箱庭の支配人──稀人は異世界で自由を満喫します?

UNKNOWN

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0章 転生

十、訪問(1)

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「ガチャッ…む?ガラハドよ、ユーグはどうしたのだ?」

扉を開けてすぐ、部屋のソファで休憩しているガラハドを見て父はそう呟いだ。

「たった今眠りについてしまいました。どうされますか?」

「ふむ…子はどれくらいで起きるのだったか…」

「凡そ15時間程でしたかと」

「ふむ…では、ユーグが起き次第声を掛けてくれ。少し隣の部屋で休むとしよう」

「はっ、かしこまりました」

そういうとすぐ、彼は隣へと移っていった。

話を聞く限り、どうやら隣に移ったみたいだな。
俺はそう思い、パチリと目を開けた。

「さて…ガラハド、暫く起きる気はないが、何かあれば揺さぶってでも起こしてくれて構わない。
 緊急事態ならば、攻撃してくれば箱庭の能力で感知ができるからそっちの方が余程良いだろうな」

「ああ、わかった──だが、大丈夫なのか?」

「何が、とは言わないが…まぁ、大丈夫だ」

さて、それじゃあ改めて眠りに着くとしよう──

「早川様、起きてください早川様」

どこか、聞き覚えのある声が俺を覚ました。

「…うーん、この世界じゃあ俺を呼ぶ人なんざいないと思うんだが…」

「寝ぼけてないで早く目を開けてくれませんか?」

その声はやはり聞き覚えがあり、違和感を覚えた俺はゆっくりと目を開けた。

「ん…あれ、あの時の神じゃないか。どうしたんだ?」

「いえいえ、何も問題ないか確認するためにも少し夢の世界で対談させて頂いているだけです」

「…てか、なんで敬語?まぁいいや。
 それで、問題があるかどうかか…うーん、まぁ今のところは特にはないな」

「じゃあ、敬語はやめるね。うーん、それじゃあついでに。改めて、僕の名前はユグドラシル。一応、この世界の神をやらせてもらってるよ。
さて、早川くん。君に1つ追加でプレゼントだよ、
"固有能力〘コール〙"
君が今まで関わってきた、もしくは名前や容姿を知っている者限定だけど、いつでも連絡が取れるスキルだ。
 ちなみに、それはこの世界で"念話"というスキルの上位互換だね。
それじゃあ、僕はこれで。また何か聞きたいこととかあればそれで聞いてきてくれて良いよ」

「あ、ああ…あ、そういやデイリーの件。あれどうなってる?」

「デイリー?
…ああ、君が要望していたデイリープレゼントの件だね。
その件については、既に準備が整っているから、戻り次第確認すれば良いけど、一応説明をしよう。
まず、デイリーでは幾つかの選択肢があるんだけど、
 1つ目はコイン。まぁ、この世界の貨幣との交換だね。ただ、現段階では年齢が年齢だからほとんど意味はないかな?
ちなみに、君の能力に貨幣はどの貨幣にも変えられるように等価交換の法則も付け加えているよ。
 2つ目は能力値。これは、2種類あって純粋な身体能力を上昇させるポイントと、自然力・守護力・攻撃力のどれかを上昇させることができるポイント。この二種類を獲得出来るから、今はこれがオススメかな?
 最後に3つ目、状態異常の修復。体力や消費された力、状態異常、怪我、古傷など、あらゆるものを修復できる代物だよ。そして、これはストックすることも可能で、他者に使うこともできるから覚えておいたら良いよ」

「なるほどな…あ、そういやさ。収納…ってどうしたらいいんだ?」

「ふふ、それは──」
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