6 / 427
日本にて
そうだ、京都へ行こう
しおりを挟む
そうだ、京都へ行こう…。
せっかく日本へ帰って?来たことだし和を感じられる所へ行こう。
調べてみたら地名は都道府県は少なくとも自分はいた世界の日本と同じだった。
京都へは思えば、修学旅行以来だったか、違う日本とはいえ楽しみだった、新幹線もグリーン車に乗ってやったし手続きも簡単にできた、そういえば自分は魔法の世界から来たので顔立ちがアジア人とは離れているが、「ニホンゴダイジョーブデスヨー」といっておけばだいたい何とかなった。
そして自分は今「奈良」にいる…。
そういえばこの世界は自分の知っている日本では無かった、新幹線は京都ではなく、奈良に駅が存在した、まぁいいや鹿見に行こう。
流石観光地だ、人が多い常にどこかで行列ができていて鹿を見に行くところまで、地図で見る限りでは30分もいらないであろう距離にもかかわらず、2時間以上かかってしまった。
周囲が神社のエリアに入ったと思うといきなり周りの人が家族連れより外国人の方が多くなってきた。
左側には東大寺が見えてくると本当に日本に来たという実感が沸いてくる。
「鹿だー」
とりあえず満足した、あそこまで警戒心の無い野生動物は初めてかもしれない。
近くにちょうど周回観光バスが来ていたので興味本位で乗り込んでみる、途中で乗り込んでも問題なさそうだ。
さっそく乗り込み、乗り込み口から一番近い席が空いていたのでそこに座り外の景色を楽しむ、10分ほどで停車し、近くのバスの窓から見える観光名所付近に停車していき、ゆっくりとした時間を過ごしていた。
それから30分ほど乗り続けていたが客がざわつき始めていた。
「お前たちは運が無かったな、今から人質になってもらう」
運転手の近くにいた男が乗客に向かって宣言する。
「ふざけないで、ワタクシは用事が…」
立ち上がり大声で抗議した女性が銃声で消える、女性は小さく呻き声を上げながら蹲っていた。
「俺らは本気だぜ、コレは警告だ…、次に何か邪魔しようとするなら命は無いと思え、連絡しようとしても無駄だぜ今は電波遮断しているから通報もさせねぇ」
この世界の日本はバスジャックが日常茶飯事なのか!?
いや、そんな事はないと願いたい…、そういえば渡された携帯にはGPSの機能はついているのだろうか、もしそうだとしたら直ぐに異変に気づいて誰かしらくるのだろうか…。
携帯になにか無いか弄っているといきなり腕が撃ちぬかれた。
「……っ、うぅ…」
「やめような」
バスジャックの男は顔を近づけてゆっくりと脅してくる、それを見た他の乗客が電子機器を鞄の中に入れていく。
幸い弾は貫通して右の手のひらに穴が空いた程度だ、この程度なら自分の自然治癒を高める魔法で痛みを軽減できる、発動事態も喋る必要が無いし、この世界に魔力を感知できる人間は少ないだろう、左手で抑えて目を閉じて呼吸を整える。
「さて、とりあえず余計な事はするなよ、弾だって無限にあるわけじゃないんだ」
右手の回復に思いのほか時間がかかりそうだったので、眠る事にした。
せっかく日本へ帰って?来たことだし和を感じられる所へ行こう。
調べてみたら地名は都道府県は少なくとも自分はいた世界の日本と同じだった。
京都へは思えば、修学旅行以来だったか、違う日本とはいえ楽しみだった、新幹線もグリーン車に乗ってやったし手続きも簡単にできた、そういえば自分は魔法の世界から来たので顔立ちがアジア人とは離れているが、「ニホンゴダイジョーブデスヨー」といっておけばだいたい何とかなった。
そして自分は今「奈良」にいる…。
そういえばこの世界は自分の知っている日本では無かった、新幹線は京都ではなく、奈良に駅が存在した、まぁいいや鹿見に行こう。
流石観光地だ、人が多い常にどこかで行列ができていて鹿を見に行くところまで、地図で見る限りでは30分もいらないであろう距離にもかかわらず、2時間以上かかってしまった。
周囲が神社のエリアに入ったと思うといきなり周りの人が家族連れより外国人の方が多くなってきた。
左側には東大寺が見えてくると本当に日本に来たという実感が沸いてくる。
「鹿だー」
とりあえず満足した、あそこまで警戒心の無い野生動物は初めてかもしれない。
近くにちょうど周回観光バスが来ていたので興味本位で乗り込んでみる、途中で乗り込んでも問題なさそうだ。
さっそく乗り込み、乗り込み口から一番近い席が空いていたのでそこに座り外の景色を楽しむ、10分ほどで停車し、近くのバスの窓から見える観光名所付近に停車していき、ゆっくりとした時間を過ごしていた。
それから30分ほど乗り続けていたが客がざわつき始めていた。
「お前たちは運が無かったな、今から人質になってもらう」
運転手の近くにいた男が乗客に向かって宣言する。
「ふざけないで、ワタクシは用事が…」
立ち上がり大声で抗議した女性が銃声で消える、女性は小さく呻き声を上げながら蹲っていた。
「俺らは本気だぜ、コレは警告だ…、次に何か邪魔しようとするなら命は無いと思え、連絡しようとしても無駄だぜ今は電波遮断しているから通報もさせねぇ」
この世界の日本はバスジャックが日常茶飯事なのか!?
いや、そんな事はないと願いたい…、そういえば渡された携帯にはGPSの機能はついているのだろうか、もしそうだとしたら直ぐに異変に気づいて誰かしらくるのだろうか…。
携帯になにか無いか弄っているといきなり腕が撃ちぬかれた。
「……っ、うぅ…」
「やめような」
バスジャックの男は顔を近づけてゆっくりと脅してくる、それを見た他の乗客が電子機器を鞄の中に入れていく。
幸い弾は貫通して右の手のひらに穴が空いた程度だ、この程度なら自分の自然治癒を高める魔法で痛みを軽減できる、発動事態も喋る必要が無いし、この世界に魔力を感知できる人間は少ないだろう、左手で抑えて目を閉じて呼吸を整える。
「さて、とりあえず余計な事はするなよ、弾だって無限にあるわけじゃないんだ」
右手の回復に思いのほか時間がかかりそうだったので、眠る事にした。
0
あなたにおすすめの小説
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる