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第2章 環刻館の後継者(かんごくかんのこうけいしゃ)
第85話 黒い影
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穴を埋め戻すと周りはすっかり暗くなっていた。
「お? 遅かったな、野営の支度は終わってるぞ?」
俺の姿を見つけたダラが俺に手を挙げて言った。
「色々あってね」
心底ぐったりして答えた。
「颯竢様! お疲れ様でした!」
フミナがそう言って駆け寄って来る。
「私たち、火おこしのお手伝いしてたんですよ。 ちゃんと火おこし器使って~」
ミカも楽しそうに話しかけてきた。
普段はかまどに点火するのに魔法を使っていたのだろう。
「そっか、二人とも凄いね」
「えへへ」
すり寄ってくる姉妹の頭を撫でると二人とも嬉しそうな笑顔を見せた。
そんな様子を見たダラがニヤニヤする。
「すっかり親子だな」
そんなダラの冷やかしも気にならなくなってきていた。
「それはそうと、随分頑張って食材を獲ったんだな」
ダラはミカとフミナが持ち込んだカゴと鍋を指して言った。
「はい! めちゃくちゃ楽しくて」
フミナがダラにうなずいて答えた。
「こんなに楽しかったの初めてでした」
ミカも思い出したようで、興奮気味に答えた。
「颯竢様と『また来よう』って約束しちゃいました」
フミナがそう言うと、ダラは満足げに『うんうん』とうなずいた。
こうして見ていると、ダラの方が父親の様に見える。
いや、これはもうお爺ちゃんポジションかな?
バーベキューは肉も魚もどっさり買って盛大に盛り上がった。
ここ数日で人間らしい食事に慣れたミカとフミナは商隊員達に混ざって調理もしていた。
「この商隊は気のいい奴ばかりだな」
その様子を眺めていたダラが呟く。
「皆があの子達と家族の様に接してくれるから随分と救われてるみたいだ」
笑みを振りまくミカとフミナを見て俺も呟いた。
泣き虫だった二人も、最近はずっと笑顔でいるようになった。
その笑顔につられて商隊員達も自然と集まり、いつしか本当の家族のようになっていた。
「美味いな…」
フミナの焼いた骨付きの肉は実際美味かった。
焚き火の中で真っ赤になった炭が時々爆ぜるのをボンヤリと眺めていた。
ミカとフミナは商隊員達に囲まれ、川での食材探しの武勇伝を語って盛り上がっていた。
「他人の幸せを願う巫女が、自分自身が不幸だったら説得力が無いからな、今は大いに楽しむべきだ」
ダラはそう言いながら、葡萄ジュースの入ったジョッキを手に俺の横に腰掛けた。
果物商人の計らいで頂いているのだが、ノンアルコールワインのような味わいでなかなか美味だった。
「俺はリンを探しに行こうかと思っている」
ダラは星空を見上げながらそう言った。
ジャンが指差した雪山を越えた方面には何があるのか?
ハヤタマやヤタガノで聞き込みをした所、山奥に氷に閉ざされた遺跡があるらしい。
スサミの辺りから北上し山を抜けるルート、もしくはモズの方から東に向かい山を登るルートなら行けるらしい。
どちらにしてもかなり険しい山道になるようだった。
そしてジャンが目指した山越えルートは、いくつもの山を越えるかなりハードなルートらしい。
「ジャン、無事だと良いけど…」
ダラにつられて星空を見上げた。
「で? 颯竢はどうするつもりなんだ?」
ダラが尋ねてきた。
「ミカちゃんもフミナちゃんも行く気満々だったけど?」
「え? いや、ギルドに預けて行くという選択肢も…」
ダラは驚き、困惑した様に返して来るが
「ギルドに預けて行くなら剣も鎧もいらんでしょ」
「あの時からか!」
俺の指摘にダラはピンと来た様子でうなった。
そう、リリアの町を出た2日後。
神都ハヤタマの武器屋で買い物をしている時、リンを見つけるまで付いて来ると二人の口から聞かされていたのだ。
ダラもそのつもりなんだとすっかり思い込んでいた。
「危険かもしれないんだぞ?」
ダラが呆れた様に言った。
「彼女達が『特別な力を持った巫女』であるならどこにいても安全とは言えない。 だったら近くにいて護る方が納得がいくよ」
「『子連れ冒険者』かよ…」
「養子に関してはダラが言い出したんだろ?」
二人の様子が気になり正面を見ると、ミカとフミナが商隊員達に手を振ってこちらに戻って来る所だった。
駆け寄る二人に手を振って応える。
フミナは俺とダラの間に、ミカは俺の隣にそれぞれ座った。
最近は横に並ぶとこの並びになる事が多かった。
フミナがダラに好意を寄せている事は俺の目から見ても明らかだった。
しかし、ダラはその事に気付いていない様子だった。
ただ座ってゆっくり時間が過ぎていくのを感じるだけの時間が心地良い。
どれくらい経っただろうか?
冷たい風が吹いてきた。
焚火の温かさと風の冷たさが入り混じり快適だ。
気が付くとミカとフミナは寝息を立て始めていた。
ダラが荷馬車から毛布を一枚持って来ると、俺達3人にかぶせてくれた。
「ありがとう」
ミカとフミナを起こさないように小さな声で礼を言うとダラは夜の見張りを始めた。
二人がちゃんと寝るまでは俺ものんびり寝てはいられない。
ミカとフミナを起こさないように気を遣っていると、案外やる事が無い。
何となく空を見上げると満天の星空が広がっていた。
正面に焚火、左手に海、右手には橋が見える。
左手の空が僅かに暗くなった気がして目と首を少し動かしてそちらを見る。
満天の星空に星が見えない領域がある。
それは人の形に似ているような気もした。
その影は薄い布で出来ているかの様に、ユラユラと波打ちながら星空をゆっくりゆっくりと横切っていく。
俺達の真上では無いが頭上を通り過ぎ、ゆっくり10分程かけて橋の陰に消えて行った。
その間、何度かダラの表情を見たが、ダラも何とも言えない表情でずっとそれを眺めていた。
影が橋の陰に消えて5分くらい経っただろうか…
「気のせい… じゃ無いよな?」
ダラは自信無さそうに呟いた。
「ダラにも同じものが見えていたのならきっとそうなんだろうね」
気が抜けた隙に夢を見ていたという可能性は少なくなった。
「少し様子を見て来る、颯竢は二人を頼む」
ダラはそう言い残すと、影の消えた橋の方へと走り去った。
その後、しばらくの間ダラはあちこち走り回っていたが、結局何も見つけられなかったようだ。
「全く手掛かりが無いな。 今夜は交代で警戒しよう」
ダラが分かり切った事を口にした。
少なくとも野営する場合、交代で警戒しない日なんて無い。
この場合、あの影に注意しよう、という意味なのだろう。
ダラはテントに戻るとすぐに太刀を掴んで戻って来た。
「流石に脇差では心もとないからな」
ダラはそう言うと刀を鞘から抜き、打ち直したばかりの妖しく光る刀身を見つめた。
神都ハヤタマで鍛え直してもらってから、ダラは時々こうやって刀身を見るようになっていた。
よほど気に入ったのだろう。
「ま、まぁ、先に寝させてもらうよ」
ミカとフミナが横で寝ている以上、何かあっても動きにくい。
魅入られたように刀身を見つめるダラの姿をまぶたでフェイドアウトさせると、直ぐに眠りに入った。
「お? 遅かったな、野営の支度は終わってるぞ?」
俺の姿を見つけたダラが俺に手を挙げて言った。
「色々あってね」
心底ぐったりして答えた。
「颯竢様! お疲れ様でした!」
フミナがそう言って駆け寄って来る。
「私たち、火おこしのお手伝いしてたんですよ。 ちゃんと火おこし器使って~」
ミカも楽しそうに話しかけてきた。
普段はかまどに点火するのに魔法を使っていたのだろう。
「そっか、二人とも凄いね」
「えへへ」
すり寄ってくる姉妹の頭を撫でると二人とも嬉しそうな笑顔を見せた。
そんな様子を見たダラがニヤニヤする。
「すっかり親子だな」
そんなダラの冷やかしも気にならなくなってきていた。
「それはそうと、随分頑張って食材を獲ったんだな」
ダラはミカとフミナが持ち込んだカゴと鍋を指して言った。
「はい! めちゃくちゃ楽しくて」
フミナがダラにうなずいて答えた。
「こんなに楽しかったの初めてでした」
ミカも思い出したようで、興奮気味に答えた。
「颯竢様と『また来よう』って約束しちゃいました」
フミナがそう言うと、ダラは満足げに『うんうん』とうなずいた。
こうして見ていると、ダラの方が父親の様に見える。
いや、これはもうお爺ちゃんポジションかな?
バーベキューは肉も魚もどっさり買って盛大に盛り上がった。
ここ数日で人間らしい食事に慣れたミカとフミナは商隊員達に混ざって調理もしていた。
「この商隊は気のいい奴ばかりだな」
その様子を眺めていたダラが呟く。
「皆があの子達と家族の様に接してくれるから随分と救われてるみたいだ」
笑みを振りまくミカとフミナを見て俺も呟いた。
泣き虫だった二人も、最近はずっと笑顔でいるようになった。
その笑顔につられて商隊員達も自然と集まり、いつしか本当の家族のようになっていた。
「美味いな…」
フミナの焼いた骨付きの肉は実際美味かった。
焚き火の中で真っ赤になった炭が時々爆ぜるのをボンヤリと眺めていた。
ミカとフミナは商隊員達に囲まれ、川での食材探しの武勇伝を語って盛り上がっていた。
「他人の幸せを願う巫女が、自分自身が不幸だったら説得力が無いからな、今は大いに楽しむべきだ」
ダラはそう言いながら、葡萄ジュースの入ったジョッキを手に俺の横に腰掛けた。
果物商人の計らいで頂いているのだが、ノンアルコールワインのような味わいでなかなか美味だった。
「俺はリンを探しに行こうかと思っている」
ダラは星空を見上げながらそう言った。
ジャンが指差した雪山を越えた方面には何があるのか?
ハヤタマやヤタガノで聞き込みをした所、山奥に氷に閉ざされた遺跡があるらしい。
スサミの辺りから北上し山を抜けるルート、もしくはモズの方から東に向かい山を登るルートなら行けるらしい。
どちらにしてもかなり険しい山道になるようだった。
そしてジャンが目指した山越えルートは、いくつもの山を越えるかなりハードなルートらしい。
「ジャン、無事だと良いけど…」
ダラにつられて星空を見上げた。
「で? 颯竢はどうするつもりなんだ?」
ダラが尋ねてきた。
「ミカちゃんもフミナちゃんも行く気満々だったけど?」
「え? いや、ギルドに預けて行くという選択肢も…」
ダラは驚き、困惑した様に返して来るが
「ギルドに預けて行くなら剣も鎧もいらんでしょ」
「あの時からか!」
俺の指摘にダラはピンと来た様子でうなった。
そう、リリアの町を出た2日後。
神都ハヤタマの武器屋で買い物をしている時、リンを見つけるまで付いて来ると二人の口から聞かされていたのだ。
ダラもそのつもりなんだとすっかり思い込んでいた。
「危険かもしれないんだぞ?」
ダラが呆れた様に言った。
「彼女達が『特別な力を持った巫女』であるならどこにいても安全とは言えない。 だったら近くにいて護る方が納得がいくよ」
「『子連れ冒険者』かよ…」
「養子に関してはダラが言い出したんだろ?」
二人の様子が気になり正面を見ると、ミカとフミナが商隊員達に手を振ってこちらに戻って来る所だった。
駆け寄る二人に手を振って応える。
フミナは俺とダラの間に、ミカは俺の隣にそれぞれ座った。
最近は横に並ぶとこの並びになる事が多かった。
フミナがダラに好意を寄せている事は俺の目から見ても明らかだった。
しかし、ダラはその事に気付いていない様子だった。
ただ座ってゆっくり時間が過ぎていくのを感じるだけの時間が心地良い。
どれくらい経っただろうか?
冷たい風が吹いてきた。
焚火の温かさと風の冷たさが入り混じり快適だ。
気が付くとミカとフミナは寝息を立て始めていた。
ダラが荷馬車から毛布を一枚持って来ると、俺達3人にかぶせてくれた。
「ありがとう」
ミカとフミナを起こさないように小さな声で礼を言うとダラは夜の見張りを始めた。
二人がちゃんと寝るまでは俺ものんびり寝てはいられない。
ミカとフミナを起こさないように気を遣っていると、案外やる事が無い。
何となく空を見上げると満天の星空が広がっていた。
正面に焚火、左手に海、右手には橋が見える。
左手の空が僅かに暗くなった気がして目と首を少し動かしてそちらを見る。
満天の星空に星が見えない領域がある。
それは人の形に似ているような気もした。
その影は薄い布で出来ているかの様に、ユラユラと波打ちながら星空をゆっくりゆっくりと横切っていく。
俺達の真上では無いが頭上を通り過ぎ、ゆっくり10分程かけて橋の陰に消えて行った。
その間、何度かダラの表情を見たが、ダラも何とも言えない表情でずっとそれを眺めていた。
影が橋の陰に消えて5分くらい経っただろうか…
「気のせい… じゃ無いよな?」
ダラは自信無さそうに呟いた。
「ダラにも同じものが見えていたのならきっとそうなんだろうね」
気が抜けた隙に夢を見ていたという可能性は少なくなった。
「少し様子を見て来る、颯竢は二人を頼む」
ダラはそう言い残すと、影の消えた橋の方へと走り去った。
その後、しばらくの間ダラはあちこち走り回っていたが、結局何も見つけられなかったようだ。
「全く手掛かりが無いな。 今夜は交代で警戒しよう」
ダラが分かり切った事を口にした。
少なくとも野営する場合、交代で警戒しない日なんて無い。
この場合、あの影に注意しよう、という意味なのだろう。
ダラはテントに戻るとすぐに太刀を掴んで戻って来た。
「流石に脇差では心もとないからな」
ダラはそう言うと刀を鞘から抜き、打ち直したばかりの妖しく光る刀身を見つめた。
神都ハヤタマで鍛え直してもらってから、ダラは時々こうやって刀身を見るようになっていた。
よほど気に入ったのだろう。
「ま、まぁ、先に寝させてもらうよ」
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