孤高の人々

村上しんご

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始まりの鐘

飼育

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 詐欺に騙されて数千万円の借金を背負った私は、大切な家族に別れを切り出す事すこともなく、住み慣れた我が家から突然行方をくらました。

 一時は死ぬことも考えたが、それで借金が帳消しになる筈も無く、残された家族にその負債を背負わせる事を恐れる私は、以前から持ち掛けられていたこの話に乗る以外の道は無かった。
 専業主婦で何の取柄も無い私が、億に迫る借金を返す当てなどどこにも無い。
 あいにく見た目だけは小綺麗で、年齢もまだ20代の私が出来る事など高が知れていて、これを逃せばチャンスは二度と巡って来ないだろう。

 何処で見染められたのか見当が付かないが、私が絶望の淵にいた時に声を掛けてきたのは、この国の人間ならば誰もが一度は名前を耳にする有名な資産家一族の執事だった。
 しかし借金を返済してくれる代わりに住み込みのメイドとして働くという甘い話は、私の負債が余りにも膨大過ぎて鵜呑みにする事など出来なかった。
 回りくどい話ではぐらかされていたが結局私は奴隷として買われてしまったのだ。

 そのお屋敷に足を踏み入れた瞬間に女としての人生が終わり、どんな扱いを受けようと服従しなければいけないことくらい、おっとりとした性格の私でも想像は付いている。
 しかし愛する夫や子供たちが無事ならば私はそれで構わない。何より借金を背負ったのは私一人で家族は未だに何も知らないのだ。

 高層ビルの立ち並ぶ都会の真ん中だというのに、森に囲われた広大な敷地の入り口には神々しい雰囲気を醸し出した大きな門が構えてあり、私を乗せた黒塗りの車はその門に迫っていた。
 在中する警備の人間がズラリと並んでいるにも拘らず、車が近づくと門は勝手に開き始め中を確認されることも無く、素通りで敷地の中に突入していった。
 自然の中には相応しくない整備された道をどこまでも走り続けると、江戸時代の大名屋敷を思わせる大きな日本家屋が誇らしげに佇んでいる。

 壮大なお屋敷の前にも立派な門があり、木彫りの大きな表札には『神宮寺家』と書かれていて、主屋を中心に幾つもの離れが末広がりに立ち並んでいた。
 まるで城下町を思わせる桁違いの物々しさに、私は改めて元の生活には戻れないだろうと覚悟を決めるしかなかった。
 まるで別世界のここでは日本の法律ですら何の意味も持たないだろう。

 ここは外部に干渉されない一つの小さな国家が設立されていて、そこに君臨するのは神宮寺家の当主であり、彼を中心にここの世界は回っているのだ。

「ここからは歩いて向かいます…」

 門の手前に車が止まると執事はそう言って後部座席のドアを開き、私は主屋から遥か遠くに位置する離れの一角に案内されて、用意されていたメイド服に着替えさせられていった。
 膝丈の短いそのメイド服は作業性など全くの度外視で、女性の身体のラインを際立たせる卑猥な作りになっている。
 着ているだけで辱めを受けている様なその扱いに、私は改めて自分の置かれている立場を認識せざるを得なかった。

 私はこれからどんな事をされるかも分からないという恐怖に身を震わせながら、執事に連れられたまま幾つもの渡り廊下を渡って主屋に向かって歩いていった。
 主屋に近付くにつれ建物の造りも徐々に豪華になっていき、そこに住まうのが並大抵の人物では無い事を肌で感じさせている。
 普通に生きていたらメディア以外で見る事の出来ない人間たちが、襖の向こうで悠々と暮らしているのだ。

「お坊ちゃま…新しいメイドを連れて参りました…」

 そう言って執事が足を止めたのは、主屋の一番奥のある豪華な襖の前だった。
 中から女性の啜り泣く様な声と何かを打ち付ける音が、微かに聴こえてはくるが執事への返事は全く無い。
 またかと言いたげに呆れ顔を見せる執事は、大きく溜め息を付いて気を取り直し、再び中に向かって声を掛けていく。

「三郎様…新しいメイドを連れて参りました!」

「聞こえてるよ!…メイドだけ中に入れてオマエは帰れぇ!」

 執事の言葉に癇癪を起こしたその声は、まだ声変わりすらしていない、幼さを残した子供の声に違いなかった。
 それに困り顔をする執事は躊躇う私を、何も言わずに手振りだけで襖の中に入る様にと促していく。
 不気味に静まり返った異様な雰囲気の中で、緊張で汗だくの私は意を決して襖の中に足を踏み入れていった。

「お初にお目に掛かります…本日よりお坊ちゃまの専属メイドになりました沙也加と申します…」

 そう言って顔も上げることも出来ずにお辞儀を続ける私の前で、人の肌と肌が打ち付け合うパンパンという音が高らかに響き渡っている。

「ようやく逢えたね…待っていたよ…顔を上げて…」

 少し息を弾ませたその言葉で私がゆっくりと顔を上げると、畳の敷き詰められた広々としたその空間では、常識では考えられない事が人目もはばからずに堂々と行なわれていた。
 目を疑うようなその光景に私はバツが悪くて、直視することも出来ずに慌ててそこから顔を背けていく。
 そこではキッチリとしたスーツを身に纏った女性が畳の上で四つん這いになりながら、下半身だけを丸出しにして年端も行かない男の子に後ろから突かれている。

 上品な身なりをしながらも半ズボンとパンツを膝まで下ろし、彼女のお尻に股間を打ち付ける男の子は、私に顔を向けたまま何食わぬ顔をして腰を振り続けていった。
 掛けたメガネを振り乱して両手で口を噤む女の人は、泣きそうな顔をしながら前のめりに身体を崩して、後ろからの振動に全身を揺らしている。
 啜り泣く様な声を漏らしながら必死に堪えるその顔は、彼女のやり切れない思いが滲み出ていて、見ているこっちまで居た堪れない気持ちにさせている。

 彼女のお尻を両手で揉みながら、カチカチになった股間のモノを出し入れする男の子は、私の存在など気にすることも無く、寧ろ見せつけているかのように腰を振り続けていった。
 陰毛が黒々と茂った花園ではキラキラと光り輝くモノが2人の間でダランと糸を引き、彼女のアソコが硬くなったモノに絡みつくクチュクチュという音が部屋中に響き渡っている。

「ああ…これ…僕の家庭教師なんだ…」

 視線を泳がせて狼狽える私の様子を見て、男の子は腰を振り続けながらそう言って、彼女のお尻をペチンペチンと引っ叩き、その部分が紅葉の様に見る見る真っ赤に染まっていく。
 彼女を明らかに見下しているその男の子は、ブクブクに太った肥満体系で、爬虫類の様な気持ち悪い眼差しに私は悍ましさでゾッと寒気を感じていた。
 しかもその幼い見た目はどう見ても7、8歳程度で、こんな男の子が成人の女性と悪びれた様子も見せずに平然と性行為を行っているのだ。

 淡々と繰り返される硬くなったモノの出し入れで、彼女の虚ろな瞳は徐々に白目を剥いていき、頬が真っ赤に染まり始めていく。

「ああーーっ!!イク、イク、イグーーーーーーーーっ!!!」

 絶叫しながら猫の様に身体を反り返す彼女は、天を見上げながら大きく瞳を見開き、身体をプルプルと震わせて固まっていった。

「ダメだよ先生!僕が良いって言うまでイッたらダメじゃん!」

 それでも腰を動かし続ける男の子はそう言って、突き出されたままのお尻を気合でも入れる様に、また掌でペチペチと引っ叩いていく。
 その痛みで「ひぃ~!」と悲鳴を上げて身を捩る彼女の様子などお構いなしに、男の子は割れ目に突き刺したモノでグリグリと中を掻き回し、気持ち良さげな顔つきで私に目を向けて行く。

「沙也加ちゃんだっけ?ちょっと待ってて…先生に僕のエキスを注入しちゃうから…」

 そう言って家庭教師の背中に覆いかぶさる男の子は、彼女のスーツを強引に脱がすとシャツのボタンを一つ一つ外して胸元をはだけさせていった。
 スリムな身体に似つかわしく無い、ブラに包まれた豊満な胸の膨らみが剥き出しにされて、それに手を掛ける男の子は下から一気にペロンと捲り上げていく。
 弾ける様に飛び出した胸の膨らみは、後ろから突かれる度にプルンプルンと揺れ始め、男の子の掌に包まれながらゆっくりと揉まれて形を変えていく。

 目の前で次々と見せつけられる卑猥な光景に、何故だか妙な気分が込み上げてくる私は、身体中が熱くなりメイド服の中でパンティがしっとりと滲み始めていた。
 そこから目を逸らそうと何度も試みるが、私もこれから彼女の様にされていくと思うと、どうしても目を離す事など出来なかった。
 いつのまにか男の子は胸の天辺の突起した部分を指先で擽る様に撫で回し、彼女の表情がまた切なげに歪み始めていく。

 彼女の背中に乗ってヘコヘコと腰を動かす男の子は、淡々としたリズムで出し入れを繰り返し、彼女の口からまたすすり泣く様な声が漏れていった。
 次第に彼女の腰が男の子の動きに合わせてグリングリンと回り始め、擦れ合う陰部からは愛液がダラダラと滝の様に流れ、畳の上にポタポタと滴り落ちている。
 頬を真っ赤に染めて呼吸を荒げる男の子の腰の動きは激しさを増していき、彼女の身体がプルプルと震えだしていく。

「せ、せんせ~い!出すよぉ~!先生もイッちゃって良いからねぇ~」

 そう言って彼女の割れ目にハマったモノを高速で出し入れをする男の子は、汗だくになりながらも何かを必死に我慢しているかのように顔を歪ませていた。
 背筋を伸ばして男の子の動きに合わせて身体を揺らす家庭教師は、半開きの唇をポカーンと開きながら、虚ろな瞳で遥か遠くを眺めている。

「うっ…でっ、出るーーーーーーーーーっ!!!」

 そう叫んで割れ目に挟まったモノを奥深くまで突き刺す男の子は、とても満足げな恍惚の表情を浮かべながらゆっくりと天を見上げていった。

「イク、イク、イッちゃーーーーーーーーーーーぅ!!!」

 それと同時に絶叫しながら大きく身体を反り返す彼女は、ビクンビクンと身体を痙攣させて呆然と天を見上げたまま放心している。
 暫くすると先生はグッタリとその場にへたり込みながらも、力を振り絞る様に身を起こして、今まで中に入っていた男の子のモノを咥え込んで丁寧にしゃぶり始めていく。
 仁王立ちでそれを見下ろす男の子は、そんな彼女を労うように優しく頭を撫で回していった。

 そして男の子の蛇の様な鋭い眼光が私に向けられて、身体が勝手にブルブルと震えだしていく。
 恐怖で身動きすら出来なくなった私は、その場でオシッコをジョロジョロと漏らし、畳の上に大きな水溜まりを作っていった。
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