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“お仕置き”は朝ごはんの前に
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休日の朝。
わたしは“パチリッ”と、目を覚ました。
眠たい目をこすりながらカーテンを開けると、灰色の空が一面に広がり、“気分が下がってしまう”感じがした。
“ぐうぅー”
「……お腹すいたぁ…。」
お腹の虫からの催促が、身体全体に響き渡る。
だから、わたしは、ママに朝ごはんをお願いするため、“準備”を始めた。
「今日は、厳しいのかな…。」
これから“行われること"を思うと、またしても気分が下がってしまう。
そんな心情の中、わたしは事前に、ズボンとパンツを“脱いでたたみ”、ママの寝室に向かった。
・
「ママァ、お腹すいたぁ…お仕置きして…。」
「んー…。あいり?……また後でするから、もう少し寝かせて…。」
「お腹すいたのー。いましてー。」
しばらく、ママをゆすりながら“ねだる”と、ようやく、まだ寝たりないママが起き上がった。
その様子を見て、わたしは手を頭の上に組み、ママの様子を見守った。
「んー…。で……今日は何が食べたいの?」
「オムライスが食べたい、それにお水も。」
「オムライスとお水?…なら、"160発”だけど、……耐えられるの?…言っとくけど、今日はママ機嫌が悪いから、“強めに叩く”よ?」
…そう。わたしの家では、朝ごはんを食べる前に、必ずお仕置きが行われる“決まり”がある。
それは、わたしが悪いことをした“有無にかかわらず”行われ、選択する“ごはんの内容”によって、お仕置きの内容も決まる。
ちなみに、大まかな“メニュー”はこんな感じだ。
《 料理名/お尻ペンペン回数 》
お水 10発
お茶 20発
ジュース類 30発
お米 or パン(単品) 30発
お味噌汁 30発
サラダ 30発
麺類 50発
おかず(1品につき) 50発
デザート 100発
“大好物”のオムライス 150発
おかわり(各メニュー1品につき) 100発
「うん。今日はオムライスの気分なの。」
「そう…。なら、ママのお膝にきなさい。お尻真っ赤にしてあげるから。」
ママが自分の膝をペンペンとしながらわたしを呼ぶ。
その間もまだ眠いのか、あくびをしていた。
わたしは、素直にママの膝へ腹ばいになり、ママが叩きやすいように位置を調整した。
「ママ、…このくらい?」
「んー。もうちょっとこっち。」
「…わかった。」
“ずりずり”と、言われた通りの位置に身体をずらして、ようやくママが納得する。
そして、わたしが逃げないよう、左手で“ガシッと”背中を押さえつけられ、姿勢が固定された。
「じゃあ、“ペンペン”を始めるわ。しっかりと受けなさい?」
「うん。…がんばるっ!」
バシッ!
「いっ!」
お尻の右側に衝撃を感じる。
そして、お尻から手が離れると、その部分が“じんじん”とした痛みに覆われていた。
『や、やっぱり…、いつもより痛い…。』
バヂンッ!バヂンッ!
「あんっ!んっ!」
今度は左右に痛みが与えられる。
次第に、わたしの頰に涙がつたい、“ポタッと“虚しく、雫が床に垂れた。
パァンッ!パァンッ!バヂンッ!
「んっ!ああっ!ん゛っ!」
右・左・真ん中の順で痛みが与えられた。
すでに、わたしのお尻全体は、“じんじん”とした痛みが走っており、額からは汗も流れ出してくる。
「まだ始まったばかりでしょ?“めそめそ”しないの。」
「わかってるよぉ…。でも、今日いつもより痛いんだもん…。」
「だから、さっきいったでしょ?“強めに叩く”って。…ほら、続きするから、お尻の力抜いて?」
「うぅ…。」
バヂンッ!バヂンッ!パァンッ!
・
…この“お仕置き”が始まったのは、わたしが1人でご飯を食べられるようになってからだ。
ママがいうには、
「食べられる“ありがたさ”を実感させるため」らしい。
もちろん、言われた当時は嫌がっていたけど、次第に慣れ、今では自分から“お仕置き”をお願いするようになった。
ただ、年齢が上がるごとに1品ごとの“回数”は増えていき、涙が出ない日は、これまで一度もなかった。
更にこの前、ママに「来年からは、道具も使う。」と言われてしまった。
……正直、更に厳しいお仕置きになる予感しかしない…。
・
そうこうしている間に、お仕置きは100発目に差し掛かっていた。
バヂンッ!バヂンッ!バッヂィンッ!!
「いだいぃっ!!」
“ピタッ”
ママの手が止まり、わたしのお尻に軽く“ペンペンッ”と合図を送る。
「え?……あ。」
気がつくと、わたしは無意識に、お尻に手を当てていた。
それが、お仕置きを中断した理由みたいだ。
「…オムライス、やめる?」
「や、やめないっ!?」
「じゃあ、“おてて”を戻して?…追加でペンペンするから。」
「うぅ…。」
わたしは震えながら、手をお尻から離した。
「太ももに“本気で”3発よ。…右と左、どっちを叩かれたい?」
「……み、みぎ…。」
「…そう。」
ママはそう返事をすると、自分の手に「はー。」っと息を吹きかけた。
バッヂィィィン!!!
「いっだぁぁぁいっ!!」
言われた通り、本気の平手がわたしの右太ももに襲いかかる。
その痛みは尋常じゃなく、『1発で痣になったんじゃないかっ!?』と、感じるほどだ。
バッヂィィィン!!!
「ひいぃぃぃっ!!」
2発目も同じところを叩かれる。
重なる痛みが、太ももを痛みつけ、わたしの目からは、涙が決壊してしまう。
バッヂィィィン!!!
「あ゛ぁぁぁぁっ!!」
3発目も同じ場所。
ママの手が太ももから離れると、そこは、“ジクジク”とした痛みが、残り続けていた。
「うぇぇんっ!!いっだいよぉっ!!」
「“おてて”で庇うからでしょ?…ほら、“ペンペン”の続きするよ?」
無情にも、ママはお仕置きの続行を宣言する。
わたしは泣きながら、“しぶしぶ”姿勢を戻し、ママのパジャマの裾を、“ぎゅっと”握りしめた。
・
その後も“ペンペン”は続いた。
160発まで、あと10発に差し掛かる頃、またママの平手が“ピタッと”止まった。
「残り10発は、あいり、あんたが自分で数を数えなさい。…もし、聞こえなかったら、いつまでも終わらないからね?」
「グスッ…、わ、わかったぁ…。」
バッヂィンッ!!
「あ゛あんっ!!い、いちぃっ!!」
バッヂィンッ!!バッヂィンッ!!
「ん゛んっ!!いっだいぃっ!!」
「ほら、聞こえないよっ!もっかい、1からっ!!」
バッヂィンッ!!
「だいぃぃっ!…い、いちぃぃっ!!」
バッヂィンッ!!バッヂィンッ!!バッヂィンッ!!
「きゃぁぁぁっ!!…にぃっ!さんっ!よんんっ!!」
バッヂィィン!!
「あ゛んっ!!…ご、ごぉぉっ!!」
バッヂィィン!!バッヂィィン!!バッヂィィン!!
「い゛ぃぃぃっ!!…ろ、ろぐぅっ!ななぁっ!はっちぃぃ!!」
バッヂィィィン!!!
「だいぃぃっ!!…き、きゅうぅぅっ!!」
バッヂィィィン!!!
「あ゛ぁぁぁぁっ!!…じゅ、…じゅうぅぅっ!!」
張り裂けるような痛みが、わたしの身体を駆け巡っていた。
ようやく、160発の“ペンペン”が終わると、ママは、わたしの真っ赤に腫れ上がったお尻を、優しく撫でてくれていた。
・
お仕置き後、しばらくして、ママはわたしをお膝から下ろす。
「じゃあ、今からオムライスを作るから、出来るまで“お立たせ”の姿勢でいなさい。」
「グスッ…、うん…。わかった…。」
ママに手を引かれ、キッチンに連れていかれると、“お立たせ”を命じられる。
そして、わたしは、言われた通り、手を頭の上に組んで壁の方を向いた。
後ろからは、ご飯の準備をする音が鳴り響き、わたしの期待が高まっていく。
次第に、なにかを切る音、なにかを炒める音に変わり、匂いという感覚が、“ぐうぅー”とわたしのお腹を刺激してきた。
・
「ほら、できたわよ。お尻は出したまま、食べなさい。」
わたしが振り返ると、テーブルの上には、オムライスが2つ並んでいた。
わたしは待ちきれずに、勢いよく椅子に座ってしまい、“ズキィィッ”という痛みに襲われる。
「いっだいぃっ!?」
「“そのお尻”で勢いよく座るからでしょ?…後で冷やして、お薬を塗ってあげるから、今は我慢して食べなさい。」
そういうと、ママはわたしの前にスプーンとお水を置いてくれた。
「いただきまーすっ!」
“ガツガツ”という言葉が似合うほどの勢いで、わたしはオムライスを掻き込んでいく。
「おいしー♫やっぱり、オムライス1番すきっ♫」
「誰も取らないんだから、もう少しゆっくり食べなさい。」
「だって、めっちゃ美味しいんだもんっ!」
ほっぺたにご飯をつけながら、輝く瞳でママに説明する。
ママは、わたしのほっぺたについたご飯を手でとって食べながら、“珍しく”笑顔になった。
ママの作るオムライスは、本当に美味しくて、だから、辛い“ペンペン”を受けてでも食べたくなる。
「明日もオムライスがいいっ!!」
「なら、また“160発のペンペン”よ?」
「美味しいからいいのっ!…ねえ、いいでしょ?」
「…仕方ないわね。でも、明日も容赦はしないわよ?」
「やったぁっ!!ママ大好きっ♫」
“じんじん”するお尻の感覚を、ひと時だけ忘れながら、残りのご飯を掻き込んでいく。
こ
幸せになれる“この味”は、これからも、わたしの心を“優しく”包んでくれる予感がした。
「完」
わたしは“パチリッ”と、目を覚ました。
眠たい目をこすりながらカーテンを開けると、灰色の空が一面に広がり、“気分が下がってしまう”感じがした。
“ぐうぅー”
「……お腹すいたぁ…。」
お腹の虫からの催促が、身体全体に響き渡る。
だから、わたしは、ママに朝ごはんをお願いするため、“準備”を始めた。
「今日は、厳しいのかな…。」
これから“行われること"を思うと、またしても気分が下がってしまう。
そんな心情の中、わたしは事前に、ズボンとパンツを“脱いでたたみ”、ママの寝室に向かった。
・
「ママァ、お腹すいたぁ…お仕置きして…。」
「んー…。あいり?……また後でするから、もう少し寝かせて…。」
「お腹すいたのー。いましてー。」
しばらく、ママをゆすりながら“ねだる”と、ようやく、まだ寝たりないママが起き上がった。
その様子を見て、わたしは手を頭の上に組み、ママの様子を見守った。
「んー…。で……今日は何が食べたいの?」
「オムライスが食べたい、それにお水も。」
「オムライスとお水?…なら、"160発”だけど、……耐えられるの?…言っとくけど、今日はママ機嫌が悪いから、“強めに叩く”よ?」
…そう。わたしの家では、朝ごはんを食べる前に、必ずお仕置きが行われる“決まり”がある。
それは、わたしが悪いことをした“有無にかかわらず”行われ、選択する“ごはんの内容”によって、お仕置きの内容も決まる。
ちなみに、大まかな“メニュー”はこんな感じだ。
《 料理名/お尻ペンペン回数 》
お水 10発
お茶 20発
ジュース類 30発
お米 or パン(単品) 30発
お味噌汁 30発
サラダ 30発
麺類 50発
おかず(1品につき) 50発
デザート 100発
“大好物”のオムライス 150発
おかわり(各メニュー1品につき) 100発
「うん。今日はオムライスの気分なの。」
「そう…。なら、ママのお膝にきなさい。お尻真っ赤にしてあげるから。」
ママが自分の膝をペンペンとしながらわたしを呼ぶ。
その間もまだ眠いのか、あくびをしていた。
わたしは、素直にママの膝へ腹ばいになり、ママが叩きやすいように位置を調整した。
「ママ、…このくらい?」
「んー。もうちょっとこっち。」
「…わかった。」
“ずりずり”と、言われた通りの位置に身体をずらして、ようやくママが納得する。
そして、わたしが逃げないよう、左手で“ガシッと”背中を押さえつけられ、姿勢が固定された。
「じゃあ、“ペンペン”を始めるわ。しっかりと受けなさい?」
「うん。…がんばるっ!」
バシッ!
「いっ!」
お尻の右側に衝撃を感じる。
そして、お尻から手が離れると、その部分が“じんじん”とした痛みに覆われていた。
『や、やっぱり…、いつもより痛い…。』
バヂンッ!バヂンッ!
「あんっ!んっ!」
今度は左右に痛みが与えられる。
次第に、わたしの頰に涙がつたい、“ポタッと“虚しく、雫が床に垂れた。
パァンッ!パァンッ!バヂンッ!
「んっ!ああっ!ん゛っ!」
右・左・真ん中の順で痛みが与えられた。
すでに、わたしのお尻全体は、“じんじん”とした痛みが走っており、額からは汗も流れ出してくる。
「まだ始まったばかりでしょ?“めそめそ”しないの。」
「わかってるよぉ…。でも、今日いつもより痛いんだもん…。」
「だから、さっきいったでしょ?“強めに叩く”って。…ほら、続きするから、お尻の力抜いて?」
「うぅ…。」
バヂンッ!バヂンッ!パァンッ!
・
…この“お仕置き”が始まったのは、わたしが1人でご飯を食べられるようになってからだ。
ママがいうには、
「食べられる“ありがたさ”を実感させるため」らしい。
もちろん、言われた当時は嫌がっていたけど、次第に慣れ、今では自分から“お仕置き”をお願いするようになった。
ただ、年齢が上がるごとに1品ごとの“回数”は増えていき、涙が出ない日は、これまで一度もなかった。
更にこの前、ママに「来年からは、道具も使う。」と言われてしまった。
……正直、更に厳しいお仕置きになる予感しかしない…。
・
そうこうしている間に、お仕置きは100発目に差し掛かっていた。
バヂンッ!バヂンッ!バッヂィンッ!!
「いだいぃっ!!」
“ピタッ”
ママの手が止まり、わたしのお尻に軽く“ペンペンッ”と合図を送る。
「え?……あ。」
気がつくと、わたしは無意識に、お尻に手を当てていた。
それが、お仕置きを中断した理由みたいだ。
「…オムライス、やめる?」
「や、やめないっ!?」
「じゃあ、“おてて”を戻して?…追加でペンペンするから。」
「うぅ…。」
わたしは震えながら、手をお尻から離した。
「太ももに“本気で”3発よ。…右と左、どっちを叩かれたい?」
「……み、みぎ…。」
「…そう。」
ママはそう返事をすると、自分の手に「はー。」っと息を吹きかけた。
バッヂィィィン!!!
「いっだぁぁぁいっ!!」
言われた通り、本気の平手がわたしの右太ももに襲いかかる。
その痛みは尋常じゃなく、『1発で痣になったんじゃないかっ!?』と、感じるほどだ。
バッヂィィィン!!!
「ひいぃぃぃっ!!」
2発目も同じところを叩かれる。
重なる痛みが、太ももを痛みつけ、わたしの目からは、涙が決壊してしまう。
バッヂィィィン!!!
「あ゛ぁぁぁぁっ!!」
3発目も同じ場所。
ママの手が太ももから離れると、そこは、“ジクジク”とした痛みが、残り続けていた。
「うぇぇんっ!!いっだいよぉっ!!」
「“おてて”で庇うからでしょ?…ほら、“ペンペン”の続きするよ?」
無情にも、ママはお仕置きの続行を宣言する。
わたしは泣きながら、“しぶしぶ”姿勢を戻し、ママのパジャマの裾を、“ぎゅっと”握りしめた。
・
その後も“ペンペン”は続いた。
160発まで、あと10発に差し掛かる頃、またママの平手が“ピタッと”止まった。
「残り10発は、あいり、あんたが自分で数を数えなさい。…もし、聞こえなかったら、いつまでも終わらないからね?」
「グスッ…、わ、わかったぁ…。」
バッヂィンッ!!
「あ゛あんっ!!い、いちぃっ!!」
バッヂィンッ!!バッヂィンッ!!
「ん゛んっ!!いっだいぃっ!!」
「ほら、聞こえないよっ!もっかい、1からっ!!」
バッヂィンッ!!
「だいぃぃっ!…い、いちぃぃっ!!」
バッヂィンッ!!バッヂィンッ!!バッヂィンッ!!
「きゃぁぁぁっ!!…にぃっ!さんっ!よんんっ!!」
バッヂィィン!!
「あ゛んっ!!…ご、ごぉぉっ!!」
バッヂィィン!!バッヂィィン!!バッヂィィン!!
「い゛ぃぃぃっ!!…ろ、ろぐぅっ!ななぁっ!はっちぃぃ!!」
バッヂィィィン!!!
「だいぃぃっ!!…き、きゅうぅぅっ!!」
バッヂィィィン!!!
「あ゛ぁぁぁぁっ!!…じゅ、…じゅうぅぅっ!!」
張り裂けるような痛みが、わたしの身体を駆け巡っていた。
ようやく、160発の“ペンペン”が終わると、ママは、わたしの真っ赤に腫れ上がったお尻を、優しく撫でてくれていた。
・
お仕置き後、しばらくして、ママはわたしをお膝から下ろす。
「じゃあ、今からオムライスを作るから、出来るまで“お立たせ”の姿勢でいなさい。」
「グスッ…、うん…。わかった…。」
ママに手を引かれ、キッチンに連れていかれると、“お立たせ”を命じられる。
そして、わたしは、言われた通り、手を頭の上に組んで壁の方を向いた。
後ろからは、ご飯の準備をする音が鳴り響き、わたしの期待が高まっていく。
次第に、なにかを切る音、なにかを炒める音に変わり、匂いという感覚が、“ぐうぅー”とわたしのお腹を刺激してきた。
・
「ほら、できたわよ。お尻は出したまま、食べなさい。」
わたしが振り返ると、テーブルの上には、オムライスが2つ並んでいた。
わたしは待ちきれずに、勢いよく椅子に座ってしまい、“ズキィィッ”という痛みに襲われる。
「いっだいぃっ!?」
「“そのお尻”で勢いよく座るからでしょ?…後で冷やして、お薬を塗ってあげるから、今は我慢して食べなさい。」
そういうと、ママはわたしの前にスプーンとお水を置いてくれた。
「いただきまーすっ!」
“ガツガツ”という言葉が似合うほどの勢いで、わたしはオムライスを掻き込んでいく。
「おいしー♫やっぱり、オムライス1番すきっ♫」
「誰も取らないんだから、もう少しゆっくり食べなさい。」
「だって、めっちゃ美味しいんだもんっ!」
ほっぺたにご飯をつけながら、輝く瞳でママに説明する。
ママは、わたしのほっぺたについたご飯を手でとって食べながら、“珍しく”笑顔になった。
ママの作るオムライスは、本当に美味しくて、だから、辛い“ペンペン”を受けてでも食べたくなる。
「明日もオムライスがいいっ!!」
「なら、また“160発のペンペン”よ?」
「美味しいからいいのっ!…ねえ、いいでしょ?」
「…仕方ないわね。でも、明日も容赦はしないわよ?」
「やったぁっ!!ママ大好きっ♫」
“じんじん”するお尻の感覚を、ひと時だけ忘れながら、残りのご飯を掻き込んでいく。
こ
幸せになれる“この味”は、これからも、わたしの心を“優しく”包んでくれる予感がした。
「完」
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