悪役令嬢?…まあ、なんとかなるかな

黒百合

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第一章

ルーナの記憶

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アンナも出ていった後、どうするか考えていた。


「お兄様にはああいったものの、どうやって記憶を思い出せばいいのやら…全く検討つかないわ。」



今後のためにも、ルーナの記憶は知っておきたい。



ちなみに、前世で私は特に転生もののゲームや、小説を読んでいた訳では無い。ただ、高校で女子の中で乙ゲーの攻略キャラがイケメンだとか、私も転生したーい!という様なことを沢山聞いたので、流行っていたのだろうことは分かる。



だが、正直に言って全く興味がわかなかった。なので、転生した後どうすればいいのかなんてさっぱりだ。



「こんなことならもっと知っておくべきだったな」



なんて、今更どうしようもないことを言ってみる。



「とにかく、自分の名前とかなにかに書いておくか、ふとしたら忘れてたとかシャレにならない…」



と思い、書くものを探そうと起き上がった瞬間、酷い頭痛がした。



「っ!!なっ…に?」



そのままベットに倒れて、また私は気を失った













_______________
_________






『お母様!早く早く!』



『ふふ、そんなに急いだら転んでしまうわよ?』



『だって、久しぶりのお散歩なんだもの!』



『ルーナは本当にお散歩が好きねぇ』



『お散歩も好きだけど、お母様と一緒なのが嬉しいのよ!』




『まぁ、嬉しいことを言ってくれるのね。私もルーナが大好きよ。』



そう言って、微笑む綺麗な女の人。



『ふふふ~、私も大好きよ!お母様!お父様よりも大好き!』



それに応えるように、女の人にそっくりな小さな女の子が笑う。



『あら、そんなこと言ったら、お父様が悲しむわよ?』



『でも、ホントのことよ!』



一面に咲く黄色の花の中で、2人は楽しそうに笑い合う












_______________
____________




『お母様!お母様!!目を覚ましてよぉ…』



屋敷の一室のベッドの側で泣く女の子、ベッドには先程の女の人が目を閉じて眠っている。しかし、その人はもう息をしていなかった。



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