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1章 稀代の商人
五十六、永魂
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「…取り敢えず、お前のためだなんだと言って引き離したりして、すまなかった」
俺は、その場でガラハドに頭を下げた。
「…いや、俺の方こそ悪かった。
確かに、今まで一緒に過ごしてきたお前の気持ちも冷静になれば分からなくもない…というか、俺だってお前の立場ならしていた。
俺の方こそ、お前のこと分かってやれなくてすまなかった」
「…(イケメン過ぎかよ)
さて!それじゃあ、お前に護ってもらった成果でもお披露目しようか!
ガラハド、武神の神像の前に来てくれ」
「?あ、ああ…」
俺は、武神の神像に魔法陣を付与してから、ガラハドに祈るように伝えた。
〈うおぉぉぉ!なんだこれ…いつも少なかった祈りの力が届いて力を満たしていってるぞ!〉
「これこそ、俺が作り上げた最高傑作だ。
誰でも祈りを捧げれば、その祈りが変換されて神へと向かう。
ま、神に言葉が届くって訳じゃあないがな」
「なるほど…だが、それなら神の言葉を聞く者が必要なんじゃ…」
「いや?現人神が居るだろ?そいつに伝えれば良い。
まぁ、一応のここの最高権力は俺で、その次がガラハド、そして3番目にナインと設定しているから、基本的には俺たち3人の誰かが神に伝えるってことになりそうだな」
「なっ…なんで俺まで入ってんだ!?」
「だってお前、武神と主神、それと現人神であり、守護神でもあった女神、
それと魔神もか。
あと、俺も…これら5名から加護を受けてるのに、それが一般人なんて無理だろ」
「か、加護だと!?そんな…受けた覚えないぞ!」
「〈〈〈〈そりゃあ…勝手に付けたんだから覚えがないのも当然〉〉〉〉」
「なっ…そ、揃いも揃って…うん?というか朝陽、お前は人間じゃないのか?」
「人間だぞ?
正確に言えば、加護ってのはその者に対する想いがどれだけ込められているかってのが具現化したものなんだ。
神は、期待と才能を軸に基本的には加護を付与するから、それが一種の権能みたいになっているが…
実際、人間であっても加護を与えられる者は居るんだ。
現に、初代魔王、勇者、聖女…それらは、加護を受けていたからな。
だから、その時代はまだ平和だったんだが…
まぁ、そんだけお前を思ってる奴が居るってのは忘れないで済むだろ?」
「待て待て待て、なら俺にもそのやり方教えてくれ!俺も使いたい!」
「お、恋人にか?」
「違ぇよ、おまえにだ。必要ねぇかもしれないが…」
「!…さぁ、やり方は知らねぇなぁ…神にでも聞いたら良いんじゃねぇか?
っと…すまん、店に来客だ。行ってくる」
俺はそういって店まで転移した。
「…てことで、誰でも良いから教えてくれ!」
〈相当愛されてるね、君〉
「愛?なんの事だ?」
〈ああ、恋愛的なものじゃないから気にしないで。
それより…加護を使いたいって言ってたけど、彼の言う通り人間が加護を付与するっていうのは、どれだけの想いが込められているかなんだ。
だから、彼へのその想いが本当なら、きっと直ぐに出来るはずだよ〉
「あいつへの想い…うーん…なるほど、分からん!」
俺はそう言いながら、あいつとどうしたいかを考えた。
主も相棒も間違えたりしない…二度と、あいつの隣から消えることはないと思いたい…そして、あいつと肩を並べて、守れる存在になりたい…
その想いが、教会というのもあり、段々と具現化し始め、朝陽の元へ光が指していった。
「…うーん?やっぱり分からんな…また教えてくれ!」
〈うーん、君たち鈍感すぎない?
まぁ良いや。それじゃ、僕たちはこれで。
あ、そうだ。彼に伝えておいて、教会を新たに作る際は、神が下界に降りてそれを認める必要があるから、その儀式を取り決める日を考えておいてって〉
「?ああ、分かった」
〈──最後の彼、転移する時チラッと見えたけどさ、すっごい照れてたね〉
〈そうね…まぁでも、あんだけお互い愛してるのが凄いわね。あの一瞬で加護を与えるって相当なものよ〉
〈家族愛なのか、兄弟愛なのか…相棒としてもあそこまで相性の良い2人はこれから先も、今までも居なかっただろう。
だが…この加護は些か問題があるな…
2人とも、与える加護が魂の因果に触れている〉
〈まぁ、良いんじゃない?たまにこういう人間も居るからね。
ほら、亜神になったあの3人、あの3人も死ぬ直前に同時に付けた加護が合わさって魂を結びつけたでしょ?
それと同じよ〉
〈…永魂の儀、亡くなって新たに転生しても、結び付けられた魂は再び友として出会うか、はたまた双子や兄弟として生まれ変わることが多い…
相当なものだな。人間の身で、それも、神の力を借りられる勇者や魔王、聖女でもなく、純粋な人間の想いの力でとは…〉
俺は、その場でガラハドに頭を下げた。
「…いや、俺の方こそ悪かった。
確かに、今まで一緒に過ごしてきたお前の気持ちも冷静になれば分からなくもない…というか、俺だってお前の立場ならしていた。
俺の方こそ、お前のこと分かってやれなくてすまなかった」
「…(イケメン過ぎかよ)
さて!それじゃあ、お前に護ってもらった成果でもお披露目しようか!
ガラハド、武神の神像の前に来てくれ」
「?あ、ああ…」
俺は、武神の神像に魔法陣を付与してから、ガラハドに祈るように伝えた。
〈うおぉぉぉ!なんだこれ…いつも少なかった祈りの力が届いて力を満たしていってるぞ!〉
「これこそ、俺が作り上げた最高傑作だ。
誰でも祈りを捧げれば、その祈りが変換されて神へと向かう。
ま、神に言葉が届くって訳じゃあないがな」
「なるほど…だが、それなら神の言葉を聞く者が必要なんじゃ…」
「いや?現人神が居るだろ?そいつに伝えれば良い。
まぁ、一応のここの最高権力は俺で、その次がガラハド、そして3番目にナインと設定しているから、基本的には俺たち3人の誰かが神に伝えるってことになりそうだな」
「なっ…なんで俺まで入ってんだ!?」
「だってお前、武神と主神、それと現人神であり、守護神でもあった女神、
それと魔神もか。
あと、俺も…これら5名から加護を受けてるのに、それが一般人なんて無理だろ」
「か、加護だと!?そんな…受けた覚えないぞ!」
「〈〈〈〈そりゃあ…勝手に付けたんだから覚えがないのも当然〉〉〉〉」
「なっ…そ、揃いも揃って…うん?というか朝陽、お前は人間じゃないのか?」
「人間だぞ?
正確に言えば、加護ってのはその者に対する想いがどれだけ込められているかってのが具現化したものなんだ。
神は、期待と才能を軸に基本的には加護を付与するから、それが一種の権能みたいになっているが…
実際、人間であっても加護を与えられる者は居るんだ。
現に、初代魔王、勇者、聖女…それらは、加護を受けていたからな。
だから、その時代はまだ平和だったんだが…
まぁ、そんだけお前を思ってる奴が居るってのは忘れないで済むだろ?」
「待て待て待て、なら俺にもそのやり方教えてくれ!俺も使いたい!」
「お、恋人にか?」
「違ぇよ、おまえにだ。必要ねぇかもしれないが…」
「!…さぁ、やり方は知らねぇなぁ…神にでも聞いたら良いんじゃねぇか?
っと…すまん、店に来客だ。行ってくる」
俺はそういって店まで転移した。
「…てことで、誰でも良いから教えてくれ!」
〈相当愛されてるね、君〉
「愛?なんの事だ?」
〈ああ、恋愛的なものじゃないから気にしないで。
それより…加護を使いたいって言ってたけど、彼の言う通り人間が加護を付与するっていうのは、どれだけの想いが込められているかなんだ。
だから、彼へのその想いが本当なら、きっと直ぐに出来るはずだよ〉
「あいつへの想い…うーん…なるほど、分からん!」
俺はそう言いながら、あいつとどうしたいかを考えた。
主も相棒も間違えたりしない…二度と、あいつの隣から消えることはないと思いたい…そして、あいつと肩を並べて、守れる存在になりたい…
その想いが、教会というのもあり、段々と具現化し始め、朝陽の元へ光が指していった。
「…うーん?やっぱり分からんな…また教えてくれ!」
〈うーん、君たち鈍感すぎない?
まぁ良いや。それじゃ、僕たちはこれで。
あ、そうだ。彼に伝えておいて、教会を新たに作る際は、神が下界に降りてそれを認める必要があるから、その儀式を取り決める日を考えておいてって〉
「?ああ、分かった」
〈──最後の彼、転移する時チラッと見えたけどさ、すっごい照れてたね〉
〈そうね…まぁでも、あんだけお互い愛してるのが凄いわね。あの一瞬で加護を与えるって相当なものよ〉
〈家族愛なのか、兄弟愛なのか…相棒としてもあそこまで相性の良い2人はこれから先も、今までも居なかっただろう。
だが…この加護は些か問題があるな…
2人とも、与える加護が魂の因果に触れている〉
〈まぁ、良いんじゃない?たまにこういう人間も居るからね。
ほら、亜神になったあの3人、あの3人も死ぬ直前に同時に付けた加護が合わさって魂を結びつけたでしょ?
それと同じよ〉
〈…永魂の儀、亡くなって新たに転生しても、結び付けられた魂は再び友として出会うか、はたまた双子や兄弟として生まれ変わることが多い…
相当なものだな。人間の身で、それも、神の力を借りられる勇者や魔王、聖女でもなく、純粋な人間の想いの力でとは…〉
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