1 / 1
全日本地下計画 第1話
全日本地下計画 第1話
しおりを挟む
小学校、8時30分のチャイム音。担任が教室に入る。わちゃわちゃした教室がだんだん静かになっていく。みんな、席に座る。日直の2人が前に出て、朝の会が始まる。日直の1人が、
「おはようございます。」
と、挨拶をする。続けてみんなで
「おはようございます。」
と、挨拶をした。
「これから、朝の会をはじめます。教科の係から何かありますか?」
「はい。体育係からです。3時間目の体育の授業は体育館でマット運動に変更になりました。マットを出したり並べたりを手伝ってください。」
「はい。道徳係です。5時間目の道徳は、図書館です。貸し出しができるので、図書袋を持ってきてください。」
「他に、教科からの連絡はありますか?ないようなので、次に委員会からの連絡はありますか?」
「はい。給食委員会からです。明日は、お弁当の日なので、明日はお弁当と水筒を忘れないで持ってきてください。」
「はい。保健委員からです。下級生で風邪が流行ってきているので、給食前の手洗いうがいをきちんとしてくださいとのことです。」
「他の係は、ありますか?無いようなので次は、神田先生からは、ありますか?」
と、日直が神田先生を見る。先生が、先生の机から立って日直の隣に立った。
「はい。みんなも聞いていると思うが、クラスの席の空いているお友達は、今日から、2週間地下従順訓練のためお休みになります。みんなもね、順番に行くのでね、そのつもりで過ごして行きましょう。何か、わからない事があれば、先生になんでも聞いてください。あと、連絡帳ある人は朝の会終わったら、持ってきてください。はい。今日も1日大切にすごしましょう。」
神田先生が日直を見た。
「これで、朝の会を終わります。」
日直が席に戻る。先生に連絡帳を渡しに行く子、トイレに行く子、水を飲みに行く子や、今は、地下従順訓練についての話題で持ちきりだ。そういえば、昨日の夜、お母さんと夕飯の買い出しに行った店で、翔太にあったっけ。その時、翔太のお母さんが、明日から行くからって話していたっけ。旅行にでも行くような楽しそうな感じだったなぁ。翔太も、行ってくるわって、帰ってきたらいろいろ教えるわ、って言って、俺も、おうってだけ話したな。もっと話ししないとと思ったけれど、したかったんだけど、おうって言うのが、精一杯だった。そんな事を、ぼやっと思い出していたら、ガラッと教室のドアが開いた。1時間目の国語の先生が入ってきた。みんなが急いで席に着く。そして、1時間目の始まるチャイムが鳴った。日直が、声をかける。
「規律。礼。着席。」
「おはようございます。」
と、挨拶をする。続けてみんなで
「おはようございます。」
と、挨拶をした。
「これから、朝の会をはじめます。教科の係から何かありますか?」
「はい。体育係からです。3時間目の体育の授業は体育館でマット運動に変更になりました。マットを出したり並べたりを手伝ってください。」
「はい。道徳係です。5時間目の道徳は、図書館です。貸し出しができるので、図書袋を持ってきてください。」
「他に、教科からの連絡はありますか?ないようなので、次に委員会からの連絡はありますか?」
「はい。給食委員会からです。明日は、お弁当の日なので、明日はお弁当と水筒を忘れないで持ってきてください。」
「はい。保健委員からです。下級生で風邪が流行ってきているので、給食前の手洗いうがいをきちんとしてくださいとのことです。」
「他の係は、ありますか?無いようなので次は、神田先生からは、ありますか?」
と、日直が神田先生を見る。先生が、先生の机から立って日直の隣に立った。
「はい。みんなも聞いていると思うが、クラスの席の空いているお友達は、今日から、2週間地下従順訓練のためお休みになります。みんなもね、順番に行くのでね、そのつもりで過ごして行きましょう。何か、わからない事があれば、先生になんでも聞いてください。あと、連絡帳ある人は朝の会終わったら、持ってきてください。はい。今日も1日大切にすごしましょう。」
神田先生が日直を見た。
「これで、朝の会を終わります。」
日直が席に戻る。先生に連絡帳を渡しに行く子、トイレに行く子、水を飲みに行く子や、今は、地下従順訓練についての話題で持ちきりだ。そういえば、昨日の夜、お母さんと夕飯の買い出しに行った店で、翔太にあったっけ。その時、翔太のお母さんが、明日から行くからって話していたっけ。旅行にでも行くような楽しそうな感じだったなぁ。翔太も、行ってくるわって、帰ってきたらいろいろ教えるわ、って言って、俺も、おうってだけ話したな。もっと話ししないとと思ったけれど、したかったんだけど、おうって言うのが、精一杯だった。そんな事を、ぼやっと思い出していたら、ガラッと教室のドアが開いた。1時間目の国語の先生が入ってきた。みんなが急いで席に着く。そして、1時間目の始まるチャイムが鳴った。日直が、声をかける。
「規律。礼。着席。」
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる