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第6章 襲撃、再び
9、猿之助、再び
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影龍はひらりと剣をかわすと、そこから距離をとって地面に着地した。
吹きこむ風に、霧が晴れていく。その霧の中をゆっくりと進んでくる影は、珠生だった。
ぎらぎらと燃えるような怒りの色を見せて、珠生はじっと影龍を見据えて歩いてくる。
珠生の周りに、ぶわりと妖気の風が吹き上がった。
珠生は舜平の隣を過ぎ、アスファルトに突き立っていた宝刀を引き抜くと、ぴたりと鋒を影龍に向けた。
「俺の片割れを、返してもらおうか」
抑えた声で、珠生はそう言った。あまりに圧倒的な差のある珠生の妖力に、影龍の脚がじりりと後退する。
珠生がゆっくりと瞬きをすると、その目が真っ赤に染まり瞳孔が縦に裂けた。
舜平もたじろぐほどに、珠生の妖力が燃え上がる。
「聞こえないのか。返せと言ってるんだ」
「……見事な力。千珠殿、素晴らしい」
千秋の姿をした影龍は、冷や汗を流しながらも笑みを浮かべてそう言った。珠生の目がさらに鋭くなる。
「お前の魂、焼き尽くしてやろう」
珠生は宝刀を地面に突き立てると、目を閉じて柄を握りしめた。珠生の周りを渦巻いていた妖気が、宝刀に集中するのが見て取れる。
「……爆ぜろ」
珠生が目を開いてそう呟くと、宝刀が、まばゆい閃光を放った。思わず目を覆わなくてはならないほどに強い光だ。影龍は動くことが出来ずに、ただただ、その光に呑まれることしか出来ないでいた。
しかし次の瞬間、影龍は自分の身が誰かによってすくい上げられ、防壁結界によってその身が守られるのを感じた。はっとして、自分の体を抱える者の姿を見上げる。
「……影龍さま、ご無事ですか」
男性看護師の格好をした弓之進が、千秋の身体を抱えて守ったのだ。
光が消える前に、弓之進は更に後退して民家の屋根の上にひらりと飛び上がる。
「何だ、そこにいたのか?」
珠生の冷ややかな声が、弓之進のすぐ背後で聞こえた。弾かれたように振り返ると、目の前に珠生が立っていた。
「ひっ……!」
弓之進が震え上がると、珠生はすっと手を伸ばして、憑坐となっている看護師の首を掴んだ。自分よりも上背のあるがっしりとした看護師の首を、珠生はみしみしと片手で締めあげた。
「あっ……く!」
「珠生! あかん、それは人間やぞ!」
舜平の声に、珠生ははっとして手を離す。膝をついてげほげほと咳き込む看護師を見下ろして、珠生はぴたりと鋒を向けた。
「返せ。それは俺の片割れだ」
「……」
弓之進と、その背に庇われた影龍は、険しい表情で珠生を見あげている。珠生はどこまでも冷徹な目で、二人を見下ろしていた。
その時、珠生の足元に鋭く突き刺さる光の矢が襲いかかった。珠生はひらりと身をかわして、術者を探して視線を巡らせる。
珠生の見上げた先には、梨香子がいた。病院の屋上の柵の上に立ち、短いスカートをはためかせている。
「梨香子……!」
その姿を見た舜平が、硬い声でそう呟いた。
「全く……何度も何度も、私の手を煩わせよって」
梨香子はにやりと笑い、珠生と舜平を見比べた。
「影龍、弓之進、さっさと行け。結界は破れているのだ。もう霧が晴れてしまう」
「はっ……!」
「待て!」
珠生が去って行く二人を覆うと手を伸ばすと、その手に細い光の糸のようなものが絡みついた。ピンと張った糸が、珠生の皮膚に食い込む。
「あまり動かれると、手足がちぎれますぞ、千珠殿」
「猿之助……!!」
憎々しげに歯を食いしばり、自分を見上げる珠生を、猿之助は涼しい笑みで見下ろしていた。
「火焔大鳳! 急急如律令!」
舜平のはなった術が、足元から猿之助に襲いかかる。猿之助は尚も笑みを浮かべたまま、まるで蝋燭の火でも仰ぎ消すかのように手を払う。するとそこに玉虫色の結界の壁が生まれた。
あっさりと術を阻まれた舜平は、悔しげに猿之助を見上げる。
「お前ごときの技が、この私に通じるとでも思ったか! 急拵えのお前の力など、私には届かぬわ!」
「……くそっ!」
「猿之助……返せ……千秋を、返せぇええ!!」
珠生の張り上げた声とともに、猿之助の術がじゅうっと溶けて消えた。猿之助ははっとして、珠生を見下ろす。
「千珠さま! 動くな!」
鋭く響く藤原の声に、屋上へと跳び上がりかけた珠生の脚が止まる。
「陰陽閻矢百万遍! 急急如律令!!」
数百、数千の破魔矢が、地上から猿之助を狙って放たれる。猿之助は舌打ちをして、素早くその矢を避けた。身を翻した拍子に、猿之助は体勢を崩してよろめいた。
すぐさま藤原は印を結んで叫ぶ。
「黒城牢!!」
「そんなものが……この私に通じるか! 業平ァ!」
梨香子の顔が一段と禍々しく歪んだ笑みを浮かべた。藤原の放った技を、空中で印を結んで弾き返した。
藤原は咄嗟に印をといて術を消し、町が破壊されないように結界で防ぐ。黒い檻を成していたものが霧散して消え、黒い煙だけが風に掻き消された。
徐々に薄まっていく紫色の霧とともに、梨香子の姿もかき消えていく。
「この人間たちの生命を助けたくば、明日、丑の刻、京都御苑へ来い。草薙の剣を持ってな……」
霞んでゆく梨香子の姿を、舜平はただ見ていることしか出来なかった。頭に直接届く声が、三人の脳を刺激する。
珠生は藤原の隣に降り立つと、宝刀を身体の中に収めた。
徐々に消えていく霧とともに、町中の喧騒が蘇る。今回は何も破壊せずに済んでいた。
「業平様、千秋が……」
「ああ、分かってる。明日必ず、取り戻す」
藤原はじっと猿之助の消えた空を見上げながら、強い口調でそう言った。
「明日、猿之助を排除した後、術式を行う。猿之助があちこちの鬼門を破壊して妖を喰っているせいで、今京都はとても危うい状態なのだ」
「妖を、喰ってる……?」
珠生はぎょっとして、その言葉を繰り返した。藤原は頷いた。
「最近、あちこちで妙な事件が続いてね、私もずっとその調査で忙しかったのだが……。猿之助のあの強さも、そのせいだ」
「そんな……あの女の人の体は?」
「彼女はおそらく、大丈夫だろうが……早く取り返さねば危険だ。もちろん、千秋さんの身体も」
「……はい」
重たそうに身体を引きずって、舜平が二人に合流した。
「大丈夫かい? 病室に戻ろう、そこで話をしたい」
「はい……。よかった、藤原さんが来てくれて」
と、舜平が言う。
「湊くんに呼ばれたんだ。葉山は連絡がつかないものだから、置いてきた」
藤原は微笑んで、病院の方から駆けてくる湊を見た。
「さて……湊くん、佐為も呼んでくれたまえ」
「もう、呼んであります」
「そうか。ありがとう」
珠生は千秋の消えた空を見上げた。
——まさかこんなことになるなんて……。
ゴメンな千秋。巻き込むつもりなんかなかったのに。
すぐ、取り戻すから。
吹きこむ風に、霧が晴れていく。その霧の中をゆっくりと進んでくる影は、珠生だった。
ぎらぎらと燃えるような怒りの色を見せて、珠生はじっと影龍を見据えて歩いてくる。
珠生の周りに、ぶわりと妖気の風が吹き上がった。
珠生は舜平の隣を過ぎ、アスファルトに突き立っていた宝刀を引き抜くと、ぴたりと鋒を影龍に向けた。
「俺の片割れを、返してもらおうか」
抑えた声で、珠生はそう言った。あまりに圧倒的な差のある珠生の妖力に、影龍の脚がじりりと後退する。
珠生がゆっくりと瞬きをすると、その目が真っ赤に染まり瞳孔が縦に裂けた。
舜平もたじろぐほどに、珠生の妖力が燃え上がる。
「聞こえないのか。返せと言ってるんだ」
「……見事な力。千珠殿、素晴らしい」
千秋の姿をした影龍は、冷や汗を流しながらも笑みを浮かべてそう言った。珠生の目がさらに鋭くなる。
「お前の魂、焼き尽くしてやろう」
珠生は宝刀を地面に突き立てると、目を閉じて柄を握りしめた。珠生の周りを渦巻いていた妖気が、宝刀に集中するのが見て取れる。
「……爆ぜろ」
珠生が目を開いてそう呟くと、宝刀が、まばゆい閃光を放った。思わず目を覆わなくてはならないほどに強い光だ。影龍は動くことが出来ずに、ただただ、その光に呑まれることしか出来ないでいた。
しかし次の瞬間、影龍は自分の身が誰かによってすくい上げられ、防壁結界によってその身が守られるのを感じた。はっとして、自分の体を抱える者の姿を見上げる。
「……影龍さま、ご無事ですか」
男性看護師の格好をした弓之進が、千秋の身体を抱えて守ったのだ。
光が消える前に、弓之進は更に後退して民家の屋根の上にひらりと飛び上がる。
「何だ、そこにいたのか?」
珠生の冷ややかな声が、弓之進のすぐ背後で聞こえた。弾かれたように振り返ると、目の前に珠生が立っていた。
「ひっ……!」
弓之進が震え上がると、珠生はすっと手を伸ばして、憑坐となっている看護師の首を掴んだ。自分よりも上背のあるがっしりとした看護師の首を、珠生はみしみしと片手で締めあげた。
「あっ……く!」
「珠生! あかん、それは人間やぞ!」
舜平の声に、珠生ははっとして手を離す。膝をついてげほげほと咳き込む看護師を見下ろして、珠生はぴたりと鋒を向けた。
「返せ。それは俺の片割れだ」
「……」
弓之進と、その背に庇われた影龍は、険しい表情で珠生を見あげている。珠生はどこまでも冷徹な目で、二人を見下ろしていた。
その時、珠生の足元に鋭く突き刺さる光の矢が襲いかかった。珠生はひらりと身をかわして、術者を探して視線を巡らせる。
珠生の見上げた先には、梨香子がいた。病院の屋上の柵の上に立ち、短いスカートをはためかせている。
「梨香子……!」
その姿を見た舜平が、硬い声でそう呟いた。
「全く……何度も何度も、私の手を煩わせよって」
梨香子はにやりと笑い、珠生と舜平を見比べた。
「影龍、弓之進、さっさと行け。結界は破れているのだ。もう霧が晴れてしまう」
「はっ……!」
「待て!」
珠生が去って行く二人を覆うと手を伸ばすと、その手に細い光の糸のようなものが絡みついた。ピンと張った糸が、珠生の皮膚に食い込む。
「あまり動かれると、手足がちぎれますぞ、千珠殿」
「猿之助……!!」
憎々しげに歯を食いしばり、自分を見上げる珠生を、猿之助は涼しい笑みで見下ろしていた。
「火焔大鳳! 急急如律令!」
舜平のはなった術が、足元から猿之助に襲いかかる。猿之助は尚も笑みを浮かべたまま、まるで蝋燭の火でも仰ぎ消すかのように手を払う。するとそこに玉虫色の結界の壁が生まれた。
あっさりと術を阻まれた舜平は、悔しげに猿之助を見上げる。
「お前ごときの技が、この私に通じるとでも思ったか! 急拵えのお前の力など、私には届かぬわ!」
「……くそっ!」
「猿之助……返せ……千秋を、返せぇええ!!」
珠生の張り上げた声とともに、猿之助の術がじゅうっと溶けて消えた。猿之助ははっとして、珠生を見下ろす。
「千珠さま! 動くな!」
鋭く響く藤原の声に、屋上へと跳び上がりかけた珠生の脚が止まる。
「陰陽閻矢百万遍! 急急如律令!!」
数百、数千の破魔矢が、地上から猿之助を狙って放たれる。猿之助は舌打ちをして、素早くその矢を避けた。身を翻した拍子に、猿之助は体勢を崩してよろめいた。
すぐさま藤原は印を結んで叫ぶ。
「黒城牢!!」
「そんなものが……この私に通じるか! 業平ァ!」
梨香子の顔が一段と禍々しく歪んだ笑みを浮かべた。藤原の放った技を、空中で印を結んで弾き返した。
藤原は咄嗟に印をといて術を消し、町が破壊されないように結界で防ぐ。黒い檻を成していたものが霧散して消え、黒い煙だけが風に掻き消された。
徐々に薄まっていく紫色の霧とともに、梨香子の姿もかき消えていく。
「この人間たちの生命を助けたくば、明日、丑の刻、京都御苑へ来い。草薙の剣を持ってな……」
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「業平様、千秋が……」
「ああ、分かってる。明日必ず、取り戻す」
藤原はじっと猿之助の消えた空を見上げながら、強い口調でそう言った。
「明日、猿之助を排除した後、術式を行う。猿之助があちこちの鬼門を破壊して妖を喰っているせいで、今京都はとても危うい状態なのだ」
「妖を、喰ってる……?」
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「そんな……あの女の人の体は?」
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「……はい」
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「大丈夫かい? 病室に戻ろう、そこで話をしたい」
「はい……。よかった、藤原さんが来てくれて」
と、舜平が言う。
「湊くんに呼ばれたんだ。葉山は連絡がつかないものだから、置いてきた」
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