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スレイヤー武道会⑦
しおりを挟む「仕方ありません、貴方に見せてあげましょう。風の加護の力を。」
れいらがそう言うと、自身の武器である阿修羅の刀身に風が纏わりだした。そして次の瞬間、
「北条流討伐術一式 風神の嘶き」
一瞬で災害獣の目の前まで移動し、相手の身体を一刀両断した、しかもそれだけでは無い。一刀両断された災害獣は風の力によって更に細かく刻まれ、塵と化した。
「ふぅ...」
風の加護を使い、災害獣を圧倒したれいらは軽く息をつき、次の災害獣を倒す為に走り出した。
「火の奥義 火竜の咆哮!」
黄金の刀身から放たれる炎と斬撃に災害獣達が次々と倒されていく。れいらが戦っている時、かんたも同じように戦っていた。
かんたは神の加護と自身の能力である 機能倍速を上手く使いこなしながら戦う。しかし、
「キリがないな...」
そう、先程から何体もの災害獣を討伐してきたが、全然数が減らないのだ。これは普通に考えておかしい事だ。
そんな事を考えていると、また新しい災害獣が襲ってくる。
「やるしかないのかよ...!」
かんたは長期戦になる事覚悟で目の前に現れた新しい災害獣を斬るために神威を構える。そしてかんたが災害獣を斬ろうとしたその時、
「伏雷ノ霆霹ッ!」
その災害獣は激しい雷撃を受け、粉々になった。
そして、そんな雷撃を放つ事ができるスレイヤーは1人しか居ない。
「みずき!」
「かんたは大丈夫?」
「ああ、俺は大丈夫だ。れいらは怪我とかしてないか?」
「ええ、私も大丈夫なんだけど、これどうなってるの?」
「俺も分からないんだ、今はとりあえず観客を守るぞ。」
「分かったわ!」
かんたとれいらは会えたが、今は一息つく事は出来ない。
2人はまだまだ増えてくる災害獣達に対して、武器を構えた。
「はぁぁぁ!」
災害獣が巨大な斧によって一刀両断される。
武もフィールド内にいる災害獣と戦っていた。
「つかさ大丈夫かー!」
「はい...なんとか!」
武が少し離れた所にで災害獣と戦っているつかさに声を掛けると返事は帰って来たが、明らかに疲れていた。当たり前だ。
つかさはさっきからずっと風の覇者を使っている、限界は限りなく近いはずだ。
だがこれはつかさだけでは無い。武も体力の限界が近いのだ。
「これは嫌な展開やな...」
武は肩で息をしながらそう呟く。
その時、絶望は聞こえた。
「ぐはぁぁ...!?」
つかさが血を吐くような声でそう叫んだ。
「大丈夫かつかさ!?」
武は直ぐにつかさを助けに行こうとする、しかし...
「くそったれが...」
武の行く手を何体もの災害獣が阻んだ。
「一体どうなってるんだよ...」
まだ誰とも戦っていなかったライトはフィールド内に突如として発生した災害獣を倒しながら、まずフィールドを出るために歩いていると、ライトは黒いマントで身体を包んでいる地場雷を見つけた。
「おい!お前は大丈夫かー?」
ライトは雷にそう声を掛けるが返事は無い。
聞こえていないのかと思い、ライトは雷に近ずいた。
すると雷はゆっくりとライトの方を向き、一言こう言った。
「災害獣召喚」
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