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第一章 幼少期編
12 アルベルトの怒り
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一方、アルベルトはガイウスの執務室にいた。
「父上、お呼びにより参りました」
「よく来たな」
「父上のお呼びとあらば何時如何なる時でも」
そう言いながら、アルベルトはガイウスに向かって一礼をする。
「父上、本日は一体どのようなご用件なのでしょうか?」
「うむ、今日は次期皇太子についての話だ」
ガイウスのその言葉を聞いたアルベルトは内心で小躍りする。現在のヴァレリア帝国では皇太子は空位だ。
そして、皇位継承権第一位であるアルベルトは次期皇太子最有力候補と囁かれている。そんな中でガイウスから次期皇太子の話が出れば期待するのも当然だろう。
「結論から言おう。お前を皇太子にするつもりは一切ない」
「……………………は?」
しかし、アルベルトのそんな期待は から出た一言で呆気なく粉砕される。父の口から出た言葉は彼にとっては全く想定外のものであったからだ。
――――父上は、私を、皇太子になさるつもりは、ない……?
父の言葉に数秒ほど硬直するが、彼の言葉を正確に理解した次の瞬間、アルベルトの心の内は憤怒の感情で埋め尽くされた。
そして、その直後、アルベルトは怒りの形相を浮かべながら父に猛抗議を始める。
「ちっ、父上、なぜですか!? 皇位継承権第一位は私の筈。だというのに、何故私を皇太子になさるつもりはないとは一体どういう事ですか!?」
「言わぬと分からぬか」
「ええ、到底納得できません!!」
次の皇帝は自分、周囲の者達もそう自分を褒めたたえており、彼自身も次の皇帝に相応しいのは自分しかいないと自負していた。
だが、ガイウスはアルベルトの怒りを平然と受け流していた。
「お前は余が望むものを持って生まれてこなかった。ただそれだけの事だ」
「……は?」
意味が分からなかった。父の言葉が理解出来なかったのは初めてかもしれない。父の口から放たれたその言葉には、まるで要らなくなった道具を捨てるかのような声色が多分に含まれており、それがより一層アルベルトの怒りを増幅させていた。
「父上が望むものとは一体何なのですか!?」
「それをお前に教えるつもりはない」
しかし、幾ら父の言葉であったとしてもそれでアルベルトが納得出来る訳がない。寧ろ、父の言葉は彼の怒りの更なる燃料となるだけだった。
「父上、納得がいきません!! 父上が望むものとは一体何だというのですか!?」
「余に同じことを二度も言わせるつもりか。下がれ、と言っているだろう」
それでも、納得が出来ないアルベルトは心の内で荒ぶる憤怒のままに父に掴み掛ろうとする。しかし、その直後、ガイウスはアルベルトに向けて怒気を含んだ視線を向けた。その直後、アルベルトの足は竦んでしまう。歴戦の覇王であるガイウスが放つそれにアルベルトは耐えられなかったのだ。それによって彼の内心にあった憤怒の炎は一瞬にして鎮火してしまう。
「か、畏まりました……。失礼いたします……」
そして、アルベルトはガイウスの言葉に怯えたまま従い、父に一礼をして執務室から立ち去っていった。
「やはり、あれは駄目だな」
そして、一人執務室に残るガイウスはアルベルトが出ていった扉を見ながら、呆れ気味にそう呟いた。
ガイウスは当初からアルベルトに全く期待をしていなかった。
恵まれた生まれからくる、傲慢さ。それは悪くない。皇族たるもの傲慢さは必要だろう。だが、それ以外が全く駄目だ。特にアルベルトには皇帝になる為に一番必要なものが欠けているのだ。
それは、皇帝になって何を成したいのか、というものだ。
―――勝利する。そして、支配する。
それこそがガイウスの皇帝としての野望である。
しかし、アルベルトからはそう言った将来の展望や目的、野心といったものが全く見えない。というよりも、アルベルトは皇帝になるという事自体が目的になっている。
それでは駄目なのだ。それが存在しない以上、アルベルトは皇帝として不適格を言わざるを得ない。
その一方でガイウスはアルメリアからは確かに何かを感じていた。
しかも、自分に非常に近しい何かを。今はまだ種子の段階だが、それはいずれ芽吹き大輪の花を咲かせるであろう。その大輪の花が芽吹いた時、このヴァレリア帝国は更なる飛躍を遂げるに違いない。そして、アルメリアにはそれを成す為の力をも兼ね備えている。そんな確信が彼にはあった。
他の皇子にも似たようなものは感じているが、それでもアルメリア程ではない。故に彼はアルメリアこそが後継者に相応しいと考えていた。
「ならば、せめて余の娘の踏み台にしてやろう」
そして、ガイウスはそう呟くと、そのまま執務を再開するのだった。
一方、自室に戻ったアルベルトは自らの側近達の前だというのに苛立ちのあまり、恥も外聞も忘れて周囲に当たり散らしていた。
「ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな!! 父上は何を考えておられるのだ!!」
アルベルトは心の内に再度燃え上がった憤怒の炎を抑えるかのように、室内に置かれている調度品を次々と壊していく。
「……殿下は一体どうされたのだ……?」
「さ、さぁ? 分からん……」
一方、周囲にいるアルベルトの側近たちは彼の様子に困惑するばかりだった。皇帝に呼び出され、喜び勇んで執務室に行った筈の彼は戻ってきた途端、この様子だ。彼らが困惑するのも当然だろう。
「殿下、一体何があったのですか?」
アルベルトの側近の一人が恐る恐るそう尋ねる。しかし、彼はその怒りの形相のままにその側近を睨みつけた。
「何があった、だと? 何があったのかが、それほど聞きたいのか!?」
「は、はい……」
「いいだろう、それほど知りたいなら教えてやる。父上はな、私を皇太子にするつもりはないと仰ったのだ!!」
その言葉に辺りの側近たちからは驚愕と動揺の声が次々と上がった。
現在のヴァレリア帝国の皇太子の座は空位だ。元々、次期皇太子最有力候補と言われていた第一皇子が戦死し、その次席であった第二皇子も病死。
それ以降、皇帝は皇太子を決める事に無く今に至っている。
そんな状況の中でアルベルトは次期皇太子最有力候補とまで囁かれていた。彼が現在の皇位継承権第一位だというのが、その最たる証でもあった。
実際、辺りにいる側近たちの中にはアルベルトが次期皇太子だと目を付けて近づいた者も少なからずいる。
そんな者たちにとっては彼の言葉は青天の霹靂という他になかった。
「くそっ、これからどうすれば……。せめて父上が何を考えているのかが分かれば……」
アルベルトは怒りの表情でそこまで呟くと、ふと何かを思いついた様子ではっと顔を上げ、辺りにいる側近の内の一人に顔を向けた。
「おい、お前、前に自分には優秀な密偵が子飼いにいると言っていたな?」
「え、ええ……」
「そいつを私が指定する場所に張り付かせろ。そして、そこでの父上の言葉を一字一句漏らさずに私の元へと届けさせろ。特に皇位継承に関しての話題だけは絶対に持ってくるように厳命しろ」
だが、その側近は彼のその命令に側近の男は動揺しながらも反論をした。
「お言葉ですがそんな事をすれば、陛下の怒りを買うのは明白です!! まして、それが殿下の指示だと分かれば、殿下の今後も……」
「分かっている!! リスクも承知の上だ。だが、このまま何もしなければ、私が皇帝になるという未来は絶たれるのだ!!」
「それ、は……」
アルベルトの言葉にその側近は思わず言い淀む。
自国の皇帝に密偵を付けるなどある意味では最大の不敬だ。もし、この事が皇帝に露見すれば、間違いなく皇帝の怒りを買うだろう。そうなれば、彼は不敬罪や反逆罪で捕らえられたとしてもおかしくはない。
だが、彼がアルベルトの側近になるまでに様々なものを費やしてきた。
それに今更別の派閥に取り入るのも不可能。ここまで上り詰めるにも危険な橋は何度も渡ってきた。今迄の事や今後の事、この事が皇帝に露呈するリスク、その二つを天秤にかければ、自然と彼の天秤は前者へと傾いていた。
「……畏まりました。ですが、密偵は一体どこに張り付かせればよろしいのでしょうか」
「父上が最側近との密談に使っている秘密の部屋があるという噂は知っているか」
「ええ、噂だけは……」
彼もその噂は聞いた事があった。皇帝が自らの最も信頼する側近だけを皇宮の秘密の一室に集めて秘密の会議を開いている。そこで話し合われているのは帝国の重鎮たちも知る事が許されていない最重要国家機密だという。
そんな、よくある荒唐無稽な噂だ。
「ですが、あれはただの眉唾物の噂だと有名ですが……」
「いや、どうやらその噂は本当のようでな。最近、偶然にもその場所が何処かも突き止めたのだ」
「なんと……」
「故にその場所にお前の密偵を送れ」
「畏まりました。では、早速部下に指示を出します」
そして、指示を受けた彼はアルベルトに一礼をして、そのまま部屋から退出するのだった。
「父上、お呼びにより参りました」
「よく来たな」
「父上のお呼びとあらば何時如何なる時でも」
そう言いながら、アルベルトはガイウスに向かって一礼をする。
「父上、本日は一体どのようなご用件なのでしょうか?」
「うむ、今日は次期皇太子についての話だ」
ガイウスのその言葉を聞いたアルベルトは内心で小躍りする。現在のヴァレリア帝国では皇太子は空位だ。
そして、皇位継承権第一位であるアルベルトは次期皇太子最有力候補と囁かれている。そんな中でガイウスから次期皇太子の話が出れば期待するのも当然だろう。
「結論から言おう。お前を皇太子にするつもりは一切ない」
「……………………は?」
しかし、アルベルトのそんな期待は から出た一言で呆気なく粉砕される。父の口から出た言葉は彼にとっては全く想定外のものであったからだ。
――――父上は、私を、皇太子になさるつもりは、ない……?
父の言葉に数秒ほど硬直するが、彼の言葉を正確に理解した次の瞬間、アルベルトの心の内は憤怒の感情で埋め尽くされた。
そして、その直後、アルベルトは怒りの形相を浮かべながら父に猛抗議を始める。
「ちっ、父上、なぜですか!? 皇位継承権第一位は私の筈。だというのに、何故私を皇太子になさるつもりはないとは一体どういう事ですか!?」
「言わぬと分からぬか」
「ええ、到底納得できません!!」
次の皇帝は自分、周囲の者達もそう自分を褒めたたえており、彼自身も次の皇帝に相応しいのは自分しかいないと自負していた。
だが、ガイウスはアルベルトの怒りを平然と受け流していた。
「お前は余が望むものを持って生まれてこなかった。ただそれだけの事だ」
「……は?」
意味が分からなかった。父の言葉が理解出来なかったのは初めてかもしれない。父の口から放たれたその言葉には、まるで要らなくなった道具を捨てるかのような声色が多分に含まれており、それがより一層アルベルトの怒りを増幅させていた。
「父上が望むものとは一体何なのですか!?」
「それをお前に教えるつもりはない」
しかし、幾ら父の言葉であったとしてもそれでアルベルトが納得出来る訳がない。寧ろ、父の言葉は彼の怒りの更なる燃料となるだけだった。
「父上、納得がいきません!! 父上が望むものとは一体何だというのですか!?」
「余に同じことを二度も言わせるつもりか。下がれ、と言っているだろう」
それでも、納得が出来ないアルベルトは心の内で荒ぶる憤怒のままに父に掴み掛ろうとする。しかし、その直後、ガイウスはアルベルトに向けて怒気を含んだ視線を向けた。その直後、アルベルトの足は竦んでしまう。歴戦の覇王であるガイウスが放つそれにアルベルトは耐えられなかったのだ。それによって彼の内心にあった憤怒の炎は一瞬にして鎮火してしまう。
「か、畏まりました……。失礼いたします……」
そして、アルベルトはガイウスの言葉に怯えたまま従い、父に一礼をして執務室から立ち去っていった。
「やはり、あれは駄目だな」
そして、一人執務室に残るガイウスはアルベルトが出ていった扉を見ながら、呆れ気味にそう呟いた。
ガイウスは当初からアルベルトに全く期待をしていなかった。
恵まれた生まれからくる、傲慢さ。それは悪くない。皇族たるもの傲慢さは必要だろう。だが、それ以外が全く駄目だ。特にアルベルトには皇帝になる為に一番必要なものが欠けているのだ。
それは、皇帝になって何を成したいのか、というものだ。
―――勝利する。そして、支配する。
それこそがガイウスの皇帝としての野望である。
しかし、アルベルトからはそう言った将来の展望や目的、野心といったものが全く見えない。というよりも、アルベルトは皇帝になるという事自体が目的になっている。
それでは駄目なのだ。それが存在しない以上、アルベルトは皇帝として不適格を言わざるを得ない。
その一方でガイウスはアルメリアからは確かに何かを感じていた。
しかも、自分に非常に近しい何かを。今はまだ種子の段階だが、それはいずれ芽吹き大輪の花を咲かせるであろう。その大輪の花が芽吹いた時、このヴァレリア帝国は更なる飛躍を遂げるに違いない。そして、アルメリアにはそれを成す為の力をも兼ね備えている。そんな確信が彼にはあった。
他の皇子にも似たようなものは感じているが、それでもアルメリア程ではない。故に彼はアルメリアこそが後継者に相応しいと考えていた。
「ならば、せめて余の娘の踏み台にしてやろう」
そして、ガイウスはそう呟くと、そのまま執務を再開するのだった。
一方、自室に戻ったアルベルトは自らの側近達の前だというのに苛立ちのあまり、恥も外聞も忘れて周囲に当たり散らしていた。
「ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな!! 父上は何を考えておられるのだ!!」
アルベルトは心の内に再度燃え上がった憤怒の炎を抑えるかのように、室内に置かれている調度品を次々と壊していく。
「……殿下は一体どうされたのだ……?」
「さ、さぁ? 分からん……」
一方、周囲にいるアルベルトの側近たちは彼の様子に困惑するばかりだった。皇帝に呼び出され、喜び勇んで執務室に行った筈の彼は戻ってきた途端、この様子だ。彼らが困惑するのも当然だろう。
「殿下、一体何があったのですか?」
アルベルトの側近の一人が恐る恐るそう尋ねる。しかし、彼はその怒りの形相のままにその側近を睨みつけた。
「何があった、だと? 何があったのかが、それほど聞きたいのか!?」
「は、はい……」
「いいだろう、それほど知りたいなら教えてやる。父上はな、私を皇太子にするつもりはないと仰ったのだ!!」
その言葉に辺りの側近たちからは驚愕と動揺の声が次々と上がった。
現在のヴァレリア帝国の皇太子の座は空位だ。元々、次期皇太子最有力候補と言われていた第一皇子が戦死し、その次席であった第二皇子も病死。
それ以降、皇帝は皇太子を決める事に無く今に至っている。
そんな状況の中でアルベルトは次期皇太子最有力候補とまで囁かれていた。彼が現在の皇位継承権第一位だというのが、その最たる証でもあった。
実際、辺りにいる側近たちの中にはアルベルトが次期皇太子だと目を付けて近づいた者も少なからずいる。
そんな者たちにとっては彼の言葉は青天の霹靂という他になかった。
「くそっ、これからどうすれば……。せめて父上が何を考えているのかが分かれば……」
アルベルトは怒りの表情でそこまで呟くと、ふと何かを思いついた様子ではっと顔を上げ、辺りにいる側近の内の一人に顔を向けた。
「おい、お前、前に自分には優秀な密偵が子飼いにいると言っていたな?」
「え、ええ……」
「そいつを私が指定する場所に張り付かせろ。そして、そこでの父上の言葉を一字一句漏らさずに私の元へと届けさせろ。特に皇位継承に関しての話題だけは絶対に持ってくるように厳命しろ」
だが、その側近は彼のその命令に側近の男は動揺しながらも反論をした。
「お言葉ですがそんな事をすれば、陛下の怒りを買うのは明白です!! まして、それが殿下の指示だと分かれば、殿下の今後も……」
「分かっている!! リスクも承知の上だ。だが、このまま何もしなければ、私が皇帝になるという未来は絶たれるのだ!!」
「それ、は……」
アルベルトの言葉にその側近は思わず言い淀む。
自国の皇帝に密偵を付けるなどある意味では最大の不敬だ。もし、この事が皇帝に露見すれば、間違いなく皇帝の怒りを買うだろう。そうなれば、彼は不敬罪や反逆罪で捕らえられたとしてもおかしくはない。
だが、彼がアルベルトの側近になるまでに様々なものを費やしてきた。
それに今更別の派閥に取り入るのも不可能。ここまで上り詰めるにも危険な橋は何度も渡ってきた。今迄の事や今後の事、この事が皇帝に露呈するリスク、その二つを天秤にかければ、自然と彼の天秤は前者へと傾いていた。
「……畏まりました。ですが、密偵は一体どこに張り付かせればよろしいのでしょうか」
「父上が最側近との密談に使っている秘密の部屋があるという噂は知っているか」
「ええ、噂だけは……」
彼もその噂は聞いた事があった。皇帝が自らの最も信頼する側近だけを皇宮の秘密の一室に集めて秘密の会議を開いている。そこで話し合われているのは帝国の重鎮たちも知る事が許されていない最重要国家機密だという。
そんな、よくある荒唐無稽な噂だ。
「ですが、あれはただの眉唾物の噂だと有名ですが……」
「いや、どうやらその噂は本当のようでな。最近、偶然にもその場所が何処かも突き止めたのだ」
「なんと……」
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