また異世界は夢

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精神的成長が一番人を輝かせる、どうも田中雅美です。

「おいで、エル！」

さあ、こっちが勝つぞー！
魔族がまた私に魔器の力を使う。
その瞬間、皆がその力を弾いた。

「なっ…」

高く高く飛ぶ。
垂直投げ下ろし舐めてんとちゃうぞ！

「ちゃんとしっかりと防御しとけ、クソ魔族！」

剣で叩き斬った。
いいね、翼使ったら、落下ダメージ無効化してくれるんか。

「こんの…」

やっぱり殺しきれんか。
ま、これは騎士団長の手柄なんで良いんですけどね。

「その首、頂戴します。」

綺麗にスパンっていったねえ。

「…ふう…あ、大丈夫ですか！？」
「ま、まあ大丈夫…」
「急に倒れたと思ったら、悪夢に魘されてるみたいになって…」

へえーそんな感じやったんか。

「まあ、でも君が守ってくれたじゃん。安心安心。」

この世界が魔族を殺せないのは、魔族との戦い方を知らないのかもしれん。
魔族がしゃしゃり出ることなんて、滅多に無かっただろうし。
ま、騎士団長はほっといてもこれで大丈夫だろ。

「これで、講座は終わり。」
「ご指導ありがとうございました。」

あ、そうそう。
なぜここに来たかというと…勇者探しです。