竜王の俺が、クソ女神に地上に突き落とされました

栞遠

文字の大きさ
39 / 90

38*

しおりを挟む

いつも南波斗と身体を合わせる時は、ベッドが通常なんだが……。


今日だけは違った。


誰も予想しないような場所。


絶対、身体を重ねるような場所じゃ、ない。



——南波斗のバカぁっ!!


ルメアの心の思いは、当然南波斗には届かない。



——風呂場は、ありえないだろっ……!!



風呂場は声が響く。
だから、ルメアは口を噤もうと唇を噛み締めるが、南波斗によって妨害ぼうがいされてしまう。


——あぁ。出来ることなら、ベッドが良かった……


✩.*˚✩.*˚✩.*˚


南波斗に手を引かれて、ルメアは強引に風呂場に連行される。
「な、南波斗? ここでするのか?」
若干ルメアの顔が引きつっているように見えるが、南波斗は一切気にしない。

「うん」

即答で返事を返す南波斗に、ルメアは恐怖心を全身で感じた。


「っ!? 南波斗! ぬ、脱がすな、脱がすな!」


いつの間にかルメアの上着に手を伸ばした南波斗は、手際よく脱がそうとする。
が、その手をルメアは掴む。

「……脱いでくれないと、出来ないじゃん」


「…………ヤる前提で話すな……」


「さっき俺、抱くって言った」
まるでオモチャを取られた子供のようだ。

南波斗は頬を膨らませ、ルメアを見つめる。
その仕草に、ルメアは「ぐっ……」と唸った。


「…………分かった……」


渋々頷くと、南波斗はぱぁああ、と明るくなる。
そして楽しそうに、ルメアの服を脱ぐしていく。

時々南波斗の手が肌に触れると、くすぐったくて肩を跳ねさせるルメア。

ロングコートの上着を、バサッと洋服入れのかごに放り込む。

ルメアは目をつぶって、たまに南波斗が指示を飛ばす内容に、従順に従う。

——もどかしい……っ

そんなことを考えてしまうほど、南波斗に触れて欲しかった。

——早く……、着替え終わってくれ……

『好き』と自覚すると、こんなにも心の中で南波斗を欲してしまうとは、恥ずかしかった。


「じゃあ、行こっか」


全身何も身にまとっていないルメアは、同じように裸になった南波斗に、また手を引かれた。



浴槽には綺麗な湯が並々まで入っていた。
湯けむりが風呂場を包む。

「ルメアはそこに腰掛けて」


やはりよく声が反響する。
南波斗が指さしたのは、浴槽の縁だった。

「お、落ちる……」

何をされるのかは分からないが、あんな細い所に腰掛けたら、後ろに落ちるだろう。


「俺が支えるから」


あまり信頼できない言葉だったが、ルメアはゆっくりと頷いた。


「そこで足、思いきり広げて」


「は?」

ルメアのすぐ目の前にしゃがみ込んだ南波斗が、笑いながらルメアの両膝に手を置く。

「この細い足を、ガバーっと広げて」

ぐいーっ、と南波斗が閉じている足を広げようと横に動かす。

「なっ、ちょっ……見え、る……っ!!」


足を広げたら、ルメアの中心部が南波斗の顔の前に来てしまう。

——出来な……ぃ……っ!

恥ずかしくて死にそうだ。


「ルメア。——見、せ、て?」


わざと間を空けて話す南波斗。

ルメアの顔は真っ赤に染まっていた。
「……っ、自分で……やる、から……」

南波斗がやるくらいなら、自分で広げた方がマシかも知れない。


そろっ……と両足を限界まで広げる。



「こ、れで……いい?」


差恥心に包まれながら、ルメアは片目だけ開けて、南波斗に問いかける。


「うん。絶景だよ、ルメア……」



南波斗が、ルメアの中心部に息を吹きかけると、そこはビクビクッと震えた。

「ひぁ……っ!!」

ペロッと先端を舐め上げられ、ルメアの口からは変な声が出る。
「あっ、舐めん……なぁ……っ! あっ、ぅあ……んっ!」

じゅぷっ、と南波斗の口の中にルメアの亀頭が収まると、また中心部だけが震えた。

「ルメアにフェラすんの、初めてだもんな……」

じゅぷじゅぷと南波斗の口の中で、扱かれる。
「は、ぁああ……んあぁあ! やっ、だめ、そこ……舐めない……でっ!!」

根元近くまでくわえられて、ルメアは喉を反らせる。

「んっ……ふっ……」

南波斗はルメアの細い腰を掴んで、彼が浴槽の中に落ちないようにする。


「ひもちいい?」


ルメアのをしゃぶりながら、南波斗は上目遣いで聞く。

と、ルメアが南波斗の頭を掴んで「気持ちい」と言った。

ぶるっと身震いした南波斗は、ぐぽっ、ぐぽっと音が変わるほど強くフェラをする。


裏スジを厚ぼったい舌で丹念に舐めたり、舌先に力を入れて、鈴口や尿道口をつつく。

「や、んぁあ……っ! ひっ、ぅうああ……!」

ビクビクと震え上がるルメアを見て、南波斗は心の中で笑う。

ルメアの中心部を、喉の奥まで咥え込むと、彼は目を見開いて首を振った。


「やっ、喉、奥当たって……やぁああっ! 待って、待っで……!!」


幹全体を、強弱を付けて吸い上げられると、先端からは先走りの汁が溢れ出る。

南波斗がフェラを続ける限り、先走りの汁は止まらない。

「気持ち?」


「あんっ! あっ、はぁああ! 気持ち、きもちい……ぃ! も、っと……!!」


ルメアは南波斗の頭を強く掴んで、コクコクと頷く。
そして、「もっと」と要求する。

それが嬉しくて、南波斗は今までよりも強くフェラをした。


「ひっ、うぐっ! ああぁぅう……! あっ、だめ、イくっ、イくぅっ!!」


全身を震わせて身体を仰け反るルメア。
南波斗は自分の喉の奥まで咥えこんで、思いっきり吸い上げた。

「ああん! あっ、南波斗、離し……てぇええっ!!!」

このままでは、南波斗の口の中に出してしまう。
きっと耐えることも出来ない。
だから、快楽に溺れながらも、必死に呼びかける。

けれど南波斗は、全然離してくれなかった。

我慢出来ず、ルメアは震え上がった。


「ふぁああああっ!!!」


ドクッ……とルメアは、南波斗の口の中で欲を吐き出した。

トロんとした目でルメアは南波斗を見る。

やはり彼の口の中には、ルメアの白濁液が残っていた。


「……んふふっ」


すると、南波斗はいやらしく笑って、ゴクッと一気に飲み込んだ。

涙目でトロんとしている目を、これでもかと見開く。
「え、なんで……飲んで…………」


「ん。あー、ごちそうさま」

口の周りにも付いた白濁液を、指で器用に絡め取り、口の中に運ぶ。

「き、汚いだろ……! 飲むなよ……っ!」


だがもう、遅い。
全部飲んでしまった南波斗を、ポカポカと殴る。

しかも場所も場所だから、声が響いてより恥ずかしくなる。
音もリアルに聞こえるから、今日は吐き出す量が多かった。


「よく出るね、ルメア」


にやぁっ、と笑った南波斗は、シャワーを捻った。

「ひゃぁあっ……!」

ビクゥっとしたルメアは、自分の身体を支えきれずに、そのまま後ろに倒れた。


「あ」


バッシャーン、と大きな音を出しながら、ルメアは背中から湯船に落ちた。


まだ湯があったからいいものを。


ザバァッと湯から飛び出したルメアは、ジト目で南波斗を見る。


「……ここで続きやろっか……」


身体も冷えてきたから、と言って南波斗も湯船の中に入る。

二人入っても全然広いから、多分、大丈夫だろう。


「ほら、ルメア……。腰出して」


「…………ん……」


言われた通りルメアは、南波斗に背を向け、腰を突き出す。


「いい子だね」


南波斗の声が優しくて、ルメアはピクっと小さく反応する。


「じゃあ指、挿れるね?」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える

ハーフのクロエ
ファンタジー
 夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。  主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

処理中です...