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深夜のティータイム3
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「ノアちゃんは普段なにしてんの?」
「ボクですか……?」
ノアはケーキを口に運びながら考える。正直に言えば人に言えるようなことは何もない。
「父の手伝いとか……」
「えらいっ!! ノアちゃんえらすぎっ!!」
だけどもキアーラは食い気味にノアのこたえに大袈裟なほどに頷いてミルクおかわりいるっ!? とカップを指さしてくる。
「あ、いえ、その……」
「ノアの父は何をしている?」
「あ、えっと……農作業を……」
キアーラがおかわりのミルクを足しながら、ルークは頷きながら「人の営みにおいて重要なことを担っているのだな」とお茶を飲んでいる。
「あの、二人は……その……」
「なぁに? お姉ちゃんにいってごらん?」
「何か気になることでもあるのか?」
ノアの言葉にそれぞれノアに視線を向けて言葉を待つ。その視線が優しくて、人に害をなすと言われている魔物とは程遠く感じてノアは意を決する。
「ひ、人、食べたり……するんですか……?」
ディランにキスをされたことを思い出す。あれは何の意味があったのだろう。油断させたところで食べるつもりだったのだろうか。
ノアはぐっと瞳を閉じて二人のこたえを待つが、暫しの沈黙が続いた。
「……えっとぉ……、ノアちゃん……それ、誰に言われたの?」
沈黙を破ったのはキアーラだった。ノアはキアーラの言葉に小さく首を振って「言われてないです…」と否定した。
「あの、その……ボク……」
ノアは誤解されないように何か言わなければと口を開くもルークが「嘘だな」と一蹴した。
「……え?」
「ノアがどうしてそう思ったのが分からないが、俺たちは基本人は食べない」
「うん、美味しくないし」
キアーラが同意する。
「人よりも野菜よりもケーキとか甘いものの方が私は好きだよっ」
ぎゅ、とノアを抱き締めて「もちろんノアちゃんもっ!」とキアーラが笑う。
そういえば魔物と言われる人たちはよく笑うなぁとノアはキアーラの胸の中で思った。そして何でだろうか、この二人の言葉に嘘は感じられなくてノアは「ありがとうございます」と少しだけ照れ臭そうにする。
「……ノアちゃんは、どうしてそう思ったの?」
「……言わないとダメですか?」
「ダメじゃないけど、キアーラお姉さんは知りたいなぁ?」
ノアちゃんをいじめるやつは懲らしめてやろうと腕捲くりをするキアーラに、それに同調するようにルークが頷く。
「えっと……その、実はお二人とは違う人なんですけど……」
魔物のことを人と言っていいのだろうか悩んだが、目の前の二人とディラン、それにヒューゴも魔物というよりも人という言葉の方がしっくりする。
「……その、以前お二人のような存在だとは知らなくて……それで、その、仲良くしてもらってる人に、き、キスを……っ」
自分で言っときながら恥ずかしさにきつく目を瞑って下を向く。確認せずとも分かる程に顔が赤くなっているのを感じた。
「あ、あれって味見とかだったのかなぁ……と思って……」
言っていて悲しくなるのは何度目だろうか。勝手に期待してドキドキして……、と思ってからノアはふとなんで自分はディランに騙されていたと思っているだろうかと考えて、イーサンの仲間の言葉を思い出した。
魔物は人を騙すのだと。
本当にそうだろうか。ノアは目の前の二人を見た。ルークは相変わらずの無表情だがキアーラは笑顔を浮かべてはいるが何となく纏う空気が不穏だ。怒っているのような、呆れているのような複雑そうに頭を抱えていた。
ノアの言葉にこんなにも何かしらを感じてくれているのに、いくらイーサンの仲間とはいえあの人の言葉を何故鵜呑みにしたのだろうか。どうして目の前の、自分の目を信じることができなかったのだろう。それはきっと魔物という言葉のせいなのだろうと、ノアは霧が晴れるような気持ちになった。
「あ、あの……っ!!」
「なんだ?」
ルークが相変わらずの無表情で、だけどもその声は柔らかい。
「ボクは自分の見たこと、感じたことを信じたいと思いますっ!」
「……そうか」
突然のノアの宣言にも関わらず、ルークは気にせずに少しだけ笑ったような気がした。
「ボクは以前ルークさんの問い掛けにわからないとこたえました。怖いとか、怖くないとかではなくて、ボクは信じれるか信じられないかで悩んでいました」
「……ふむ」
「だけど、今は違います。誰かの言葉よりもボクはボクを信じたいです」
だって、魔物とか魔物じゃないとか関係ない。ディランさんはボクにとって大切な人だ。それなのに魔物だと知って勝手に騙されたとか失礼だ。あの時ディランさんはボクに何か言おうとしてたことを思い出す。それに目の前のルークさんは多少強引ではあるけれど、ずっとこちらを気にかけてくれていた。キアーラさんも初対面なのに。これでもし騙されていたとしても、それは騙されたボクが悪いだけだ。
ノアはぎゅと掌を握りしめて「だから、ボクは二人のことが怖いとか思わないし、さっきの質問も失礼でしたっ!」
ごめんなさいッ! と勢いをつけて謝るノアにルークは「気にすることはない」と微笑んだ気がした。
「いやいやいやそれよりもノアちゃんっ! お姉ちゃんもうちょっと聞きたいんだけどっ!?」
キアーラはキスっ!? ノアちゃんキスってほっぺ!? それともお口!? と何故だろうか興奮気味に尋ねてくる。
「あ、えっと……」
キアーラの勢いに負けてノアは素直に「く、唇はまだないです……っ」とこたえると、がんっ、とキアーラが勢いよくテーブルを叩いた。
「……殴りてぇ……わたしのノアちゃんを……ッ!!」
「あ、あの……?」
自分はいつからキアーラのものになったのだろう?
「あいつ稚児趣味なんかあったの!?」
「ふむ、ノアは違う意味で食べられてしまうかも知れない……」
「ルークはだまっとけっ!!」
ルークが何か言い終わる前にキアーラが大きな声で制する。それからノアの方を向いて両肩を力強く掴まれた。
「いやなことはいやって言うんだよ?」
心配そうに顔を覗かれてノアはその瞳に嘘はつけなくて「い、いやじゃなかった……です……」と正直に話してしまう。
「ほぉ」
「ルークッ」
お前は喋べるなと睨み付けるキアーラにルークは少しだけ眉を寄せてお茶を飲んだ。
「……ノアちゃん……ケーキおかわりは?」
この話しは終わりだとキアーラが強く瞳で訴えてくるのでノアは気圧されて小さく頷いた。
「よし、おっきく切ってあげよう」
キアーラがケーキを切り分けるのを見ながらノアはキアーラの過剰なまでの反応に言ってはいけなかったのかと反省した。人でないとはいえ女性にする話題ではなかったと、ノアは申し訳なくて小さく「ごめんなさい……」と謝った。
「……ノアちゃんはなにも悪くないよっ! 私もちょっと過剰だった! ごめんねっ!!」
ノアの呟きに気付いたキアーラが困ったように笑いながらも「予想外に手が早くてさぁ……あの野郎……」という呟きはノアの耳には届かずに消えた。
「……みなさんはそういうことって普通にするんですか?」
ボクは家族とはするけど家族以外にはあまり……と話すノアにルークは少し考えてから「それは一種の愛情表現だ、だから人によるのではないか?」と、こたえにならないこたえにノアは「そうですよね」と笑った。
「へんなことを聞いてごめんなさい」
「構わない」
「いや、構えよ」
キアーラがケーキのおかわりを差し出しながら「この話しはおしまいっ!」と髪の毛を触った。
「あの、今更なんですが……」
ノアは話題を変えようと新しく手元にきたケーキを一口食べる。
「ここってウーラノス国、のどこかですよね……?」
「そうだ」
「待って、それすらも知らないまま連れて来られてるの!?」
キアーラの言葉に素直に頷くとキアーラは「うちのおじいちゃんがほんとごめん……」と頭を抱えた。
「ボクですか……?」
ノアはケーキを口に運びながら考える。正直に言えば人に言えるようなことは何もない。
「父の手伝いとか……」
「えらいっ!! ノアちゃんえらすぎっ!!」
だけどもキアーラは食い気味にノアのこたえに大袈裟なほどに頷いてミルクおかわりいるっ!? とカップを指さしてくる。
「あ、いえ、その……」
「ノアの父は何をしている?」
「あ、えっと……農作業を……」
キアーラがおかわりのミルクを足しながら、ルークは頷きながら「人の営みにおいて重要なことを担っているのだな」とお茶を飲んでいる。
「あの、二人は……その……」
「なぁに? お姉ちゃんにいってごらん?」
「何か気になることでもあるのか?」
ノアの言葉にそれぞれノアに視線を向けて言葉を待つ。その視線が優しくて、人に害をなすと言われている魔物とは程遠く感じてノアは意を決する。
「ひ、人、食べたり……するんですか……?」
ディランにキスをされたことを思い出す。あれは何の意味があったのだろう。油断させたところで食べるつもりだったのだろうか。
ノアはぐっと瞳を閉じて二人のこたえを待つが、暫しの沈黙が続いた。
「……えっとぉ……、ノアちゃん……それ、誰に言われたの?」
沈黙を破ったのはキアーラだった。ノアはキアーラの言葉に小さく首を振って「言われてないです…」と否定した。
「あの、その……ボク……」
ノアは誤解されないように何か言わなければと口を開くもルークが「嘘だな」と一蹴した。
「……え?」
「ノアがどうしてそう思ったのが分からないが、俺たちは基本人は食べない」
「うん、美味しくないし」
キアーラが同意する。
「人よりも野菜よりもケーキとか甘いものの方が私は好きだよっ」
ぎゅ、とノアを抱き締めて「もちろんノアちゃんもっ!」とキアーラが笑う。
そういえば魔物と言われる人たちはよく笑うなぁとノアはキアーラの胸の中で思った。そして何でだろうか、この二人の言葉に嘘は感じられなくてノアは「ありがとうございます」と少しだけ照れ臭そうにする。
「……ノアちゃんは、どうしてそう思ったの?」
「……言わないとダメですか?」
「ダメじゃないけど、キアーラお姉さんは知りたいなぁ?」
ノアちゃんをいじめるやつは懲らしめてやろうと腕捲くりをするキアーラに、それに同調するようにルークが頷く。
「えっと……その、実はお二人とは違う人なんですけど……」
魔物のことを人と言っていいのだろうか悩んだが、目の前の二人とディラン、それにヒューゴも魔物というよりも人という言葉の方がしっくりする。
「……その、以前お二人のような存在だとは知らなくて……それで、その、仲良くしてもらってる人に、き、キスを……っ」
自分で言っときながら恥ずかしさにきつく目を瞑って下を向く。確認せずとも分かる程に顔が赤くなっているのを感じた。
「あ、あれって味見とかだったのかなぁ……と思って……」
言っていて悲しくなるのは何度目だろうか。勝手に期待してドキドキして……、と思ってからノアはふとなんで自分はディランに騙されていたと思っているだろうかと考えて、イーサンの仲間の言葉を思い出した。
魔物は人を騙すのだと。
本当にそうだろうか。ノアは目の前の二人を見た。ルークは相変わらずの無表情だがキアーラは笑顔を浮かべてはいるが何となく纏う空気が不穏だ。怒っているのような、呆れているのような複雑そうに頭を抱えていた。
ノアの言葉にこんなにも何かしらを感じてくれているのに、いくらイーサンの仲間とはいえあの人の言葉を何故鵜呑みにしたのだろうか。どうして目の前の、自分の目を信じることができなかったのだろう。それはきっと魔物という言葉のせいなのだろうと、ノアは霧が晴れるような気持ちになった。
「あ、あの……っ!!」
「なんだ?」
ルークが相変わらずの無表情で、だけどもその声は柔らかい。
「ボクは自分の見たこと、感じたことを信じたいと思いますっ!」
「……そうか」
突然のノアの宣言にも関わらず、ルークは気にせずに少しだけ笑ったような気がした。
「ボクは以前ルークさんの問い掛けにわからないとこたえました。怖いとか、怖くないとかではなくて、ボクは信じれるか信じられないかで悩んでいました」
「……ふむ」
「だけど、今は違います。誰かの言葉よりもボクはボクを信じたいです」
だって、魔物とか魔物じゃないとか関係ない。ディランさんはボクにとって大切な人だ。それなのに魔物だと知って勝手に騙されたとか失礼だ。あの時ディランさんはボクに何か言おうとしてたことを思い出す。それに目の前のルークさんは多少強引ではあるけれど、ずっとこちらを気にかけてくれていた。キアーラさんも初対面なのに。これでもし騙されていたとしても、それは騙されたボクが悪いだけだ。
ノアはぎゅと掌を握りしめて「だから、ボクは二人のことが怖いとか思わないし、さっきの質問も失礼でしたっ!」
ごめんなさいッ! と勢いをつけて謝るノアにルークは「気にすることはない」と微笑んだ気がした。
「いやいやいやそれよりもノアちゃんっ! お姉ちゃんもうちょっと聞きたいんだけどっ!?」
キアーラはキスっ!? ノアちゃんキスってほっぺ!? それともお口!? と何故だろうか興奮気味に尋ねてくる。
「あ、えっと……」
キアーラの勢いに負けてノアは素直に「く、唇はまだないです……っ」とこたえると、がんっ、とキアーラが勢いよくテーブルを叩いた。
「……殴りてぇ……わたしのノアちゃんを……ッ!!」
「あ、あの……?」
自分はいつからキアーラのものになったのだろう?
「あいつ稚児趣味なんかあったの!?」
「ふむ、ノアは違う意味で食べられてしまうかも知れない……」
「ルークはだまっとけっ!!」
ルークが何か言い終わる前にキアーラが大きな声で制する。それからノアの方を向いて両肩を力強く掴まれた。
「いやなことはいやって言うんだよ?」
心配そうに顔を覗かれてノアはその瞳に嘘はつけなくて「い、いやじゃなかった……です……」と正直に話してしまう。
「ほぉ」
「ルークッ」
お前は喋べるなと睨み付けるキアーラにルークは少しだけ眉を寄せてお茶を飲んだ。
「……ノアちゃん……ケーキおかわりは?」
この話しは終わりだとキアーラが強く瞳で訴えてくるのでノアは気圧されて小さく頷いた。
「よし、おっきく切ってあげよう」
キアーラがケーキを切り分けるのを見ながらノアはキアーラの過剰なまでの反応に言ってはいけなかったのかと反省した。人でないとはいえ女性にする話題ではなかったと、ノアは申し訳なくて小さく「ごめんなさい……」と謝った。
「……ノアちゃんはなにも悪くないよっ! 私もちょっと過剰だった! ごめんねっ!!」
ノアの呟きに気付いたキアーラが困ったように笑いながらも「予想外に手が早くてさぁ……あの野郎……」という呟きはノアの耳には届かずに消えた。
「……みなさんはそういうことって普通にするんですか?」
ボクは家族とはするけど家族以外にはあまり……と話すノアにルークは少し考えてから「それは一種の愛情表現だ、だから人によるのではないか?」と、こたえにならないこたえにノアは「そうですよね」と笑った。
「へんなことを聞いてごめんなさい」
「構わない」
「いや、構えよ」
キアーラがケーキのおかわりを差し出しながら「この話しはおしまいっ!」と髪の毛を触った。
「あの、今更なんですが……」
ノアは話題を変えようと新しく手元にきたケーキを一口食べる。
「ここってウーラノス国、のどこかですよね……?」
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