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スレイヤー武道会⑬
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突然の出来事にみずきの頭に攻撃を当てようとしていた2人の月宮・グングニルは攻撃の手が止まり、一度後ろに下がった。
理由はもちろん、みずきを突然包んだ光だ。
「この光り方は...まさか、」
2人の月宮・グングニルの分身は声を合わせてそう言う。
ちなみに、月宮・グングニルの分身は月宮・グングニル本人と記憶を、共有している。その為、月宮・グングニルの分身は今、目の前で起きている現象には見覚えがあった。だからこそ、2人は後ろに下がったのだ。そして先程の言葉に続き、2人はこう呟いた。
「加護の授与...」
「これは...?」
みずきはいきなり身体全体を包み込んだ光を見ながらそう呟く。そして次第にその光はみずきの身体に集まって行き、身体の中に全て吸い込まれて消えた。
光が全て消えるとみずきは自分の身体を見渡しながら、身体の奥底から湧き出してくる力を噛み締めていた。そしてそれと同時にみずきは今の現象が何だったのか分かった気がした。
なぜならみずきはその現象を前に目の前で見ていたからだ。そしてその現象を理解したみずきは先程の力無い姿とは違い、自信に満ち溢れた顔で2人の月宮・グングニルの分身を睨みつける。そして、一言。
「貴方達は私に倒される。」
そう言った。
それを聞くと同時に2人の月宮・グングニルの分身は勢い良くみずきに襲いかかる。
しかし、みずきは2人が勢い良く襲いかかって来ているにも関わらず、自身の能力である青き稲妻を使わずに、2人の月宮・グングニルの分身から少し離れた場所で王刃剣を振った。
この行動を2人の月宮・グングニルの分身は理解出来なかった。誰も居ないところで能力も使わずに剣を一振り。この行動には何の意味も無いからだ。
しかし、次の瞬間、2人の月宮・グングニルの分身はみずきの力を思い知らされる事になる。
「ッ!?」
何と、みずきが振った剣に突然、水が纏われその水は勢い良く2人を襲ったのだ。そして水は2人にまとわりつく。
当然2人は水から離れようとするが2人は身体が砂で出来ている為、次第に力が抜けていき、動きが弱まって行く。
そこに間髪入れずにみずきは、
「伏雷ノ霆霹ッ!!」
稲妻の一閃を叩き込んだ。
すると、
「ぐぁぁぁ!?」
みずきの放った稲妻は、水によって通電し、2人の身体に稲妻が絡みつき、2人は木っ端微塵に消しクズへと化した。
それを見た3人の月宮・グングニルの分身はその衝撃の光景に一瞬、かんたへの攻撃の手が止まった。そしてもちろん、かんたがその隙を見逃す訳が無く、
「火の奥義 火竜の咆哮ッ!!」
動きが止まった3人の月宮・グングニルの分身に炎の一閃を浴びせた。
その攻撃は、1人は何とか避けたが、
「ぐぁぁぁ...」
2人を炭へと変えた。
そしてかんたは一気に不利になり、逃げようとする残り1人の月宮・グングニルの分身に間髪入れず、
「水の奥義 水神の行進ッ!!」
水が纏われた神威で、最後の一人を葬った。
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