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7 任官式
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そして。
士官学校での1年が過ぎた。任官式の日である。
晴れてセントラルの士官学校を修了した士官候補生が、宇宙軍少尉に任命される日であった。
「そろそろ起きろよ! 間に合わないぞ」
きちんと制服を着たルーインが、ベッドで眠っている男に声をかける。リュウがう~んと伸びをした。
「もうそんな時間か? おっ、やばい」
あわててバスルームに駆け込む姿を見て、ルーインが微笑んだ。士官学校屈指のエリートであるルーインの甘い顔など滅多に見られるものではない。軍の女性陣がこぞってポオーッとなりそうな貴重品であるのに、誰も見るものがいないというのが残念である。
シャワーを浴び終え、着替え始めた相棒をルーインが無言で見つめていた。長身に広い肩幅、鋼のような筋肉がついた引き締まったカラダ。しっかりした顎に整った眉。
阿刀野リュウ。誰が見ても、ハンサムだよ。キミは。
自分がどれほどモテるかを知りもせずに、ルーインは相棒に見とれていた。
熱い視線を感じて、着替えの手を留めたリュウは、どうしたんだ? とくったくなく笑う。ルーインは心の中でペロリと舌を出した。
「いや、何でもない。早くしろよ、リュウ」
「おう、わかってるって、ルーイン。そんなにまじまじ見られると、視姦されてるようだぜ…後はブーツだ、よし、行こうか?」
すっきりと制服を着こなして、リュウが立ち上がった。上から下までさっとチェックの視線を走らせたルーインに、リュウは苦笑をもらすと、
「これでよろしいでしょうか、アドラー少尉」
ピシッと敬礼してみせた。その姿は堂々とし声は自信にあふれている。
よく、ここまで…。ルーインはその姿に胸を突かれる。
リュウとルーインは1カ月遅れで士官学校に入校した。
教官や仲間たちの厳しい視線と過酷なトレーニング。士官学校での暮らしは、思った以上に大変だった。リュウが体力的にも精神的にもまいっていたから余計にである。
リュウの指導教官となったチェイス少佐は容赦なかったし、リュウは何度も落ち込み、もう、どん底から抜け出せないのではないかとルーインは思った。
しかし。
危なっかしかったが、リュウは何とか乗り切った。今でも夜になると悪夢にうなされることはあるが、レイが死んだ時のように、自分を手放すことはない。
士官学校でも同室であったルーインは、落ち込むたびに、悪夢にうなされるたびに、リュウを抱きしめた。子どもを抱きしめるように。
ルーインがいたから、任官式の日を迎えることができたとリュウは心から感謝していた。
一方、ルーインは、まったく順調に士官学校を修了した。
入校当時にあった親の七光りという周囲の蔑みなど、あっという間に実力で跳ね返した。特に抜群の操縦の腕はすぐに知れ渡った。士官学校屈指のエリート。連合宇宙軍きっての腕を持つ操縦士の一人として知られるようになるまでに、それほど時間はかからなかったのである。併せて、涼やかにすくっと立つ姿に、さすがはアドラー家の男だとみなが一目置いたものだ。
だが、褒められようと、持ち上げられようと、ルーインは決しておごらなかった。講義や訓練で手を抜いたり、教官や上官に逆らったりすることもなかった。操縦クラスの教官や仲間たちにその腕を賞賛されても、微かに笑って肩をすくめるだけ。
謙遜でも何でもなく、ルーインはレイに遠く及ばないと知っていたから。リュウが愛してやまない男とは比べるべくもなく、劣っていたから。
この一年で少しは成長したが、それでもまだ、あの人の足下にも及ばない。ルーインはそう確信していた。
「ルーイン、あんたは、士官学校始まって以来の天才操縦士だ。セントラルで宇宙艦の操縦士にならないかってしつこくお誘いがあったのにな。わざわざ、誰も行きたがらない極東地区・パトロール隊の操縦士になるなんて、もったいないぜ。もっと才能を生かせる仕事があるだろうに」
リュウが極東地区への任官を希望し、ルーインが一緒に行くと宣言してから、何度も繰り返された会話である。
「その話はケリがついた。僕はキミのいくところに行く。…第一、落ち込んだ時に僕がいないと、どうにもならないのは誰だ?」
「おっ、しょってるぜ。まあ、否定できないところが辛い、か。それに。極東地区はコスモ・サンダーが暴れる準戦闘地域だからな。俺だって、腕のいい操縦士は喉から手がでるほどほしい」
「そうだろ、そうだろ! 僕ほどの操縦士はそうそういないぞ。それが、あんな極地に行ってやろうって言うんだから、感謝しろよ。僕が一緒にいたら、困難な状況でもたいていは乗り切れるさ」
ルーインの傲慢とも取れる台詞に、リュウがにやりと笑う。
「その自信は、どっから来るのかね?」
「僕が操縦を教わった人は、自分に自信を持って、胸を張って生きろって言ってた。それに、できないと思わなければ、何でもできるとも。困難な状況に陥る前からあきらめていたら、叱られる」
大切なものを守るためなら、どんなことでもできるとレイさんは言った。僕はキミを守り抜くと決めたのだ。
「いいさ、キミのいいように使ってくれて。宇宙軍極東地区、パトロール部隊・隊長殿」
リュウは「言ってろ」と言い捨てて、先を急ぎ始めた。
式が始まる時刻である。
大切な行事の時のみ扉が開かれるいかめしい講堂に、真新しい制服に身を包み、襟にピカピカの階級章を付けた21人がピシッと立った。士官学校を修了して、今日、新たに少尉として軍歴をスタートするエリート士官たちである。大勢の上官、宇宙軍兵士たちが見守る中、任官式が進んで行く。
一人ひとり、連合宇宙軍本部、司令総監の前に出て、任地先へ提出する書類を授けられる。連合宇宙軍の最高位、元帥も同席していた。
「阿刀野リュウ」
「はいっ」
姿勢を正し、まっすぐに顔を上げたリュウをじろりと一瞥して、本部司令官が書状を読み上げた。
「阿刀野リュウ。ここに、士官学校修了を認める。同時に規定により宇宙軍少尉に任命する。本人の希望により極東地区への任官を命ずる」
「ありがとうございます。謹んでお受けいたします」
「次、ルーイン・アドラー」
「はいっ」
司令官の言葉が、一瞬遅れる。
「ルーイン・アドラー。ここに、士官学校修了を認める。同時に規定により宇宙軍少尉に任命する。任官地は本人の希望により、同じく極東地区。専任操縦士を命ずる」
「はい。謹んでお受けいたします」
リュウとルーインの任地が正式に発表されたとき、ざわざわっと会場が揺れた。
「本気なのか?」「馬鹿なやつ…」そんなささやき声がかわされる。が、ルーインはつゆほども揺らがなかった。
噂通りに、極東地区への任官であった。極東地区は誰も行きたがらない辺境であり、コスモ・サンダーが暴れる準戦闘地域でもあった。
阿刀野リュウが自ら希望し、ルーイン・アドラーが従ったと言われている。ルーインは家族にこぞって反対されたが、押し切ったとか。
ルーインはリュウを立ち直らせたのは、コスモ・サンダーへの憎しみであることを知っていた。コスモ・サンダーを殲滅すると心に誓ったリュウは、放っておけば、どんな無茶をするかわからない。どんな危険に遭遇するかわかったものではないということを。
ルーインは、ベルン士官訓練センターの艦隊演習で味わったような思いは二度といやだった。大切な男が、自分の手の届かないところで苦境に陥っている。それをなすすべもなく見ているだけなどと言うことは。
軽いざわめきの中、任官式は進み、宇宙軍の最高位である元帥が締めの話をする。
「これで諸君は、晴れて宇宙軍少尉である。心して任務に励んでもらいたい。セントラルに残るもの、遠い任地に出発するもの、それぞれだと思うが、上官の命に従い、部下に心を砕き、宇宙軍のために正しい道を歩んでくれることを祈っている。
さて。余談だが、君たちへの餞として隣に酒と食事を用意した。今日はゆっくりと楽しんでくれたまえ。
では、解散」
士官学校での1年が過ぎた。任官式の日である。
晴れてセントラルの士官学校を修了した士官候補生が、宇宙軍少尉に任命される日であった。
「そろそろ起きろよ! 間に合わないぞ」
きちんと制服を着たルーインが、ベッドで眠っている男に声をかける。リュウがう~んと伸びをした。
「もうそんな時間か? おっ、やばい」
あわててバスルームに駆け込む姿を見て、ルーインが微笑んだ。士官学校屈指のエリートであるルーインの甘い顔など滅多に見られるものではない。軍の女性陣がこぞってポオーッとなりそうな貴重品であるのに、誰も見るものがいないというのが残念である。
シャワーを浴び終え、着替え始めた相棒をルーインが無言で見つめていた。長身に広い肩幅、鋼のような筋肉がついた引き締まったカラダ。しっかりした顎に整った眉。
阿刀野リュウ。誰が見ても、ハンサムだよ。キミは。
自分がどれほどモテるかを知りもせずに、ルーインは相棒に見とれていた。
熱い視線を感じて、着替えの手を留めたリュウは、どうしたんだ? とくったくなく笑う。ルーインは心の中でペロリと舌を出した。
「いや、何でもない。早くしろよ、リュウ」
「おう、わかってるって、ルーイン。そんなにまじまじ見られると、視姦されてるようだぜ…後はブーツだ、よし、行こうか?」
すっきりと制服を着こなして、リュウが立ち上がった。上から下までさっとチェックの視線を走らせたルーインに、リュウは苦笑をもらすと、
「これでよろしいでしょうか、アドラー少尉」
ピシッと敬礼してみせた。その姿は堂々とし声は自信にあふれている。
よく、ここまで…。ルーインはその姿に胸を突かれる。
リュウとルーインは1カ月遅れで士官学校に入校した。
教官や仲間たちの厳しい視線と過酷なトレーニング。士官学校での暮らしは、思った以上に大変だった。リュウが体力的にも精神的にもまいっていたから余計にである。
リュウの指導教官となったチェイス少佐は容赦なかったし、リュウは何度も落ち込み、もう、どん底から抜け出せないのではないかとルーインは思った。
しかし。
危なっかしかったが、リュウは何とか乗り切った。今でも夜になると悪夢にうなされることはあるが、レイが死んだ時のように、自分を手放すことはない。
士官学校でも同室であったルーインは、落ち込むたびに、悪夢にうなされるたびに、リュウを抱きしめた。子どもを抱きしめるように。
ルーインがいたから、任官式の日を迎えることができたとリュウは心から感謝していた。
一方、ルーインは、まったく順調に士官学校を修了した。
入校当時にあった親の七光りという周囲の蔑みなど、あっという間に実力で跳ね返した。特に抜群の操縦の腕はすぐに知れ渡った。士官学校屈指のエリート。連合宇宙軍きっての腕を持つ操縦士の一人として知られるようになるまでに、それほど時間はかからなかったのである。併せて、涼やかにすくっと立つ姿に、さすがはアドラー家の男だとみなが一目置いたものだ。
だが、褒められようと、持ち上げられようと、ルーインは決しておごらなかった。講義や訓練で手を抜いたり、教官や上官に逆らったりすることもなかった。操縦クラスの教官や仲間たちにその腕を賞賛されても、微かに笑って肩をすくめるだけ。
謙遜でも何でもなく、ルーインはレイに遠く及ばないと知っていたから。リュウが愛してやまない男とは比べるべくもなく、劣っていたから。
この一年で少しは成長したが、それでもまだ、あの人の足下にも及ばない。ルーインはそう確信していた。
「ルーイン、あんたは、士官学校始まって以来の天才操縦士だ。セントラルで宇宙艦の操縦士にならないかってしつこくお誘いがあったのにな。わざわざ、誰も行きたがらない極東地区・パトロール隊の操縦士になるなんて、もったいないぜ。もっと才能を生かせる仕事があるだろうに」
リュウが極東地区への任官を希望し、ルーインが一緒に行くと宣言してから、何度も繰り返された会話である。
「その話はケリがついた。僕はキミのいくところに行く。…第一、落ち込んだ時に僕がいないと、どうにもならないのは誰だ?」
「おっ、しょってるぜ。まあ、否定できないところが辛い、か。それに。極東地区はコスモ・サンダーが暴れる準戦闘地域だからな。俺だって、腕のいい操縦士は喉から手がでるほどほしい」
「そうだろ、そうだろ! 僕ほどの操縦士はそうそういないぞ。それが、あんな極地に行ってやろうって言うんだから、感謝しろよ。僕が一緒にいたら、困難な状況でもたいていは乗り切れるさ」
ルーインの傲慢とも取れる台詞に、リュウがにやりと笑う。
「その自信は、どっから来るのかね?」
「僕が操縦を教わった人は、自分に自信を持って、胸を張って生きろって言ってた。それに、できないと思わなければ、何でもできるとも。困難な状況に陥る前からあきらめていたら、叱られる」
大切なものを守るためなら、どんなことでもできるとレイさんは言った。僕はキミを守り抜くと決めたのだ。
「いいさ、キミのいいように使ってくれて。宇宙軍極東地区、パトロール部隊・隊長殿」
リュウは「言ってろ」と言い捨てて、先を急ぎ始めた。
式が始まる時刻である。
大切な行事の時のみ扉が開かれるいかめしい講堂に、真新しい制服に身を包み、襟にピカピカの階級章を付けた21人がピシッと立った。士官学校を修了して、今日、新たに少尉として軍歴をスタートするエリート士官たちである。大勢の上官、宇宙軍兵士たちが見守る中、任官式が進んで行く。
一人ひとり、連合宇宙軍本部、司令総監の前に出て、任地先へ提出する書類を授けられる。連合宇宙軍の最高位、元帥も同席していた。
「阿刀野リュウ」
「はいっ」
姿勢を正し、まっすぐに顔を上げたリュウをじろりと一瞥して、本部司令官が書状を読み上げた。
「阿刀野リュウ。ここに、士官学校修了を認める。同時に規定により宇宙軍少尉に任命する。本人の希望により極東地区への任官を命ずる」
「ありがとうございます。謹んでお受けいたします」
「次、ルーイン・アドラー」
「はいっ」
司令官の言葉が、一瞬遅れる。
「ルーイン・アドラー。ここに、士官学校修了を認める。同時に規定により宇宙軍少尉に任命する。任官地は本人の希望により、同じく極東地区。専任操縦士を命ずる」
「はい。謹んでお受けいたします」
リュウとルーインの任地が正式に発表されたとき、ざわざわっと会場が揺れた。
「本気なのか?」「馬鹿なやつ…」そんなささやき声がかわされる。が、ルーインはつゆほども揺らがなかった。
噂通りに、極東地区への任官であった。極東地区は誰も行きたがらない辺境であり、コスモ・サンダーが暴れる準戦闘地域でもあった。
阿刀野リュウが自ら希望し、ルーイン・アドラーが従ったと言われている。ルーインは家族にこぞって反対されたが、押し切ったとか。
ルーインはリュウを立ち直らせたのは、コスモ・サンダーへの憎しみであることを知っていた。コスモ・サンダーを殲滅すると心に誓ったリュウは、放っておけば、どんな無茶をするかわからない。どんな危険に遭遇するかわかったものではないということを。
ルーインは、ベルン士官訓練センターの艦隊演習で味わったような思いは二度といやだった。大切な男が、自分の手の届かないところで苦境に陥っている。それをなすすべもなく見ているだけなどと言うことは。
軽いざわめきの中、任官式は進み、宇宙軍の最高位である元帥が締めの話をする。
「これで諸君は、晴れて宇宙軍少尉である。心して任務に励んでもらいたい。セントラルに残るもの、遠い任地に出発するもの、それぞれだと思うが、上官の命に従い、部下に心を砕き、宇宙軍のために正しい道を歩んでくれることを祈っている。
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では、解散」
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