黒猫な俺の異世界生活とおっさんな俺の現代生活が楽しくてたまらない!

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第72話 シャッター工事完成

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 お風呂に入って、一度マリアの家にみんなで行った後に、話しかけた。
「マリア、明後日は朝から山賊討伐が始まるなら、俺達は一度戻って明後日の朝に来る事にするね」
「ええ、せっかく久しぶりにテネブルを抱っこして寝れると思ったのにぃ」

「ゴメンな、山賊の討伐に何日掛るか分からないし、その間はずっと一緒に居るから我慢して」
「しょうが無いね、じゃぁ明後日の朝待ってるよ」

 俺達は、3人で転移門を広げて拠点の家に戻り、青い扉を開けて地下室へと戻った。
 
「戻ったか、飛鳥はどうじゃったかの?」
「総司お爺ちゃん。あのね、私、鳩だったんだよ青くて可愛いの」

「そうじゃったか、空を自由に飛べるのは、楽しそうじゃな」
「うん! すっごい楽しかったよ」

「爺ちゃん、飛鳥用に何か防具を頼んでも良いか? 透明化が出来るから危険は少ないとは思うんだけど、流れ弾的な攻撃が当たらないとも限らないし」
「そうか、俊樹。透明化を使えるならそうじゃな、あまり重い物だと空を飛ぶのに妨げになるし、身代わりのお守りでも作って置こう。仙桃を使うからまた仕入れておいてくれ」

「そうか、丁度アルザス先生に頼んだし大丈夫だ。転移門を渡したし片道分の日数を掛けて、戻れば王都まではいつでも移動できるようになるしな」
「小説も早く続きが読みたいぞ」

「ああ、ネタはいっぱいあるから今日も頑張って書くぜ」


 ◇◆◇◆ 


 俺達は部屋に戻り、改めて飛鳥の異世界初体験の感想を聞いた。
「どうだった?」
「もう最高だよ、マジで」

「そう思ってくれたなら良かったわ。魔物と言えども生き物殺したりしたから、心配だったの」
「うん、全く何も思わないわけじゃないけど、明確に殺意向けられてるし、忌避感は無かったよ」

「それじゃぁ疲れてるだろうし今日は早めに寝たほうが良いぞ。俺は少し写真の加工と小説を書くからな」
「あ、パパ。そう言えばパパって戦ってる時以外は、基本マリアちゃんの胸にずっと挟まれっぱなしなんだね。ちょっとHぃよ」

「そ、それはまぁ気にするなよ。子猫だしいやらしくは無いだろ?」
「お風呂の写真とか、絶対おっさん趣味だと思ったよ?」

「駄目か?」
「駄目じゃないけど、香織姉ちゃんに捨てられても知らないんだからね!」

「ねぇ俊樹兄ちゃん。そう言えば今日飛鳥ちゃんが飛んでるの見て思いついたんだけど。ドローンに搭載するようなカメラって飛鳥ちゃんに付けて貰ったらどうなの?」
「お、香織それ凄いかもしれないな。4Kとかで撮影した動画ならキャプチャーしても画質綺麗だし、インベントリに予備バッテリーとか収納しとけば、撮影時間も殆ど制限無しだな」

「パパ、私もそれやって見たいよ、明日買いに行こうね!」

 ◇◆◇◆ 


 飛鳥と香織が自分の部屋で寝付いた後は、俺は写真加工と、小説の執筆を始めた。
 今日のメインは何といっても表紙用の挟まれ写真だな!
 加工ソフトで切り抜き加工した後に、イラスト処理をした画像は正にイメージ通りだ。
 これなら杉下さんも納得の表紙イラストになるぜ!

 肌色成分が多すぎるのは、気になるけど、「テネブルが邪魔です」とかのコメント入りそうだな……

 朝方の4時までかかって、6話分程書き貯めた。
 感想のチェックもしておきたい所だけど、少し睡眠取らないときついと思って、ベッドの上に転がった。

 シエルの登場に、どんな反応があるのか楽しみだな。


 ◇◆◇◆ 


 朝の9時に香織が起こしに来た。
「俊樹兄ちゃん、朝ご飯出来たよー」
「おはよう香織。わざわざ作ってくれたのか?」

「うん。飛鳥ちゃんも居るし、朝だけは作った方が良いと思ってね」
「そっか、なんか悪いな」

「でも、明日からはこっちに居る時は、飛鳥ちゃんと交代で朝ご飯作る事になったし、大丈夫だよ」
「飛鳥って料理とかできるのか?」

「あ、なんだかパパが凄い失礼な事言ってる気がする」
「お、おはよう飛鳥。飛鳥を疑ってるんじゃ無くて、朝早く起きるのはつらく無いかと思ってな?」

「全然大丈夫だよ、ママと一緒の時も結構作ってたんだよ」
「へぇ、じゃぁ楽しみにしとくな」

「俊樹兄ちゃん、私は今日は番組だからもう出かけるけど、4時頃には帰って来てるからね」
「解った。頑張れよ」

「飛鳥、買い物は昼からでいいかな? ランチ食べに出かけて、そのまま買い物行こう」
「解ったー。カメラの機種とか調べとくね」


 俺は、シャワーを浴びるとお昼までの時間は、感想の返信とかで過す事にした。


 ◇◆◇◆ 


『テネブルかチュールちゃんがエリクサー作っちゃう展開見えてきましたね?』 アニキ
『どうでしょうね? 出来たらいいんだけどなぁ』 テネブル

『誤字脱字が多くて読みにくいですけど、イラスト集だと思って楽しんでいます』 ブラックスネーク1130
『推敲大事だとは、解っているんですけど、時間がある時に一気に書きだめしちゃうので、中々読みなおしで出来て無くてゴメンなさい。イラストはこれからもっと力を入れていきますのでご期待ください!』 テネブル

『フライングバード先生がコメ残してる作品なんて初めて見たから、読んでみました。恋愛成分増やしてください』 ミラクルK
『恋愛成分は…… テネブルが余り経験豊富じゃないので…… 子猫ですから!』 テネブル

『王都のパーティーのイラストがもっと欲しいです! 下着モデルの勢ぞろいシーンとか!』 シグマ
『機会があればお披露目するかもしれません!』 テネブル


 王都での出来事までは公開になってるから、中々感想ページは盛り上がってるけど、殆どイラスト希望が多いのはまぁしょうが無いかな……

 イベント的に今から発生しそうなのは、山賊討伐に、クラーケンの発生原因か、それとやっぱりあの世界での目的が何かが、はっきりしたら面白くなりそうだよな。
 自分達でも意識して動かないといけないかな?

 これから先、アルザス先生が王都へ転移門で繋げてくれれば、活動範囲も広がるし、飛鳥が空を飛べるのも大きいから、情報収集は進みそうだよね。

 そうなると、飛鳥用の転移門も頼んでおいて、飛鳥が見つけた場所へ素早く合流できる様にしてなくちゃいけないな。
 

 そんな事を考えていると、玄関で呼び鈴がなった。
「はーい」と言って出て行くと、シャッター業者さんが設置が終ったので、動作確認と、説明をしたいので来て貰っても良いかという事だった。

 問題無く動作していたので、工事代金を現金で払おうとしたら、「そんな額現金で貰うと困るので、振り込みにして下さい」って言われちゃったぜ。

 シャッターが新品のワイヤレスタイプに変わっただけで、この倉庫全体の雰囲気が、なんかお洒落に感じるな。

 合鍵は大目に4セット作って置いて貰ったから、俺と香織が1つずつと、後の2つは鮎川に預けてこうと思って、ZGPに乗って鮎川の不動産屋まで出かけた。

「あら、奥田君。倉庫に置いてあったから気になってたけど、やっぱりそのバイクも奥田君が乗るんだね。今度後ろに乗せてよ」
「ああ、構わないぞ。それなら、食事に行く時はバイクでツーリングでもいいな」

「そうね、じゃぁ今度の日曜日はどうかな? 川棚温泉くらいなら十分日帰りで行けるから、瓦蕎麦でも食べに行こうよ」
 

 俺はちょっと日数数えてみたけど、明日の朝から4日後だから、きっと山賊討伐も終わってる筈だと思って、OKしておいた。

 シャッターの鍵を預けると、家に戻り、飛鳥の出かける準備も出来たようなので、昼ご飯に行く事にした。
「飛鳥、ジーンズで行くなら今日はバイクにするか? 992は香織が乗って行ってるから、車ならハスラーになるしな」
「うん! バイクも乗ってみたいと思ってたんだ」

 飛鳥を後ろに乗せると、しっかりしがみついて来たから、背中に当たる感触に、我が娘ながらちょっとドキドキとしたぜ。
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