345 / 427
ゾンビパニックで火力マシマシ
無線よりも有線派
しおりを挟む
「つまり失敗したと?」
「そうなるな……」
結局全員地下に戻る事になった、一応遠出の為に食料を集めていたので今回の行動が完全に無駄にならなかったのは救いだろうか……。
「とりあえずは理論自体はあっていたが、システムの面で至らない点があったんだ、だから作戦を確実に成功させるには1からシステムを組み上げる必要があるんだ」
「それはどれくらいかかるんだ?」
さすがにゾンビを調査していた一団なだけあってシステムの構築に時間がかかる事を把握している。
「おそらくあと1週間ちょっとあれば確実にいけると思う」
その言葉で全員が無理やり納得させたようだった。
「じゃあまたしばらくココで過ごす事になるんだな」
「そうだな……」
ぞろぞろと荷物を解いていき再び自身の場所に物を並べていく。
「それじゃあ今日から自分はシステムをココで構築できるように整える、これは1日でできるハズだからな」
全員が荷物を出し切ったのを確認してからリーダーが発する。
「なるほどな、全員でやれば1週間で出来るって算段だな?」
「そうなる、みんなで一気に片付けてしまいたい」
「そうだな、やる事はあんまり無かったのもあるしココは俺たちの出番って訳だ」
「じゃあ自分は上で食料を集めてくるよ」
「助かる」
彼はどうやらシステムの構築はできないようなので食料係を買って出る、他の人達はやるしかないといった表情でリーダーをみていた。
「君はこのシステム構築中の護衛を頼む、今日中には終わるハズだから明日からは彼を手伝ってほしい」
「わかりました」
「よし、じゃあ行こう」
早速リーダーに連れられて下っていく、途中で大きな倉庫に寄り大量のケーブルを抱えて動力炉とその制御室に向かう。
「よし、それじゃあコレをやってくれ」
「……なんですかコレ?」
「流石に1本のケーブルじゃあ心もとないし長さが足りないからな、君にはこのケーブル繋げて拠点に戻れるくらいの長さにして欲しい、自分は外部アクセスを許可するようにしないといけないからね」
「あ、はい、お気をつけて」
リーダーが必死にシステムの書き換えをおこなっている横でひたすらケーブルを接続して1本の長いケーブルにしていく、色や形が微妙に違ったが接続部分の形状は一緒なので意外と簡単に1本の長いケーブルが完成した。
「こっちは準備できたぞ?」
「こちらも一応できました」
「よし、じゃあ一旦テストしよう」
そう言ってリーダーが作ったばかりのケーブルを制御盤と手持ちの端末につなぐ。
「………よし、それじゃあこれを上にいるみんなの場所まで伸ばしていくぞ」
「は はい」
いままで来た道をマーキングしていくようにケーブルを垂らしながら拠点まで戻っていく。
「みんな設備ができたぞ!」
この時はいつもより顔が明るかったという。
「そうなるな……」
結局全員地下に戻る事になった、一応遠出の為に食料を集めていたので今回の行動が完全に無駄にならなかったのは救いだろうか……。
「とりあえずは理論自体はあっていたが、システムの面で至らない点があったんだ、だから作戦を確実に成功させるには1からシステムを組み上げる必要があるんだ」
「それはどれくらいかかるんだ?」
さすがにゾンビを調査していた一団なだけあってシステムの構築に時間がかかる事を把握している。
「おそらくあと1週間ちょっとあれば確実にいけると思う」
その言葉で全員が無理やり納得させたようだった。
「じゃあまたしばらくココで過ごす事になるんだな」
「そうだな……」
ぞろぞろと荷物を解いていき再び自身の場所に物を並べていく。
「それじゃあ今日から自分はシステムをココで構築できるように整える、これは1日でできるハズだからな」
全員が荷物を出し切ったのを確認してからリーダーが発する。
「なるほどな、全員でやれば1週間で出来るって算段だな?」
「そうなる、みんなで一気に片付けてしまいたい」
「そうだな、やる事はあんまり無かったのもあるしココは俺たちの出番って訳だ」
「じゃあ自分は上で食料を集めてくるよ」
「助かる」
彼はどうやらシステムの構築はできないようなので食料係を買って出る、他の人達はやるしかないといった表情でリーダーをみていた。
「君はこのシステム構築中の護衛を頼む、今日中には終わるハズだから明日からは彼を手伝ってほしい」
「わかりました」
「よし、じゃあ行こう」
早速リーダーに連れられて下っていく、途中で大きな倉庫に寄り大量のケーブルを抱えて動力炉とその制御室に向かう。
「よし、それじゃあコレをやってくれ」
「……なんですかコレ?」
「流石に1本のケーブルじゃあ心もとないし長さが足りないからな、君にはこのケーブル繋げて拠点に戻れるくらいの長さにして欲しい、自分は外部アクセスを許可するようにしないといけないからね」
「あ、はい、お気をつけて」
リーダーが必死にシステムの書き換えをおこなっている横でひたすらケーブルを接続して1本の長いケーブルにしていく、色や形が微妙に違ったが接続部分の形状は一緒なので意外と簡単に1本の長いケーブルが完成した。
「こっちは準備できたぞ?」
「こちらも一応できました」
「よし、じゃあ一旦テストしよう」
そう言ってリーダーが作ったばかりのケーブルを制御盤と手持ちの端末につなぐ。
「………よし、それじゃあこれを上にいるみんなの場所まで伸ばしていくぞ」
「は はい」
いままで来た道をマーキングしていくようにケーブルを垂らしながら拠点まで戻っていく。
「みんな設備ができたぞ!」
この時はいつもより顔が明るかったという。
0
あなたにおすすめの小説
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる