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居場所
4 僕のためのご飯
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知也は箸を掴んで、半ば突き刺すようにしてメンチカツを持ち上げる。そのままがぶりと食らいつくと、ざくっとした衣の食感が小気味いい。
そのあとすぐ、本当にハンバーグが現れた。これまでに食べたどのハンバーグよりも柔らかくてジューシーだ。それがサクサクの衣の食感と相まって、ものすごく美味しい。
ソースをかけなくてもしっかり味がするから、すぐにご飯が欲しくなった。知也は自分の手のひらほどもあるメンチカツを半分ほど夢中で食べたあと、次はご飯に箸をつけた。
給食で出してもらえる白ごはんも美味しくて大好きだけど、今口に入れた白ごはんの甘さと柔らかさに驚かされる。噛めば噛むほど甘さは増し、ご飯だけなのにいくらでも食べれてしまう。
頬張って、噛んで、味わって、飲み込む。
そこへまた、メンチカツのがつんとした食感と味が加わって、箸を動かす手が止まらない。
あまり好きではないキャベツも、残らず全部平らげた。硬くて味がしない野菜だと思っていたのに、今食べたキャベツは一本一本がすごく細くてふわふわで、野菜なのに不思議と甘くて美味しかった。
家でたまに出てくる冷えて硬くなったご飯とは違う。お母さんが作った失敗作のご飯とも、「自分で作った」と嘘をついて『新しいお父さん』に出しているケータリングの残飯とももまるでちがう。
知也のために出されたあたたかい食事だ。美味しくて、嬉しくて、いつしか知也の目からは涙が溢れていた。
「ぅぐ……うっ……おいひぃ……」
「そっかそっか。大変だったな」
泣きながら食べるご飯は、涙のせいか、いつもよりも甘く感じる。
あっという間にすべてを平らげてしまうと、知也はぐいと目元を拭い「ごちそうさまでした」と言った。
「あ、あの、おにいさん……」
「樹貴でいいよ。なに?」
「あ、あの……僕、お金とかぜんぜんもってないのに……」
「お金はいいって。お手伝いしてくれたら、それで大丈夫!」
「お手伝いって……?」
「料理を運んだり、テーブルを拭いたり、かな」
それくらいならできるかもと、知也は胸を撫で下ろした。
お父さんがいた頃は、お父さんの作ったご飯が載ったお皿をテーブルまで運んだり、食べ終えたお皿を洗ったりしていた。そういうとき、お母さんは何もしなかった。お兄ちゃんが「俺たちでお父さんを手伝おうな」といって、知也にお皿の洗い方を教えてくれたのだ。
樹貴もまたぺろりと食事を平らげて、満足げに口元を拭いている。
その視線が、つとカウンターのほうへ向いた。
「おっ、きたきた。お客さんだぞ」
ボックス席の高い背もたれからそっと背後を窺った知也の目が、まんまるに見開かれる。
カウンターのそばに立ち、五十鈴がにこやかに言葉を交わしている相手は——……人間と同じくらいの大きさをした、白い狐だったのだ。
「え…………あ、あれ……、あれ、なに…………?」
「あの方は白嶺様。隣町に磐座神社っていう大きな神社があるだろ。そこの神様だよ」
「へ…………? か、かみさ、ま……?」
樹貴はごくごく自然な口調で信じられないようなことを言い、ひょいと席を立って狐のほうへと歩いて行った。
そして、なにやら親しげに狐と会話交わしているかと思うと——なんと、その狐をともなって知也のいるテーブルへ戻ってこようとしている。
知也は咄嗟に頭を引っ込め、隠れようとした。だが……。
「ほう、今日の給仕役はこの童か」
「ひっ……」
腹に響くような低い声に、全身が震えた。
金色の大きな大きな瞳が、知也を真上から見下ろしている。
尖った鼻先、口元には鋭い牙がぞろりと並ぶ。驚きと恐怖のあまり、ガタガタと震えが込み上げてきて、さっきとは違った意味で泣きたくなってきた。
「ちょっと白嶺様、ちびっこの前なんだ。人型になってあげなよ」
「なぜだ」
「普通に考えて怖いでしょ。でかい狐が喋ってるなんて」
「……まったく、貴様はいつもいつも不躾な口をきく。我をなんだと思っているのだ」
「神様だと思っていますよ、ちゃーんと」
軽口を叩きながら樹貴が狐の鼻先を撫でる。すると狐は気持ちよさそうに目を閉じて、されるがままになっているのだ。
樹貴はまるでペットのような扱いをしているが、さっき『神様』と言ってなかったっけ……? と知也が目をぱちぱち瞬いていると——……ぱあっと白い狐の体から眩しい光が放たれ、一陣の風が吹く。
思わず知也は目を閉じ、恐る恐るまた目を開く。すると。
「えっ……え!?」
白い豪奢な着物を身に纏った長身の男がひとり、知也の目の前に立っている。
たっぷりとした長い髪は銀色。流麗なかたちをした切れ長の瞳の色は金。
抜けるように白い肌はまさに透き通るような美しさで、淡く発光しているかのように見える。
そして頭には、三角の獣耳がふたつ。
知也がポカンとしていると、狐……もとい白嶺がにやりと細い唇を吊り上げた。
「ふふふふ、新鮮な反応だ。やはりこうでなくてはな」
「へ……? あれ? きつね、さんは……」
「ははは、さっきの狐こそが我よ。童、汝の名は?」
「と、ともや……です」
「ともや」
狐男——もとい、白嶺は満足げに頷きながら知也の名を復唱した。
「さーて知也くん、こっちにきてくれるかな?」
「あ、は、はい……!」
樹貴に呼ばれていそいそとキッチンのそばへ行くと、手洗いと消毒をするように言われ、ささっと黒い新品エプロンが頭からかぶせられた。
そして銀色の盆をさっと手に持たされたかと思うと、しゅわしゅわと泡の立つ透明な液体がはいった細身のグラスがその上に載る。
「これを持って行くの……?」
「そ、頼むな。俺は今から、あの人のご飯を作るからさ」
「は、はい……。あの、この水って」
ただの炭酸水に見えるけれど、ひょっとすると、なにかすごいパワーの込められた液体なのかもしれない。こぼしたらバチが当たるのかも……恐々樹貴に尋ねてみる。
すると樹貴は「ああ、ただの炭酸水」と言った。
「炭酸水……」
「さ、行った行った。お客さんをお待たせしないように!」
「は、はい!」
樹貴の手が、ぽんと肩に乗る。そこから力を注いでもらえたような気持ちになり、知也はこくりと頷いた。
ゆっくりだけど、なるべく急いで白嶺のテーブルへ向かう。お盆をもって飲み物を運ぶなんて初めてだ。しかもグラスは背が高くて、なかの炭酸水は知也が歩くたび水面が揺れている。
——こぼさないように、こぼさないように……。
念じながら歩いたのが良かったのか。なんとか無事に白嶺のもとへ到着し、震える手でグラスをテーブルに置いた。
「お、お待たせしました。こちらは炭酸水でございます……」
「おお、これだこれだ! この新鮮な味わいが忘れられなくてな」
「あじ? あじ、するんですか……?」
「うむ。この、口の中で傍若無人に弾けるこの感覚。たまらぬ」
「そうなんだ……」
白嶺は金色の目をさらに明るく輝かせ、あっという間に炭酸水を飲み干した。そして「ぶはぁ!」とうまそうに息を吐いたかと思うと、知也の顔をじっと見つめてくる。
知也はたじろいだが、すぐにぺこりと頭を下げて「し、しつれいします」と言い残してキッチンへ逃げ戻った。
そのあとすぐ、本当にハンバーグが現れた。これまでに食べたどのハンバーグよりも柔らかくてジューシーだ。それがサクサクの衣の食感と相まって、ものすごく美味しい。
ソースをかけなくてもしっかり味がするから、すぐにご飯が欲しくなった。知也は自分の手のひらほどもあるメンチカツを半分ほど夢中で食べたあと、次はご飯に箸をつけた。
給食で出してもらえる白ごはんも美味しくて大好きだけど、今口に入れた白ごはんの甘さと柔らかさに驚かされる。噛めば噛むほど甘さは増し、ご飯だけなのにいくらでも食べれてしまう。
頬張って、噛んで、味わって、飲み込む。
そこへまた、メンチカツのがつんとした食感と味が加わって、箸を動かす手が止まらない。
あまり好きではないキャベツも、残らず全部平らげた。硬くて味がしない野菜だと思っていたのに、今食べたキャベツは一本一本がすごく細くてふわふわで、野菜なのに不思議と甘くて美味しかった。
家でたまに出てくる冷えて硬くなったご飯とは違う。お母さんが作った失敗作のご飯とも、「自分で作った」と嘘をついて『新しいお父さん』に出しているケータリングの残飯とももまるでちがう。
知也のために出されたあたたかい食事だ。美味しくて、嬉しくて、いつしか知也の目からは涙が溢れていた。
「ぅぐ……うっ……おいひぃ……」
「そっかそっか。大変だったな」
泣きながら食べるご飯は、涙のせいか、いつもよりも甘く感じる。
あっという間にすべてを平らげてしまうと、知也はぐいと目元を拭い「ごちそうさまでした」と言った。
「あ、あの、おにいさん……」
「樹貴でいいよ。なに?」
「あ、あの……僕、お金とかぜんぜんもってないのに……」
「お金はいいって。お手伝いしてくれたら、それで大丈夫!」
「お手伝いって……?」
「料理を運んだり、テーブルを拭いたり、かな」
それくらいならできるかもと、知也は胸を撫で下ろした。
お父さんがいた頃は、お父さんの作ったご飯が載ったお皿をテーブルまで運んだり、食べ終えたお皿を洗ったりしていた。そういうとき、お母さんは何もしなかった。お兄ちゃんが「俺たちでお父さんを手伝おうな」といって、知也にお皿の洗い方を教えてくれたのだ。
樹貴もまたぺろりと食事を平らげて、満足げに口元を拭いている。
その視線が、つとカウンターのほうへ向いた。
「おっ、きたきた。お客さんだぞ」
ボックス席の高い背もたれからそっと背後を窺った知也の目が、まんまるに見開かれる。
カウンターのそばに立ち、五十鈴がにこやかに言葉を交わしている相手は——……人間と同じくらいの大きさをした、白い狐だったのだ。
「え…………あ、あれ……、あれ、なに…………?」
「あの方は白嶺様。隣町に磐座神社っていう大きな神社があるだろ。そこの神様だよ」
「へ…………? か、かみさ、ま……?」
樹貴はごくごく自然な口調で信じられないようなことを言い、ひょいと席を立って狐のほうへと歩いて行った。
そして、なにやら親しげに狐と会話交わしているかと思うと——なんと、その狐をともなって知也のいるテーブルへ戻ってこようとしている。
知也は咄嗟に頭を引っ込め、隠れようとした。だが……。
「ほう、今日の給仕役はこの童か」
「ひっ……」
腹に響くような低い声に、全身が震えた。
金色の大きな大きな瞳が、知也を真上から見下ろしている。
尖った鼻先、口元には鋭い牙がぞろりと並ぶ。驚きと恐怖のあまり、ガタガタと震えが込み上げてきて、さっきとは違った意味で泣きたくなってきた。
「ちょっと白嶺様、ちびっこの前なんだ。人型になってあげなよ」
「なぜだ」
「普通に考えて怖いでしょ。でかい狐が喋ってるなんて」
「……まったく、貴様はいつもいつも不躾な口をきく。我をなんだと思っているのだ」
「神様だと思っていますよ、ちゃーんと」
軽口を叩きながら樹貴が狐の鼻先を撫でる。すると狐は気持ちよさそうに目を閉じて、されるがままになっているのだ。
樹貴はまるでペットのような扱いをしているが、さっき『神様』と言ってなかったっけ……? と知也が目をぱちぱち瞬いていると——……ぱあっと白い狐の体から眩しい光が放たれ、一陣の風が吹く。
思わず知也は目を閉じ、恐る恐るまた目を開く。すると。
「えっ……え!?」
白い豪奢な着物を身に纏った長身の男がひとり、知也の目の前に立っている。
たっぷりとした長い髪は銀色。流麗なかたちをした切れ長の瞳の色は金。
抜けるように白い肌はまさに透き通るような美しさで、淡く発光しているかのように見える。
そして頭には、三角の獣耳がふたつ。
知也がポカンとしていると、狐……もとい白嶺がにやりと細い唇を吊り上げた。
「ふふふふ、新鮮な反応だ。やはりこうでなくてはな」
「へ……? あれ? きつね、さんは……」
「ははは、さっきの狐こそが我よ。童、汝の名は?」
「と、ともや……です」
「ともや」
狐男——もとい、白嶺は満足げに頷きながら知也の名を復唱した。
「さーて知也くん、こっちにきてくれるかな?」
「あ、は、はい……!」
樹貴に呼ばれていそいそとキッチンのそばへ行くと、手洗いと消毒をするように言われ、ささっと黒い新品エプロンが頭からかぶせられた。
そして銀色の盆をさっと手に持たされたかと思うと、しゅわしゅわと泡の立つ透明な液体がはいった細身のグラスがその上に載る。
「これを持って行くの……?」
「そ、頼むな。俺は今から、あの人のご飯を作るからさ」
「は、はい……。あの、この水って」
ただの炭酸水に見えるけれど、ひょっとすると、なにかすごいパワーの込められた液体なのかもしれない。こぼしたらバチが当たるのかも……恐々樹貴に尋ねてみる。
すると樹貴は「ああ、ただの炭酸水」と言った。
「炭酸水……」
「さ、行った行った。お客さんをお待たせしないように!」
「は、はい!」
樹貴の手が、ぽんと肩に乗る。そこから力を注いでもらえたような気持ちになり、知也はこくりと頷いた。
ゆっくりだけど、なるべく急いで白嶺のテーブルへ向かう。お盆をもって飲み物を運ぶなんて初めてだ。しかもグラスは背が高くて、なかの炭酸水は知也が歩くたび水面が揺れている。
——こぼさないように、こぼさないように……。
念じながら歩いたのが良かったのか。なんとか無事に白嶺のもとへ到着し、震える手でグラスをテーブルに置いた。
「お、お待たせしました。こちらは炭酸水でございます……」
「おお、これだこれだ! この新鮮な味わいが忘れられなくてな」
「あじ? あじ、するんですか……?」
「うむ。この、口の中で傍若無人に弾けるこの感覚。たまらぬ」
「そうなんだ……」
白嶺は金色の目をさらに明るく輝かせ、あっという間に炭酸水を飲み干した。そして「ぶはぁ!」とうまそうに息を吐いたかと思うと、知也の顔をじっと見つめてくる。
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