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ネトゲに意図せず転生した
落ちてきた希望
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「準備できたよ!」
「よしっ」
威力は無いが吹き飛ばしと目くらましで怯ませる、その隙をついてサヨが魔力を込めた弾丸を発射する。
「あ、ビームじゃないんだ」
発射したのは魔力を込めた1発だったようで、普通の発射音とは違った変な音と共に巨大な敵に大きな穴が開く、流石に絶命したようでゆっくりと倒れこむ、その巨大な敵も地面に衝突すると同時にガラスのように砕け散り、消滅してしまった。
「アレ、なんか落ちてない?」
「……本当だ」
砕けた残骸が完全に消滅するとカードのような物が落ちていた。
「コレ……、もしかしたら希望が見えたかもしれない」
落ちている物の正体がわかっているのか転生者は一目散に駆け出して拾いにいく。
「それは何ですか?」
「コレ、倉庫チケットだ」
「倉庫チケット?」
「えっと自分がプレイしていたオンラインゲームのアイテムで、種類にもよるけど一定期間の間で拡張倉庫が使えるようになるアイテムなんだ、ゲームが長期化するとアイテムがどうしても増えちゃうんだよね、だから自分も使っていたんだ、でもドロップするなんて事は聞いた事ないよ」
「そうなんだ、そういう事はオフラインゲームと違うんですね」
「そうだね、でもコレでキャラメイクチケットが手に入る希望が見えたよ、それに私の拡張倉庫には武器庫にしていたからね、コレでしばらくは火力については心配しなくていいよ」
早速倉庫チケットを使用したようで、物騒な見た目の武器を取り出して見せてくる、とりあえず強そうというのだけは分かる。
「じゃあしばらく頼りにしてますよ」
「あぁ任せてくれ」
短時間だが一緒に戦った事で少しフランクに話せるようになった。
「ねぇ、向こうから複数人来てるみたいだけどどうする?」
サヨがいきなり明後日の方向を向いたかと思うと、どうやらサヨの索敵に何か引っかかったようだ。
「友好かどうかわからないし、一旦隠れよう」
「そうだね」
自分達以外にすっかり人間に対して信用できなくなったようで近くに隠れることにした。
「この辺のようだな」
「そのようですね、コレは……かなりの激しい戦闘があったようです」
自分達が隠れ終わってから数分後に大がかりな荷物を持った人達が自分達の戦闘跡を調査していた。
「人数は……3人から5人って所か、武器は魔法と……銃か」
「銃、という事は転生者で確定ですな」
「そうだな、それに死骸が一切ないのが説明がつく」
「まだ新しいようですし近くにいるかもしれませんね」
「そうだな、しかし下手に刺激してもこちらが不利になるだろう」
「ええ、あの二の舞は勘弁ですよ」
「違いない、おいココを見ているか分からないが我々は転生者を歓迎する、もし気が向いたら我々が去っていく方向の町がある、武器の銃を見せてくれれば中まで通すように話を付けておく、悪いようにしない」
「聞いてくれますかね?」
「そこは転生者の気分次第だろう」
そう言って調査していた人達は引き返していった。
「どうします?」
「すぐに逃げる用意をしつつ町に行こう」
「そうだね」
「よしっ」
威力は無いが吹き飛ばしと目くらましで怯ませる、その隙をついてサヨが魔力を込めた弾丸を発射する。
「あ、ビームじゃないんだ」
発射したのは魔力を込めた1発だったようで、普通の発射音とは違った変な音と共に巨大な敵に大きな穴が開く、流石に絶命したようでゆっくりと倒れこむ、その巨大な敵も地面に衝突すると同時にガラスのように砕け散り、消滅してしまった。
「アレ、なんか落ちてない?」
「……本当だ」
砕けた残骸が完全に消滅するとカードのような物が落ちていた。
「コレ……、もしかしたら希望が見えたかもしれない」
落ちている物の正体がわかっているのか転生者は一目散に駆け出して拾いにいく。
「それは何ですか?」
「コレ、倉庫チケットだ」
「倉庫チケット?」
「えっと自分がプレイしていたオンラインゲームのアイテムで、種類にもよるけど一定期間の間で拡張倉庫が使えるようになるアイテムなんだ、ゲームが長期化するとアイテムがどうしても増えちゃうんだよね、だから自分も使っていたんだ、でもドロップするなんて事は聞いた事ないよ」
「そうなんだ、そういう事はオフラインゲームと違うんですね」
「そうだね、でもコレでキャラメイクチケットが手に入る希望が見えたよ、それに私の拡張倉庫には武器庫にしていたからね、コレでしばらくは火力については心配しなくていいよ」
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「じゃあしばらく頼りにしてますよ」
「あぁ任せてくれ」
短時間だが一緒に戦った事で少しフランクに話せるようになった。
「ねぇ、向こうから複数人来てるみたいだけどどうする?」
サヨがいきなり明後日の方向を向いたかと思うと、どうやらサヨの索敵に何か引っかかったようだ。
「友好かどうかわからないし、一旦隠れよう」
「そうだね」
自分達以外にすっかり人間に対して信用できなくなったようで近くに隠れることにした。
「この辺のようだな」
「そのようですね、コレは……かなりの激しい戦闘があったようです」
自分達が隠れ終わってから数分後に大がかりな荷物を持った人達が自分達の戦闘跡を調査していた。
「人数は……3人から5人って所か、武器は魔法と……銃か」
「銃、という事は転生者で確定ですな」
「そうだな、それに死骸が一切ないのが説明がつく」
「まだ新しいようですし近くにいるかもしれませんね」
「そうだな、しかし下手に刺激してもこちらが不利になるだろう」
「ええ、あの二の舞は勘弁ですよ」
「違いない、おいココを見ているか分からないが我々は転生者を歓迎する、もし気が向いたら我々が去っていく方向の町がある、武器の銃を見せてくれれば中まで通すように話を付けておく、悪いようにしない」
「聞いてくれますかね?」
「そこは転生者の気分次第だろう」
そう言って調査していた人達は引き返していった。
「どうします?」
「すぐに逃げる用意をしつつ町に行こう」
「そうだね」
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