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しおりを挟むいつも南波斗と身体を合わせる時は、ベッドが通常なんだが……。
今日だけは違った。
誰も予想しないような場所。
絶対、身体を重ねるような場所じゃ、ない。
——南波斗のバカぁっ!!
ルメアの心の思いは、当然南波斗には届かない。
——風呂場は、ありえないだろっ……!!
風呂場は声が響く。
だから、ルメアは口を噤もうと唇を噛み締めるが、南波斗によって妨害されてしまう。
——あぁ。出来ることなら、ベッドが良かった……
✩.*˚✩.*˚✩.*˚
南波斗に手を引かれて、ルメアは強引に風呂場に連行される。
「な、南波斗? ここでするのか?」
若干ルメアの顔が引きつっているように見えるが、南波斗は一切気にしない。
「うん」
即答で返事を返す南波斗に、ルメアは恐怖心を全身で感じた。
「っ!? 南波斗! ぬ、脱がすな、脱がすな!」
いつの間にかルメアの上着に手を伸ばした南波斗は、手際よく脱がそうとする。
が、その手をルメアは掴む。
「……脱いでくれないと、出来ないじゃん」
「…………ヤる前提で話すな……」
「さっき俺、抱くって言った」
まるでオモチャを取られた子供のようだ。
南波斗は頬を膨らませ、ルメアを見つめる。
その仕草に、ルメアは「ぐっ……」と唸った。
「…………分かった……」
渋々頷くと、南波斗はぱぁああ、と明るくなる。
そして楽しそうに、ルメアの服を脱ぐしていく。
時々南波斗の手が肌に触れると、くすぐったくて肩を跳ねさせるルメア。
ロングコートの上着を、バサッと洋服入れの籠に放り込む。
ルメアは目をつぶって、たまに南波斗が指示を飛ばす内容に、従順に従う。
——もどかしい……っ
そんなことを考えてしまうほど、南波斗に触れて欲しかった。
——早く……、着替え終わってくれ……
『好き』と自覚すると、こんなにも心の中で南波斗を欲してしまうとは、恥ずかしかった。
「じゃあ、行こっか」
全身何も身にまとっていないルメアは、同じように裸になった南波斗に、また手を引かれた。
浴槽には綺麗な湯が並々まで入っていた。
湯けむりが風呂場を包む。
「ルメアはそこに腰掛けて」
やはりよく声が反響する。
南波斗が指さしたのは、浴槽の縁だった。
「お、落ちる……」
何をされるのかは分からないが、あんな細い所に腰掛けたら、後ろに落ちるだろう。
「俺が支えるから」
あまり信頼できない言葉だったが、ルメアはゆっくりと頷いた。
「そこで足、思いきり広げて」
「は?」
ルメアのすぐ目の前にしゃがみ込んだ南波斗が、笑いながらルメアの両膝に手を置く。
「この細い足を、ガバーっと広げて」
ぐいーっ、と南波斗が閉じている足を広げようと横に動かす。
「なっ、ちょっ……見え、る……っ!!」
足を広げたら、ルメアの中心部が南波斗の顔の前に来てしまう。
——出来な……ぃ……っ!
恥ずかしくて死にそうだ。
「ルメア。——見、せ、て?」
わざと間を空けて話す南波斗。
ルメアの顔は真っ赤に染まっていた。
「……っ、自分で……やる、から……」
南波斗がやるくらいなら、自分で広げた方がマシかも知れない。
そろっ……と両足を限界まで広げる。
「こ、れで……いい?」
差恥心に包まれながら、ルメアは片目だけ開けて、南波斗に問いかける。
「うん。絶景だよ、ルメア……」
南波斗が、ルメアの中心部に息を吹きかけると、そこはビクビクッと震えた。
「ひぁ……っ!!」
ペロッと先端を舐め上げられ、ルメアの口からは変な声が出る。
「あっ、舐めん……なぁ……っ! あっ、ぅあ……んっ!」
じゅぷっ、と南波斗の口の中にルメアの亀頭が収まると、また中心部だけが震えた。
「ルメアにフェラすんの、初めてだもんな……」
じゅぷじゅぷと南波斗の口の中で、扱かれる。
「は、ぁああ……んあぁあ! やっ、だめ、そこ……舐めない……でっ!!」
根元近くまで咥えられて、ルメアは喉を反らせる。
「んっ……ふっ……」
南波斗はルメアの細い腰を掴んで、彼が浴槽の中に落ちないようにする。
「ひもちいい?」
ルメアのをしゃぶりながら、南波斗は上目遣いで聞く。
と、ルメアが南波斗の頭を掴んで「気持ちい」と言った。
ぶるっと身震いした南波斗は、ぐぽっ、ぐぽっと音が変わるほど強くフェラをする。
裏スジを厚ぼったい舌で丹念に舐めたり、舌先に力を入れて、鈴口や尿道口をつつく。
「や、んぁあ……っ! ひっ、ぅうああ……!」
ビクビクと震え上がるルメアを見て、南波斗は心の中で笑う。
ルメアの中心部を、喉の奥まで咥え込むと、彼は目を見開いて首を振った。
「やっ、喉、奥当たって……やぁああっ! 待って、待っで……!!」
幹全体を、強弱を付けて吸い上げられると、先端からは先走りの汁が溢れ出る。
南波斗がフェラを続ける限り、先走りの汁は止まらない。
「気持ち?」
「あんっ! あっ、はぁああ! 気持ち、きもちい……ぃ! も、っと……!!」
ルメアは南波斗の頭を強く掴んで、コクコクと頷く。
そして、「もっと」と要求する。
それが嬉しくて、南波斗は今までよりも強くフェラをした。
「ひっ、うぐっ! ああぁぅう……! あっ、だめ、イくっ、イくぅっ!!」
全身を震わせて身体を仰け反るルメア。
南波斗は自分の喉の奥まで咥えこんで、思いっきり吸い上げた。
「ああん! あっ、南波斗、離し……てぇええっ!!!」
このままでは、南波斗の口の中に出してしまう。
きっと耐えることも出来ない。
だから、快楽に溺れながらも、必死に呼びかける。
けれど南波斗は、全然離してくれなかった。
我慢出来ず、ルメアは震え上がった。
「ふぁああああっ!!!」
ドクッ……とルメアは、南波斗の口の中で欲を吐き出した。
トロんとした目でルメアは南波斗を見る。
やはり彼の口の中には、ルメアの白濁液が残っていた。
「……んふふっ」
すると、南波斗はいやらしく笑って、ゴクッと一気に飲み込んだ。
涙目でトロんとしている目を、これでもかと見開く。
「え、なんで……飲んで…………」
「ん。あー、ごちそうさま」
口の周りにも付いた白濁液を、指で器用に絡め取り、口の中に運ぶ。
「き、汚いだろ……! 飲むなよ……っ!」
だがもう、遅い。
全部飲んでしまった南波斗を、ポカポカと殴る。
しかも場所も場所だから、声が響いてより恥ずかしくなる。
音もリアルに聞こえるから、今日は吐き出す量が多かった。
「よく出るね、ルメア」
にやぁっ、と笑った南波斗は、シャワーを捻った。
「ひゃぁあっ……!」
ビクゥっとしたルメアは、自分の身体を支えきれずに、そのまま後ろに倒れた。
「あ」
バッシャーン、と大きな音を出しながら、ルメアは背中から湯船に落ちた。
まだ湯があったからいいものを。
ザバァッと湯から飛び出したルメアは、ジト目で南波斗を見る。
「……ここで続きやろっか……」
身体も冷えてきたから、と言って南波斗も湯船の中に入る。
二人入っても全然広いから、多分、大丈夫だろう。
「ほら、ルメア……。腰出して」
「…………ん……」
言われた通りルメアは、南波斗に背を向け、腰を突き出す。
「いい子だね」
南波斗の声が優しくて、ルメアはピクっと小さく反応する。
「じゃあ指、挿れるね?」
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