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ありがとう……
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遊びに来ただけなのに、どうしてこうなってしまったんだろう。
暁人は、自分の身に起きたことを理解するのに必死だった。
「ごめんね、暁人」
暁人の身体を優しく包み込んでいるルイが、声を震わせながら謝る。
「なんで、謝るの?」
確かに怖かった。
でも、ルイが助けてくれた。
怖さなんか、ルイのおかげで吹っ飛んで行った。
「僕は、大丈夫だよ?」
「でも、手首が……」
暁人の手首には、縄で縛られた痕がくっきりと残っている。
「大丈夫。痛くないから」
不思議と、痛くはなかったのだ。
どうしてだろう。
「明日……」
とても申し訳ないと思っているのか、ルイの声がどんどん小さくなっていく。
「明日は、手袋をするんだよ。だから、バレないよ」
「そういう……ことじゃ」
いつまでもウジウジしているルイに、暁人は少しイラッとする。
——僕のこと、信じれないのかな?
弱いから?
「ルイ。僕は平気。ルイこそ、変だよ」
グイッとルイの胸ぐらを掴んで、自分に引き寄せる。
「っ」
暁人は思いきってルイの唇に、キスをする。
いつもルイがしてくれるようなキスをしてみるが、上手く出来ない。
「んぅ……っ」
すると、暁人のしたいキスを悟ったのか、ルイが先手を取る。
暁人の唇を舌でなぞって、「開けて」と伝える。
少しだけ口が開くと、ルイの厚ぼったい舌が入ってくる。
「んっ…………ふぅんん」
「っ、暁人……」
「待っ……て…………っ、ルイ……んっ」
息継ぎを許さない激しいキスは、暁人の頭をトロトロにしていく。
「んんぅ……ふぁ……ンンっ」
「ぷはぁ…………っ」
ようやく唇を離された暁人は、ルイにもたれかかる。
「……暁人が、いけないんだよ」
静かに口を開いたルイは、クスクス笑いながら、暁人の身体をぎゅっと抱きしめる。
「………………煽るから」
「煽って……ない…………っ」
顔を真っ赤にさせながら、暁人はルイの胸を叩く。
「ごめんねー?」
「う……うるさ…………いぃ……バカぁ」
久しぶりのルイのキスは、嬉しかった。
「…………いつもの、ルイがいい」
「……しょうがないなぁ……。暁人は甘えん坊だね?」
「ガキ扱いすんな!」
ルイの言い方にカチン、ときて、暁人はルイのデコを指で弾く。
「地味に痛いんだけど」
「ざまぁみろ!」
腰に手を当てて、暁人は偉ぶる。
「……反抗的だなぁ。 躾が必要かもな」
ルイの纏う雰囲気が変わった。
すごく嫌な予感がする。
「腰が立たなくなるまで、抱いてあげる」
——終わった……。
暁人は瞬時に悟った。このままルイの家に行けば、絶対に明日動けなくなる。
初めてシた時でさえ、腰が酷く痛んだのに。
ルイにマジで本気で抱かれたら、身体がどうなってしまうのか、予想も付かない。
——この時間、約一秒。
「暁人。おいで」
「……っ、ごめん、なさ……」
「許さないよ。だから、おいで」
ルイが腕を広げて、暁人を呼び寄せる。
——ルイの「おいで」は、弱いのに……っ
なぜかルイに言われると、逆らえなくなる。
「ごめんなさい…………っ、ごめんな……さ、い」
口からは勝手に謝罪の言葉が出てくる。
ルイはずっと、笑っていた。
抱く気なんて、ルイは、今、全くないのに。
さっきの言葉を真剣に受け止めている暁人が、かわい過ぎる。
「——遊ぼう、暁人」
「……え、」
拍子抜けした。
予想とは違った言葉で、暁人はキョトン、とする。
「本当に抱くわけないだろ? 暁人にとって、最後の文化祭なんだから」
こういう時のルイは、意地悪だ。
暁人はルイの言葉を頭の中で繰り返し、ようやく理解する。
「バカぁぁあっ!!!」
その場には、暁人の悲鳴にも似た、怒号が飛んだのであった。
💫💫💫
ようやく、一息つけるようになった。
暁人とルイは、公園のベンチに座って考え込んでいた。
「さて、と。さぁ、ルイ」
暁人がルイを呼ぶと、彼はビクリッと肩を震わせて暁人を見た。
「洗いざらい、吐いてもらうよ?」
「…………どうしても、言わなきゃいけない?」
「どうしても」
ここは譲れない。暁人はルイの手をぎゅっと握って、しっかりとルイの赤い瞳を見つめた。
「…………分かった」
ルイは暁人の推しに負けて、渋々頷いた。
「…………この前も話した通り、俺は、汚いんだ」
多分、ルイの言っている『この前』とは初めてルイと一緒に家に行った時のことだと思う。
あの時も、少しだけだがルイの過去を聞いた。
あれが省略した話ならば、今から聞く内容はどんなものなんだろう。
重い口を開いたルイは、ゆっくりと過去を語り出した。
——暁人は彼の話を真剣に受け止めた。
暁人は、自分の身に起きたことを理解するのに必死だった。
「ごめんね、暁人」
暁人の身体を優しく包み込んでいるルイが、声を震わせながら謝る。
「なんで、謝るの?」
確かに怖かった。
でも、ルイが助けてくれた。
怖さなんか、ルイのおかげで吹っ飛んで行った。
「僕は、大丈夫だよ?」
「でも、手首が……」
暁人の手首には、縄で縛られた痕がくっきりと残っている。
「大丈夫。痛くないから」
不思議と、痛くはなかったのだ。
どうしてだろう。
「明日……」
とても申し訳ないと思っているのか、ルイの声がどんどん小さくなっていく。
「明日は、手袋をするんだよ。だから、バレないよ」
「そういう……ことじゃ」
いつまでもウジウジしているルイに、暁人は少しイラッとする。
——僕のこと、信じれないのかな?
弱いから?
「ルイ。僕は平気。ルイこそ、変だよ」
グイッとルイの胸ぐらを掴んで、自分に引き寄せる。
「っ」
暁人は思いきってルイの唇に、キスをする。
いつもルイがしてくれるようなキスをしてみるが、上手く出来ない。
「んぅ……っ」
すると、暁人のしたいキスを悟ったのか、ルイが先手を取る。
暁人の唇を舌でなぞって、「開けて」と伝える。
少しだけ口が開くと、ルイの厚ぼったい舌が入ってくる。
「んっ…………ふぅんん」
「っ、暁人……」
「待っ……て…………っ、ルイ……んっ」
息継ぎを許さない激しいキスは、暁人の頭をトロトロにしていく。
「んんぅ……ふぁ……ンンっ」
「ぷはぁ…………っ」
ようやく唇を離された暁人は、ルイにもたれかかる。
「……暁人が、いけないんだよ」
静かに口を開いたルイは、クスクス笑いながら、暁人の身体をぎゅっと抱きしめる。
「………………煽るから」
「煽って……ない…………っ」
顔を真っ赤にさせながら、暁人はルイの胸を叩く。
「ごめんねー?」
「う……うるさ…………いぃ……バカぁ」
久しぶりのルイのキスは、嬉しかった。
「…………いつもの、ルイがいい」
「……しょうがないなぁ……。暁人は甘えん坊だね?」
「ガキ扱いすんな!」
ルイの言い方にカチン、ときて、暁人はルイのデコを指で弾く。
「地味に痛いんだけど」
「ざまぁみろ!」
腰に手を当てて、暁人は偉ぶる。
「……反抗的だなぁ。 躾が必要かもな」
ルイの纏う雰囲気が変わった。
すごく嫌な予感がする。
「腰が立たなくなるまで、抱いてあげる」
——終わった……。
暁人は瞬時に悟った。このままルイの家に行けば、絶対に明日動けなくなる。
初めてシた時でさえ、腰が酷く痛んだのに。
ルイにマジで本気で抱かれたら、身体がどうなってしまうのか、予想も付かない。
——この時間、約一秒。
「暁人。おいで」
「……っ、ごめん、なさ……」
「許さないよ。だから、おいで」
ルイが腕を広げて、暁人を呼び寄せる。
——ルイの「おいで」は、弱いのに……っ
なぜかルイに言われると、逆らえなくなる。
「ごめんなさい…………っ、ごめんな……さ、い」
口からは勝手に謝罪の言葉が出てくる。
ルイはずっと、笑っていた。
抱く気なんて、ルイは、今、全くないのに。
さっきの言葉を真剣に受け止めている暁人が、かわい過ぎる。
「——遊ぼう、暁人」
「……え、」
拍子抜けした。
予想とは違った言葉で、暁人はキョトン、とする。
「本当に抱くわけないだろ? 暁人にとって、最後の文化祭なんだから」
こういう時のルイは、意地悪だ。
暁人はルイの言葉を頭の中で繰り返し、ようやく理解する。
「バカぁぁあっ!!!」
その場には、暁人の悲鳴にも似た、怒号が飛んだのであった。
💫💫💫
ようやく、一息つけるようになった。
暁人とルイは、公園のベンチに座って考え込んでいた。
「さて、と。さぁ、ルイ」
暁人がルイを呼ぶと、彼はビクリッと肩を震わせて暁人を見た。
「洗いざらい、吐いてもらうよ?」
「…………どうしても、言わなきゃいけない?」
「どうしても」
ここは譲れない。暁人はルイの手をぎゅっと握って、しっかりとルイの赤い瞳を見つめた。
「…………分かった」
ルイは暁人の推しに負けて、渋々頷いた。
「…………この前も話した通り、俺は、汚いんだ」
多分、ルイの言っている『この前』とは初めてルイと一緒に家に行った時のことだと思う。
あの時も、少しだけだがルイの過去を聞いた。
あれが省略した話ならば、今から聞く内容はどんなものなんだろう。
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