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スレイヤー武道会⑧
しおりを挟む「災害獣召喚」
雷がそう言った瞬間...
「嘘だろ...!?」
ライトの目の前に三体の災害獣が現れた。
そしてその災害獣達に雷は、
「殺れ」
そう言った。
その途端、
「ガァルルゥゥ!!」
三体の災害獣はライト目掛けて飛びついてきた。
「クソッタレが!」
スレイヤー武道会に出ていた学生スレイヤーがいきなり災害獣を召喚したり、その災害獣に対して指示をしていたりとおかしい事の連発だが、まずは目の前にいる災害獣を倒さなくてはいけない。
「うぉぉぉ!」
ライトはそう叫びながら自身の武器である光の剣を構え、災害獣の方へ踏み込んだ。
「はぁはぁ...くそ...」
ライトが雷が召喚した災害獣と戦い出した頃、武は血だらけのつかさを担いで歩いていた。
つかさが叫び声を上げたあの時、つかさは腹を災害獣の鋭い爪で、切り裂かれていたのだ。
武は自分の前に立ち塞がった災害獣を限界を迎えた身体でなんとか倒しつかさの方へ行ったのだが、その時にはもうつかさは気を失っていてかなり危険な状態だった。
武は残りの力を振り絞り、なんとかつかさを担いでフィールドを出ようとする...が、最悪な事に武とつかさが戦っていたのはフィールドの中央だった為、武はまだフィールドの出口に着くことが出来ていなかった。
「やばいな...これ...」
武は自分の視界にモヤがかかり出している事に気づいた。
これは明らかにやばい状態だ。
だが、ここで止まってはいけない理由が武にはあった。
「ここで止まったら...つかさが...!」
そう、ここで止まってしまうと武が担いでいるつかさの命が危なくなってくる。だがらここで止まる事は出来なかった。
しかし、
「うぅ...」
身体の限界を遠に超えていた武はそこで気を失ってしまった。
だがその後、
「あれは...岩崎さん!信条さんも!」
不幸中の幸いか、気を失った2人を災害獣を倒し回っていたれいらが見つけた。
その頃、雷と対峙していたライトは、雷が召喚した災害獣と戦っていた。
「はぁぁぁ!」
ライトの光の剣が災害獣を一刀両断にする。
しかし、いくら災害獣を倒しても減るどころか、増えてきていた。
「災害獣召喚」
ライトが災害獣を倒すよりも早いスピードで雷は災害獣を召喚していく。
ライトが雷を直接攻撃しようとした時もあったが、雷はその攻撃を全て避けた。その為、ライトは災害獣を倒すしか無かったのだ。だが、
「はぁ...はぁ...」
ライトは長時間何体もの災害獣を相手にしていた為、もうこれ以上災害獣を倒す気力は残っていなかった。
「これは...まずいな...」
ライトは光の剣を下に下ろし、
肩で息をしながらそう言った。
だが、そう言ったからと言って、相手が攻撃の手を止めてくれる訳もなく、
「終わりだ...」
雷は右手を前に突き出し、災害獣達にそう命令した。
その命令を聞いた災害獣達は地面を強く蹴り、ライトの方へ向かってくる
(終わった...)
その光景を見てライトはそう思った。
だが次の瞬間――
「ぐぁぁ!?」
雷が突き出していた右手が吹き飛んだ
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