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4章 結社同盟
6話 人工知能忍者苺環《ストロベリーリング》
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専門学校の成績はイマイチだと、プログラム系の専門学校を出たからと言って、プログラム系の仕事に着ける訳ではない。
「プログラム系の仕事が出来ないのであれば」
と、ちとせは、バイトしていた商店街のドーナツ屋に、そのまま正規社員として就職した。
2階にある部屋の家賃が無料だったし、オーナーのお婆さんは優しい人だった。
ちとせには、この2階の部屋がとっても重要だった。
ドーナツ屋の22時の閉店後、オーナーのお婆さんが、
「ちとせちゃんは、彼氏とかいないの?」
と聞いてきたから、ちとせは意を決して、
「わたしの幼馴染の彼は、わたしを襲った3人の男に拷問を加えた後、惨殺しました」
ちとせの言葉に、オーナーのお婆さんは、顔を曇らせた。
まあ当然な反応だ。ちとせは諦めずに話を続けた。
「その後、彼はその残忍さから、正当防衛は適応されず、そのまま少年院に」
オーナーが紅茶を飲み、ちとせもそれに合わせた。
「地元では今でも忘れられる事がない事件だから、彼はもう地元には帰れないです」
深刻な表情のオーナーは、じっとちとせの目を見つめていた。
そのオーナーの目線の強さから、ちとせは大丈夫だと、言葉を進めた。
「彼が出てきたら、ここに彼を向かい入れたい」
幼馴染の彼が、起こした事件を聞いたお婆さんは驚いた。
全国的なニュースにもなっていたし。
そう言う有名な事件を起こした少年を、受け容れる事の難しさ。
まして客商売のドーナツ屋だ。
オーナーのお婆さんはじっと考えた。
ちとせも、じっとオーナーのお婆さんの回答を待った。
数分後、お婆さんは、ニヤリと笑った。
普段、品の良いお婆さんの、その特異な深い何かがありそうな微笑みには、かなり驚いた。
「わたしはね、ちとせちゃんの事は信頼してるし、きっとその彼も強い正義感故の事だと思うの」
オーナーは、前向きな意見を言ってくれた。
次の日、オーナーは条件付きで了解してくれた。
ちとせの【秘密結社・おうし座の女】への加入だ。
ちとせが、おうし座だったから、加入条件を満たしていたらしい。
「秘密結社・おうし座の女?」
ちとせは、「このお婆さんは何言ってんの?」とは、思った。
そもそも秘密結社なんて存在、特撮ヒーローの世界だけの話だと思っていたし。
秘密結社・おうし座の女】本部施設?のドーナツ屋の地下室で、色々な資料を見せられた結果、ちとせは
「マジや!」
と理解した。
むしろ、そうでなるなら、彼を迎え入れるのにちょうど良い。
【秘密結社・おうし座の女】本部施設には、最新鋭の機器が揃えられていた。
【秘密結社・おうし座の女】に入ったちとせが、初めて作ったのが、人工知能忍者苺環だ。
ちとせは、プログラム系専門学校の成績はイマイチだったが、実は天才だったらしい。
こうして、数十年休業中だった【秘密結社・おうし座の女】が、活動再開を開始した。
☆彡
由良穂香が誘拐されるちょっと前。
人工知能忍者苺環は、【おうし座の女】から、結社同盟の盟主【武者倶楽部】へもたらされた。
【武者倶楽部】が人工知能忍者苺環を、評価したのは、そのAIの性格だった。
まるで製作者のちとせを、生き映したような優しく信頼できる性格だった。
その後、人工知能忍者苺環は、由良穂香によって、憲兵隊本部ののメインサーバーに、侵入された。
「お父さま、ごめんなさい」
由良穂香は懺悔した。
その日、由良穂香は帰ってきたお父さまの肩をもんであげた。
愛する娘の優しさに、由良穂香の父の憲兵隊本部長は大喜びだったが・・・
時として優しさには裏がある。
由良穂香は少しだけ学んだ。
「この事がばれると、お父さまも破滅だね」
その日、すぐ下の階では、父の憲兵隊本部長は嬉しそうに鼻歌を歌っていた。
つづく
「プログラム系の仕事が出来ないのであれば」
と、ちとせは、バイトしていた商店街のドーナツ屋に、そのまま正規社員として就職した。
2階にある部屋の家賃が無料だったし、オーナーのお婆さんは優しい人だった。
ちとせには、この2階の部屋がとっても重要だった。
ドーナツ屋の22時の閉店後、オーナーのお婆さんが、
「ちとせちゃんは、彼氏とかいないの?」
と聞いてきたから、ちとせは意を決して、
「わたしの幼馴染の彼は、わたしを襲った3人の男に拷問を加えた後、惨殺しました」
ちとせの言葉に、オーナーのお婆さんは、顔を曇らせた。
まあ当然な反応だ。ちとせは諦めずに話を続けた。
「その後、彼はその残忍さから、正当防衛は適応されず、そのまま少年院に」
オーナーが紅茶を飲み、ちとせもそれに合わせた。
「地元では今でも忘れられる事がない事件だから、彼はもう地元には帰れないです」
深刻な表情のオーナーは、じっとちとせの目を見つめていた。
そのオーナーの目線の強さから、ちとせは大丈夫だと、言葉を進めた。
「彼が出てきたら、ここに彼を向かい入れたい」
幼馴染の彼が、起こした事件を聞いたお婆さんは驚いた。
全国的なニュースにもなっていたし。
そう言う有名な事件を起こした少年を、受け容れる事の難しさ。
まして客商売のドーナツ屋だ。
オーナーのお婆さんはじっと考えた。
ちとせも、じっとオーナーのお婆さんの回答を待った。
数分後、お婆さんは、ニヤリと笑った。
普段、品の良いお婆さんの、その特異な深い何かがありそうな微笑みには、かなり驚いた。
「わたしはね、ちとせちゃんの事は信頼してるし、きっとその彼も強い正義感故の事だと思うの」
オーナーは、前向きな意見を言ってくれた。
次の日、オーナーは条件付きで了解してくれた。
ちとせの【秘密結社・おうし座の女】への加入だ。
ちとせが、おうし座だったから、加入条件を満たしていたらしい。
「秘密結社・おうし座の女?」
ちとせは、「このお婆さんは何言ってんの?」とは、思った。
そもそも秘密結社なんて存在、特撮ヒーローの世界だけの話だと思っていたし。
秘密結社・おうし座の女】本部施設?のドーナツ屋の地下室で、色々な資料を見せられた結果、ちとせは
「マジや!」
と理解した。
むしろ、そうでなるなら、彼を迎え入れるのにちょうど良い。
【秘密結社・おうし座の女】本部施設には、最新鋭の機器が揃えられていた。
【秘密結社・おうし座の女】に入ったちとせが、初めて作ったのが、人工知能忍者苺環だ。
ちとせは、プログラム系専門学校の成績はイマイチだったが、実は天才だったらしい。
こうして、数十年休業中だった【秘密結社・おうし座の女】が、活動再開を開始した。
☆彡
由良穂香が誘拐されるちょっと前。
人工知能忍者苺環は、【おうし座の女】から、結社同盟の盟主【武者倶楽部】へもたらされた。
【武者倶楽部】が人工知能忍者苺環を、評価したのは、そのAIの性格だった。
まるで製作者のちとせを、生き映したような優しく信頼できる性格だった。
その後、人工知能忍者苺環は、由良穂香によって、憲兵隊本部ののメインサーバーに、侵入された。
「お父さま、ごめんなさい」
由良穂香は懺悔した。
その日、由良穂香は帰ってきたお父さまの肩をもんであげた。
愛する娘の優しさに、由良穂香の父の憲兵隊本部長は大喜びだったが・・・
時として優しさには裏がある。
由良穂香は少しだけ学んだ。
「この事がばれると、お父さまも破滅だね」
その日、すぐ下の階では、父の憲兵隊本部長は嬉しそうに鼻歌を歌っていた。
つづく
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