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39.一旦帰宅
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その後、テントの中には重症の兵士さんがたくさんいたので、また治療をして、軽症の兵士さんたちはとりあえず一つのテントに集まってもらった。
「皆さんすみません、軽症の方を一緒に治してみますのでそのままでお願いします」
「治してみます、……とは?」と勘の良い兵士さんがいて気付かれそうだったので、また初めての試み、軽症は一遍に治してみるを素早く発動した。
『ここにいる皆さんの傷が綺麗に治ってほしい』
兵士の皆さんの頭の上にキラキラした粒子のような光が降り注いだ。
「あーなんだか体が凄く楽になった!傷も無い!」
「ずっと治らなかった傷が無くなってるぞ!」
「あれ?コイツ笑ってるぞ!怪我してから塞ぎ込んでたのに。心も治してくれるのか、大聖女様はスゲーぞ!」
良かった、成功かな?皆さんきちんと良くなったかな?
「皆さん、まだ治って無いって方いませんか?個別に対応しますので」
「あのー、大聖女様、ここなんですけど」
一人の兵士さんが私の前に来て指を差し出した。ん?どこ?
「おい!お前!どこも傷なんて無いだろ!大聖女様と話したいだけだろ!」
「違うよ!ここの爪がちょっと深爪で…」
「お前やっぱり。そんなの大聖女様に治してもらう傷じゃねーだろ!…それより大聖女様、俺の…」
「おい待て、それなら俺が先だ!」
「おいお前たち!大聖女様に何をしている?」
ハルバードさんが登場し、一同静まり返った。
「ハルバードさん、まだ傷の治って無い方がいるようなので…」
「レイ様、コイツらの顔を見て下さい。皆ただ貴女に構って欲しいだけなんですよ。な?」
兵士さんたちは皆苦笑いをしている。
「そうなんですね、でも皆さんの怪我が治って良かったです!」
安心してそう伝えると、まだドサッと誰かが倒れた音がした。
「…レ、レイ様。その笑顔、あっいや、あの魔物の討伐ありがとうございました。今の兵士たちではかなり苦戦した上に、負傷者もかなり出たでしょう。本当に助かりました」
ん?笑顔ならハルバードさんの笑顔で私が心臓を患ってしまったのですが…
それと魔物以外にも、
「ハルバードさん、この淀んだ空気も何とかしたいのですが。森なのにこんなに空気が汚れてるのはなんかイヤですね」
「そうですねレイ様。しかし、この瘴気を発生させている沼自体を無くさない限り無くなりません。それは魔物も同じです」
宰相が説明してくれた通り、この森の向こうに瘴気を発生させる沼があり、それが魔物を生み出している。
「今日はもう魔物の気配が無いので、一時撤退します。そろそろ兵士も休ませなければと思っていたところなんです。家族も待ってますし」
皆さんボロボロだったもんね。
こんなテントじゃなくて、家族が待ってる暖かい家のベッドで寝たいよね。皆には家族が待ってるんだよね。
「そうなんですね、わかりました。帰りは私の魔法で帰りましょう。…その前に私は少し外に出ます」
魔物が消えた森の奥に入った。
涙がこぼれたのバレなかったかな。
帰る家のある人。
家族が待っている人。
私も仕事が終わったら家に帰るのが何より楽しみだった。
お父さん、お母さん、裕太、今何してる…?
背後で人の気配がした。
「レイ様…少し心配で、付いてきました」
ハルバードさん、優しい人。やっぱり泣いたの見られてたんだ。
「すみません、大丈夫です。家族のことを思うとすぐ悲しくなってしまって」
「貴女の召喚時のこと、そのあとのことも、聞いています。王家に酷い扱いを受けたことも。
私で良ければ力になります、何でも言ってください。大聖女様に対して不敬かもしれませんが、貴女が一人で泣いていると思うと…辛いです」
ハルバードさん、私が放置された事を知ってるんだ。そっか、それで可哀想だと思ってくれてるのかな。
「ハルバードさん、ありがとうございます。家族のことを思うとすぐに涙が出てしまうのはもう反射のようなものなので…すみません大丈夫です。
それに私にはもうメルトル村の皆さんが家族として待ってくれていますから」
ハルバードさんは一瞬困ったような顔をしたが、すぐに
「そうですか、それなら安心です」と言った。
「ハルバードさん、少し試して見て良いですか?この辺の空気だけでも綺麗にしたいんです」
「ええ、ぜひお願いします。瘴気が減ればそれだけ魔物の発生も抑えられますから」
突然魔物が出てこないか見張っているから、思う存分やってみなさいと言われ、
『淀んだ空気はすべて消えて、森本来の澄んだ空気にして欲しい』
対象があまりにも広すぎるので、なんとなく力を込めて腕を広げてみた。
白い光が辺り一面にブワッと広がった。
あの時、私がララさんの部屋で見た光と似た白い光にキラキラと太陽の陽射しが反射している。
「レイ様、凄いです…」
眩しい光が消え、目を開けると周りの景色がさっきとは違っていた。
木の緑が澄んで鮮やかに輝き、土と緑の匂いが辺り一面に広がっていた。
やったー!うまく行ったのかな!?
「ハルバードさん!緑が綺麗です!」
やったー!私はハルバードさんに駆け寄って、ハルバードさんの手を掴んでピョンピョンと飛び跳ねた。
やった!森が綺麗になった!こんなに広い範囲の森を綺麗に出来た!
「レイ様、良かったですね。本当に凄いです、貴女は」
ハルバードさんが優しく微笑みながら私を見ていた。なんて綺麗な紫色なんだろう。ハルバードさんの瞳がキラキラしている。
「何をしてるのかな、ハルバード。大聖女様の手を掴むなんて不敬じゃないのか」
そこに何故か王子様が現れた。物凄く不機嫌な顔をして。
「フェリクス殿下、殿下の考えるような間違いはありません。たった今、大聖女様が瘴気の浄化に成功されましたので、その感謝をお伝えしていたところです」
「王子様、ハルバードさんの手を掴んだのは私です。あなたに何か言われるようなことは何一つ無いです、今後も」
王子様は、うっと唸るとまた悲しい顔をして、
「大聖女殿、しかし、その、異性と手を――」
「殿下、行きますよ。大聖女様は何も無いと仰ってます。今の光は大聖女様だとわかったでしょう」
さすが仕事の出来る側近さん、王子様を引きずるように連れて行った。
「なんだったんでしょうね、関わりたくないのに」
ハルバードさんはクスクスと笑うと、
「レイ様が気にすることは無いですよ。今後レイ様が殿下と交流を持つことは無いですから」
ハルバードさんは優しい笑顔で私を見つめると、右手を伸ばし私の頬に流れた涙の跡をスッと親指で拭った。
そして、もう一度私の頰を優しく撫でると、
「さあ、それでは皆のところに戻って帰る支度をしましょう」
と言うと、また手を繋いだままテントまで誘導してくれた。なんだろう、嬉しかった。
「それでは皆さん全員いますね?忘れ物は無いですね?では砦に移動します!」
一瞬で砦の中庭に移動した。
「皆さんすみません、軽症の方を一緒に治してみますのでそのままでお願いします」
「治してみます、……とは?」と勘の良い兵士さんがいて気付かれそうだったので、また初めての試み、軽症は一遍に治してみるを素早く発動した。
『ここにいる皆さんの傷が綺麗に治ってほしい』
兵士の皆さんの頭の上にキラキラした粒子のような光が降り注いだ。
「あーなんだか体が凄く楽になった!傷も無い!」
「ずっと治らなかった傷が無くなってるぞ!」
「あれ?コイツ笑ってるぞ!怪我してから塞ぎ込んでたのに。心も治してくれるのか、大聖女様はスゲーぞ!」
良かった、成功かな?皆さんきちんと良くなったかな?
「皆さん、まだ治って無いって方いませんか?個別に対応しますので」
「あのー、大聖女様、ここなんですけど」
一人の兵士さんが私の前に来て指を差し出した。ん?どこ?
「おい!お前!どこも傷なんて無いだろ!大聖女様と話したいだけだろ!」
「違うよ!ここの爪がちょっと深爪で…」
「お前やっぱり。そんなの大聖女様に治してもらう傷じゃねーだろ!…それより大聖女様、俺の…」
「おい待て、それなら俺が先だ!」
「おいお前たち!大聖女様に何をしている?」
ハルバードさんが登場し、一同静まり返った。
「ハルバードさん、まだ傷の治って無い方がいるようなので…」
「レイ様、コイツらの顔を見て下さい。皆ただ貴女に構って欲しいだけなんですよ。な?」
兵士さんたちは皆苦笑いをしている。
「そうなんですね、でも皆さんの怪我が治って良かったです!」
安心してそう伝えると、まだドサッと誰かが倒れた音がした。
「…レ、レイ様。その笑顔、あっいや、あの魔物の討伐ありがとうございました。今の兵士たちではかなり苦戦した上に、負傷者もかなり出たでしょう。本当に助かりました」
ん?笑顔ならハルバードさんの笑顔で私が心臓を患ってしまったのですが…
それと魔物以外にも、
「ハルバードさん、この淀んだ空気も何とかしたいのですが。森なのにこんなに空気が汚れてるのはなんかイヤですね」
「そうですねレイ様。しかし、この瘴気を発生させている沼自体を無くさない限り無くなりません。それは魔物も同じです」
宰相が説明してくれた通り、この森の向こうに瘴気を発生させる沼があり、それが魔物を生み出している。
「今日はもう魔物の気配が無いので、一時撤退します。そろそろ兵士も休ませなければと思っていたところなんです。家族も待ってますし」
皆さんボロボロだったもんね。
こんなテントじゃなくて、家族が待ってる暖かい家のベッドで寝たいよね。皆には家族が待ってるんだよね。
「そうなんですね、わかりました。帰りは私の魔法で帰りましょう。…その前に私は少し外に出ます」
魔物が消えた森の奥に入った。
涙がこぼれたのバレなかったかな。
帰る家のある人。
家族が待っている人。
私も仕事が終わったら家に帰るのが何より楽しみだった。
お父さん、お母さん、裕太、今何してる…?
背後で人の気配がした。
「レイ様…少し心配で、付いてきました」
ハルバードさん、優しい人。やっぱり泣いたの見られてたんだ。
「すみません、大丈夫です。家族のことを思うとすぐ悲しくなってしまって」
「貴女の召喚時のこと、そのあとのことも、聞いています。王家に酷い扱いを受けたことも。
私で良ければ力になります、何でも言ってください。大聖女様に対して不敬かもしれませんが、貴女が一人で泣いていると思うと…辛いです」
ハルバードさん、私が放置された事を知ってるんだ。そっか、それで可哀想だと思ってくれてるのかな。
「ハルバードさん、ありがとうございます。家族のことを思うとすぐに涙が出てしまうのはもう反射のようなものなので…すみません大丈夫です。
それに私にはもうメルトル村の皆さんが家族として待ってくれていますから」
ハルバードさんは一瞬困ったような顔をしたが、すぐに
「そうですか、それなら安心です」と言った。
「ハルバードさん、少し試して見て良いですか?この辺の空気だけでも綺麗にしたいんです」
「ええ、ぜひお願いします。瘴気が減ればそれだけ魔物の発生も抑えられますから」
突然魔物が出てこないか見張っているから、思う存分やってみなさいと言われ、
『淀んだ空気はすべて消えて、森本来の澄んだ空気にして欲しい』
対象があまりにも広すぎるので、なんとなく力を込めて腕を広げてみた。
白い光が辺り一面にブワッと広がった。
あの時、私がララさんの部屋で見た光と似た白い光にキラキラと太陽の陽射しが反射している。
「レイ様、凄いです…」
眩しい光が消え、目を開けると周りの景色がさっきとは違っていた。
木の緑が澄んで鮮やかに輝き、土と緑の匂いが辺り一面に広がっていた。
やったー!うまく行ったのかな!?
「ハルバードさん!緑が綺麗です!」
やったー!私はハルバードさんに駆け寄って、ハルバードさんの手を掴んでピョンピョンと飛び跳ねた。
やった!森が綺麗になった!こんなに広い範囲の森を綺麗に出来た!
「レイ様、良かったですね。本当に凄いです、貴女は」
ハルバードさんが優しく微笑みながら私を見ていた。なんて綺麗な紫色なんだろう。ハルバードさんの瞳がキラキラしている。
「何をしてるのかな、ハルバード。大聖女様の手を掴むなんて不敬じゃないのか」
そこに何故か王子様が現れた。物凄く不機嫌な顔をして。
「フェリクス殿下、殿下の考えるような間違いはありません。たった今、大聖女様が瘴気の浄化に成功されましたので、その感謝をお伝えしていたところです」
「王子様、ハルバードさんの手を掴んだのは私です。あなたに何か言われるようなことは何一つ無いです、今後も」
王子様は、うっと唸るとまた悲しい顔をして、
「大聖女殿、しかし、その、異性と手を――」
「殿下、行きますよ。大聖女様は何も無いと仰ってます。今の光は大聖女様だとわかったでしょう」
さすが仕事の出来る側近さん、王子様を引きずるように連れて行った。
「なんだったんでしょうね、関わりたくないのに」
ハルバードさんはクスクスと笑うと、
「レイ様が気にすることは無いですよ。今後レイ様が殿下と交流を持つことは無いですから」
ハルバードさんは優しい笑顔で私を見つめると、右手を伸ばし私の頬に流れた涙の跡をスッと親指で拭った。
そして、もう一度私の頰を優しく撫でると、
「さあ、それでは皆のところに戻って帰る支度をしましょう」
と言うと、また手を繋いだままテントまで誘導してくれた。なんだろう、嬉しかった。
「それでは皆さん全員いますね?忘れ物は無いですね?では砦に移動します!」
一瞬で砦の中庭に移動した。
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