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ふうかの“おひっこし”

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「ふうか、あなた隣の部屋に住みなさい。」

初めての“おしごと”を体験してから、1週間ほどが経過する頃。
わたしが、“いつものように”足を舐めていると、お嬢様が笑顔でそういった。

「ごくんっ。……で、でもお金が…。」

「それなら大丈夫よ。ここはわたしの両親が所有しているものだから。
…それに、家賃も、あなたが住んでいるアパートより安くしてあげるから、安心して。」

「…でも、なんで?」

「最近は、日が沈むのも早いし、女の子1人で夜道を帰らせるのは、心配だったの。」

まさか、わたしの心配をしてくれているとは思わず、“嬉しさ”がこみ上げてきた。
聞けば、わたしの母にもすでに話を通し、了解も得ているらしい。

「引っ越しの作業は、明後日よ。
業者も手配済みだから、あなたは身の回りのものを整理しておいて。」

「…あ、ありがとうございます。」

「いいのよ。…じゃあ今日も念入りに舐めてね。」

“ここに住める”という事実が、わたしの心を昂らせる。
少しでも感謝を伝えようと、かなり“念入りに”足を舐めた。



そして、数日が過ぎ、“引っ越しの日”当日となる。

すでに大きな荷物は業者の人に運んでもらっており、わたしは、午前中だけ“半休”をもらっている母と、細かいものや段ボール内の整理をしていた。

“ピンポーン”

家のチャイムが鳴り、まだ使い方がおぼつかないモニター画面を確認すると、“みさきちゃん”が笑顔で映っていた。

どこのボタンを押せば、こちらの声が届くかわからないため、大急ぎで玄関へと向かい、ドアを開ける。

“ガチャッ”

「おはようふうかっ!…それに、ふうかのお母さんもっ♫」

「おはよう“お”……、み、みさきちゃん。」

ここでいつも働かせてもらっているため、つい呼び方を間違えそうになる。

母は、わたしが働かせてもらっていることはもちろん知っているが、“呼び方”や“身の回りのお世話”のことは知らないため、少し気をつけなければならなかった。

「おはようみさきちゃん。…いつもふうかがお世話になっているだけでなく、今回の引っ越しの件まで、…本当にありがとうね。」

遅れて母が、みさきちゃんへと挨拶をする。
…その様子を見て、わたしは少し照れ臭くなってしまい、俯きながら黙っていた。

「いいんですよっ!私もふうかにはいつも“お世話”になっていますから。」

天真爛漫な笑顔が母に向けられる。
…でも、わたしが働かせてもらったのは、まだ数日間だけなのに。……きっと、社交辞令なのだろう。

「今日はお隣さんになることの挨拶と、お手伝いに来たんですっ♫」

「そんな、挨拶だなんて、こっちから行ったのに…。……それに、ここまでお世話になってて、これ以上甘えるのは悪いわ。」

「気にしないでくださいっ!私が好きですることなので♫」

みさきちゃんは軽く母を説得すると、“チラッと”わたしの方を向いて、何やら“もじもじ”としていた。

「そう…。なら、お言葉に甘えさせていただこうかしら。」

「み、みさきちゃん。わたしの部屋の荷物整理を一緒にして欲しいんだけど。……いい?」

「もちろんいいわよっ♫」

わたしの言葉を受けて、みさきちゃんの表情が“パァッと”明るくなった。

『たぶん、“これ”が言いたかったんだろうなぁ…。』
と、ここ数日一緒にいて、みさきちゃんのことが少しわかった予感がしていた。



「じゃあ、ママはこの後仕事があるから、ふうか、後のことはよろしくね。」

「うん。わかった。…お仕事頑張ってね。」

みさきちゃんがお手伝いをしてくれたおかげで、わたしの荷物整理はすぐに終わった。

その後、家族で使う荷物の整理をし、8割ほど終わったところで、母が仕事へ行く時間となってしまった。

「みさきちゃん。今日は本当にありがとうね。……よければ、これからも“ふうか”のことをよろしくお願いします。」

「はい、こちらこそ、よろしくお願いします♫」

母は珍しく“真剣な表情”で、みさきちゃんへとお願いをする。

そのお願いに、みさきちゃんは、また明るく微笑み、返事をしてくれた。



“ガチャンッ”

母がドアを閉めると、部屋にはわたしとみさきちゃんが残される。

わたしは、整理を手伝ってもらって、疲れているであろう“みさきちゃん”のために、何か飲みものを用意しようと、キッチンへと向かった。

「…ふうか、よかったら、これからお仕事をしない?」

「えっ。……お仕事はしたいけど、まだ荷物の整理が残っているし、…今日はちょっと厳しいかも。」

いまだに残っている段ボールの山を見て、わたしは申し訳なく、顔を伏せてしまう。

「それなら大丈夫よ。“これ”をお仕事にすればいいのよっ。」

「……でも、さすがにこれは…。」

「ふうかは、私の身の回りの“掃除”をするのもお仕事でしょ?…なら、これもそこに入ると思うけど?」

「…うーん。」

結構無理やりな気がして、わたしは不安になってしまう。

「とりあえず、このスマホを使って聞いてみてくれる?」

みさきちゃんは、スカートのポケットからスマホを取り出し、わたしへと預けてくれる。

わたしは、不安が消えないままスマホを受け取り、“秘書さんの携帯番号”へ連絡をした。



…意外にも、秘書さんからの返事は、「OK」とのことだった。

そして、業務が終了したら、報告をするように言われ、わたしは連絡を終えた。

「ふうか。…どうだった?」

「うん。大丈夫だったよ。…終わったら報告が必要だから、また、スマホ借りていい?」

「もちろんいいわよっ!…じゃあ、さっそく始めましょうか♫」

そういうが早いか、“お嬢様”は、リビングにある荷物整理を始めた。

わたしは一度、一休みを進めるが、「あと少しだから。」と断られてしまう。

「それなら。」とわたしも整理を始め、2時間ほどで、大体の整理を終わすことができた。



「み…、お嬢様、手伝ってくれてありがとう。…はい、喉渇いたでしょ?」

「…ありがとう、ふうか♫」

「…っ!?……う、うん。」

わたしは、お水が入ったコップを渡しながら、お嬢様にお礼をいった。

その際、不意に向けられた笑顔に少し“ドキッ”としながら、顔を背けてしまう。

「……じゃ、じゃあ、整理も終わったし、秘書さんに連絡するねっ!」

この“気持ち”を振り払おうと、焦ってしまい、少し声が大きくなってしまった。

「……あの、ふうか…。ちょっとまって欲しいの。」

「…?……どうしたの?」

「えっと、…今日は荷物の整理で疲れちゃって…、その…、……足が。」

お嬢様は、何やら“もじもじ”しながら、俯いてしまう。

『…もしかして。』

お嬢様の言いたいことが大体わかり、わたしはお嬢様の元へ近づく。

そして、柔らかいほっぺたを両手で優しく挟み、そっと顔を上げさせた。

「ふ、ふうか…?」

「今日も“足舐め”…する?」

「…っ!?」

その瞬間、お嬢様の顔が赤く染まり、ほっぺたを挟む手に熱が伝わった。

「…お、お願いしても、いい?」

「いいよっ。…今日は特に、感謝を伝えたいし。」

「……ありがとう。」

「…それはこっちのセリフだよ。」

わたしがそういうと、お嬢様は、わたしのほっぺたにキスをして、辺りを見回した。

「じゃあ、この椅子を借りるわね。……今日は、ふうかに“靴下”を脱がせてほしいの。」

「…うん。いいよ。」

わたしの返事を聞き、お嬢様が椅子に座り、左足を向ける。

わたしは、その足を手に取ると、丁寧に靴下を脱がした。

『…あったかい。』

脱がしたての靴下は、“ホカホカ”と、わたしの手に熱を伝える。

そして、こもった汗の匂いが、わたしの鼻元へ漂ってくる。

『…やっぱり、今日は汗の匂いが強い。』

エアコンをかけていたとは言え、この荷物の山の整理は、中々暑く、わたしも汗をかいてしまっていた。

それでも、こんなに頑張ってくれたお嬢様へ“気持ち”を伝えるため、足裏に舌を近づけ、かかとから指のほうに向かって舌を滑らせた。

“ビクッ”

「んっ…。」

“くすぐったさ”からか、お嬢様の身体が反応した。

“ごくんっ”

同時に、わたしの舌に“こもった汗”の香りが広がり、むせそうになるが、なんとか飲み込むことができた。

「お嬢様、今日は“足の指の間”を念入りにしてもいい?」

「えっ…、い、いいわよ。」

「わかった。」

その返事を聞くが早いか、わたしは親指と人差し指を広げ、その間へ舌を通す。

“ビクンッ”

「…んっ!」

予想通り、反応が強く、“お嬢様が喜んでくれている”と思い、わたしも嬉しくなってしまう。

“チュッ”

「んんっ!」

同じ場所を、次は“吸う”ように舐めた。

より、反応が強くなったお嬢様は、自分のスカートを握る力が強くなる。

「……ふうかの、…いじわる。」

「ご、ごめんっ。嫌だった?……もうやめるね。」

「や、やめなくていいからっ!……も、もっとして。」

「…?……わかった。じゃあ続けるね。」

“チュウゥッ”

「あんっ!」

さらに強く吸い、お嬢様の身体に震えが走る。

…しばらく、これを続け、両方の足を舐め終わる頃には、20分ほどが経過していた。



「ふうか、その…。今日はありがとね。」

20分後、お嬢様はトイレを借りるいい、“10分”ほど、帰ってこなかった。

顔を“火照らせながら”戻ってきたお嬢様は、わたしに抱きつくと、お礼の言葉をかけてくれる。

「こちらこそ、今日は本当にありがとう。」

「…んっ!?」

わたしも、お嬢様を抱きしめ、耳元でお礼の言葉を伝えた。

「ごめんね。“いつものお願い”しちゃって、…もう電話する?」

「そのことなんだけど、お嬢様…。」

「ん?…なあに?」

「お、お尻ペンペンも、…しない?」

「えっ!?」

わたしの言葉にお嬢様は驚き、耳元で大きな声を上げる。

「いいけど、…“ふうかの方”からお願いしてくるとは思わなかったわ…。」

「これも、“いつもの”だと思うし、した方がいいかなって思って。」

自分でいった言葉の“恥ずかしさ”に、わたしはお嬢様を抱きしめる力を強めてしまう。

「…わかったわ。じゃあわたしの膝の上へ横になって?」

「…うん。」

お嬢様は、抱きしめていた腕をほどき、先程の椅子の上に“ちょこん”と座る。

その様子を見たわたしは、“自分から”スカートとパンツを脱ぎ、床に置いた。

そして、ふんわりとしたお膝の上に“ポスッ”と横になる。

「今日は、自分からお尻出すのね。」

「…っ。お嬢様、……恥ずかしいから言葉にしないで…。」

「……くすっ…わかったわ。かわいいふうかさんっ♫」

お嬢様はわたしのお尻を撫でながら、口に手を当てる。

だが、すでに“恥ずかしさのメーター”が振り切れているわたしは、そのことを気にする余裕はなかった。

「お、お嬢様。あ、あの…。」

「ん?……なあに?」

「き、今日は、“20回”のペンペンにしてほしいの…。」

お嬢様は驚いた表情で、口に手を当てる。

「…別にいいけど、…どうして?“ペンペン”辛くないの?」

「辛いけど…。…でも、少しでもお嬢様に感謝を伝えたいから…。」

「そんなの気にしなくていいのに…。」

「お願いっ。……お嬢様、お願いしますっ!」

躊躇っているお嬢様へ、わたしは必死に懇願する。
そのわたしの様子を見て、「わかったわ。」と、お嬢様はうなずいた。

“ペンペンッ”

「じゃあ、今日は“20回”のペンペンにするわ。」

「あ、ありがとうございます。」

自分で言い出したことなのに、いつもよりも“5回”多い数に、“ブルブル”と身体が震えてしまう。

その様子を見たお嬢様は、お尻を撫でると、“はぁーっ”と手に息を吹きかけた。

バヂンッ!

「い゛っ!」

「1つ。」

“相変わらず”の痛みが、わたしのお尻に広がる。
“じんじん”と、残る痛みだが、『今日は、お尻“ふりふり”しないっ!』と覚悟を決め、次の衝撃を待った。

パァンッ!バヂンッ!バヂンッ!

「んっ!ああっ!いだっ!」

「2つ。3つ。4つ。」

3回響き渡る音に、わたしの目からは、涙が溢れてきた。

何度も体験している痛みだが、涙がでないことはこれまで一度もなく、今日もその例外ではなかった。

「次は少し強く叩くわ。…ここに当てるから、我慢してね。」

「…はい。お願いじます。」

“ペンッペンッ”と、お尻の真ん中に手を当てられ、わたしのお尻に力が入る。

バッヂィィンッ!!

「あ゛あぁぁっ!!」

「5つ。」

…警告通りの強さに、わたしの身体が反り返る。

お尻には、お嬢様の“手形の形”をした痛みが“ズキズキ”と残り続け、床には、涙と汗の水たまりができ始めていた。

「…次は、さっきよりも弱くするわ。……でも、連打だからね。」

「あ゛いっ。……わかりました。」

バヂンッ!バヂンッ!バッヂィンッ!



その後も、“ペンペン”は続き、時々強めに叩かれたお尻は、いつもよりも、真っ赤に腫れているような予感がした。

「じゃあ、あと5回ね。…本気で叩くから、しっかり私のスカート握っててね。」

「あ゛いっ。……グスッ…。お願いじますっ!」

いつもなら、終わっている数なのに、更に続けられる“ペンペン”に、少しだけ、後悔する気持ちが押し寄せてくる。

バッヂィィンッ!!バッヂィィンッ!!

「あ゛あんっ!いっだいっ!」

「16。17。」

予想外の“2つ”の衝撃に、わたしの手は、お尻を押さえかけてしまう。

なんとか、お嬢様のスカートを強く握り、耐えることができた。

バッヂィィンッ!!バッヂィィンッ!!

「い゛いぃっ!ん゛んっ!!」

更に続く連打に、わたしのお尻が悲鳴を上げるように痛みを伝えてくる。

その瞬間、お嬢様はわたしのお尻を撫で、再度、手に“はぁーっ”と息を吹きかけていた。

「ふうか、あと1回だからね。」

「……グスッ。お願いじまずっ!」

バッヂィィィンッ!!!

「いっだぁぁぁいっ!!」

すでに限界を迎えていたお尻に、本気の一撃が与えられる。

その痛みは、わたしのお尻を包み、“ジクジク”とした感覚が残り続けた。

「いだいよぉ…。」

「ふうか、もう撫でていいわよ。」

「お嬢様ぁ…、お願い。」

わたしは、期待の眼差しで、お嬢様を見つめる。

「えー…、どうしましょう。」

「お嬢様っ。お願いしますっ。」

「……くすっ…冗談よっ♫今日も甘えん坊のふうかさんっ♫」

「…ううぅっ。…お嬢様のいじわるっ!」

わたしがほっぺを膨らまして、お嬢様を睨むと、その身体が抱き抱えられる。

「ほら、膨れないのっ♫……これがよかったんでしょ?」

「……うん。」

最近、すっかり癖になってしまったこの感覚に、“甘える感情”が溢れ出す。

いつもの優しい柔軟剤の香りは、顔をうずめたわたしを暖かく迎えてくれた。

「…お嬢様、ねむい…。」

“うとうと”と、わたしの意識が落ちていくのがわかる。

「あらあらっ♫きっと疲れたのよ。…そのまま寝ちゃいなさいっ♫」

「…うん。」

優しいお嬢様に頭を撫でられ、わたしは目を閉じる。

「…大好きよ。ふうか♫」

…意識が完全に落ちる前に、そんなお嬢様の声が聞こえた気がした。



その後、目を覚ましたわたしは、お嬢様のお膝から降り、電話を借りた。

その際、秘書さんから、給料の“後日振り込み”の説明をされて、連絡を終えた。

少し寂しそうな様子のお嬢様を見て、わたしは、“お嬢様の部屋の前”まで見送ることを明るく伝えた。

「…じゃあ、お嬢様、また明日ね。」

「…うん。…またね。」

「……わたしも大好きだよ、お嬢様。」

「…っ!?」

…その言葉を言い終わると同時に、わたしは頰を赤くしながら、お嬢様のぽっぺにキスをした。

その瞬間、お嬢様も頰を赤くし、その熱がわたしの唇に伝わる。

「……あ、ありがとうっ♫……大好き。」

「ん…。」

お嬢様から、お返しのキスをほっぺに貰い、笑顔が向けられる。

「…また、明日ね。」

「ふうかっ♫明日もよろしくねっ♫」

抱きしめられていた腕をほどき、お嬢様から笑顔を向けられる。

その様子に、わたしも安心しながらうなずくと、静かに玄関扉が閉じていった。

『早く、明日にならないかなっ。』

こんな暖かい時間が待ち遠しく、明日が楽しみになってしまう。

…きっと、こんな幸せな時間がずっと続くのだと思っていた。

……そう、“あの日”が来るまでは。


「完」
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