異世界探訪記

Luckstyle

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四十六日目。エルフ族の集落に延びる道にて

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四十六日目。
 水道計画が概ね良好で、早く実現して欲しい&したいと言う感触を得たので、金が余っている間に資材を購入しようと集落を出発することになった。
 前回街に行ったのはギルビットさんと俺だけだったが、今回はドワーフの集落に現れた商隊の面々と同行することになり、更にこれも訓練の内として狩り組から護衛に二人が同行することになったので割と大所帯感が出てきた。
 商隊のリーダーはノームの集落の時と一緒でエルットさん。その部下でラダットさん、マディットさん。見習いに今日からハヌラット君も追加された。
 先日漸く親を説き伏せて商隊に加入できたぴちぴちの十五歳。ここでは十五歳が成人に当たるので大人になりたてだ。大いに期待がかかっている。
 護衛役はエンデアットさんとクルディットさん、あとこちらも狩り組の新人、バヤット君。普通に護衛は大人の二人が担当し、合間合間でバヤット君の訓練もするそうだ。荷車には弓と矢、刃を潰した片手剣と槍。これから適性を見るのかな?と思われる種々雑多な武器が積まれていた。
 護衛しながら訓練できるのは貴方のおかげですよと言われたのだが、はて?俺、何かやったかな?と首をひねるばかりだ。
 因みにバヤット君とハヌラット君、弓を使って俺の為に兎と蛇を狩ってくれた。毎日兎や蛇を俺が美味しそうに食べているのを見ていてくれたのだそう。優しい!
 夕餉は俺が二人が狩ってくれた肉を焼いた際に出た油を使って野菜だけ炒め、野菜スープ、スカッタを振る舞い、俺は取り出した肉を野菜だけ炒めに会え、余りを野菜スープに浮かべた物をいただいた。
 興味本位でバヤット君とハヌラット君がちょっぴり肉を口に含んでいたが、すぐに吐き出していたので不味かったようだ。涙目でごめんなさいと謝ってきたので、笑顔で良い経験になったなと言っておいた。
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