異世界に行って転生者を助ける仕事に就きました

仙人掌(さぼてん)

文字の大きさ
110 / 427
空の旅

規格外

しおりを挟む
 散弾で化け物をまとめて倒す時の快感が大きくてついいつもより引き付けてから撃つため通信で転生者などの悲鳴が聞こえてくる。
 あまりにも引き付けすぎたときはサヨから爆撃が届いたときは爆笑してその声で気が付いた、かなり自分はテンションが上がっておかしくなってしまったようだ。
「ありがとうサヨ、おかげで目が覚めた、それから新しい銃が欲しい」
 そう言うと持っていた銃が消滅して代わりに別の銃が出現した、さきほどより命中精度が高そうだ。

「そいいえばここは市街地なんですから手伝ってくださいよ」
「いやさすがにその数は……」
 確かに今相手をしている化け物は数が多く気を抜けば一気に襲われてしまいひとたまりもないだろう、魔法が使えれば弾を消費せずに楽に殲滅できるだろうがこの世界の人の視線があるため使用することができない。
 それでもまだ一撃当てれば倒せるのが救いでそれでなんとか持っているような状況だ、もし2発以上必要ならば攻略は限りなく不可能に近い。


 巣以外にいる化け物の殲滅は成功し、最後はサヨの爆撃で終わらる、その頃には疲れてお布団をかぶりたい気分になっていた。
「おわったからもう寝たい」
「私も……」
 サヨを見ると自分よりも疲労している気がしたのでセクハラしてみるがいつもは受け入れたりして何かしらのリアクションをするのだが今回は反応が薄かったのでかなり疲れているのだろう。




「見てくれ、こいつは使えるだろう?」
 転生者達が満面の笑みで起こしにくる、手には大きな包装された箱を持っている。
「これみてくれよ、箱に銃の弾って書いてある、しかも複数あったんだそして開けたらまだ使えそうな弾があったんだ」
 それを聞いてから目が覚める、どうやらサヨも目が覚めたようだ。
「本当?!」
「あぁ」
 自信満々に自分達に手渡せれる、受け取った弾は確かにサヨが使っている物と酷似している、サヨの方を向くと複雑そうな顔をしている。
「これ、規格が合わない……、一応使えるけど」
 サヨは様々な口径に対応できるようになっているが使用できる銃の種類が限られてくるので整備が間に合わない可能性があるので連続使用はしたくないようだ。
「うーん、交互に使えばなんとか保つかなぁ……」
「一応使えるんだね?」
「なんとかね、他には弾は無かった?」
「それらしいの物は瓦礫の下だよ」
「まぁ、規格外とはとはいえ補充ができたからよしとするか、とにかく見つけてきてくれてありがとう」
「いやいや、我々もこれで化け物殲滅の手伝いができたもんよ」
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます

まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。 貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。 そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。 ☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。 ☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。

伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります

竹桜
ファンタジー
 武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。  転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。  

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

神様の忘れ物

mizuno sei
ファンタジー
 仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。  わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

いきなり異世界って理不尽だ!

みーか
ファンタジー
 三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。   自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!

処理中です...