異世界に行って転生者を助ける仕事に就きました

悪魔でシスターですから

謎に重要な遺跡

「私は一度教会の方に戻ろうと思っております」
「そうなんですね、私はしばらくこの街でしばらく過ごしたい共います、それで時間があったらまたこうして遊びにいきましょうね」
「はい、その時はよろしくお願いします」


「……で、どうするよ」
　ダリアと別れたものの、金銭的にも余裕があるので特にやるような事はない、この世界で出来るような事が特に浮かばなかった、かといって何もせずに過ごすのは気分が良くないので目的もなくギルドに行ってみる。
「あ、メリジューヌさん丁度お良い所に来てくれましたね」
　ギルドに入ると受付の女性が嬉しそうに手を振って迎え入れてくれた、おかげでギルドにいた人たちが自分に注目することになってしまい少し恥ずかしかった。
「いったい何ですか？」
「いやぁ、メリジューヌさんが来てくれたら是非とも受けてほしい仕事があるんですよぉ」
　意気揚々と近くの棚から書類を取り出して見せてくる、相変わらず字が読めないので何て書いてあるかわからない。
「えっとなんですか？」
「コレはですねぇ、最近発見された遺跡の調査中に魔物の縄張りに被ってたみたいで、本来なら防御陣を敷くなりしてあまり刺激しないようにするんですが……、どうやら今回見つかった遺跡がどうも重要な物なようで大体的に調査をするために排除しないといけないみたいなんですよ」
「なんかかなり物騒ですね」
「そうなんですよ、上の考えは分からないですからね、こっちは犯罪じゃない限りは従うしかないですからね、それで今回の討伐対象はそれなりに面倒な魔物でして、そこで最近活躍しているメリジューヌさんがちょうど現れたので、お任せする事になりました」
「あぁ、面倒な事に巻き込まれたのね……」
「そんな感じですね、申し訳ないですが受けて欲しいんです」
「はい、わかりましたよ」
「ありがとうございます、さっそく手続きを進めますね」
　受付の人が残念に思えてしまい断っても問題ないが受ける事にした、受付の人が安堵した表情で手続きを進めていく、慣れた作業なのでほとんど手元を見ずに進めていき、完成した用紙を渡してくれた。
「場所はココになりますので、普通に行っても今からだと日没を少し過ぎるので今日は宿をとって明日にしましょう」
「そうしますね」
　時間帯的には夕方の少し前だったので距離事態はそこまで遠い所ではないのだろう、なので急いで向かえば日没前には到着するだろうが、魔物を討伐していては時間がかかってしまうだろうからこのままおとなしく近くの宿に泊まる事した。