61 / 108
6 逃げ切る
しおりを挟む
客室におさまらず、艦橋の席についたミスター・ケイジと若い秘書は、シートベルトを締め、加速や加圧、急旋回など、ジェットコースター以上のいやな感覚に耐えていた。
操縦士であるレイは平気そうな顔で席に座っている。その頬がほんのり紅潮し、目がキラキラ輝いていた。表情には恐怖の色などまったく感じられない。
この男は恐いもの知らずか。それとも…、いや、今は考えるのはよそう。そうでなくても、悪酔いしそうだ。
少し前に、ダイ・メタルからコスモ・サンダーに宛てて通信メッセージが発せられた。メタル・ラダー社の社長はクリスタル号で、セントラルに向かうことにしたと。
メッセージが伝わるやいなや、初めからわかってはいたが、海賊どもは一隻残らずクリスタル号を追い始めた。
それなのに!
普通なら真っ直ぐ逃げるだろうに、クリスタル号の操縦士は海賊の艦隊の真っ直中に飛び込んで、引っかき回していた。まるで、子どもの鬼ごっこのようだ。
「阿刀野くん。このスリルいっぱいのコースター状態は、いつまで続くのかね」
「気分が悪いですか?」
「いや…、ああ。少しな」
「そうですか。乗客に不快な思いをさせちゃ、豪華客船失格ですね。ダイ・メタルが安全な場所に避難するまで、ちょっと遊んでやろうかと思ってたけど、それなら逃げますか」
敵の真っただ中にいると利点がある。無謀な海賊たちでも味方に当たるのを恐れて、ミサイル攻撃を控えるのだ。しかし、狙いすました砲撃は繰り返されているし、強力なビームに捕まったら終わりであるが。
それでも。
クリスタル号は、コスモ・サンダーのただ中を悠々と飛び回りながら、少しずつ都合のいい宙域、小惑星帯へと近づいていた。もう、急加速で振り切れば、撃ち落とされることなく、小惑星帯に潜り込めるところに来ている。
「少し無茶をやりますけど。すぐに平常航行に戻りますから」
と乗客の二人に声をかけておいてからレイは指示を出した。
「ランディ。当てなくていいから、ミサイルを何発か撃ってくれる? もったいなかったら、レーザー砲でもいいけど。そう、単なる威嚇だよ。コスモ・サンダーの宇宙船を沈めたりしたら、後が恐いからね」
コスモ・サンダーの宇宙船を沈める! 小型宇宙船のクリスタル号で!
そんなことはたやすいとでも言うように、平然と吐かれた台詞。う~んと唸ったミスター・ラダーを無視して。
派手な砲撃で相手を引かせておいて、反撃する間を与えることなく、レイはさっと小惑星帯に飛び込んだ。メイン・スクリーンにはいくつもの惑星や浮遊物が現れては消える。
どう避けているのか障害物がすべてクリスタル号の両サイドへと流れていく。しかも。さっきまでとは打って変わった穏やかな操縦。高級客船に勝るとも劣らぬ乗り心地。
コスモ・サンダーの宇宙船は影も形もなくなってしまった。いつの間にか、振り切ってしまったのだ。
「もう、シートベルトを外しても大丈夫ですよ」
平常の操縦に戻るとすぐに、ランディが二人に声をかけた。めったにいない乗客をもてなすのが楽しいらしい。あれやこれやと世話を焼いている。
「小惑星帯を抜けるまでしばらくかかりそうだから、レイさえわずらわさなければ、自由にしていてください」
「ありがとう。しかし、コスモ・サンダーは追ってきているんだろう」
ミスター・ケイジの質問に、
「ここまで来たら、追い付かれることも、捕まることもありません。あいつは操縦にかけては天才ですからね」
レイを顎でしゃくって、まるで、自分のことのように自慢するランディに、
「ダメだよ、ランディ。そんなに簡単な仕事だと思われたら、ギャラが下がる」
宇宙一の海賊団に囲まれたところから逃げ出すことが簡単だなどと誰も思わない。この小惑星帯だって、普通のものはめったに近寄らない危険地帯であることをミスター・ラダーはよく知っていた。それに…!
「阿刀野くん。わたしがセントラルに向かうことは、コスモ・サンダーに知られている。どこかで待ち伏せされるんじゃないかね」
「クレイジーはきっと極東地域の担当でしょう。小惑星帯を抜けるまでの勝負です。深追いはしないはずだ。
それに、セントラルは宇宙軍本部がある軍事惑星ですよ。海賊には鬼門です。そんなところまで来るはずがない。まあ、俺もあんまりセントラルには近寄りたくないですけどね」
鮮やかに障害物をかわしながら、のんびりのたまうレイである。
「コスモ・サンダーから、本当に逃げ切ったんですか?」
秘書が誰にともなく問いかけた。当然と肯定するランディにミスター・ラダーが、
「キミたちは、よく海賊とぶつかるのかね。囲まれても平気そうだったし、うまく抜け出したのに喜びもしない…」
「海賊と対決ですか? ありませんよ、俺たちはクーリエです。たまに追いかけっこをするくらい」
「コスモ・サンダーと?」
「いや。俺たちの仕事エリアには、コスモ・サンダーはいない。もっと、辺境の海賊です」
「ほう。それじゃあ、コスモ・サンダーと遭遇したのは初めてなのか」
「俺は初めてだが…、レイ、あんたはそうでもなさそうだな」
レイは黙ってうなずいた。
「阿刀野くんは、コスモ・サンダーと闘ったことがあるのかい?」
ミスター・ラダーの興味津々の問いに、レイはどう応えようかと躊躇した。
「闘ったことはありません。コスモ・サンダーから逃げたことがあるだけです」
これなら、嘘にはならない。
「ほう、相手は誰?」
誰と言われても…。あの時は、マリオンを筆頭にコスモ・サンダーが総出で俺を追いかけていた。
長く続いた沈黙に、社長が質問を重ねる。
「クール・プリンスはいたのか?」
先ほどもミスター・ラダーはプリンスにこだわった。なぜ、それほど気になるのだろうか…。
「相手にですか? いなかったです。なぜ、そんなことを?」
「いや。クール・プリンスと言われる男は、海賊の中でも冷酷で知られているが…」
もちろんキミは知っているね、と言うようにミスター・ラダーはレイを見てから言葉を続ける。
「操縦にかけては抜群の腕を持っているそうだ。ランディくんがキミは操縦の天才だと言ったから、どっちが上かなと…、腕比べをさせてみたら面白いかと…」
ミスター・ラダーのキラリと光る目がレイを射抜いた。
ポーカーフェイスは崩れなかったが、レイは胸の内でギクリとする。知られているのか?
「社長、助けていただいたのに、冗談が過ぎますよ」
秘書の声に苦笑いをこぼす相手を見て否と思い直す。
ランディは、「この男より操縦がうまいヤツがいるなんて、俺には考えられないっすね」とかなんとか半分くだけて言っている。
レイには…。クール・プリンスと阿刀野レイのどちらの操縦がうまいかなど、答えられるはずがなかった。
操縦士であるレイは平気そうな顔で席に座っている。その頬がほんのり紅潮し、目がキラキラ輝いていた。表情には恐怖の色などまったく感じられない。
この男は恐いもの知らずか。それとも…、いや、今は考えるのはよそう。そうでなくても、悪酔いしそうだ。
少し前に、ダイ・メタルからコスモ・サンダーに宛てて通信メッセージが発せられた。メタル・ラダー社の社長はクリスタル号で、セントラルに向かうことにしたと。
メッセージが伝わるやいなや、初めからわかってはいたが、海賊どもは一隻残らずクリスタル号を追い始めた。
それなのに!
普通なら真っ直ぐ逃げるだろうに、クリスタル号の操縦士は海賊の艦隊の真っ直中に飛び込んで、引っかき回していた。まるで、子どもの鬼ごっこのようだ。
「阿刀野くん。このスリルいっぱいのコースター状態は、いつまで続くのかね」
「気分が悪いですか?」
「いや…、ああ。少しな」
「そうですか。乗客に不快な思いをさせちゃ、豪華客船失格ですね。ダイ・メタルが安全な場所に避難するまで、ちょっと遊んでやろうかと思ってたけど、それなら逃げますか」
敵の真っただ中にいると利点がある。無謀な海賊たちでも味方に当たるのを恐れて、ミサイル攻撃を控えるのだ。しかし、狙いすました砲撃は繰り返されているし、強力なビームに捕まったら終わりであるが。
それでも。
クリスタル号は、コスモ・サンダーのただ中を悠々と飛び回りながら、少しずつ都合のいい宙域、小惑星帯へと近づいていた。もう、急加速で振り切れば、撃ち落とされることなく、小惑星帯に潜り込めるところに来ている。
「少し無茶をやりますけど。すぐに平常航行に戻りますから」
と乗客の二人に声をかけておいてからレイは指示を出した。
「ランディ。当てなくていいから、ミサイルを何発か撃ってくれる? もったいなかったら、レーザー砲でもいいけど。そう、単なる威嚇だよ。コスモ・サンダーの宇宙船を沈めたりしたら、後が恐いからね」
コスモ・サンダーの宇宙船を沈める! 小型宇宙船のクリスタル号で!
そんなことはたやすいとでも言うように、平然と吐かれた台詞。う~んと唸ったミスター・ラダーを無視して。
派手な砲撃で相手を引かせておいて、反撃する間を与えることなく、レイはさっと小惑星帯に飛び込んだ。メイン・スクリーンにはいくつもの惑星や浮遊物が現れては消える。
どう避けているのか障害物がすべてクリスタル号の両サイドへと流れていく。しかも。さっきまでとは打って変わった穏やかな操縦。高級客船に勝るとも劣らぬ乗り心地。
コスモ・サンダーの宇宙船は影も形もなくなってしまった。いつの間にか、振り切ってしまったのだ。
「もう、シートベルトを外しても大丈夫ですよ」
平常の操縦に戻るとすぐに、ランディが二人に声をかけた。めったにいない乗客をもてなすのが楽しいらしい。あれやこれやと世話を焼いている。
「小惑星帯を抜けるまでしばらくかかりそうだから、レイさえわずらわさなければ、自由にしていてください」
「ありがとう。しかし、コスモ・サンダーは追ってきているんだろう」
ミスター・ケイジの質問に、
「ここまで来たら、追い付かれることも、捕まることもありません。あいつは操縦にかけては天才ですからね」
レイを顎でしゃくって、まるで、自分のことのように自慢するランディに、
「ダメだよ、ランディ。そんなに簡単な仕事だと思われたら、ギャラが下がる」
宇宙一の海賊団に囲まれたところから逃げ出すことが簡単だなどと誰も思わない。この小惑星帯だって、普通のものはめったに近寄らない危険地帯であることをミスター・ラダーはよく知っていた。それに…!
「阿刀野くん。わたしがセントラルに向かうことは、コスモ・サンダーに知られている。どこかで待ち伏せされるんじゃないかね」
「クレイジーはきっと極東地域の担当でしょう。小惑星帯を抜けるまでの勝負です。深追いはしないはずだ。
それに、セントラルは宇宙軍本部がある軍事惑星ですよ。海賊には鬼門です。そんなところまで来るはずがない。まあ、俺もあんまりセントラルには近寄りたくないですけどね」
鮮やかに障害物をかわしながら、のんびりのたまうレイである。
「コスモ・サンダーから、本当に逃げ切ったんですか?」
秘書が誰にともなく問いかけた。当然と肯定するランディにミスター・ラダーが、
「キミたちは、よく海賊とぶつかるのかね。囲まれても平気そうだったし、うまく抜け出したのに喜びもしない…」
「海賊と対決ですか? ありませんよ、俺たちはクーリエです。たまに追いかけっこをするくらい」
「コスモ・サンダーと?」
「いや。俺たちの仕事エリアには、コスモ・サンダーはいない。もっと、辺境の海賊です」
「ほう。それじゃあ、コスモ・サンダーと遭遇したのは初めてなのか」
「俺は初めてだが…、レイ、あんたはそうでもなさそうだな」
レイは黙ってうなずいた。
「阿刀野くんは、コスモ・サンダーと闘ったことがあるのかい?」
ミスター・ラダーの興味津々の問いに、レイはどう応えようかと躊躇した。
「闘ったことはありません。コスモ・サンダーから逃げたことがあるだけです」
これなら、嘘にはならない。
「ほう、相手は誰?」
誰と言われても…。あの時は、マリオンを筆頭にコスモ・サンダーが総出で俺を追いかけていた。
長く続いた沈黙に、社長が質問を重ねる。
「クール・プリンスはいたのか?」
先ほどもミスター・ラダーはプリンスにこだわった。なぜ、それほど気になるのだろうか…。
「相手にですか? いなかったです。なぜ、そんなことを?」
「いや。クール・プリンスと言われる男は、海賊の中でも冷酷で知られているが…」
もちろんキミは知っているね、と言うようにミスター・ラダーはレイを見てから言葉を続ける。
「操縦にかけては抜群の腕を持っているそうだ。ランディくんがキミは操縦の天才だと言ったから、どっちが上かなと…、腕比べをさせてみたら面白いかと…」
ミスター・ラダーのキラリと光る目がレイを射抜いた。
ポーカーフェイスは崩れなかったが、レイは胸の内でギクリとする。知られているのか?
「社長、助けていただいたのに、冗談が過ぎますよ」
秘書の声に苦笑いをこぼす相手を見て否と思い直す。
ランディは、「この男より操縦がうまいヤツがいるなんて、俺には考えられないっすね」とかなんとか半分くだけて言っている。
レイには…。クール・プリンスと阿刀野レイのどちらの操縦がうまいかなど、答えられるはずがなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冴えない建築家いずれ巨匠へと至る
木工槍鉋
ファンタジー
「建築とは、単なる箱を作ることではない。そこに流れる『時』を設計することだ――」
かつてそう語り、伝説の巨匠と呼ばれることになる男も、かつては己の名前に怯えるだけの冴えない二級建築士だった。
安藤研吾、40代。独立したものの仕事はなく、下請けとして「情緒のない真四角な箱」の図面を引き続ける日々。そんな彼が恩師に教えられた座標の先で迷い込んだのは、昭和初期を彷彿とさせる、魔法のない異世界だった。
現代の建築知識、そして一釘一釘を大切にする頑固大工との出会い。 「便利さ」ではなく「住む人の幸せ」を求めて、研吾は廃村に時計台を建て、水路を拓き、人々の暮らしを再生していく。
異世界で「百年の計」を学んだ研吾が現実世界に戻ったとき、その設計は現代の建築界をも揺るがし始める。 これは、一人の男が仕事への誇りを取り戻し、本物の「巨匠」へと駆け上がるまでの、ひたむきな再建の記録。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
【完結】魔王を殺された黒竜は勇者を許さない
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
ファンタジー
幼い竜は何もかも奪われた。勇者を名乗る人族に、ただ一人の肉親である父を殺される。慈しみ大切にしてくれた魔王も……すべてを奪われた黒竜は次の魔王となった。神の名づけにより力を得た彼は、魔族を従えて人間への復讐を始める。奪われた痛みを乗り越えるために。
だが、人族にも魔族を攻撃した理由があった。滅ぼされた村や町、殺された家族、奪われる数多の命。復讐は連鎖する。
互いの譲れない正義と復讐がぶつかり合う世界で、神は何を望み、幼竜に力と名を与えたのか。復讐を終えるとき、ガブリエルは何を思うだろうか。
ハッピーエンド
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/03/02……完結
2023/12/21……エブリスタ、トレンド#ファンタジー 1位
2023/12/20……アルファポリス、男性向けHOT 20位
2023/12/19……連載開始
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる