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居場所
5 お供え?
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「炭酸水、渡してきた!」
「サンキュー。じゃ、次はこれだ」
「うどん?」
喫茶店の中とは打って変わって、キッチンの中は白色電球で明るい。家の台所と違うところといえば、洗い場がすごく広いことや、コンロが多かったり、大きなオーブンがあるところだろうか。もの珍しく厨房を見回していると、樹貴にまた銀色の盆を渡された。
ふわふわと湯気の立つ、きつねうどんである。
きつねいろの大ぶりな揚げと黄金色の透き通る出汁つゆ。そしてつやつやした白いうどん。
さっき満腹までご飯を食べたのに、香り立つ出汁のかつお出汁の香りが鼻腔いっぱいに広がると、またお腹が空いてくるような気がした。
「うわぁ……いい匂い」
「だろ? さ、早く持って行ってやって」
「はい!」
この美味しそうなうどんが冷めてしまう前に、神様に持って行ってあげなきゃ。知也はさっきよりも慎重に、でも早足に、五十鈴のテーブルへ急いだ。
白嶺はすでに出汁の香りを嗅ぎ取っていたらしい。頬杖をつきつつ、すんすんと鼻をひくつかせてお待ちかねだ。
「おまたせしました。きつねうどんです」
「おお、待ち侘びたぞ」
嬉しそうに白い獣耳をピンと立て、白嶺は箸を手に取る前にどんぶりを両手で包み込む。人の姿になってもまだ普通の人より大きいな白嶺の手に包まれたどんぶりは、まるでおもちゃのように小さく見えた。
うっとりと目を閉じて、鼻筋の通った高い鼻をどんぶりに近づけ、深く息を吸う。そして幸せそうに目を細めて微笑みを浮かべて箸を取り、まずは出汁のたっぷり染み込んだ分厚いお揚げにがぶりと食らいついた。
じゅわっと沁みた出汁が形の良い唇の端から溢れ、はぐはぐと美味そうにお揚げを頬張る。その様子があまりにも幸福そうで、知也は慌てて溢れ出しそうになるよだれを我慢した。
白嶺はあっという間にうどんを平らげ、出汁の一滴を残すことなく飲み干した。
満たされた表情で天を仰くすべらかな頬は薄桃色に染まっていて、心なしか毛艶まで良くなっているような気がした。
余韻に浸るように目を閉じ、合掌して「ごちそうさま」と口にした白嶺の視線が、不意に知也のほうへ向いた。
「——願いは何だ」
「えっ?」
見ると、白嶺の瞳がさっきよりも鮮やかな金色に染まっている。唇に悠然とした微笑みを湛え、指の長い大きな手でつと知也の顎を掬い上げる。
「其方からの供え物、確かに受け取った。望み通り願いを一つ叶えてやろう」
「ね、願い……?」
——願い? 僕の、願いごと?
かねてから胸に抱えていた一つの願いが、知也の胸の内で大きく大きく膨らんでいく。
言葉にしていいいのかどうかわからなくて、ずっと誰にも言わず胸の中で反芻してきた願いだ。知也が望んだとしても、それは誰かの迷惑になるだけだとわかっているから、どうしても口に出せなかった。
でも、全てを見透かすような瞳で知也を見つめる金色の瞳から目が離せない。
白嶺がゆっくり瞬きをするたび、ゆらゆらと揺らめいてかすかに色を変える黄金色の美しさにうっとりさせられながら、知也は望みを口にした。
それを聞き、白嶺はすっと目を閉じる。
「ふふ、欲のない童だ。——叶えよう」
「叶えて……くれるの?」
「それしきの願い、たやすいことよ。樹貴から何も聞いていないのか?」
「き、聞いてない」
「ほう、そうか」
白嶺はただ静かに頷いて、肩に垂らした自らの豊かな銀髪を撫でた。
そしてゆっくりと立ち上がる。
「外は暗い。帰り道は樹貴とゆけ」
「はっ、はい。わかりました」
「馳走になったな」
その言葉が知也の耳に届くと同時に、白嶺は煙のように消えてしまった。
ひとつまばたきする間の出来事だ。咄嗟に辺りを見回しても、もうそこには彼の気配さえ残っていない。
「あ、あれ? 神様……?」
「お、もう帰っちゃったのか」
まさに狐につままれたような顔をしている知也の傍に、エプロン姿の樹貴が立っている。
樹貴はひょいと知也のそばにしゃがみ込み、ぽんぽんと頭を撫でた。樹貴がみじろぎするたびにサラサラの黒髪が揺れ、シャプーの良い匂いがした。
よくよく見ると、樹貴の顔はすごくかっこいい。クラスの女の子たちが見たら大騒ぎするだろうなと知也は思った。
「お手伝い、ありがとな」
「あ、あの……今の、なに!? 願いってなに? ていうか、お兄さんもこの店も、いったい何!?」
「お? あははっ、急に元気出てきたじゃん」
樹貴は立ち上がり、知也をカウンターへ誘った。
おもむろにひょいと脇の下に手を入れられたかと思うと、脚の長い椅子に座らされる。その隣に樹貴も腰を下ろすと、「五十鈴、コーヒー」と声をかけた。
「樹貴、今何時だと思ってるんだ。小学生はもう寝てなきゃいけない時間だ。コーヒーなんか飲んだら目が冴えて眠れなくなるだろう」
「あー、はいはい、わかったわかった。じゃ、ミックスジュースでも出してあげてよ」
「ったく、常識のない」
五十鈴はブツブツ文句をいいながら、また厨房へと戻って行った。中からミキサーを操作する音が聞こえてくる。樹貴は「小言が多くて困るんだよなぁ」と言いつつ口元に笑みを浮かべ、知也に向き直った。
「ここはね、知也くん。神様が一服しにくる喫茶店だよ」
音を絞ったジャズと厨房の作業音をBGMに、樹貴が静かな口調でそう言った。
知也は一瞬「そんなのインチキだ」と言いかけたが——……今し方、白嶺が狐から人へ化けるところを目の当たりにしたばかりなので、開きかけた口をつぐむ。
「か、神様……。神様って、さっきみたいな人たち?」
「そう。この国には八百万の神々がいる。……あ、八百万ってわかるか?」
「わかります。僕、本を読むのが好きだから」
「へぇ、すごいな。賢いじゃん」
わしわしとまた樹貴に頭を撫でくりまわされ、知也はぎゅっと目を閉じた。こんな風に頭を撫でてもらうなんて久々で、なんだか胸の奥がくすぐったい。
「神様ってのはなにかと大変らしくてさ。悪いことが起これば神様のせいにされるけど、いいことがあってもそんなに感謝されることはない。願いを押し付けられるばかりで腹を立てたり、虚しくなったりする神様もけっこういるわけ」
「へ、へえ……」
「神様へ供物を捧げて、きちんと信仰してくれる人ももちろんいる。神様にお出しする食事のことを神饌っていうんだ」
「あ、それも読んだことある。お酒とか、塩とか、野菜とか……」
「そうそう! 物知りだなぁ知也は」
パッと顔を輝かせる樹貴の笑顔がくすぐったい。知也は俯いて、込み上げる笑みを噛み殺した。
「神様は基本的に長生きだ。信仰が失われない限り死にはしない。……だからこそ、そういう食事に飽きてくる神様もいるわけだ」
「あー……そうかも」
「神様だって、洋食や焼肉が食べてみたい。コーヒーや紅茶、プリンやケーキなんかの甘いものも食べてみたい。そういう需要を汲み取って、俺たちがやってる店が、ここ『結』」
「ゆい……。それがお店の名前?」
「そう。この店にいるのはみんな神様だ。全国津々浦々、あちこちからこの店の噂を聞きつけてやってきてくれる」
樹貴は唇に笑みを浮かべたまま、ふとボックス席のほうへ視線をやった。
さっきは意識していなかったが、改めて見てみると——……確かに、明らかに人の形をしていないものがいる。
「サンキュー。じゃ、次はこれだ」
「うどん?」
喫茶店の中とは打って変わって、キッチンの中は白色電球で明るい。家の台所と違うところといえば、洗い場がすごく広いことや、コンロが多かったり、大きなオーブンがあるところだろうか。もの珍しく厨房を見回していると、樹貴にまた銀色の盆を渡された。
ふわふわと湯気の立つ、きつねうどんである。
きつねいろの大ぶりな揚げと黄金色の透き通る出汁つゆ。そしてつやつやした白いうどん。
さっき満腹までご飯を食べたのに、香り立つ出汁のかつお出汁の香りが鼻腔いっぱいに広がると、またお腹が空いてくるような気がした。
「うわぁ……いい匂い」
「だろ? さ、早く持って行ってやって」
「はい!」
この美味しそうなうどんが冷めてしまう前に、神様に持って行ってあげなきゃ。知也はさっきよりも慎重に、でも早足に、五十鈴のテーブルへ急いだ。
白嶺はすでに出汁の香りを嗅ぎ取っていたらしい。頬杖をつきつつ、すんすんと鼻をひくつかせてお待ちかねだ。
「おまたせしました。きつねうどんです」
「おお、待ち侘びたぞ」
嬉しそうに白い獣耳をピンと立て、白嶺は箸を手に取る前にどんぶりを両手で包み込む。人の姿になってもまだ普通の人より大きいな白嶺の手に包まれたどんぶりは、まるでおもちゃのように小さく見えた。
うっとりと目を閉じて、鼻筋の通った高い鼻をどんぶりに近づけ、深く息を吸う。そして幸せそうに目を細めて微笑みを浮かべて箸を取り、まずは出汁のたっぷり染み込んだ分厚いお揚げにがぶりと食らいついた。
じゅわっと沁みた出汁が形の良い唇の端から溢れ、はぐはぐと美味そうにお揚げを頬張る。その様子があまりにも幸福そうで、知也は慌てて溢れ出しそうになるよだれを我慢した。
白嶺はあっという間にうどんを平らげ、出汁の一滴を残すことなく飲み干した。
満たされた表情で天を仰くすべらかな頬は薄桃色に染まっていて、心なしか毛艶まで良くなっているような気がした。
余韻に浸るように目を閉じ、合掌して「ごちそうさま」と口にした白嶺の視線が、不意に知也のほうへ向いた。
「——願いは何だ」
「えっ?」
見ると、白嶺の瞳がさっきよりも鮮やかな金色に染まっている。唇に悠然とした微笑みを湛え、指の長い大きな手でつと知也の顎を掬い上げる。
「其方からの供え物、確かに受け取った。望み通り願いを一つ叶えてやろう」
「ね、願い……?」
——願い? 僕の、願いごと?
かねてから胸に抱えていた一つの願いが、知也の胸の内で大きく大きく膨らんでいく。
言葉にしていいいのかどうかわからなくて、ずっと誰にも言わず胸の中で反芻してきた願いだ。知也が望んだとしても、それは誰かの迷惑になるだけだとわかっているから、どうしても口に出せなかった。
でも、全てを見透かすような瞳で知也を見つめる金色の瞳から目が離せない。
白嶺がゆっくり瞬きをするたび、ゆらゆらと揺らめいてかすかに色を変える黄金色の美しさにうっとりさせられながら、知也は望みを口にした。
それを聞き、白嶺はすっと目を閉じる。
「ふふ、欲のない童だ。——叶えよう」
「叶えて……くれるの?」
「それしきの願い、たやすいことよ。樹貴から何も聞いていないのか?」
「き、聞いてない」
「ほう、そうか」
白嶺はただ静かに頷いて、肩に垂らした自らの豊かな銀髪を撫でた。
そしてゆっくりと立ち上がる。
「外は暗い。帰り道は樹貴とゆけ」
「はっ、はい。わかりました」
「馳走になったな」
その言葉が知也の耳に届くと同時に、白嶺は煙のように消えてしまった。
ひとつまばたきする間の出来事だ。咄嗟に辺りを見回しても、もうそこには彼の気配さえ残っていない。
「あ、あれ? 神様……?」
「お、もう帰っちゃったのか」
まさに狐につままれたような顔をしている知也の傍に、エプロン姿の樹貴が立っている。
樹貴はひょいと知也のそばにしゃがみ込み、ぽんぽんと頭を撫でた。樹貴がみじろぎするたびにサラサラの黒髪が揺れ、シャプーの良い匂いがした。
よくよく見ると、樹貴の顔はすごくかっこいい。クラスの女の子たちが見たら大騒ぎするだろうなと知也は思った。
「お手伝い、ありがとな」
「あ、あの……今の、なに!? 願いってなに? ていうか、お兄さんもこの店も、いったい何!?」
「お? あははっ、急に元気出てきたじゃん」
樹貴は立ち上がり、知也をカウンターへ誘った。
おもむろにひょいと脇の下に手を入れられたかと思うと、脚の長い椅子に座らされる。その隣に樹貴も腰を下ろすと、「五十鈴、コーヒー」と声をかけた。
「樹貴、今何時だと思ってるんだ。小学生はもう寝てなきゃいけない時間だ。コーヒーなんか飲んだら目が冴えて眠れなくなるだろう」
「あー、はいはい、わかったわかった。じゃ、ミックスジュースでも出してあげてよ」
「ったく、常識のない」
五十鈴はブツブツ文句をいいながら、また厨房へと戻って行った。中からミキサーを操作する音が聞こえてくる。樹貴は「小言が多くて困るんだよなぁ」と言いつつ口元に笑みを浮かべ、知也に向き直った。
「ここはね、知也くん。神様が一服しにくる喫茶店だよ」
音を絞ったジャズと厨房の作業音をBGMに、樹貴が静かな口調でそう言った。
知也は一瞬「そんなのインチキだ」と言いかけたが——……今し方、白嶺が狐から人へ化けるところを目の当たりにしたばかりなので、開きかけた口をつぐむ。
「か、神様……。神様って、さっきみたいな人たち?」
「そう。この国には八百万の神々がいる。……あ、八百万ってわかるか?」
「わかります。僕、本を読むのが好きだから」
「へぇ、すごいな。賢いじゃん」
わしわしとまた樹貴に頭を撫でくりまわされ、知也はぎゅっと目を閉じた。こんな風に頭を撫でてもらうなんて久々で、なんだか胸の奥がくすぐったい。
「神様ってのはなにかと大変らしくてさ。悪いことが起これば神様のせいにされるけど、いいことがあってもそんなに感謝されることはない。願いを押し付けられるばかりで腹を立てたり、虚しくなったりする神様もけっこういるわけ」
「へ、へえ……」
「神様へ供物を捧げて、きちんと信仰してくれる人ももちろんいる。神様にお出しする食事のことを神饌っていうんだ」
「あ、それも読んだことある。お酒とか、塩とか、野菜とか……」
「そうそう! 物知りだなぁ知也は」
パッと顔を輝かせる樹貴の笑顔がくすぐったい。知也は俯いて、込み上げる笑みを噛み殺した。
「神様は基本的に長生きだ。信仰が失われない限り死にはしない。……だからこそ、そういう食事に飽きてくる神様もいるわけだ」
「あー……そうかも」
「神様だって、洋食や焼肉が食べてみたい。コーヒーや紅茶、プリンやケーキなんかの甘いものも食べてみたい。そういう需要を汲み取って、俺たちがやってる店が、ここ『結』」
「ゆい……。それがお店の名前?」
「そう。この店にいるのはみんな神様だ。全国津々浦々、あちこちからこの店の噂を聞きつけてやってきてくれる」
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