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“恥ずかしいこと”をした罰(前編)

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日が長くなり、辺りがだいぶ暖かくなってきた頃、わたしはいつものように家に帰宅した。

玄関のドアを開けると、家の中は“いつもと違う様子”で、わたしは首を傾げる。
リビングから怒気のこもった母のお説教が聞こえてきたからだ。

「あら、帰ったの。」

リビングのドアを開けると、お姉ちゃんが正座をしてお説教を受けていた。
…しかも、パンツやズボンを履かず、“下半身裸”の状態で。

「今、とっても“恥ずかしいこと”をしていたお姉ちゃんを叱っていたのよ。」

母の説明を聞くと、どうやらお姉ちゃんがリビングで“あの行為”をしていたところを、母に見つかったらしい。

普段、基本的にどんなことをしても許される姉だが、1つだけやってはいけないことがあった。
今回、“その行為”をしてしまったために、お説教されている状態だ。

「さあ。わかったらあんたも、下に着ている服を全部脱いで、そこに正座しなさい。」

ここで逆らっても、火に油を注ぐだけだ。
それがわかっているわたしは、スカートを下ろし、パンツと靴下を脱いだ。
姉の隣に正座をすると、足が痺れているのか、姉の身体が震えていた。

30分程だろうか、長い長い母のお説教が終わると、ようやく足を崩す許可が出た。
わたしは普段から“罰”として正座もさせられているため、慣れているが、お姉ちゃんは普段、正座をしないためか、とても辛そうに足をさすっていた。

「今回ばかりは、お姉ちゃん“にも”お仕置きをするわ。…テーブルの上でオムツ替えの姿勢になりなさい。」

わたしへのお仕置きは“当然"、今回はお姉ちゃんにもお仕置きが宣告される。
すでに泣き出しているお姉ちゃんは、痺れる足でふらつきながら、テーブルへ向かっていった。

「さて、まずは“この悪いところ”を2人合わせて200叩きよ。歯を食いしばりなさい。」

お姉ちゃんと同じ姿勢になったとき、“罰”を宣告された。
お姉ちゃんは恥ずかしいのか、”もじもじ”していると、警告として、お尻に平手打ちをされていた。

バヂンッ!!

「いっだぁいっ!」

「1つ。」

お仕置きが始まり、姉の“大切なところ”を叩く音と、悲鳴が部屋中に響き渡る。
まだ1発目だというのに、すでに涙が溢れていた。

バヂンッ!!

「んっ!」

「2つ。」

今度は、わたしが叩かれる。
何度もお仕置きは受けているが、慣れることができない痛みが、“じんじん”と鈍く残っている。

バッヂン!!

「きゃあぁぁっ!」

「3つ。」

さっきよりも強い一撃が鳴り響いた。
お姉ちゃんはとっさに足を閉じていたが、母から“警告”としてお尻を叩かれ、渋々姿勢を戻していた。



バッヂンッ!!

「ぎゃぁぁぁあっ!」

「141。」

2人でそれぞれ70回ずつ叩かれ、すでに“あそこ”は真っ赤に腫れ上がっていた。
わたしも次第に余裕が無くなり、顔は涙と汗で“ぐじょぐじょ”だった。

「…お姉ちゃん。何してるの?」

隣に目をやると、姉が自分の“あそこ”に右手を当てている状態だった。

「ご、ごめんなさいっ!?」

「…駄目。これで“警告”は3回目よ。お姉ちゃんに“罰”を追加するわ。」

そういうと母は姉の右手を捻り上げた。
守るものが無くなった場所に目掛け、空いている腕を思いっきり振り下ろす。

バッヂィィィン!!!

「いっだぁぁぁい!」

多分、本気で叩いたであろう音が部屋中に響き渡った。
あの強さだと、恐らく手形の青あざができていると思う。

「この強さで10発よ。あと9発、しっかりと受けなさい。」

「もういやだぁぁっ!」

「……素直に受けられないなら、百叩きに変えてもいいのよ?」

「ひぃっ!?」

突き刺すような視線で姉が静かになった。
その沈黙を“承諾”と受け取った母は、高々と腕を振り上げ、そして振り下ろした。

バッヂィィィンッ!!!

「いぃぃぃっ!」

「2つ。」

バッヂィィィンッ!!!バッヂィィィンッ!!!

「ごめ゛んなざぁぁいっ!!」

「3つ。4つ。」

身震いするほどの迫力に、わたしの“じくじく感”も強くなる。
きっとわたしも、いつもあんな感じでお仕置きされているのだろう。
しばらく、自分以外のお仕置きを目撃していないため、新鮮な“気持ち”が芽生えてくるのがわかった。

バッヂィィィンッ!!!バッヂィィィンッ!!!
バッヂィィィンッ!!!バッヂィィィンッ!!!

「あ゛ぁぁぁぁっ!!!」

「5つ。6つ。7つ。8つ。」

連続で腕が振り下ろされる。
もう泣き叫ぶことしかできない姉は、平手が当たるたび、“ビクッ、ビクンッ”と、身体が反射的に跳ねていた。

バッヂィィィンッ!!!

「ん゛ぎゃぁぁぁっ!!!」

「9つ。」

バッヂィィィンッ!!!

「あ゛ぁぁぁぁっ!!!」

「10。」

…ようやく10発の“追加罰”が終わった。
横向きになったお姉ちゃんは、“息を絶え絶え”に、開放された手で必死に叩かれた場所をさすっている。

「お姉ちゃん、まだ終わりじゃないわよ。早く元の姿勢に戻りなさい。」

「…うぅ…。」

「…そう。まだ足りないのね。」

「っ!?、ご、ごめんなさいっ!?今戻りますっ!!」

焦って戻ろうとして、自分の汗で滑っているお姉ちゃんが、“正直、面白かった”。
なんだか胸の内が“スッと”した気持ちになっていると、母の平手が振り下ろされた。

バッヂィィンッ!!

「い゛ぃぃっ!?」

「142。…お仕置き中に気を抜かないの。」

「は、はいっ!!」

“ジクジク”とした痛みが、大切なところに襲いかかる。
気を抜いたことに後悔しながら、お仕置きに集中を戻した。



バッヂィィィンッ!!!

「あ゛ぁぁぁぁっ!!!」

「199。」

バッヂィィィンッ!!!

「いっだぁぁぁいっ!!」

「200。」

ようやく、2人合わせて200発のお仕置きが終わった。
姉は、ようやく終わったお仕置きに安堵感を抱いているようだった。

…でも、わたしは知っている。
母のお仕置きは、“この程度”では終わらないことを…。

「さあ、次は“お尻百叩き”よ。
布団叩きを使うから、2人とも、床の上で四つん這いになりなさい。」

…予想通り、次のお仕置きを宣告された。
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