箱庭の支配人──稀人は異世界で自由を満喫します?

UNKNOWN

文字の大きさ
7 / 98
0章 転生

七、力の試運転(2)

しおりを挟む
「攻撃力は、武器にもステータスとして使われているが、基本的に敵に与えるダメージ量が増える。
そして、その値が増えるほど相手の防御力を貫き、威力が増す為、物理的な魔法攻撃にも必要不可欠となる…
うーん、となると…魔力と攻撃力は両方育てないといけないわけか…
ある程度動けるようになってからかねぇ…」

【攻撃力──鍛え方】
魔物、もしくは格上の生物に対し、"善戦"以外の何らかの戦闘を繰り返すこと上昇する。
※善戦と格上の判断は全て神が統括しているが鑑定などでも確認可能となっている※

「なるほど。
というか、攻撃手段が特定されていない所を見るに、魔法でも鍛えられそうだな」

「コンコンッ…ユーグ殿、入っても大丈夫か?」

「ああ、入っていいぞ」

俺の許可の下、部屋に入ってきたガラハドは部屋の中を見渡した後、こちらに近付いてきた。

「…ユーグ殿、まさか魔法を使ったか?」

「ああ、実験でな。そうだ、丁度いい。武器を構えてくれ」

「?は、はぁ…」

「攻撃力を鍛えたくてな。格上の、それも騎士ともなるとかなりあげやすいと思ってな」

「…新生児の頃から鍛えるのか?」

「魔法ならば使えるからな。ただ、魔力が少ないからあまり長くは使えないが…」

「箱庭、だったか。あれに攻撃するのは駄目なのか?」

「残念ながら、あれは俺を中心として存在する次元の壁だからな、俺から攻撃はできないんだ」

「ふむ…まぁ、分かった。だが、ユーグ殿がいっている格上というのは──」

その瞬間、ガラハドかとてつもない殺気が溢れ出した。

「死合となる場面のこと指すぞ」

「ああ、気にする事はない──そうだな、それじゃあ実験も兼ねて攻撃させてもらおう。
物理型の魔法の方が良いだろうな、となるとやはり何か武器の形を捉えている方が良いだろう。
ということだ──〘光剣〙」

「なっ!くっ…キンッ」

「へぇ!思い付きで、しかも、試運転として作ってみたがある程度の耐久性はあるようだな」

「…これ、攻撃力幾つだ?」

「魔法自体のか?俺自身の攻撃力は10だが」

「なら、魔法の方だな。平均的な初級魔法の攻撃力は5~10、中級魔法は10~50、上級魔法は50以上となっているんだ。
 そうだな、さっきの魔法は恐らく…12程じゃないか?」

「〘光剣〙──おお、流石だ。たしかに、攻撃力12だな」

「経験を積めばある程度分かるようになるんだ。
だが…そうか、これは──もう少し集中しないとな」

彼がそういった瞬間より一層周囲の空気が重くなった。
感じたことは無かったが、これが本物の"戦場"、俺は一瞬にしてそう感じた。

「ギンッ…チッ、やはりその結界は壊せないか。
ちなみに言うが!自然力は量、攻撃力は威力、守護力は防御を基本的に意味している!
そのため、自身の守護力以上の攻撃を受けると防御力もあげることできる!」

「だからって…本気で連撃を叩き込む馬鹿がどこにいる!
チッ…ベースは剣、イメージは──鋭く、強靭!真似させて貰うぞ、その連撃!〘剣戟:乱打〙」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!

椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。 しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。 身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。 そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~

さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。 全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。 ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。 これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。

転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~

ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。 コイツは何かがおかしい。 本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。 目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。

レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。 そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

異世界に落ちたら若返りました。

アマネ
ファンタジー
榊原 チヨ、87歳。 夫との2人暮らし。 何の変化もないけど、ゆっくりとした心安らぐ時間。 そんな普通の幸せが側にあるような生活を送ってきたのにーーー 気がついたら知らない場所!? しかもなんかやたらと若返ってない!? なんで!? そんなおばあちゃんのお話です。 更新は出来れば毎日したいのですが、物語の時間は割とゆっくり進むかもしれません。

万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai
ファンタジー
鉄柱が頭にぶつかって死んでしまった少年は神様からもう異世界へ転生させて貰う。 貴族の四男として生まれ変わった少年、ライルは属性魔法の適性が全くなかった。 貴族として生まれた子にとっては珍しいケースであり、ラガスは周りから憐みの目で見られる事が多かった。 ただ、ライルには属性魔法なんて比べものにならない魔法を持っていた。 「はぁーー・・・・・・属性魔法を持っている、それってそんなに凄い事なのか?」 基本気だるげなライルは基本目立ちたくはないが、売られた値段は良い値で買う男。 さてさて、プライドをへし折られる犠牲者はどれだけ出るのか・・・・・・ タイトルに書いてあるパートナーは序盤にはあまり出てきません。

処理中です...