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第0章 神在月の占い師(かみなきせかいのうらないし)
第53話 ティファニー
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遭難から九日目。
目が覚めると俺は床に座り込んで寝ていた。
窓から差し込む朝日が丸く床を照らし出している。
扉は開け放たれており、ティファもアイリスも姿は見えない。
カーテンが開いている?
昨日の夜、確かに閉めたはずだ。
夢…だったのか?
船首の方から人が走って来る気配がする。
ティファだ。
「颯さん、起きて!」
部屋の入口から顔を覗かせたのは、いつものティファだった。
昨日の夜の事はなるべく忘れる事にしよう。
「ティファ、おはよう」
「大変なの」
ティファが一人でいる事に違和感がある。
「アイリスの姿が見えないようだけど?」
「私が起きた時にはもういなかったわ、それもあるけどトーレスさん達が…」
ティファの言葉を聞いて俺の脳もようやく覚醒し始めた。
昨日の夜、俺達の所に来たアレはトーレス達の所にも来たのだろうか?
ティファも俺と同じ記憶を持っているのだろうか?
質問するつもりで立ち上がった俺を見て、ティファは違う解釈をした様で
「こっちよ」
ティファが船首の方へ船内の廊下を足早に進む。
廊下に出た時に扉を見ると、激しく引っかかれた様な音がしていたのに別に傷はついていない。
幻覚、あるいは幻聴の類だったのか?
ティファはもうトーレス達の船室の前まで行って俺の事を待っている。
俺は頭を振ってティファに対する不信感を振り切り、彼女の元へと急ぐ。
ティファが慌てていた意味は直ぐに理解出来た。
ドアノブ付近の扉の縁には血がべったり付いていた。
手を挟んだ、というレベルではなく、扉で手を挟んで締め切ったように見える。
そして船室のベッドの上には首を血で染めたトーレスが横になっている。
「トーレス?」
声を掛ける俺に、ティファが首を横に振る。
「もう死んでるわ… 犯人は骨が砕けた右手を平気で使って首を絞めたみたい…」
ティファの見立て通り、トーレスの首には両手で首を絞めたようなアザが残っている。
そして右手の跡は血でべっとりと濡れていた。
「一体これは…」
「みんな鍵を掛けて部屋に籠っていたはずなのに、誰かを招き入れてしまったのね…」
「扉の血は、無理矢理侵入して来ようとした誰かの手を挟んだ跡か?」
「結局その相手に首を絞められてしまったようね…」
何があったのかは想像がつく。
あの声にそそのかされて扉を開けてしまったのだろう。
しかし、少なくとも俺達の部屋の外に人の気配はしなかった。
「犯人は見つかったのか?」
ティファは静かに首を振る。
「見つからなかったわ、その代わりと言っては何だけど…」
そう言うとティファは廊下に出て船首へ続く扉を開けた。
無駄に青く眩しい空が広がり、血に染まった甲板を照らし出している。
血だまりに新しい足跡がいくつか残されており、その一つが真っ直ぐに船べりに続いている。
ティファは血だまりを避けながら足跡に続く。
そこから下を見下ろすと、指を差した。
俺はティファが指差す先を見下ろすと、岩に頭を打ち付けて落下死したと思われるナイフ男の姿が見えた。
「なんて事だ…」
「彼の右手は怪我していない、つまり彼は犯人ではないわ… そしてアイリスちゃんともう一人の船員の姿が見当たらないの…」
「アイリス!?」
手斧男に襲われるアイリスの姿が脳裏に浮かび、俺は思わず身を乗り出した。
「落ち着いて。 アイリスちゃんもまだ駆け出しの冒険者かもしれないけど、現地人に比べれば弱くはないわ。 もう一人の彼が右手を怪我しているのならなおさらね」
ティファは手斧男が犯人だと決め付けているようだが、まだ容疑者は他にもいる。
「そう…かもしれないが、だからと言って落ち着いてはいられないよ」
「私の時もそうだったら良いのに…」
「??」
ティファの時?
聞き間違いかと思い、聞き返そうと思ったが…
「アイリスちゃん、下の小屋にも居なかったのよね。 でも南の砂浜の方に足跡が続いていて、一人で行くのも不用心だから貴方を呼びに戻ったって訳なの」
なるほど。
ティファの話には怪しい所はない。
…ティファの事を疑ってかかる自分に嫌気がさすが、まだ誰かが犯人でなければ説明がつかない事が多すぎる。
「その足跡を追ってみよう」
俺はティファにそう提案すると、急いで階段を駆け下りて砂浜に降りた。
ティファの言う通り、真新しい足跡が南に向けて残されていた。
その足跡は二人分。
一人はアイリスで間違いない。
そして、もう一つは消去法で手斧男で間違いないだろう。
歩幅から推理すると、走っていった訳ではなく、ゆっくりと歩いていったように見える。
小さな足跡を大きな足跡が踏みつぶしている事を考えると、手斧男はアイリスの足跡を追って行ったようにも見える。
その足跡は砂浜まで続いている。
嫌な予感が消えない。
「急ごう」
ティファにそう告げて俺は南に向かって走り出した。
二つの足跡は同じ方へ向かうと思っていたが、大きな方の足跡が突然左向きになって立ち止まり、唐突に消えていた。
最後の足跡は随分深く地面をえぐっており、ただ立っていただけとは思えない。
「ここで何かがあったようだ…」
「見て!」
ティファが最後の足跡の向いた方、つまり海が見える方を指差す。
彼女の指の先には手斧が転がっていた。
それは海の少し手前、大き目の岩に向かって投げ、当たって跳ね返ったようにも見える。
「ここで手斧男に何かがあったんだ…」
俺がそう言うと、ティファが目を真ん丸にして一瞬止まったが、クスッと笑って見せた。
「手斧男… 酷いネーミングね、でも分かりやすいわ」
ティファはすぐに真顔に戻り、もう一つの足跡の行く先を目で追う。
「この先にアイリスちゃんがいれば良いけど…」
手斧男には悪いが、ここでゆっくり調べている時間は無かった。
小さな足跡は歩幅が一定ではなく、ふらふらとした足取りだった事が見て取れた。
右手に続いていた雑木林が終わり、見知った砂浜に辿り着く。
アイリスの足跡はそのまま真っ直ぐに続く。
キラキラと陽の光を反射する砂の粒が風に吹かれて彼女の足跡を少しずつ消していく。
祈るような気持ちでその足跡を追うが、無常にもその足跡は波打ち際まで続き、波にさらわれて消えてしまっていた。
「アイ…リス?」
目の前に広がる海原に彼女の姿は無く、彼女の手がかりは何も残されていない。
腰まで海に浸かり、時々来る高い波に顔を打たれつつ、海の中を必死に探す。
ティファは哀しそうな目でそんな俺の姿をただ見つめていた。
時間にすれば10分程だろうが、近辺の海底にはもう彼女の姿は見当たらないと納得し、俺はティファのもとに戻った。
俺のそんな苦労を労うような表情を見せるが、彼女は結局何も言わなかった。
ティファはそわそわとしているが、俺はその場からどうにも離れがたくて砂浜に座り込んでいた。
濡れたスラックスに砂が張り付いて気持ち悪い。
しばらく座っていると、ティファがため息をついた。
「やっぱりこうなっちゃうのね…」
その声に振り向くと、ティファがカードを一枚左手に持ち、右手の人差し指を俺に向けて立っていた。
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窓から差し込む朝日が丸く床を照らし出している。
扉は開け放たれており、ティファもアイリスも姿は見えない。
カーテンが開いている?
昨日の夜、確かに閉めたはずだ。
夢…だったのか?
船首の方から人が走って来る気配がする。
ティファだ。
「颯さん、起きて!」
部屋の入口から顔を覗かせたのは、いつものティファだった。
昨日の夜の事はなるべく忘れる事にしよう。
「ティファ、おはよう」
「大変なの」
ティファが一人でいる事に違和感がある。
「アイリスの姿が見えないようだけど?」
「私が起きた時にはもういなかったわ、それもあるけどトーレスさん達が…」
ティファの言葉を聞いて俺の脳もようやく覚醒し始めた。
昨日の夜、俺達の所に来たアレはトーレス達の所にも来たのだろうか?
ティファも俺と同じ記憶を持っているのだろうか?
質問するつもりで立ち上がった俺を見て、ティファは違う解釈をした様で
「こっちよ」
ティファが船首の方へ船内の廊下を足早に進む。
廊下に出た時に扉を見ると、激しく引っかかれた様な音がしていたのに別に傷はついていない。
幻覚、あるいは幻聴の類だったのか?
ティファはもうトーレス達の船室の前まで行って俺の事を待っている。
俺は頭を振ってティファに対する不信感を振り切り、彼女の元へと急ぐ。
ティファが慌てていた意味は直ぐに理解出来た。
ドアノブ付近の扉の縁には血がべったり付いていた。
手を挟んだ、というレベルではなく、扉で手を挟んで締め切ったように見える。
そして船室のベッドの上には首を血で染めたトーレスが横になっている。
「トーレス?」
声を掛ける俺に、ティファが首を横に振る。
「もう死んでるわ… 犯人は骨が砕けた右手を平気で使って首を絞めたみたい…」
ティファの見立て通り、トーレスの首には両手で首を絞めたようなアザが残っている。
そして右手の跡は血でべっとりと濡れていた。
「一体これは…」
「みんな鍵を掛けて部屋に籠っていたはずなのに、誰かを招き入れてしまったのね…」
「扉の血は、無理矢理侵入して来ようとした誰かの手を挟んだ跡か?」
「結局その相手に首を絞められてしまったようね…」
何があったのかは想像がつく。
あの声にそそのかされて扉を開けてしまったのだろう。
しかし、少なくとも俺達の部屋の外に人の気配はしなかった。
「犯人は見つかったのか?」
ティファは静かに首を振る。
「見つからなかったわ、その代わりと言っては何だけど…」
そう言うとティファは廊下に出て船首へ続く扉を開けた。
無駄に青く眩しい空が広がり、血に染まった甲板を照らし出している。
血だまりに新しい足跡がいくつか残されており、その一つが真っ直ぐに船べりに続いている。
ティファは血だまりを避けながら足跡に続く。
そこから下を見下ろすと、指を差した。
俺はティファが指差す先を見下ろすと、岩に頭を打ち付けて落下死したと思われるナイフ男の姿が見えた。
「なんて事だ…」
「彼の右手は怪我していない、つまり彼は犯人ではないわ… そしてアイリスちゃんともう一人の船員の姿が見当たらないの…」
「アイリス!?」
手斧男に襲われるアイリスの姿が脳裏に浮かび、俺は思わず身を乗り出した。
「落ち着いて。 アイリスちゃんもまだ駆け出しの冒険者かもしれないけど、現地人に比べれば弱くはないわ。 もう一人の彼が右手を怪我しているのならなおさらね」
ティファは手斧男が犯人だと決め付けているようだが、まだ容疑者は他にもいる。
「そう…かもしれないが、だからと言って落ち着いてはいられないよ」
「私の時もそうだったら良いのに…」
「??」
ティファの時?
聞き間違いかと思い、聞き返そうと思ったが…
「アイリスちゃん、下の小屋にも居なかったのよね。 でも南の砂浜の方に足跡が続いていて、一人で行くのも不用心だから貴方を呼びに戻ったって訳なの」
なるほど。
ティファの話には怪しい所はない。
…ティファの事を疑ってかかる自分に嫌気がさすが、まだ誰かが犯人でなければ説明がつかない事が多すぎる。
「その足跡を追ってみよう」
俺はティファにそう提案すると、急いで階段を駆け下りて砂浜に降りた。
ティファの言う通り、真新しい足跡が南に向けて残されていた。
その足跡は二人分。
一人はアイリスで間違いない。
そして、もう一つは消去法で手斧男で間違いないだろう。
歩幅から推理すると、走っていった訳ではなく、ゆっくりと歩いていったように見える。
小さな足跡を大きな足跡が踏みつぶしている事を考えると、手斧男はアイリスの足跡を追って行ったようにも見える。
その足跡は砂浜まで続いている。
嫌な予感が消えない。
「急ごう」
ティファにそう告げて俺は南に向かって走り出した。
二つの足跡は同じ方へ向かうと思っていたが、大きな方の足跡が突然左向きになって立ち止まり、唐突に消えていた。
最後の足跡は随分深く地面をえぐっており、ただ立っていただけとは思えない。
「ここで何かがあったようだ…」
「見て!」
ティファが最後の足跡の向いた方、つまり海が見える方を指差す。
彼女の指の先には手斧が転がっていた。
それは海の少し手前、大き目の岩に向かって投げ、当たって跳ね返ったようにも見える。
「ここで手斧男に何かがあったんだ…」
俺がそう言うと、ティファが目を真ん丸にして一瞬止まったが、クスッと笑って見せた。
「手斧男… 酷いネーミングね、でも分かりやすいわ」
ティファはすぐに真顔に戻り、もう一つの足跡の行く先を目で追う。
「この先にアイリスちゃんがいれば良いけど…」
手斧男には悪いが、ここでゆっくり調べている時間は無かった。
小さな足跡は歩幅が一定ではなく、ふらふらとした足取りだった事が見て取れた。
右手に続いていた雑木林が終わり、見知った砂浜に辿り着く。
アイリスの足跡はそのまま真っ直ぐに続く。
キラキラと陽の光を反射する砂の粒が風に吹かれて彼女の足跡を少しずつ消していく。
祈るような気持ちでその足跡を追うが、無常にもその足跡は波打ち際まで続き、波にさらわれて消えてしまっていた。
「アイ…リス?」
目の前に広がる海原に彼女の姿は無く、彼女の手がかりは何も残されていない。
腰まで海に浸かり、時々来る高い波に顔を打たれつつ、海の中を必死に探す。
ティファは哀しそうな目でそんな俺の姿をただ見つめていた。
時間にすれば10分程だろうが、近辺の海底にはもう彼女の姿は見当たらないと納得し、俺はティファのもとに戻った。
俺のそんな苦労を労うような表情を見せるが、彼女は結局何も言わなかった。
ティファはそわそわとしているが、俺はその場からどうにも離れがたくて砂浜に座り込んでいた。
濡れたスラックスに砂が張り付いて気持ち悪い。
しばらく座っていると、ティファがため息をついた。
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