統一して呼び合う様にしようぜ」

「あ、そうだね。シエルもそれでいいかな?」
「解ったよ、リュミエル! でもテネブルってなんか呼び捨てしにくいよね、パパって言ってしまいそうだよ」

「おいおい頼むぜ、シエル」


 ◇◆◇◆ 


 俺達は、街に戻って納品を済ますと、50万ゴールド程の納品価格になった。
 その後はみんなで、孤児院へと向かった。

「ねぇマリア、チュールちゃんは元気にしてる?」
「うん、すっごく元気だよ。年齢的に子供達の中では年上だから、今は女の子達にシャンプーの仕方とかを、教えてあげる先生役で頑張ってるんだよ」

「へぇそうなんだ。見た目凄い幼いのに頑張ってるんだね」
「テネブルの方が子猫にしか見えないから、テネブルがそれを言うと変な感じするけどね!」

 シエルは、リュミエルの頭の上で、周りをせわしなくキョロキョロ見回してた。
 リュミエルは、なんだかシエルと仲良くできてるのが嬉しそうで、歩きながらも舌を出して「ハァハァ」しながら尻尾をブルンブルン振ってる。

 孤児院へ到着すると、シスターとママに挨拶をしに行った。
 ママは、毎日アルザス先生が遊びに来てくれるそうで、凄い顔色が良かった。

 丁度今も、アルザス先生が遊びに来てたので、予備の念話リングを渡して話した。
「アルザス先生、賢者ソウシから転移門一つ預かって来たから、これでこっちのアルザス先生の部屋と、王都の屋敷を繋いでおいてくれたらいいよ」
「おお、なんと、凄い事じゃな。沖田様は何か言われておったか?」

「うん、そのうち行くって言ってたよ」
「そうか、楽しみに待っておるぞ。この転移門なんじゃが、わしの他は使わせない方が良いのか?」

「サンチェスさんくらいならいいけど、領主様とかだと話が広がって面倒になりそうだから……」
「そうじゃの、テネブルの商売の都合もあるじゃろうし、サンチェスには伝えて置くぞ。向こうの屋敷に置いてこないと行けないから、わしは一度王都へ戻るかな」

「気を付けてね、アルザス先生。そう言えば又、仙桃をいくつか譲って欲しいんだけどいいかな?」
「ああ、今こっちには無いから王都に行ってから仕入れて来るぞ」

「お願いします。念話リングはそのまま持ってて下さい」
「それは助かるぞ」

 バルバロッサから連れて来た女性達も、少しここでの生活に慣れてきて、子供達と一緒に読み書き計算などの勉強をしながら、マリアとお化粧の練習をして過ごしているんだって。

 ビューティサロンは、サンチェスさんが商業ギルドの側に、店舗を用意してくれることになって、もう内装工事も始まったらしいよ。
 この世界では超高額アイテムな鏡を設置したりするから、結構しっかりとしたお店にするんだって。

 晩御飯をみんなで食べた後は、お風呂に入った。
 勿論マリアとシスターが一緒だ。

 俺は、シスターに頼んでお風呂でマリアに抱っこされてる写真をゲットしたぜ!
 うまい具合に手ブラ状態になって、大事な所は隠れてるからOKだよね?

 ゴメンなさい…… 隠れて無いのもあったけど、これは俺だけのお宝です……
 リュミエルがちょっと睨んでたけど、見逃してくれるらしい。
しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る

ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。 異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。 一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。 娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。 そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。 異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。 娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。 そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。 3人と1匹の冒険が、今始まる。 ※小説家になろうでも投稿しています ※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!  よろしくお願いします!

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~

緋色優希
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。

【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。

BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。 辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん?? 私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

完結【清】ご都合主義で生きてます。-空間を切り取り、思ったものを創り出す。これで異世界は楽勝です-

ジェルミ
ファンタジー
社畜の村野玲奈(むらの れな)は23歳で過労死をした。 第二の人生を女神代行に誘われ異世界に転移する。 スキルは剣豪、大魔導士を提案されるが、転移してみないと役に立つのか分からない。 迷っていると想像したことを実現できる『創生魔法』を提案される。 空間を切り取り収納できる『空間魔法』。 思ったものを創り出すことができ『創生魔法』。 少女は冒険者として覇道を歩むのか、それとも魔道具師としてひっそり生きるのか? 『創生魔法』で便利な物を創り富を得ていく少女の物語。 物語はまったり、のんびりと進みます。 ※カクヨム様にも掲載中です。

処理中です...