297 / 423
配達の仕事
5つ目の配達先その2
しおりを挟む
「ここが件の遺跡よ」
「思ったより近いですね」
30分ほどと言っていたので少し覚悟していたがすぐに到着できてしまい拍子抜けしてしまった。
「そもそもここはかなり前に調査されつくされた遺跡よ、だから出てくるモンスターも弱い物ばかりで初心者だったりするからね」
「なるほど?」
「で、この一番奥にある壁に書かれている文章だけが謎のままって訳、それ以外は調査しきっているから今の所危険性は無いって判断されているわ」
「その文章が日本語だったと?」
「その通り、さっそく入って行きましょう」
初心者用や街から近いということもあってか完全に油断しているようだ。
中に入ってみると等間隔に明かりが設置してあって暗い所がないようになっている、モンスターも前方から分かりやすくやってくる、そのモンスターも女性の攻撃で簡単に討伐できている。
確かにこれでは油断しても仕方がない。
「ここが例の場所よ」
「思ったよりも近いですね」
「それ故にここは初心者用、というか初めてやる人用になっているのよ」
「確かに……」
試しにサヨが適当にモンスターに攻撃してみると急所とは言えないような所に当てたにも関わらず一撃で倒せてしまった、確かにこれは弱い。
「で、これ読めないかな?」
「どうでしょう……」
文字は確かに日本語だがかなりの達筆で一文が一筆書きで書かれているのでかなり古い時代物だと思われる。
「サヨはどう?」
「うーん……読めなくはない、かな……うーんでも言い回しとか複雑だし、現代翻訳しないとだからすぐは無理かな?」
「解析に時間がかかる感じ?」
「うん、これは時間がかかる、でもどれくらいで終わるとかは分からない、それくらい難しい」
「この世界に写真とかないしなぁ、時間かけるとなるとここにキャンプ地を設営するしかないわね……」
時間がかかると言われてしばらく考え始めた。
「よし、決めたわ!」
考えが纏まったようだ手をたたいてこちらに向かう。
「しばらくここに住むよ!」
「はい?」
「そうと決まれば早速準備に取り掛かるよ」
「ちなみに拒否権は?」
「この文章が何て書いてあるか気にならないの?」
「そりゃあなりますけど……」
「じゃあいいじゃない」
どうやら拒否権は無いらしい、そもそもこの女性は元日本人らしいのでこの人の手助けをすればいいのだろう、もっとも自分は解読できそうに無いのでサヨが解読できるように護衛するだけだ。
「まずはココで設営できるように道具を一式持って来ましょう、それから日中は初心者に護衛の講習ってことにして費用を節約してからそれから……」
やる事をメモしながら遺跡を出ていく、道中のモンスターに遭遇こそするもののあまりにも弱すぎてかなり適当に処理をしていった。
「思ったより近いですね」
30分ほどと言っていたので少し覚悟していたがすぐに到着できてしまい拍子抜けしてしまった。
「そもそもここはかなり前に調査されつくされた遺跡よ、だから出てくるモンスターも弱い物ばかりで初心者だったりするからね」
「なるほど?」
「で、この一番奥にある壁に書かれている文章だけが謎のままって訳、それ以外は調査しきっているから今の所危険性は無いって判断されているわ」
「その文章が日本語だったと?」
「その通り、さっそく入って行きましょう」
初心者用や街から近いということもあってか完全に油断しているようだ。
中に入ってみると等間隔に明かりが設置してあって暗い所がないようになっている、モンスターも前方から分かりやすくやってくる、そのモンスターも女性の攻撃で簡単に討伐できている。
確かにこれでは油断しても仕方がない。
「ここが例の場所よ」
「思ったよりも近いですね」
「それ故にここは初心者用、というか初めてやる人用になっているのよ」
「確かに……」
試しにサヨが適当にモンスターに攻撃してみると急所とは言えないような所に当てたにも関わらず一撃で倒せてしまった、確かにこれは弱い。
「で、これ読めないかな?」
「どうでしょう……」
文字は確かに日本語だがかなりの達筆で一文が一筆書きで書かれているのでかなり古い時代物だと思われる。
「サヨはどう?」
「うーん……読めなくはない、かな……うーんでも言い回しとか複雑だし、現代翻訳しないとだからすぐは無理かな?」
「解析に時間がかかる感じ?」
「うん、これは時間がかかる、でもどれくらいで終わるとかは分からない、それくらい難しい」
「この世界に写真とかないしなぁ、時間かけるとなるとここにキャンプ地を設営するしかないわね……」
時間がかかると言われてしばらく考え始めた。
「よし、決めたわ!」
考えが纏まったようだ手をたたいてこちらに向かう。
「しばらくここに住むよ!」
「はい?」
「そうと決まれば早速準備に取り掛かるよ」
「ちなみに拒否権は?」
「この文章が何て書いてあるか気にならないの?」
「そりゃあなりますけど……」
「じゃあいいじゃない」
どうやら拒否権は無いらしい、そもそもこの女性は元日本人らしいのでこの人の手助けをすればいいのだろう、もっとも自分は解読できそうに無いのでサヨが解読できるように護衛するだけだ。
「まずはココで設営できるように道具を一式持って来ましょう、それから日中は初心者に護衛の講習ってことにして費用を節約してからそれから……」
やる事をメモしながら遺跡を出ていく、道中のモンスターに遭遇こそするもののあまりにも弱すぎてかなり適当に処理をしていった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
141
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる