“5分”で読めるお仕置きストーリー

ロアケーキ

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ののかは“いい子?”・“いけない子?”

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最近、お姉ちゃんが“受験のお勉強”で忙しい。

ちょっと前までは、ののかと一緒に遊んでくれたけど、今は全然遊んでくれなくなっちゃった…。

それに、いまお姉ちゃんはとても“ピリピリ”していて、一緒の部屋で、ののかが“一人で”遊んでいても、「うるさいっ!」と言われてしまう。

そのことで、ののかが駄々をこねると、そのまま“お仕置き”されてしまうこともあった。

…だからののかは、今日もお姉ちゃんの邪魔にならないよう、リビングで“静かに”遊んでいた。

“ガチャッ”

「ののかっ!お尻っ!!」

リビングのドアが勢いよく開き、怖い顔をしたお姉ちゃんが入ってきた。

「お、お姉ちゃんっ!?……ののか何もしてないよ…?」

「いいからっ!早くしなさいっ!!」

「は、はいぃっ!!」

もたもたしていると、“数を増やされる”こともあるので、ののかは急いでスカートとパンツを脱ぎ捨てた。

それを見たお姉ちゃんは、ののかの手を“グイッと”引っ張り椅子に座る。
そして、ののかは、そのまま膝の上へと連行されてしまった。

バヂンッ!!

「はうぅっ!?」

「遅いっ!お姉ちゃんが“お尻”って言ったら、すぐにお尻出すのっ!……わかったっ!?」

バッヂィンッ!!

「いだいっ!!…はい、わかりまちたぁっ!?」

強烈な平手打ちを両太ももへ2発もらう。

その痛さはかなりのもので、お姉ちゃんの手形の形に、“じんじん”と痛み出してきた。

「じゃあ、なんでこれから“ペンペン”されるのか、言ってみなさい。」

「え、えーと…。」

ののかは必死に理由を考える。
…でも、思い当たる理由がなく、焦る気持ちが頭の中を邪魔していた。

バヂンッ!

「あんっ!」

「なんで言えないの?」

痺れを切らしたお姉ちゃんから、また太ももを叩かれる。

重なる手形が、更にののかの太ももを痛めつけてきた。

「…ずっと太ももペンペンされたいの?」

パンッ!パァァンッ!

「いっ!いっだいっ!!」

何度も続くペンペンが、太もも全体を赤く染めてくる。

…もはや、ののかは、理由を考えることが出来なくなっていた。

「ごめんなさいお姉ちゃんっ!…ほんとにわからないんですぅっ!!」

「…じゃあ、“おはなし”する?」

「……うぅ。」

どうしても理由がわからない時、“おはなし”をすれば、お姉ちゃんから理由を教えてもらえる。

…でも、“自分から”理由を言えなかった罰として、20回のペンペンが追加されてしまうから、できればしたくないものだった。

「…どうなのっ!!」

パァァンッ!!

「いいぃっ!!…お、おはなししたいですっ!」

ついに堪えきれず、ののかは“おはなし”を選んでしまう。

これで、お尻は更に真っ赤にされてしまうのだろう…。

「そう。…じゃあ教えてあげる。……ののか、あんたお姉ちゃんから借りた“定規”をそのままにしてたでしょ?
…お姉ちゃん、わざわざ“ののかの机まで”取りにいかなくちゃいけなかったのよ?」

「……えっ。そ…」

『そんなこと?』
と言いかけてしまい、とっさに口を閉じる。

確かに、借りた記憶はあるけど、こんなにペンペンされるほど、“重い罪”には思えなかったからだ。

「さあ、この罰は、何回くらい“ペンペン”したら反省できそう?」

…いつも、ペンペンの数は、ののかが反省できる数を、自分で言わなくちゃいけない。

本当は、“ペンペン”なんて、されたくないのに…。

「に、20回…。」

「少なすぎない?」

“ギュッ”

「はうぅっ!?」

お姉ちゃんから、特に腫れている右太ももを抓られる。

突然の痛みに、ののかの目からは、涙がこぼれ落ちた。

「よ、40回っ!」

「本当にそれで反省できるの?」

“ギュゥゥゥッ”

「ああぁっ!!…は、80かいぃぃっ!」

「…それなら反省できそうね。」

“パッ”

ようやく、ののかの太ももは痛みから解放される。

「はぁ…はぁっ…。」

「じゃあ、おはなしと合わせて100回のペンペンよ。……返事は?」

バヂンッ!

「いいぃっ!…は、はいっ!ののかにいっぱい、ペンペンをお願いしますぅっ!」

右太ももの抓られた場所に、とどめの平手打ちを当てられる。

もはや“ジグジグ”と痛むそこは、さすることが“許されない”ののかにとって、とても辛いものだった。



「じゃあ、これから、ペンペンを始めるわよ。…厳しくするから覚悟しなさい。」

「…はい。」

“ガクガク”と震えながら、ののかは必死にお尻へくる痛みに備える。

バヂンッ!

「ひぃっ!?」

そして、1発目は、右側のお尻の端に当たった。

パァァンッ!パァァンッ!

「んっ!きゃあっ!」

続けての平手打ちも、左右のお尻の端へ当たる。

お肉の少ない端に来る痛みは、ののかの目から、大粒の涙を溢れさせてきた。

バヂンッ!バヂンッ!バッヂィン
っ!!

「いっ!ああっ!あ゛んっ!!」

今度は、お尻と太ももの境目に、腕が振り下ろされる。

先程、散々叩かれた太ももの部分にも当たり、更に痛みがこみ上げてくる状態だった。

バヂンッ!バヂンッ!

「いっだいっ!いだぁっ!」

相変わらず、お尻の端を叩かれる。
いまだに白さを保つ真ん中の部分と比べ、お尻の端は、既に真っ赤に腫れ上がり、痛々しいものとなっていた。

『せ、せめて…、真ん中も叩いてぇ…。』

ののかの“なけなし”の願いは叶う事がなく、続けての平手打ちも、お尻と太ももの間に当たるのだった…。



その後も、ペンペンは続いた。

すでに70発ほど叩かれているが、お姉ちゃんの平手は、一度も威力が落ちることはなかった。

ただ、ののかの“真ん中のお尻”はいまだに叩かれることなく、白さを保っている。

そのかわり、そこ以外の場所は酷い状態で、うっすらと、痣が浮かんでいる場所も、何箇所かあった…。

「…グスッ……。お尻いたいよぉ…。」

「ののか、最後の30発は、お尻の真ん中をペンペンしてあげる。」

「ほ、ほんとっ!?」

すでに限界のお尻だが、無事な真ん中を叩かれることで、少しだけ、希望が見えてきた。

「本当だよ。……“これ”を使ってね。」

「ひ、ひぃっ!?」

お姉ちゃんは、ののかの目の前に“定規”を差し出した。

突然、目の前へ現れたそれに、ののかは半分パニックとなる。

「もともと、ペンペンされたのは、“これ”が原因なんだから、こっちのほうが反省できるでしょ?」

「お、お姉ちゃんっ!…ずっとお尻の端ペンペンでもいいからっ!それ使うのだけはやめて
っ!!」

お姉ちゃんのスカートを握り、必死でお願いする。

「なら、“これ”でお尻の端ペンペンしよっか?…それと数も増やす?」

…だが、ののかの願いは、お姉ちゃんに届くことはなかった、

「…グスッ……。どうしても、だめ?」

「だーめ。…ほら、どうするの?」

お姉ちゃんは、ののかのお尻を“ペンペン
ッ”としながら、聞いてくる。

「……定規で、真ん中にペンペンしてください。」

「…いい子ね。」

お姉ちゃんは少し優しく、ののかのお尻を撫でてくれる。

『もうお仕置きが終わったっ!?』
…と思ったが、お姉ちゃんは、すぐに定規に持ち替えて、ののかのお尻に“ペチッ”と当てた。

「……もうちょっとだから、頑張んなさい。」

「…終わったら、“なでなで”してくれる?」

「ちゃんと受けれたらしてあげるよ。」

「……わかった。ののかに“ペンペン”をお願いします。」

優しいお姉ちゃんの温かさに少し触れ、ののかは覚悟を決める。

ビッヂンッ!

「ああっ!」

初めて叩かれる真ん中の場所は、定規を使われることで、端を叩かれるよりも痛く、ののかを苦しめてきた。

ビッヂンッ!ビッヂンッ!ビッヂィンッ!!

「んっ!あんっ!きゃあっ!!」

同じ場所に3回、定規が振り下ろされる。
重なる痛みが徐々に増していき、ののかの目からは、再度、涙が溢れ出した。

ビッヂィンッ!!ビッヂィンッ!!

「いだぁっ!ごめんなさいぃっ!!」

今度は、別の場所に定規が当たる。
ただ、1発ごとに強く、それだけでも鋭い痛みがお尻全体に広がっていった。



「ほら、最後の1発だよ。…本気で叩くからね?」

「うぇぇーん。……おねがいじますぅっ!」

ビッヂィィィンッ!!!

「あ゛あぁぁぁぁっ!!」

張り裂けるような痛みが、ののかのお尻に叩きつけられる。

すでに水たまりとなった床には、再度、涙の雨が降り注いでいた。

“ぎゅっ”

「よく頑張ったね。…ちゃんとお仕置き受けられて偉かったよ、ののか。」

「…グスッ。おねえちゃん…。」

お姉ちゃんから起こされ、優しく抱きしめられる。
温かい感覚に包まれ、同じ石鹸を使っているはずなのに、“いい香り”がする感じだった。

「お尻ペンペン、ありがとうございましたぁ。……いたかったよぉ。」

「どういたしましてっ。……後で冷やして、お薬を塗ってあげるね。」

「…うん。」

約束通り、ののかの頭が“なでなで”される。

“怖かった”お姉ちゃんはいなくなり、優しいお姉ちゃんに戻った感じがした。

その様子に、ののかは安心していくのがわかる。

「…お姉ちゃんからお薬塗られるの、…すき。」

「お尻痛いのに?」

「よくわからないけど、好きなのっ!」

「くすっ。なにそれ。…じゃあ、たっぷり塗ってあげるね。」

「…お姉ちゃん、だいすき。」

“ぎゅっと”お姉ちゃんを抱きしめ、この感覚を堪能する。

夕暮れの部屋に流れる優しい時間は、ののかの心に温もりを与えてくれるのだった…。


「完」
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