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 コスモ・サンダーの内部紛争を収めたレイモンドは、組織の立て直しに着手する。紛争中、常に側に居たアレクセイを、破壊し尽くした第四艦隊の司令官として送り出す。ようやく、組織の形が整った頃、レイモンドはコスモ・サンダーの新しい道を付けるために、アレクセイを伴ってケイジ・ラダー氏に会いに行く。  ケイジ・ラダー氏の賛同を得て、メタル・ラダー社の子会社を立ち上げ、そのCEOとして采配をふるうことになった。  メタル・ラダー社の幹部として、クーリエとして一緒に働いていたランディをリクルートした帰り、極東地区に入ったあたりで、アレクセイとレイモンドが乗る宇宙船が宇宙軍に拉致される。  宇宙軍の極東基地からレイモンドを脱出させるため、アレクセイは宇宙軍士官の身分を明かすことになった。しかも脱出の途中で、ルーインが味方であるはずの宇宙軍の戦闘員に撃たれる。  レイモンドは、怪我をしたルーインと共に、リュウが率いるパトロール部隊の艦に乗りコスモ・サンダーへと帰還した。アレクセイを宇宙軍に残したまま…。 ※『宙に散る』の最後にも書きましたが!  宙シリーズは、『宙に散る』で終わる予定でしたが、いいところで終わる小説を読むと、「この後、どうなるんだ」とよく思っていたので、続きを書きました。それに、話を広げすぎて、中途半端にほっぽり出した話題も多かったので、できるだけまとめてみました。
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小説 183,993 位 / 183,993件 ファンタジー 42,258 位 / 42,258件
文字数 152,405 最終更新日 2021.11.22 登録日 2021.10.02
『宇宙に舞う』の続編。 阿刀野レイの宇宙船・クリスタル号の爆発を知らされた後、兄のレイを慕っていたリュウはすべての感情をなくし、現実から逃避していた。だが、レイの遺言を聞き、宇宙軍士官学校への入校を決める。 1年後。ルーインの助けもあり、リュウは無事に士官として極東地区へ赴くことに。極東地区は、海賊であるコスモ・サンダーが略奪を繰り返している純戦闘地区である。ここでレイが消えたのだ。危険な地域へ、ルーインは操縦士として、また、士官訓練センターでのリュウの小隊メンバーたちが一緒に来てくれることとなった。 極東地区での任務がスタートし、リュウはコスモ・サンダーのすさまじい略奪の惨状を見て、改めて、復習を誓う。 一方、総督が病に伏していたコスモ・サンダーは、内部分裂を起こしていた。マリオンは総督代理としてコスモ・サンダーを一つにまとめようと苦労していたが、7つある基地の司令官たちはコスモ・サンダーを分割し、それぞれが実権を手にしたいと考えていたのだ。 そんな中、総督が亡くなった。その遺言で二代目総督ゴールドバーグの息子であるゴールドバーグ・ジュニアが次期総督候補に挙げられるが、どこの馬の骨とも分からない、コスモ・サンダーに所属したこともない若者に総督が務まるのか。司令官たちは反発を強める。 それ以前に。総督候補に挙げられた男は、総督になるつもりなどなかった。 だが、思わぬ事件が起こり…。
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文字数 178,111 最終更新日 2021.10.01 登録日 2021.08.02
宇宙(そら)本編。  阿刀野レイと阿刀野リュウの兄弟は、辺境の惑星ベルンで暮らしていた。  兄のレイは、荷物や書簡、人などあらゆるものを運ぶ『クーリエ』だ。やばい宙域であろうが、たとえ途中で海賊に襲われようが、指定された場所に、指定された時間までにきちんと荷物を届けることで知られ、その整った容貌から『美貌のクーリエ』として高い評価を得るようになっていた。  レイはそれだけの操船技術を持っていた。  一方、弟のリュウは、連合宇宙軍の士官訓練センターへの入校が決まったばかり。これから宇宙軍士官を目指すための訓練を受けることになっていた。  リュウは、宇宙軍に入るつもりはなく、兄と一緒にクーリエとして働きたいと思っていたのだが、レイはリュウと一緒に働くつもりはなかった。  「クーリエなんてつまらない配達屋だし、自分と一緒に宇宙を飛んでいると危険だ」と知っていたから。  レイには知られてはならない過去があったのだ──。
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文字数 295,064 最終更新日 2021.08.01 登録日 2021.04.17
宇宙一の海賊団、コスモ・サンダー。戦闘員であるマリオン・ゼクスターは幹部候補を育てる養成所を出て4年、戦闘隊長として頭角を現していた。そんな折、本部から新キャプテンを決める会議に呼び出しされる。自信満々で臨んだマリオンはキャプテン補佐にすら選ばれず、プレスクールで扱いかねていた問題児レイモンドの教育係に任命された。レイモンドが養成所に入れるように鍛えるのが任務であった。 レイモンドは美しい容貌。華奢で少女と見まがうような少年だったが、スラムで自由に生きてきたため、コスモ・サンダーでの規律はもちろん、生活習慣さえ身に付いていない。養成所になど入りたいとも思っておらず、次々と問題を起こしていた。 マリオンはすぐにやる気をなくして酒に逃げたが、レイモンドがジムで起こした暴力事件をきっかけに、自分が任務を放り出していたことに気づく。 そして、レイモンドの望みを叶えるために、本気で教育係に取り組みはじめた。
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文字数 94,988 最終更新日 2021.04.16 登録日 2021.03.17
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